2024年5月19日、新宿区の江戸川橋近くに位置するパフォーミングギャラリー＆カフェ 絵空箱（https://esorabako.com/index.html）にて、毎年恒例となっている『ANZA BIRTHDAY LIVE』が開催された。この会場は、ライブハウスというよりも小劇場のような趣があり、普段のライブとは一味違った雰囲気が楽しめた。マチネとソワレの2回公演で行われ、ファンにとっては特別な一日となった。
 
ライブでは、ANZAのソロ曲だけでなく、ゲストとのコラボレーションやゲストのソロパフォーマンスも披露された。バンドはTOMO（キーボード）、HIRO（ギター）、MASARU（パーカッション）の3人が音楽を支え、ゲストには岩名美紗子、小田マナブ、YUKIが参加し、ANZAのソロライブより一層の彩りを添えていた。今回のライブは、ANZAの多彩な活動を網羅するセットリストで、彼女が過去に出演した『ミュージカル美少女戦士セーラームーン』（以下、『セラミュ』）の楽曲から自身のソロ曲まで、ファンにとっては思い出深い楽曲が次々と披露されました。照明スタッフも当時セラミュに関わっていた方で、「ラ・ムーン」のイントロが再現された瞬間、暗いステージに白いライトが点滅する演出は、『セラミュ』ファンにとって懐かしさを呼び起こすもので、その時代の雰囲気を見事に再現していた。また、ANZAのソロ曲「見えない地図」も約20年ぶりにフルコーラスで披露され、その歌声と表現力が観客を魅了しました。また、『セラミュ』の悪役の楽曲も披露され、ANZA自身もこの曲を歌うのは長年の夢だったと語り、その熱意が伝わる力強いパフォーマンスであった。また、自分たちの代以外の『セラミュ』の楽曲にも挑戦したいとのことで、今後のライブにも期待が高まる。ANZAは、2024年3月に小田マナブや川上和之との共演で久々の舞台出演予定のアナウンスもあり、ファンにとっては待ち遠しいニュースである。
 
今年のバースデーライブは、ANZAの過去と現在が融合した、『セラミュ』時代の思い出と彼女の圧倒的な歌唱力を堪能できる素晴らしいイベントとなった。予定されている舞台公演も含め、これからのANZAの新たな挑戦にますます期待が高まる。