FEATURE丨2017.01.26
大盛りレポ!ロック増量Vol.54-2 SPARKS GO GO

SPARKS GO GOのたちばな哲也(Drums)と八熊慎一(Bass & Vocal)の50歳を祝うバースデーライブが2016年11月18日、28日に開催された。本誌ではこの2本のライブを大盛りレポ!特集として写真とテキストたっぷりでお届けする。
記事前編の『たちばな哲也 50歳記念 “Half Of Century”~STRANGE CIRCUS 3~』のレポートに引き続き、記事後編では2016年11月28日(月)に東京・新代田 FEVERにて開催された『やくましんいち 50歳記念 “Half Of Century”~Hitori Live 2016(ゲスト多数あり)~』の模様を掲載する。
八熊慎一が一人弾き語りスタイルでステージに立ち、そこに秋葉正志、ABEDON、奥田民生、木内健、斎藤有太、桜井秀俊、菅原龍平といったゲストプレイヤーが一人ずつ入れ代わり立ち代わり登場する形でステージは展開した。いわば、”ヤックの書斎に旧友が酒と楽器を片手にふらり立ち寄る”というスタイルだ。バースデーパーティらしい粋な空間を、ステージもフロアも一体となって酔いしれる…そんなライブが終始展開された。
◆SPARKS GO GO メンバー:
八熊慎一(Bass & Vocal)、橘あつや(Guitar)、たちばな哲也(Drums)
「50代だぜ!…40代は気にしなかったけど。いや、”40代が終わる”って感じで、来たよ」としみじみ語る八熊慎一。ここからは橘兄弟以外のゲストを若い順に呼ぶということで、まず登場したのは秋葉正志(ザ・ビートモーターズ)だ。鼻の下に付け髭をして現れた秋葉正志の姿に、客席がどよめく。付け髭を八熊慎一にも渡すと、アリスの名曲「冬の稲妻」を2人で披露。2人の綺麗なハーモニーに、八熊慎一の机上のカップから立ち込める湯気がムードを高める。続く「恋をしましょう」では、それまで座ってギターを弾いていた秋葉正志はスタンディングで、ブルースハープも織り交ぜて演奏。終盤「Happy birthday to you」をハープで演奏するというサプライズも。”ヤックを慕う、最年少の後輩”と”気のいいアニキ”による、終始和やかなステージが繰り広げられた。
客席を何度も何度も爆笑させつつも、冒頭八熊慎一が手にしたスキットルは実は木内健からのプレゼントだったことを明かすなど、先輩思いの一面も。「こうしておじさんに助けられて生きてます」とはにかみつつ、後半は一転、シリアスなギターサウンドで「昼に逢いましょう」をしっとりと演奏。軽快なMCとのギャップに、客席の女性陣はギュッと心をつかまれたようだ。
登場するなり、ステージ頭上の装飾を見て「小学校6年生のパーティーみたい」と話した菅原龍平。爽快なギターサウンドに、「かまくらのなまくらー」、「シャドー」とゆったりとしたテンポの楽曲を続けて演奏。特に夕陽が沈むかの如く情感あふれる「シャドー」では、菅原龍平のハスキーさを帯びたボーカルが加わり、グッとくる。
演奏はいつの間にか始まっていた。「DRY FRUITS」。企画イベント『JUNK! JUNK! JUNK!』でABEDONとSPARKS GO GOで何度も披露しているこの曲。若いころの瑞々しさを失ってしまった”乾き”、それでももう一度自身の”果実=価値”を取り戻そうと水を欲しがる”渇き”、この2つのドライが表現された、八熊慎一にしか表現できない至宝の一曲だ。こじつけのようだが、50歳という節目に立つ職人の心を表現しているようにも感じる。ABEDONのキーボードはそんなドライをその音一つで絵画的に、視覚的に表現する。続いてABEDONがメインボーカルをとり、爽やかな「夏の大将」を演奏。こちらはじめじめとしていない、サラッと心地よいドライが体感できる曲だ。この2人にしかできない世界、もっともっと堪能したかった。
ユニコーンのメンバーは5人とも50歳を記念した生誕祭を開催しているが、その全てに出演している八熊慎一、「おれがどれだけユニコーンを祝ったことか」と、けだるそうな(ふりをする)奥田民生を制して、演奏スタート。まずはTHE BAND HAS NO NAMEの名曲、カッティングが心地よい「Mistake」。音色がシンプルだからこそ、改めてこの曲の持つフレーズの秀逸さが際立つ。サビのコーラスの「チュッチュッチュッ…」は一人でやるものじゃない、と愚痴る奥田民生。いつも以上に軽快なトークに、客席の笑いは絶えない。
弾き語りという性質上ゆったりとしたムードが続いたが、その空気を変えようと、奥田民生が客席を煽り、最後は疾走感がたまらない名曲「Something Wild」!大きな歓声に挙手にと、客席を弾かせ弾ませて、本編終了。
ダブルアンコールでは八熊慎一がひとりステージに上がり、「そんなに変わっていかない、ぼちぼちやっていきます」と次のステージへの思いを語り、「TODAY」を弾き語りった。
M01. 哀しきSummer
M02. Save me
M03. Blue Boy
M04. 冬の稲妻 w/秋葉正志
M05. 恋をしましょう w/秋葉正志
M06. なんとなくなんとなく w/木内健
M07. 昼に逢いましょう w/木内健
M08. かまくらのなまくらー w/菅原龍平
M09. シャドー w/菅原龍平
M10. サンライズBABY w/桜井秀俊
M11. 世界の果てまで w/桜井秀俊
M12. 生きる w/斎藤有太
M13. ランタナ w/斎藤有太
M14. DRY FRUITS w/ABEDON
M15. 夏の大将 w/ABEDON
M16. Mistake w/奥田民生
M17. Something Wild w/奥田民生
-encore ~SPARKS GO GO(Acoustic Set)~-
E01. Easy Ride
E02. 熱風
E03. 50cc Rider
E04. Sookie Sookie
E05. SAD JUNGLE
-double encore-
E06. TODAY
http://sparksgogo.jp/
◆インフォメーション
NEW ALBUM『SWERVE DRIVER』
・2015年09月02日(水)発売 SLRL-10027/¥2,963+税
LIVE ALBUM『Quarter Of Century Bootleg』
・2015年07月29日(水)発売 SLRL-10025-26/¥2,963+税
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