特集

BEEAST太鼓判シリーズ 第3弾アーティスト『環七SPEED CATS』

TEXT:桜坂秋太郎 PHOTO:万年平男

本誌BEEASTが自信を持ってプッシュする太鼓判アーティストの特集!第3弾は環七スピードキャッツをお届けします!メンバーは、リリー・スノコフ(Vocal)・トモコ“マリー”ジェット(Guitar)・B[べー](Bass)・コンバット ナツコ(Drums) の4人。バンド名の通り、環七界隈を中心に活動をしている彼女達ですが、2004年結成ということで7年のキャリアを誇ります。

環七スピードキャッツは、キャッチコピーが≪21世紀の和製ランナウェイズ!夜のTOKYO HIGHWAYを爆音で疾走(ハシ)るネオンエンジェル!≫ということもあり、ルックスとサウンドが見事にマッチしているバンドです。ガレージパンクやグラムロックからの影響を見事に消化していて、一言でいえば、“ロックンロール”なのですが、キャッチコピーの通り“和製The Runaways”というコピーがピッタリの表現。

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悩殺のロックン・ロール・グループ、環七スピードキャッツ登場!

夜のTOKYO HIGHWAYを爆音で疾走し続けるネオンエンジェルス
環七スピードキャッツ待望のデビューアルバム!

M01. OKボーイズ (ROX)
M02. TAKE ME TO THE GAME
M03. DAUGHTER OF A BITCH
M04. 囚人X号
M05. CHERRY BOMB

環七スピードキャッツ
『A CAT HAS SEVEN LIVES』

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『A CAT HAS SEVEN LIVES』レコ発ライヴ

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彼女達は、結成7年目にして待望の音源をリリース。そのレコ発ライヴにお邪魔しました。2010年10月24日、あいにくの空模様の中、東高円寺UFO CLUBへ。初めての会場でしたが、着いて驚き、環七通りに面しています。レコ発という記念ライヴ、やはり環七でやる意味があるのでしょう。車を停め会場へ向かう頃には小雨になっていましたが、悪天候は動員に影響があるので、少々気になりながら中へ入りました。入ってまた驚きです。通路の階段まで人があふれていて、完全なソールドアウト状態!

BEEASTも数々の取材をしてきましたが、ライヴハウスで階段まで埋まるというのは初めてのケースです。環七スピードキャッツの熱烈なファンが集合したのでしょうか。レコ発だけあって、ゲストの登場もあり。まずはGuitarWolfとゆかりのあるAKIRA ACCELTHUNDERROADS ex.ACCEL4)が、リリー・スノコフとデュエットで熱唱!そして大阪から駆けつけたというANGEL SAVAGEANGEL&THE SAVAGE GIRLS ex.PORTUGAL JAPAN)がギターとコーラスワーク。ゲスト達が華を添えながら、ステージはスピード感を増して、会場はオーバーヒート。熱気が凄い状態に。

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メンバーへショートインタビュー!
Q1:新譜『A CAT HAS SEVEN LIVES』をアピールしてください!
Q2:この記事で環七スピードキャッツを知った人への熱いメッセージを!
Q3:ロック(バンド)以外は、どんなことに興味ありますか?

リリー・スノコフ (Vocal ):
(Q1)晩酌のお供にして下さい。
(Q2)ライブに来てね~!
(Q3)とにかく着飾ることね。

トモコ“マリー”ジェット(Guitar):
(Q1)女のケジメです。音源・ジャケット・インナーなど全てにおいて、かなりこだわって製作。迷わず聴けよ、聴けばわかるさ!
(Q2)熱狂のステージと女の絡み。
(Q3)プロレス観戦(主にデスマッチ)と二丁目遊び、古い喫茶店を探偵すること。

