特集

lead_megaton2015

TEXT:桜坂秋太郎 PHOTO:野原昭子/桜坂秋太郎

20年間に渡り、Hard RockやHeavy Metal、そしてJapanese Heavy Metalを愛するロックファンを楽しませているイベント『MEGATON CLUB』。80年代をロックに過ごした方なら、登場しているロックミュージシャンの名前だけで、スペシャルなイベントであることが理解できるだろう。セッションスタイルというのも、このイベントの魅力の一つ。普段、一緒にプレイすることが無いロックミュージシャンが、一夜限りの素晴らしい演奏を聴かせてくれるのだから、これはファンにはたまらない。
 
00今回は、20年間で初という2DAYS形式でイベントが開催された。その様子を、大盛りフォトレポートにて、たっぷりとお届けしよう。本誌の取材陣は、DAY1のみの現場入りとなったため、オフィシャル撮影の画像をミックスした形で構成した。すでに恒例行事として、毎回参加しているファンも多いかもしれないが、本誌の取材はこれが初めて。いつか『MEGATON CLUB』を観てみたいと思っている遠方や海外在住のファンに、少しでも熱気が伝われば幸いだ。
 
出演者の詳細は記事本編を見てもらうとして、今回の目玉は、あのPRESENCEがオリジナルメンバーで再結成!という事。若い頃、週のほとんどをライブハウスで過ごしていた私だが、当時のPRESENCEと言えば、ルックス・楽曲・演奏の三拍子そろったスターバンドだった。目黒・鹿鳴館のステージを何度観たかわからない。彼らを今、まだ生で観るチャンスがあり、こうしてメディアの発信者として、世界中に散らばったファンへ伝えられることを本当に幸せに思う。
 
『MEGATON CLUB』はDJ/ナビゲーターが入るイベントだが、田中陽一郎木曽さんちゅうによる、絶妙な選曲とトークにより、イベントがさらに盛り上がった事は言うまでもない。また、二日目のアフターには、ミート&グリートも開催されたようだ。都内近郊で、まだ『MEGATON CLUB』未体験の方は、次のインフォメーションをチェックして、ぜひ一度会場に足を運んでほしい。

▼ジャパメタ・ワールド(2015.4.11)DAY1

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■Yuki(REACTION)・セクション
M1. Joy Ride(REACTION)、M2. Dreamer(LAZY)、M3. Lonesome Knight(REACTION
竹内光雄(Vocals)/藤本泰司(Guitars)/反町”YUKI”哲之(Bass)/山口”PON”昌人(Drums)/盛山こういち(Keyboards)
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1-211-22
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■BLIZARD・セクション
M1. Lady Stardust、M2. Stealer、M3. Blizzard(all BLIZARD
セイジロウ(Vocals)/ゲンタロウ(Guitars)/黒田朋幸(Guitars)/満園庄太郎(Bass)/高橋“ロジャー”和久(Drums)
2-12-2
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■AION・セクション
M1. Caution、M2. In The Course Of Time、M3. Be Afraid(all AION
NOV(Vocals)/小林信一(Guitars)/瀧田イサム(Bass)/西田“RYU”竜一(Drums)
3-13-2
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3-83-93-10
3-113-12
 
3-143-13
3-153-163-17
3-183-193-20
3-213-22
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■MAKE-UP・セクション
M1. Salvation Army、M2. Lady Rosie、M3. Runaway From Yesterday(all MAKE-UP
山田“NoB”信夫(Vocals)/島紀史(Guitars)/甲斐貴之(Bass)/本間大嗣(Drums)、清水賢治(Keyboards)
4-14-2
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4-84-94-10
4-114-12
 
4-134-14
4-154-164-17
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4-214-22
4-234-24
 
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■PRESENCE・セクション
M1. Lucy、M2. You Want My Love、M3. Rock Drive、M4. Rock’n Roll(all PRESENCE
西川“SHIGERU”茂(Vocals)/白田“RUDEE”一秀(Guitars)/恩田“RADY”快人(Bass)/岡本“HIBARI”浩明(Drums)
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5-115-12
 
5-135-14
5-155-165-17
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L.Aメタル・ワールド(2015.4.12)DAY2

 

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■コータ・セクション・セクション
M1. Welcome To The Jungle、M2. Nightrain、M3. Paradise City(all GUNS N’ ROSES
コータ(Vocals)/森正樹(Guitars)/黒田朋幸(Guitars)/(Bass)/山口“PON”昌人(Drums)/清水賢治(Keyboards)
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■NOV・セクション
M1. We’re Not Gonna Take It(TWISTED SISTER)、M2. I Wanna Be Somebody(W.A.S.P.)、M3. Cum On Feel The Noize(QUIET RIOT
NOV(Vocals)/藤本泰司(Guitars)/満園庄太郎(Bass)/岡本唯史(Drums)/清水賢治(Keyboards)
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■Nob・セクション
M1. In My Dreams(DOKKEN)、M2. Alone Again(DOKKEN)、M3. Round And Round(RATT
山田“NoB”信夫(Vocals)/小林信一(Guitars)/甲斐貴之(Bass)/高橋“ロジャー”和久(Drums)/清水賢治(Keyboards)
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■セイジロウ・セクション
M1. Red Hot(MÖTLEY CRÜE)、M2. Back For More(RATT)、M3. Lay It Down/(RATT
セイジロウ(Vocals)/山崎淳(Guitars)/白田一秀(Guitars)/恩田快人(Bass)/西田“RYU”竜一(Drums)/盛山こういち(Keyboards)
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■竹内光雄・セクション
M1. No Mercy(L.A. GUNS)、M2. Shake Me(CINDERELLA)、M3. LLive Wire(MÖTLEY CRÜE
竹内光雄(Vocals)/山崎淳(Guitars)/足立“YOU”祐二(Guitars)/瀧田イサム(Bass)/本間大嗣(Drums)/盛山こういち(Keyboards)
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b6-5b6-8b6-7
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いかがだったろうか。『MEGATON CLUB』は、まさに日本のHard Rock/Heavy Metalのロックミュージシャン祭典と言えるイベントだろう。『MEGATON CLUB』でしか味わえないセッションの空気が、伝わっただろうか。画像からほとばしるオーラが、きっと伝わったと思う。日本トップクラスのロックミュージシャンの演奏は、例えセッションだとしても、そのレベルが違う。
 
ロックファンは、ロックと生きていくしかないのだ。時間はけして逆戻りしないが、今でも足を運べば、最上級のロックを味わえる事は素晴らしいと思う。歳を重ねる事は悪い事ではない。多感な青春時代に受けたインパクトとは違って、音楽を楽しむ事を知っている世代からこそ、『MEGATON CLUB』を楽しく観る事ができるのかもしれない。これからも25年、30年と継続してほしいイベントだ。