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REPORT2015.03.04

44MAGNUM “BOMBARD ATTACK” ENCORE TOUR

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TEXT:桜坂秋太郎

日本のロックシーンに、大きな影響を与えた44MAGNUM 。一昨年2013年には、30周年記念のツアーを実施。昨年2014年も『BOMBARD ATACK』の全国ツアーで、6ヶ所(名古屋・福岡・広島・大阪・仙台・東京)を回った。大盛況だったツアーのアンコールとして、今年2015年の1月24日に札幌、同じく31日に東京の公演が決まった。東京公演の会場は、原宿のアストロホール。44MAGNUMとしては、初の会場となるが、その東京公演の様子をレポートしよう。
 
大寒波により、極寒となった東京。開場時間になると、かじかむ手を息で温めながら、オーディエンスは会場内へ入ってくる。アストロホールのフロアは、前方が一段低くなっているため、後方からでもステージが観やすい。盛り上がりたいオーディエンスは前方のフロアへ、ゆっくり観たいオーディエンスは後方へ、誰が言うでもなく、自然と分かれて開演の時を待つ。多くのオーディエンスが、44MAGNUMのタオルを持ち、Tシャツ着ている。バンドが愛されている証拠だろう。
 

10s

 
44MAGNUM メンバー:
TATSUYA [PAUL] UMEHARA(Vocals)、STEVIE(Vocals)、SATOSHI [JIMMY] HIROSE(Guitars)、HIRONORI [BAN] YOSHIKAWA(Bass)、SATOSHI [JOE] MIYAWAKI(Drums)
 

Mötley Crüeの「Live Wire」からSEの映画E.T.のテーマへ。メンバーが登場すると黄色い声援が飛び交う。すでに5人での44MAGNUMも定着し、そのオーラに一体感がある。1stアルバム『DANGER』の1曲目「I’m On Fire」でショーがスタート!オーディエンスはいきなりハイテンション!外の寒さを吹き飛ばすかのように、拳を激しく突き上げる。続いて2ndアルバム『STREET ROCK`N ROLLER』の4曲目「Nightmare」。JOEのタイトなビートに、JIMMYのエモーショナルなギターソロがたまらない。
 
間髪入れず11thアルバム『44MAGNUM』の1曲目「In The End」へ。STEVIEが参加してからの、新しい44MAGNUMのカッコ良さが詰まったナンバーだ。MCを挟んで、1stアルバム3曲目の「The Wild Beast」。初期44MAGNUMのレコードは、擦り切れるほど聴いた私でも、PAULSTEVIEによる初期ナンバーのツインヴォーカルに違和感がない。ただ一言、カッコ良い!11thアルバムの11曲目「10g モラトリアル」へと繋がり、モダンでアグレッシヴなステージが展開される。
 

01

 
そのまま12thアルバム『BEAST』の1曲目「Under My Skin」が始まる。ヘヴィメタルテイストの強いナンバーだが、JOEBANのリズム隊の重厚感には脱帽だ。目には見えない何かに、身体中の細胞が反応している。JIMMYのナイフのようなフレーズも最高だ。MCの後は10thアルバム『IGNITION』の5曲目「This Time」へ。JIMMYのアコースティックギターにPAULがゆっくりと歌を重ねる。44MAGNUMは、バンドのカラー的にハードな“押し”イメージが強いが、静的な“引き”の魅力も実は大きい。
 
同じく10thアルバムの3曲目「Truth And Folsehood」へと繋ぐ。この会場はとてもドラムが観やすく、JOEの叩く細かなフレーズまでよくわかる。そのまま11thアルバム6曲目「マガイモノ」へ。PAULSTEVIEの楽しそうに歌う姿に、オーディエンスも楽しそうに身体を揺らす。MC後は、映像作品『THE BOOTLEG-MK.1』に未発表曲として収録された「I’m Lonely Man」。PAULの声がよく伸びる。ふと30年以上前に、デビュー前の44MAGNUMを観た衝撃がよみがえってくる。そのカッコ良さに一発でノックアウトされた。特に同じヴォーカリストとしてPAULへ強烈に惹かれた記憶が脳裏に浮かぶ。
 