B[べー](Bass):
(Q1)21世紀初頭、都会の夜の片隅で、女4人がお猪口やジョッキを楽器やマイクに持ち替えて「環七スピードキャッツ」を結成。何の野望も展望も持たないまま、乞われるままに夜な夜なステージに上がり続ける4人だったが、隠しきれない輝きが人々の目に留まってしまい、ライブだけでは飽き足らない聴衆は、口々に「音源はないのか?」と色めき立つ。「音源?何それ食えんの?」と、煙に巻いてきたが、とうとう2010年11月3日に、7年にも及ぶ焦らしプレイに終止符を打ち、全世界待望の1stアルバム『A CAT HAS SEVEN LIVES』をリリース。待たせてゴメンね!思う存分、ヘヴィロテするがいい!
(Q2)ど~も~、環七スピードキャッツのベースのべーです。べーのBは、ビューティフル、ブラボー、美人、B型、傍若無人、暴言、罵倒、場末、罵詈雑言・・・のBです。ライブへ遊びに来てください。そんで、お酒をごちそうしてください。
(Q3)飲酒。魚釣り。肉球。

コンバット ナツコ(Drums):
(Q1)カバーしちゃいなよ!「OKボーイズ」の(歌詞)“男なら”のとこを名前に変えると楽しいよ! 「ヨシオーなら」
(Q2)ライブにきちゃいなよ!身長2メートルの女ベースが観られるよ!
(Q3)落語と力士。Rock、Rakugo、Rikishi、でトリプル“R”!

 
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MCと用心棒?を兼ねた5人目のメンバーと紹介された遠藤まめ。二丁目プロレス所属プロレスラーということで、迫力が半端じゃありません。用心棒がいるというのも、環七スピードキャッツらしいとうなずけます。ロックンロールバンドは、単なるストレートな表現者となりがちですが、彼女達のセンスは、数々の演出をステージに取り込むあたりから伝わってきます。リリー・スノコフのボンテージコスチュームでキメるステージアクションは、バンドの看板を背負う歌い手としてのインパクトも大。

環七スピードキャッツのファンは、セクシーな彼女達を目当てにした男性が多数だと考えていたのですが、ソールドアウト状態の会場の男女比率は6:4くらい。女性の姿が多いことに、またしても驚きました。レコ発ライヴ、驚きの連続で取材をしていても時間の流れが早い!私の前に陣取った女性ファンは、最初から最後のナンバーまで踊りまくりで、汗に濡れたロングヘアーが宙に舞っていました。集まったオーディエンスは、環七スピードキャッツのロックンロールにヤラレてしまった純粋なロックンロールジャンキーなのだと実感。

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「TAKE ME TO THE GAME」PV

レコ発ライヴの後、環七スピードキャッツのPVが届きましたので、記事に貼っておきます。彼女達の魅力が伝わるはず。物足りない方はCDをゲットして、ライヴ会場へ!環七界隈のライヴハウスを中心に、定期的にライヴをやっているので、公式サイトの情報などをチェックしてください。また、レコ発の後はツアーに出ているので、全国へ行くこともあるはず。近場のライヴハウスへ来ることがあれば、ぜひ一度足を運んでください。もしくは「○○へ来て!」とリクエストしても良いかもしれません。

取材が終わり、環七通りを『A CAT HAS SEVEN LIVES』を大音量で聴きながら帰りました。さすが夜のネオンエンジェル!夜の環七で聴くと最高にマッチします。誌面からどこまで魅力を伝えられるかわかりませんが、“和製The Runaways”というイメージで、ピン!とくる方には、お薦めのバンドです。彼女達はイベントにも気軽に出演してくれるようなので、バンドを探しているイベンターの方も、ぜひチェックしてください!

◆環七スピードキャッツ 公式サイト
http://angel.ap.teacup.com/kannana/

◆インフォメーション
2011年02月14日(月)【幡ヶ谷】HEAVY SICK

1st Mini Album 『A CAT HAS SEVEN LIVES』
価格 1,575yen( tax in )
品番 TSRCD-001
発売 777 RECORDS

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