特集

※記事の公開が遅れた事をお詫びいたします。(編集部)

TEXT:鈴木亮介

東北最大級のロックフェスとして2001年より開催されているARABAKI ROCK FEST.(荒吐ロックフェスティバル)。2019年も4月27日(土)と28日(日)の2日間に宮城県柴田郡川崎町のエコキャンプみちのくにて開催された。本誌BEEASTでは今年も2日間のライブの模様をたくさんの写真とともに振り返りたい。
 
本誌が「アラバキ」の取材に入るのは実に6年ぶり。この6年間で変わったこと、変わらないことにも着目しつつ、私鈴木の独断と偏見でピックアップしたミュージシャンを中心に2日間のレポを以下お届けしたい。
 
「アラバキ」の特長の一つは、魅力的なステージが数多くあること!いずれも東北に由来し命名された6つのステージに加え、みちのくプロレスのための特設ステージや、アラバキラヂオの公開録音ブース。そして何より美しい蔵王連峰と釜房湖を背景にした豊かな水と緑は、他のフェスではなかなか味わえないスケールだ!
 
編集部注:ライブステージはオフィシャルフォトを提供いただいたアーティストのみ掲載しています。雑観は鈴木亮介撮影。
 

★仙台一番町「RETHINK CAFE SENDAI」にてARABAKI写真展示開催中!
ARABAKI ROCK FEST.写真展 in RETHINK CAFE SENDAI
期間:2019/08/26(月)~2019/09/23(月・祝)11:00~21:00
場所:RETHINK CAFE SENDAI(仙台市青葉区一番町3-11ー9 ガレリアブランドーム1F)
 
写真展、アラバキ映像放映(週替わりで2019~2016年の映像を放映)。
店内でアンケートに答えると抽選でアラバキオフィシャルグッズが抽選で当たる!

https://rethinkcafe.jp/sendai/

【1日目】 2019年4月27日(土)

今回の取材準備にあたって驚いたのは、仙台駅から会場を結ぶシャトルバスのチケットが時間指定制での販売になっていたことだ。「7~8時」、「8~9時」と1時間ごとに区切ったセクションごとの販売となっており、開演2週間前の時点で早い時間帯のチケットはほとんど売り切れていた。やむなく初日は10時台のチケットで現地に向かったのだが、10時丁度にバス乗り場に行っても当然すぐ乗れるわけではない。9時半頃から並ぶ客の列の後について、数十分待ったのちにようやく乗車。現地まで約1時間を経て、エコキャンプみちのくに到着した頃には12時近くになっていた。
 
「アラバキ」の根強い人気と進化を目の当たりにしたが、来年以降はもっと余裕をもって準備せねば…と反省から一日が始まっが、それにしても懐かしく心安らぐ自然!「アラバキ」の会場は自然豊かな湖畔の林や草原の中にあるのだが、険しい山道があったり水流に足元が浸食されたりすることはなく、アウトドア初心者にも優しい会場と言えよう。変わらない「アラバキ」の良さだ。
 
初日はあいにくの小雨交じりの天候で、昼間から既に風の冷たさを感じる。が、それもすぐに遠くのステージから聞こえる音楽によって、ホットなワクワクへと変わる。ステージまで歩くうちに、物理的に体も温まる。少し息が切れるかどうかというところで、目当てのステージに到着した。
 
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昼12時過ぎ、「HATAHATA STAGE」に登場したのはLUCKY TAPESだ。高橋海(Vocal)、高橋健介(Guitar)、田口恵人(Bass)のメンバー3人に加え、サポートメンバーには豪華なホーンセクションが。「Lonely Lonely」から演奏スタート。刺さるベースに、流麗なコーラス。時折雲間から見せる青空のように心地よい時間が流れる。
 
「Balance」など、2018年10月リリースのメジャーデビューアルバム『dressing』収録曲を中心としたセトリ。とにかく曲間のつなぎが絶妙。高揚感を極めたアレンジに、都度歓声が上がる。落ち着き払った大人のサウンドに、男性3・女性1の織り込まれた歌声。間層の遊びも含め、上質な演奏に昼から酔いしれてしまった。
 
