【ピックアップ！】『～快進のICHIGEKI 10th Anniversary～【殿生誕前夜祭SP】』ミニレポート

2014年01月04日

～快進のICHIGEKI 10th Anniversary～
【殿生誕前夜祭SP 第一部ワンマンライブ】
ミニレポート
2013/12/28 ＠渋谷BURROW

TEXT＆PHOTO：桂伸也

2013年12月28日、東京・渋谷BURROWにて、江戸前ハードロックバンド快進のICHIGEKIの、2013年を締めくくるワンマンライブ＆ファンイベントが行われた。今回はその模様をミニレポートにてお届けしよう。この日は、ボーカリストのコータの誕生日前夜という趣旨も含め、スペシャルなステージが展開された。

この日のステージは第一部、第二部と二部構成のステージで行われた。第一部は2013年を締めくくるライブステージ。先程いよいよリリースされたニューミニアルバム『Ｘ』のオープニングナンバー「ナムアーメンダブツ」よりステージはスタートした。彼らのルーツであるHeavy Metal/Thrash Metalのカラーが色濃く反映された『Ｘ』は、ある面彼らの原点回帰的な方向も見える。これまでの楽曲にそんな新たな楽曲を織り交ぜて展開されたこの日のステージ。よりハードなサウンドへ、そしてシリアスに響くハーモニーの中に漂うコータの詞は、言葉からくる以上のイメージを会場に振りまいた。

この日はコータの誕生日前夜ということもあり、ステージ中盤にはケーキのローソク消し、花束贈呈などとともに快進のICHIGEKIのステージでは初となったコータのソロパートも展開、和やかな雰囲気をひと時、会場に吹き込ませた。しかし快進のICHIGEKIのステージはあくまで「討ち入り」。ニューミニアルバム『Ｘ』という新たな血を注いだ彼らのステージがこの日展開、強烈なHeavy Metalアレンジを加えた「もののけ姫」のインパクトも手伝ってか、フロアの観衆は時に猛烈なヘドバン、モッシュと荒々しい宴を楽しんでいた。

ラストナンバーは「SHURABA音頭」。煩悩を振り払う激しい舞いが会場全体でとりおこなわれ、盛大の内にステージの幕は閉じられた。このステージで見せられた盛り上がりは、2014年の彼らの動向の予感なのだろうか？真偽のほどは定かではないが、その異常なまでの盛り上がり方には、彼らが次年も要注意であることを見せつけられたようだった。

第二部は、ファンに対する感謝イベント。リラックス―ムードの中、トークショーにBingo、そしてミニアコースティックライブと、バンドとファンの距離をグッと縮め、さらに絆を深くする貴重な時間となった。

2013年は快進のICHIGEKIにとってはまさに「快進撃」だった。アルバム『其の四』の全国流通や東名阪ワンマンツアー、そしてエマージェンザジャパン2013にて準優勝と、話題に事欠かなかった彼ら。2014年はさらなる躍進を遂げることも間違いないだろう。新たな年の挑戦第一弾は、THE冠、打首獄門同好会、ザ☆メンテナンスという強烈なライバルに立ち向かうイベント『THE冠presents 重ロック殺シアム2014 ～新春鋼鉄暴君の宴～引き続き彼らの動向には注目を続けてみてほしい。

セットリスト
M01. ナムアーメンダブツ
M02. 的なbaby
M03. 大人子守歌
M04. 人でなしブルース
M05. 平和、愛、手を繋ごう
M06. MASAKAレボリューション
M07. もののけ姫
M08. キラキララ
M09. 江戸っ恋honey B
M10. ウィークリー夢マンション
M11. とおりゃんせ
M12. チクタクコール
M13. 音座芸夢
M14. SHURABA音頭

快進のICHIGEKI『Ｘ』
発売日:2013年12月14日（名古屋ワンマンライブ会場にて先行発売）
レーベル:Megacles Records
MCIC-0006/1,500円（税込）
M01. ナムアーメンダブツ
M02. とおりゃんせ
M03. 人でなしブルース
M04. 平和、愛、手を繋ごう
M05. チクタクコール

ライブ情報

THE冠presents 重ロック殺シアム2014　～新春鋼鉄暴君の宴～
2014年01月10日（金）【東京】下北沢GARDEN
～快進のICHIGEKI 10th Anniversary～【大江戸復刻祭 2004-2009】
2014年01月18日（土）【大　阪】心斎橋CLAPPER
palooza 5th. Anniversay
2014年01月25日（土）【千葉】柏PALOOZA

オフィシャルサイト
http://k-ichigeki.com/