全国の大学の軽音系サークルを紹介する連載「キャンパスロック図鑑」。今回は番外編として、この春大学や専門学校、高校に入学して、新たにバンド生活を始めようと思っているフレッシュマンたちにオススメの(もちろん既にバンド生活にドップリ浸っている学生の皆さんにもオススメ!)リハーサルスタジオを紹介します。
紹介するのは、東京・高田馬場駅から徒歩2分の「バズーカスタジオ(bazooka studio)」です。ANTHEM、Concerto Moon、人間椅子など熟年のプロミュージシャンたちが愛用するレコーディングスタジオとして知られていますが、リハーサルスタジオも2013年12月より7部屋を設け、プロ/アマを問わず愛用者多数。早稲田大学を始め近隣の学生ミュージシャンからも支持を集めています。
さらに、最近は「深夜の定額サービス」を開始。月額制で、10回使用した場合1回あたり2000円という破格で利用できるとあって、昼間授業やバイトで忙しいバンドマンたちからの支持を集めそうです。
「けいおん!」ブームやガールズバンド人気も手伝い、女性ミュージシャンの増えている今は、男性目線だけでなく女性目線でのリハスタ選びも重要!ということで、今回はバズーカスタジオの常連の女子大生バンド・えのきーずの3人にナビゲートしていただきましょう。
東京都新宿区高田馬場3-3-3三優ビルB1
(JR山手線/西武新宿線/東京メトロ東西線
高田馬場駅 徒歩2分)
電話:03-3360-3377
メール:info@bazookastudio.com
LINE ID:@bazookastudio
http://www.bazookastudio.com/
メンバーは小清水聖奈(Vocal & Guitar)、志熊優生(Bass)、関口咲弥(Drums)の3名。早稲田大学の同じ軽音サークルの同級生で2014年春に結成。オリジナル曲のほか、チャットモンチーやGO!GO!7188などのコピーも。JYOJI-ROCK 2014夏大会では決勝まで勝ち残る。大塚、吉祥寺などを中心に月1ペースでライブ出演。5月16日(土)にはデザインフェスタVol.41ライブステージへの出演が決定している。
ちなみに3人が練習後に食べたいメニューはオムライス(小清水)、アボカド丼(関口)、味のないもの、特にうどん(志熊)。
何といっても駅から近い!
高田馬場駅から徒歩2分、走って1分(笑)という距離なら、重たい機材を背負っていても安心。
無料で使える倉庫があるのも特長!
朝学校に行く前に寄ってエフェクターボードを預けたり、自前のアンプを保管してもらうことも。
階段を下りて自動ドアをくぐると、マーシャルアンプたちがお出迎え。
木の香りが心地よい受付で、会員証を提示。きょうのリハスタは何番?
今回使用する”3スタ”は暖色系の照明が特長。
(※白色系の部屋も有り。詳しくはこちら)。
メンバー各々、セッティングを始めます。
えのきーずのバズーカスタジオとの出会いは2014年夏。普段は早稲田大学のサークルで活動している彼女たちですが、ライブハウスの大会へのエントリーが決まり、集中練習のために外部スタジオを探していて、大学から程近いバズーカスタジオを利用することになったのだとか。
以前からサークル内でも話題に上っていたようで「バズーカスタジオという綺麗なスタジオがあるというのはサークル内で話題になっていて、一度行ってみたいねってことで。」(志熊さん)
えのきーずの3人それぞれに聞く、「バズーカスタジオ、ここがイチオシ!」
バズーカスタジオの特長はなんといってもきれいなところ!バンドでスタジオに入るのは平日の学校終わり…例えば夜7時からとか、土日は朝から入ることが多いです。朝の方が安いので。
予約の仕方が、LINEでできるのもいい!電話だと緊張しちゃうので。たまにスタンプを送って来てくれることも。心温かいバズーカスタジオのアカウントにえのきーずは癒されてます(笑)
いっぱい練習に入るにあたって、バズーカスタジオは結構安いので使わせてもらってます。とにかくきれいだし、100円でコーヒーが飲み放題なんですよ。
店員さんがやさしいのも特長!以前エフェクターを借りようと思って、使いたいものがなかったのですが、そのときスタッフさんが自分の私物を貸してくださったこともありました。わからないことは何でも聞けば優しく教えてくれるのでバンド初心者の方にもオススメです。