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ここでステージを紹介しよう。「アラバキ」には7つのステージがある。スクリーン付きの大きなMICHINOKU(陸奥)ステージは「アラバキ」最大規模のステージ。ステージサイドの桜が特徴のHATAHATA(鰰)ステージ。釜房湖に面し、自然との一体感が楽しめるTSUGARU(津軽)ステージ、玄関口に位置しパワフルな演奏で元気をもらえるARAHABAKI(荒吐)ステージ、屋根付きで映像との融合も楽しめるHANAGASA(花笠)ステージ、キャンプサイトに隣接し、解放感溢れるライブが楽しめるBANETSU(磐越)ステージ、観客とステージとの距離が近くライブの醍醐味を気軽に味わえるHASEKURA Revolution×東北ライブハウス大作戦STAGE。
 
HASEKURA STAGEの午後1時半、やや緊張の表情でアコギ1本、ステージに立つのは18歳のシンガーソングライター坂口有望だ。たくさんの観客の姿にホッとしたのか「大阪から来ました。手拍子で人呼んでもらえます?」と笑顔になると、疾走感のある「musician」、10代の苦悩を力強く歌い上げる「空っぽの空が僕はきらいだ」、「君がいなくなったってご飯はおいしいちゃんと味もする」とまっすぐ歌うメジャーデビュー曲「好-じょし-」などを演奏。スローな楽曲も、世界観を残しながらも声量は変わらず、遠くまで観客を引き寄せる。堂々のステージに無数の拍手が送られた。

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午後3時過ぎ、ARAHABAKI STAGEに現れたのは今年で30周年の人間椅子だ。青森・津軽出身の和嶋慎治(Guitar & Vocal)、鈴木研一(Bass & Vocal)、心は陸奥出身のナカジマノブ(Drums)の3人は「アラバキ」に外せないミュージシャンだ。鈴木研一がメインボーカルをとる「死神の饗宴」からスタート。重厚なサウンドに拳が挙がる。2019年6月リリース『新青年』収録の新曲「無情のスキャット」は「インストだと思われないように…」と和嶋慎治自ら前置きするほどの長編物語。しかし「アラバキ」に集まる耳肥えた観客は一人も離脱しない…どころか恐ろしいまでの格好良さにどんどんのめりこみ、体を揺らし続ける!
 
30周年一発目のライブということもあってか、ナカジマノブがいつも以上に力強く銅鑼を叩き、後半は「アラバキ」の地にふさわしい「なまはげ」、「りんごの泪」を続ける。と、途中スペシャルゲストが来ているとアナウンスされ、ステージに現れたのは志磨遼平ドレスコーズ)だ。和嶋慎治とはかつてのバイト仲間という縁(参照:和嶋慎治コラム「第七回 マリーズ」)。ともに「りんご、りんご、りんご」…歌い上げると、最後は「針の山」を4人競演!妖艶でミステリアスな志磨遼平のボーカルが人間椅子30周年に大きな花を添えた。
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同じくARAHABAKI STAGE、夕方4時20分に登場したのはガールズバンド日本代表・SCANDALだ。カラフルな衣装に、自然体のパフォーマンス。気張らずにさらっと凄まじい演奏。序盤に「マスターピース」の太いベース音で準備体操的に頭を縦に振らせ、知名度の高い「瞬間センチメンタル」で手拍子させ体温をグッと上げると「手の挙がり方が少なくない?」とHARUNA(Vocal & Guitar)が煽る。
 
「『アラバキ』と言えばゴリゴリの激しいイメージ。盛り盛りで攻め攻めな、ノンストップで行くけど準備はできてますか?」と宣言し、「Image」、「LOVE SURVIVE」など新旧織り交ぜた激しナンバーを連発。MAMI(Guitar & Vocal)とTOMOMI(Bass & Vocal)も自由に動き回り、熱量を高める。さらに「テイクミ
曲のーアウト」で観客を踊らすと最後は「プラットホームシンドローム」で最高潮のまま駆け抜ける。直近にリリースされた曲で頭と終わりを固め、「今の彼女たち」を強く印象付けるステージとなった。
 
