コラム
21st Century Progressive Man
永川敏郎(エガワトシオ)
1980年、プログレッシブロックバンド「ノヴェラ」でデビュー以来、日本を代表するロックキーボードプレイヤーとして活躍。1986年にハードロックバンド「アースシェイカー」に参加。90年代より、自身がリーダーであるプログレッシブロックバンド「ジェラルド」の活動のかたわら、様々なセッションワークをこなす。2016年は、虹伝説、スラングレイド等、ハードロックシーンでのサポート活動を主として活動。 BEEAST主催「プログレの館」でのトーク&ライブを定期的に開催。

Progressive Man 第5話


こんにちは。永川敏郎です。

ここ数年、よく考えることなんですが、日本には春という季節がなくなりつつありますね。つい最近まで寒い日があるかと思いきや、いきなり汗ばむ気候になったりして。もはや、6月の雨は梅雨という呼び名ではなく、「スコール」とかアフリカみたいに「雨期」だったりして。

「その昔、日本には四季があり…」みたいなのが未来の教科書に書かれたりしたらどうします?

前回のこのページのコラム、プログレについてのお話はいかがでしたでしょう?

ある人からは、「未知との遭遇でした~。」とか言われました。意味不明の連続だったようです。マニアック過ぎでしたね~。それに懲りず、今回もマニア街道まっしぐら~~。ww

『プログレキーボード対談』
4月の初め頃に、オタクの聖地、秋葉原でキーボーディストの難波弘之さんとキーボード対談をしました。まぁ~マニアックなお話をしましたよ。

難波さん率いる「Nuovo Immigrato」というバンドとウチが所属する「Scheherazade」が同じメーカーからDVDをリリースしました。MusicAirというスカパーとかのチャンネルの会社です。その流れで、2人のプログレキーボードプレイヤーでの対談が実現しました。対談は、数日後にそのチャンネルでオンエアーされたようです。

話の内容は、「プログレキーボードプレイヤーについて熱く語る」でした。まず最初二人は、キース・エマーソンについて語りました。

キース・エマーソンと言えば、当時から人気のあるキーボーディストで、超テクニカルな人物です。わたくしが高校生の頃、友達から借りたレコード(当時はレコードが主流でしたよ。)を聞いて、「なんとかっこいい、でもって、上手なキーボーディストなんだ~」という印象です。マネしてみようと思い、コピーとかを試みましたが、まったくダメ。どうあがいてもキース・エマーソンにはなれないと思い知らされました。高校生の永川少年の挫折です。w

左手で複雑なリフを弾きながら、右手でアドリブソロを弾きまくる、なんて一人二役。この人きっと、目あけながら寝ることができる人ですよ。←たとえがピンとこないかもねww

難波さんは、キース・エマーソンを深く研究されたようで、その対談では、あれこれエマーソン風のプレイを紹介なさっていました。スゴイですね。

90年代にキース・エマーソンが来日したとき、楽器メーカー・コルグの主催企画で、
キース・エマーソンを囲んで食事をすることがありました。参加メンバーは、難波さん、わたくし、厚美玲衣小川文明、そしてコルグの社長、ミュージシャン担当の小林さん、あと数名のコルグの方々。

当時の日本のロックキーボードプレイヤー大集合+エマーソン。我々は片言の英語を駆使しキース・エマーソンといろいろお話しましたが、高級ステーキハウスでの集いということもあり、目の前でシェフが焼く分厚いステーキに目は釘づけ、キース・エマーソンの存在ですら肉には勝てません。我々はステーキに夢中になってしまい…。「あっ、キース・エマーソンいたのね~」みたいなww

難波さんなんか、ひどいもんで、満腹とビールで、寝ていました。www

その後、日本人キーボードプレイヤーだけで2次会。楽しい時間でした。キース・エマーソンは偉大ですが、近づき難いということでしょうか~?いえいえ、われわれの語学力ではムリということでした。w

次は、リック・ウエイクマンYESのキーボードの人です。わたくしがプログレにハマったきっかけの人物で、上手い、速い、むつかしい、の三拍子揃った人。まるで牛丼みたい。ww

とりあえず、アルペジオとかソロとか速過ぎでコピーが大変です。そう言えば、リック・ウエイクマンのライブビデオを見たのですが、超高速フレーズを、なんと、両手で弾いていました。そんなアホな~~~ですよ。ww

わたくし、つい最近も彼のフレーズを練習していましたが、いえいえ難しい~。まだまだ修行中ですよ。

その後も、ピンクフロイドリック・ライトジェネシストニー・バンクスエイジアジェフリー・ダウンズとかのお話で大盛り上がりでした。

難波さん→永川永川難波さん、の印象を語るコーナーもありました。

わたくしの難波さんとの出会いは、関西に在住だった頃に難波さん率いるセンス・オブ・ワンダーを大阪のライブハウスに見に行ったことです。日本にもキースが居た、というのが第一印象でした。オルガン、ピアノ、シンセソロを弾きまくり、ギターレスの分厚いサウンド、鳥肌モノでしたね~。

難波さんからみたわたくしは、「ジェラルドとかの複雑な音楽、疲れませんか~?」
というお話、いえいえ、「難波さんの作る音楽も結構複雑ですよ~。」と切り返し。
なかなかのバトルトークでしょ。(そんな言い方はしていませんよw)

難波さんは大先輩ですが、お互い好きなプログレ音楽を追及しているプログレ戦士ですよ。w

この先も、協力し合いながらそれぞれの音楽を創造していきたいものですね。近い将来、またイベントでも開催しましょう、と言いつつ今回のトークイベントは終了しました。

 
それぞれの目の前には、RolandのJUPITER-80と新製品JUPITER-50が設置されていましたが、Rolandの話は一切なし、KORGの話とMOOGの話しかしなかったな~。ww
 
 
ジェラルドHP http://sound.jp/gerard/
永川商店ブログ http://blogs.yahoo.co.jp/gerard_toshio_egawa

それではまた次回~。


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