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REPORT2013.07.09

クロマニヨンから20万年! 奇跡のDNA!!!

TEXT:金井孝介 PHOTO:鈴木亮介

Photo解散した売れないバンドが残した一つの曲。その曲が時空を超えて、奇跡を起こす――伊坂幸太郎原作で、映画化もされた『フィッシュストーリー』。東京ハートブレイカーズが2011年に舞台化した本作であるが、好きさ★はその劇中バンドである。彼らは劇を飛び越えての単独ライブを開催し、三回目のライブである今回は吉祥寺・スターパインズカフェでの開催だ。
 
開演前にあって会場の期待が高まる中、流れてくる音楽はピンクレディーなどの「懐メロ」が多い。およそロックバンドのライブ前らしからぬ選曲である。
 
好きさ★ メンバー
首藤健祐(Vocal & Guitar)、石川よしひろ(Guitar & Vocal)、ジャック・伝ヨール(Bass)、平野勲人(Drums)

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19時、メンバーがステージに現れる。平野勲人(Drums)の軽快な四つ打ちから始まる1曲目「スキだらけでGO!」。ライブの始まりにふさわしい、「ザ・バンド」な一曲からライブの幕が開く。
 
たまにちょっとしたMCを交えつつも、今回は役としてではなくバンドでの出演ということで、音楽を中心にステージが進む。2曲目の「マンガソング」、3曲目「STAND BY YOU」と来て、4曲目「こどもたちがサンタクロースを信じるちからとでっかいワゴン車」。首藤健祐が、腹の底から搾り出すような声での朗読を披露する。東京ハートブレイカーズの主宰であり、俳優である首藤健祐ならではの曲であろう。言葉を1つ1つ丁寧に、しかし熱く飛ばしてくる彼の姿は、確かな存在感を放っていた。
 
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終始あたたかく、しかし熱い雰囲気の中でライブは進む。「とほほと」「I LOVE YOU, NG」ときて、ここで石川よしひろにボーカルを移し、「びょん」。またも首藤健祐の朗読が入る。「素直になると、涙が溢れてしまうから…」切々と繋ぐ言葉に、涙していた人もいたのではないだろうか。8曲目「東京」。アコースティックな音色を響かせていき、またも首藤健祐の朗読がキマる「The Hitter」。暴力の中で生きる男が、ふと見せる弱い顔。「少しの間、横にさせてくれたら、出て行くよ…」そのメッセージは、確かに心のどこかに残る。強いものを持っている男なのだ、と思う。
 
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「ぐんない」「The Heart Song」「終わらない旅の終わりに」…曲が進むにつれて、会場のテンションも最高潮に達してきた。そのハイテンションに負けないほどの熱いパフォーマンスを繰り広げる彼らの姿は、舞台で仕事をしてきた男の色気を感じさせる。
 
このバンドのテーマ曲であろう「好きさ」が始まると、女性ファンの高まりがこちらにも届いてくるようだった。
 
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なぜだろう、なぜこんなにも、かっこいいのだろう。彼らは、楽器を奏で演奏をし、バンドとしてステージに立っている。それだけでも十分にかっこいいのだが、彼らの本当に素晴らしいところは「音を観客に伝えようとしている」ことではないかと思う。
 
ステージの上で奏でるだけで終わらせることなく、思いを必死に伝えようとする。「俺たちの音楽を、メッセージを聴いてくれ!」と。そこにぐっとくる観客も、多いのではないだろうか。
 
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ステージが終わっても拍手はなかなか鳴り止まず、アンコールで「Hijackknife」「Bye Bye SUPERSTAR」「MY SWEET HOME TOKYO…」の3曲を演奏し、熱狂のライブは幕を閉じた。
 
終演後の首藤健祐は「今までは年に1回くらいしかライブがやれてなかったので…これからはもっと音楽をやりたいですね。」と語った。彼らの音楽や魂は、これからも疾走していくだろう。そこに聞きたいと願う観客がいる限り。
 
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◆セットリスト
M01. スキだらけでGO!
M02. マンガソング
M03. STAND BY YOU
M04. こどもたちがサンタクロースを信じるちからとでっかいワゴン車
M05. とほほと
M06. I LOVE YOU,NG
M07. びょん
M08. 東京
M09. The Hitter
M10. ぐんない
M11. The Heart Song
M12. 終わらない旅の終わりに
M13. エンドレスロード
M14. 好きさ
M15. ホームラン日和
M16. LOVE or PEACE
M17. FISH STORY
M18. AИᗡ
-encore-
M19. Hijackknife
M20. Bye Bye SUPERSTAR
-encore 2-
M21. MY SWEET HOME TOKYO…
◆東京ハートブレイカーズ公式サイト
http://www.tokyoheartbreakers.com/
 
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