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すっかり暗くなった午後7時40分、TSUGARUステージに最後に登場するのは曽我部恵一BANDだ。曽我部恵一(Guitar & Vocal)、大塚謙一郎(Bass)、オータコージ(Drums)の3ピース体制。ファンにはなじみのイントロギターが爪弾かれ、「キラキラ!」から演奏スタート。パーッと明るく照らす四つ打ちに、快活なギターの融合。続く「天使」ではベースが心地よくうねる。サビでたっぷりと歌い上げる曽我部恵一。すぐさまオータコージが4カウントし、「抱きしめられたい」へ。ソカバンの、何の遠回りも誤魔化しもない、ストレートなロックは、この曲に鋭いまでの力強さを持たす。痺れるというのが比喩でなく、本当にどうにかなってしまいそうだ。
 
大歓声が上がり、ギターがハウり、そのハウりがだんだんと大きくなっていき、ピークに達するか達しないかの絶妙なところでオータコージの4カウント絶叫!最高の繋ぎでしかない!4曲目「恋人たちのロック」は3人の音のグルーヴと、ハモりとも叫びともつかない野太い魂のコーラスがトリプルミックス。
 
ギターのチューニングを挟み、口を開いた曽我部恵一。「夕べの夢、まだ覚えてる」…MCなのか、詩の朗読なのか、あぁそうだこれは「満員電車は走る」だ。緩急織り交ぜた演奏と歌。「あなたの心が壊れてしまいそうなとき 音楽は流れているかい?」語るように歌うと、終盤にかけて一気にBPMを挙げて3人の音を走らせる。
 
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「夕方にはここを出て 白い月と幾つもの夜を越えていこう ロックフェスに来るような黒い、暗いやつへ」…そんなつぶやきから入る6曲目は「シモーヌ」。切なく甘酸っぱい恋の旋律。その余韻に浸っていると、「夕方にはここを出て アラバキロックフェスに行こう…魔法のバスに乗って」歪むギターが年季の入ったマイクロバスを想起させる。そこに、優しくも力強く刻まれるビート。3ピースアレンジされた「魔法のバスに乗って」は大きく包み込むように運行された。
 
そのままの伸びやかな演奏と歌で、最後は「STARS」。「魔法のバスに乗ってどこか遠くまで」「大切なものを探しに行く」旅は、階段を上る高速ギターリフで終幕!が、やまぬアンコールの拍手にこたえてソカバン再登場。が、曽我部恵一はギターを背負った瞬間に歌い始め、オータコージ大塚謙一郎もすかさず並走、観客にワーキャー言わせる隙もなく「青春狂走曲」を披露。無骨とも言うべき、音楽以外の言葉を一切挟まない約40分のステージは彼らの音楽とそのファンへの信頼の証。近年は活動がレアになりつつある曽我部恵一BAND、平成最後に大きな爪痕をここ「アラバキ」に残していった。
 
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このほか、初日はTENDOUJI、Drop’s、cinema staff、竹原ピストル、SiM、フラワーカンパニーズ、ACIDMAN、リーガルリリー、サンボマスター、10-FEET、ZAZEN BOYS、片平里菜、ドレスコーズ、The Birthday、大森靖子、水曜日のカンパネラ、真心ブラザーズ、eastern youth、9mm Parabellum Bulletらが出演した。

【2日目】 2019年4月28日(日)