キャンペーンをよくやっていて、以前「くじをひいたら10分の1の確率でスタジオ代がただになる」というのがあって、2回当たりました(笑)。そういうキャンペーンがあると行きたくなりますよね。
スタジオの良さとしては、外装がきれいなことはもちろんですし、ボーカルが通るのも特長。マイクの音がクリアに聴こえます。
小清水:3人は早稲田大学の同じ軽音サークルで出会いました。3人とも同級生で、この4月から大学3年生です。最初はそれぞれ別のバンドでしたが、1年生の夏に3人でチャットモンチーのコピバンとしてライブに出る機会があって、そのとき「これだ!」って。
志熊:2人は同じ早稲田大学で、私は別の大学なんですが、友達がこのサークルに入っていて、誘われて入部しました。元々仲が良かったし、たまたま3人がギター、ベース、ドラムとパートが分かれていたので、「じゃあ3人でできるじゃん!」ってことで、えのきーずを結成することになりました。それが1年生の終わり頃です。
関口:GO!GO!7188の「C7」は、合宿の時に初めて3人でやった思い出の曲です。今でもスタジオに入って最初に慣らしのために「C7」をやるんですよ。
志熊:私は大学に入って初めてバンドを組みました。高校の頃は新体操をしていましたが、元々音楽は好きだったので大学に入ったらバンドをやりたいと思っていて。ベースは高校生の頃から持っていましたが、本格的に弾くようになったのは大学でサークルに入ってからです。
関口:高校で軽音部に入って、チャットモンチーやGO!GO!7188のコピーをやっていました。ドラムを始めたきっかけは、中学で吹奏楽部でパーカッションをやっていて、ドラムもちょっと叩いていたので、高校でもそのまま続けようかなと。
小清水:私も高校の軽音部でバンドを組んでいました。それ以前から音楽をやりたいと思っていて、最初は路上で弾き語りをやりたかったんですがさすがに人の目が…中学生の頃はいきものがかりが好きで、アコースティックギターにも憧れて…でもボーカルだけだと恥ずかしいし、ギタボはバンドの華だなぁと思って、エレキギターを弾くようになりました。
小清水:文化祭や、それに出るためのオーディションライブなど、校内ライブが中心です。私もチャットモンチーやGO!GO!7188、RADWIMPSなどもやってました。
関口:それが、そういうわけでもないんですよ。
志熊:私はPeople In The Boxが好きで、ライブにも良く行っていました。他にはSuiseiNoboAzとか、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTとか、The Birthdayとか。
小清水:チャットモンチーももちろん好きなんですが、他にはクリープハイプとか、声が高い男性ボーカルが好きです。
関口:私はX JAPAN、GLAY、LUNASEA、東京事変、椎名林檎も好きです。
関口:真逆ですよね(笑)。高校生のときは激しいのをやりたいと思ってましたが、実際にXは難しくて叩けないので、自分たちがやるとしたら…とチャットモンチーを選んで、演奏しているうちに実際にチャットモンチーも好きになりました。
小清水:オリジナルをやり出したのは…1年生(2014年)の2月に1曲作って、大会に出ようとなってから本格的に作り始めました。
関口:オリジナル曲は、誰か1人が原案を持ってきて、スタジオで3人の意見が混じって出来上がっていきます。原案は1人が持ってくることが多いですが、1人1曲は少なくとも作ってるね。
小清水:自分で全部作ろうとするとアイデアが尽きてしまうので、2人の意見が大事かなと。
志熊:「よくぼう」という曲です。すごく簡単なコードで…
小清水:覚えたてっていう感じだね。それをやると、えのきーずってわかってもらえるという曲で…曲調はポップで力の抜けた感じ。サビが例えば「飛行機乗りたい」とか、「○○したい」という歌詞になっています。
関口:最後に3人が毎回アドリブで「○○したい!」と叫ぶのが、お客さんには割と好評です(笑)
関口:ライブ前には詰めるように、定期的にやるようには意識しています。バズーカスタジオでの練習ももちろんですが、スタジオ外でも、曲を作るだけだったら大学の近くの神社に…