ARABAKI ROCK FEST.19の2日目、仙台の雨は上がった。時折雲は覗くが概ね晴れた空。程よい涼しさで「フェス日和」と言って差し支えはないだろう。
 
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HATAHATA STAGEの午後1時半、「アラバキ」初出演となるTENDREとサポートメンバーが登場した。ベース、鍵盤、管楽器までを巧みに操る秀逸なメロディメーカー河原太朗(Vocal & Keyboard)のソロプロジェクトだ。「はい、こんにちは~」と穏やかなローボイスで挨拶すると、デビュー曲「DRAMA」から演奏スタート。澄み渡る音と声、時折挿入されるサックスがアクセントになる。心地よい酔い。「よろしくお願いします。新曲やってもいですか?」河原太朗の飄々としたキャラクターは、緊張しているようにも落ち着き放っているようにも見える。
 
「天気、気持ちいいーー!」皆の声を代弁するかのように気持ちを漏らすと、「DOCUMENT」、「hanashi」などを続けて披露。疾走感と浮遊感の共存する不思議さ。観客のクラップも、音との融合でおしゃれなものになる。「また来ます!」そよ風のような余韻と次への期待を置き土産に、TENDREはステージを後にした。
 
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午後2時20分、BAN-ETSUステージに登場したのはウルフルズだ。トータス松本(Vocal & Guitar)、ジョンB(Bass)、サンコンJr.(Drums)が最初に演奏したのはキャンディーズ「春一番」のカバー。「もうすぐ春ですね~」ゆったりと伸びやかに歌い上げると、続いて演奏したのは新曲「リズムをとめるな」。ウルフルケイスケ(Guitar)のバンド活動休止により3ピースでの活動を余儀なくされたウルフルズだが、「リズムをとめるな」は鍵盤の装飾こそあるもののギターの音を重ねることなく、3ピースでできる音楽で真っ向勝負しようという彼らの潔さがある。
 
この日のステージも「3人の音で真っ向勝負」というスタンスが貫かれており、着流し姿に髪を後ろに束ねたトータス松本はセンターではなく下手に位置。ステージを縦横に動き回ることはなく、あくまでギターボーカルとしての演奏と歌を中心に届ける。「バンザイ」、「サムライソウル」と全員大合唱のアンセムを2曲続けると、MCでは「歌わずにぼーっとしていたいくらい」と自然体な語りで幅広い年代の観客の心をつかむ。そういえば最も広大でゆったりとしたスペースのBAN-ETSUステージだからか、親子連れの観客がとても多い。
 
後半は「とにかく笑えれば」でうっとりさせ、「バカサバイバー」でほっこりさせると、最後は「ええねん」でここに集まった全員の人生を全肯定。たくさんの人々に勇気と希望を与える温かいステージとなった。
 

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HASEKURA Revolution×東北ライブハウス大作戦STAGE周辺には今年も震災復興に関連した展示・販売のブースが何件か設置された。中には北海道の震災復興のブースも設けられ、手製のミサンガが販売されていた。仮設住宅で時間を余している被災者や、(避難所生活などにより)近隣住民との交友が少なくなってしまった人たちに呼びかけて、皆でミサンガを作って販売することにより、被災者への金銭的支援やコミュニティ形成の支援になるのだという。
 
このほか、津波の被害を受けた石巻の漁村で、漁に使う網を使ったアクセサリーを販売するブースも設けられた。東日本大震災の発生から8年が経ち、報道の機会が減ることで人々の関心の薄まりが懸念される。義援金を募る活動は困難になりつつあるのではないか、と率直に伺ってみたが、「何年も続けていくことでアーティストの支援の輪は広がっていると感じる」とのことだった。発信力を持ったミュージシャンがステージ内外で伝え続けてくれることで、支援の輪は途切れるどころかむしろ拡大し続けているのだ。これも音楽の持つ役割だろう。
 
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午後4時半、ARAHABAKIステージ。森重樹一率いるZIGGYはサウンドチェックの段階から既にぶっ飛ばしていた!CHARGEEEEEE…(Drums)が陽気に叩き、カトウタロウ(Guitar)がクールに轟かせる中、森重樹一(Vocal)はオーディエンスと対話しながら、歌う。楽しませつつ、楽しむ。
 