小清水:私たちはよく神社に行くんですよ。「神社練」って言って、歌詞を考えたりしています。この前神社で練習してたらおばあちゃんに飴をもらいました(笑)
関口:よく言われるのは独特の世界観という…明るい曲かバラードが多いです。
志熊:3人とも音楽的な趣味はバラバラだけど、共通して好きなのはチャットモンチー。3人ともチャットモンチーに憧れつつ、楽しんで演奏しているのを、ライブでは一緒に楽しんでほしいですね。
関口:嬉しかったのが、5月16日(土)にデザインフェスタのバンド枠で出られることになりました!ビッグサイトの野外で演奏するので、是非多くの人に観にきてほしいです。その先にはレコーディングをする予定で…レコ発なんてできたらとても嬉しいですね。
小清水:レコーディングについてはまだ具体的に決めてないですが、まずは5月のデザフェスでいかにちゃんとできるか…それが終わったら就活が始まる前までにレコーディングはしたいなとおもいます。
関口:でも解散することはなく、えのきーずはボケて叩けなくなるまで、できるまでやりたいと思います。
関口:その当時の3人の流行りで、LINEで誰かが 「え」って打ったら別の誰かが「の」って打って、最後「き」って打つみたいな…そういう遊びが流行っていて、そこから決まった感じです。
小清水:私えのき嫌いです。
志熊:噛み切れない感じが嫌だよね。
関口:私は好きですよ!(笑)
インタビューの中でえのきーずの3人に「バズーカスタジオへの要望、改善してほしいことは?」と聞いてみたのですが、少し悩んだ末に3人が話してくれたのは「コーヒーがあるから、お菓子も置いてほしい!クッキーとかおせんべいも…」とのこと。設備や料金などには大満足ということでした。外観の綺麗さは練習へのモチベーションを考えたらとても重要な要素ですし、もちろん機材面や音響環境はプロのお墨付き。
このほか、バズーカスタジオには女性トイレに広めのパウダールームが用意されており、リハスタで思いっきり汗を流した後に学校に行ったり、デートに行ったりする用事があっても安心ですね。
最近女性の利用者もどんどん増えているというバズーカスタジオの、現在のイチオシは「深夜の定額」。お金はあんまりないけどプロ仕様のきれいなリハスタを使いたいという人は、深夜帯の定期利用がオススメです!
https://twitter.com/enokiz_enoki
◆ライブインフォメーション
・2015年03月29日(日)【早稲田】ZONE-B
・2015年05月16日(土)【有 明】東京ビッグサイト
※デザインフェスタvol.41への出演
「深夜の定額」はじめました。
ついにリハーサルスタジオにも定額の時代が到来!目標に向かって夜な夜なリハーサルをしている夜行性バンドに向けて、バズーカが提供するありそうでなかった画期的なリハーサルプラン登場!その名も「深夜の定額」!
月額2万円で深夜リハーサルが月10回まで利用可能。10回までなら6時間パックでも4時間パックでも個人練習でもなんでもOK。
例えば1stで6時間パックのリハーサルをする場合なら、1回12000円。10回使えば120000円。それが月額20000円(深夜6時間1回あたり2千円!)で利用可能…つまり10万円もお得っ!今までお金を気にして4時間しか練習できなかったバンドも、お金を気にせず長時間のリハーサルが可能!
まさに夜行性バンドのための画期的なリハーサルプラン!ライブに向けてリハーサルするもよし。レコーディングに向けてアレンジ考えるもよし。深夜練習やっているバンドは「深夜の定額」。これしかないでしょ!「深夜の定額」プランを利用して、限りある時間とお金を有効に使おう!
◆バズーカスタジオ(bazooka studio)
東京都新宿区高田馬場3-3-3三優ビルB1
(JR山手線/西武新宿線/東京メトロ東西線高田馬場駅 徒歩2分)
電話:03-3360-3377
メール:info@bazookastudio.com
LINE ID:@bazookastudio
http://www.bazookastudio.com/
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