そしてアラバキお馴染みのSE、三味線の「ジャカジャン!」が鳴り渡ると大きな大きな歓声!「I’M GETTIN’ BLUE」から演奏は始まり、高まる期待値をさらに超えてくるハードでエモーショナルなステージが披露される。
 
「RAIN RAIN RAIN」…雨粒跳ねるがごとくダンサブルなナンバー「ヒカリノアメ(future disco ver.)」から、「20代のときに作った曲を…」と前置きして熱唱する「GLORIA」まで、新旧織り交ぜたセットリスト。佐藤達哉(Keyboard)は身を乗り出し、鍵盤という名の神輿に飛び乗るかのようにしてパワフルに弾く!
 
快調にロックンロールをぶっ飛ばしていくZIGGY、終盤には「急遽もう一曲(追加)!」という嬉しいサプライズもあり、最後は「EASTSIDE WESTSIDE」でフロアとステージが一つになった。
 
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MICHINOKUステージの午後6時、大きなスクリーンのあるステージに立つのはSHISHAMOだ。結成9年、デビュー6年、10代から20代の中で最も支持を集めるガールズバンドの1組だが、アラバキはもはや常連。 宮崎朝子(Vocal & Guitar)が「この世で一番好きなフェス」「日本一素敵なフェス」と公言するほど、神奈川・川崎市出身の彼女たちにとってここ宮城・川崎町は第2の故郷のようになっているのかもしれない。
 
ライブは「恋する」からスタート。好きな人への思いを歌った王道ロックだ。続く「タオル」は曲名そのままにタオルをぐるぐる回す歌。大型モニターには可愛らしいアニメキャラが登場し、タオルを一緒に振り回す。
 
だんだんと日が傾き、気温が下がっていく会場。しかしオーディエンスの熱量は反比例して高まっていく。3曲目はタイトルも未定だという新曲。「私とそのレスポール、どっちが大事なの?」という歌詞、SHISHAMOの十八番とも言うべき「片思いこじらせ女子」のリアルな世界観が歌われ、初めて聴いたであろうファンから大きな拍手を獲得する。さらにアコギの描く切なさが印象的なスロー曲「夏の恋人」をしっとりと聴かせると「寒さに負けてないですか?」と再びガソリン注入!緩急アクセントをつけながらオーディエンスの心をつかんで離さない。
 
「心の中で思ってるだけじゃ きっと、君に伝わらないね」と背中を後押しする「ねぇ、」に続き、パワフルなギターイントロから「僕に彼女ができたんだ」でオーディエンスの手を挙げさせる!「いいふらしたい/冷やかされたい!」「今すぐ誰かに自慢したいよ」そんな歌詞の通りの笑顔…いやにやけ顔?が集合したところで、間髪入れずに快活なギターとストリングスで高揚感あふれる「明日も」、そして最後は快速なガレージロック「OH!」で走り抜けた。
 
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このほか、2日目は堂島孝平、赤い公園、PUSHUM、崎山蒼志、ヤバイTシャツ屋さん、Base Ball Bear、ドミコ、04 Limited Sazabys、TOMOVSKY、King Gnu、THE BACK HORN、indigo la End、打首獄門同好会、SIRUP、BARBEE BOYS、あいみょん、BIG MAMA、Chara、東京スカパラダイスオーケストラ、KAN、フレデリック、ソウル・フラワー・ユニオン、ポルカドットスティングレイ、石野卓球、the telephones、the pillowsらが出演した。
 
震災から8年目の春を迎えたアラバキも穏やかに幕を閉じた。年々アラバキのファンが増え、盛り上がりを増している印象だが、来年はいったいどんなアーティストに出会え、どんなステージが楽しめるのか。次の春が今から待ち遠しい。
 

◆ARABAKI ROCK FEST. 公式サイト
http://arabaki.com/

 

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【特集】ARABAKI ROCK FEST.12 (2日目)
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【特集】ARABAKI ROCK FEST.12 (1日目)
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【連載】ACTION 05 脱・無関心(東北ライブハウス大作戦)
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