02

 
ステージは11thアルバム4曲目「Souls」へ。グルーヴィーなナンバーに、会場全体が大きくうねる。ここでショーは1時間経過し、そろそろ後半戦。JIMMYが1stアルバムの5曲目「No Standing Still」のイントロを奏でると、大きな歓声があがる。身体の芯がゾクゾクするようなギターリフは、44MAGNUMならでは。オーディエンスのヘッドバンギングが嵐のようだ。さらにBANの歌うハーモニーが、このナンバーを引き立てる。MCから、STEVIE が叫ぶ「Hight School Uproar!」。4thアルバム『ACTOR』の7曲目のハイテンポなナンバー。
 
続けて2ndアルバムの8曲目「I Just Can’t Take Anymore」へ。初期44MAGNUMのナンバーでは、ポップなメロディに人気がとても高いナンバーだ。会場は大きなシンガロング(sing along:一緒に歌う事)状態に!気が付くと、会場の熱気が凄い。オーディエンスの額には大量の汗が!そして本編ラストナンバーは、1stアルバムの2曲目「Your Heart」。サビのフレーズに合わせて、オーディエンスの腕が伸びる!44MAGNUMのライヴの一体感は、30年以上変わることが無い、熱き瞬間!
 

03

 
アンコールの声にメンバーが登場し、新曲「Bite It Back」。 BANのベースフレーズが印象的。PAULSTEVIEの掛け合うサビに、今後の44MAGNUMのスタイルが見える。そして44MAGNUMの名曲の中でも、ハイテンポで最高にノレる「Streat Rock’n Roller 」へ。2ndアルバムの1曲目にしてタイトルナンバー。JOEの熱いビートに、PAULがシャウトする!ティーンエイジャーに戻ったかのように、無意識に腕を振り上げている私がいる!
 
更なるアンコールで、再びメンバーが登場。 1stアルバム7曲目の「Baby Come Together」。BANのベースラインとハーモニーが心地よい、ロックンロールテイストのナンバー。そして4月4日(44の日)のライヴ告知から、本日の本当のラストナンバーへ。1stアルバムの9曲目「Satisfaction」だ!STEVIEがタイトルコールし、オーディエンスと1,2,3,4のカウント!皆で歌える44MAGNUMのゴキゲンなナンバーは、曲中にJOEのリズムだけとなり、PAULSTEVIEによる長めのコール&レスポンスのタイムへ! メンバーもオーディエンスも本当に素晴らしい笑顔だ。最後は大きなシンガロングでショーが終了。

44MAGNUMのステージは、相当な回数を観ている。特に80年代のライヴは、優秀な参加率だったと思う。しかし私の一番の想い出は、2008年の中野サンプラザのイヴェント。もう観ることができないと思っていた44MAGNUMを、涙を流しながら観たことがその理由だ。どのバンドもサウンドや楽曲へのこだわりは持っているが、ヴィジュアルイメージへの強いこだわりを表現して成功したのは、日本では44MAGNUMが最初だったと思う。メンバー全員がロックスターというバンド、と言う方が正確かもしれない。
 
今回のステージを観て思ったことがある。昔の44MAGNUMのステージでは、笑うシーンはあまり無かった。オーディエンスを、ひたすらノックアウトするロックスターのショーだった。時は流れ、2015年。大人になったロックスターは、その輝くオーラを維持したまま、深みを増した。これからの44MAGNUMが、もしかすると本当の44MAGNUMとなるのかもしれない。そう、地の果てへ辿り着くまで!力尽きるまで!進化を続けるバンド、それが44MAGNUM!次回のステージは4月4日。羽田国際空港に新しく出来たホールが会場だ。ぜひ足を運んで、自分の五感で今の44MAGNUMを感じてほしい!
 


◆44 MUGNUM Official Website
http://www.44magnum2001.com/
◆徳間ジャパンコミュニケーションズ 44MAGNUM Information
http://www.tkma.co.jp/jpop_top/44.html
 
◆Setlist
M01. I’m On Fire
M02. Nightmare
M03. In The End
M04. The Wild Beast
M05. 10g モラトリアル
M06. Under My Skin
M07. This Time
M08. Truth And Folsehood
M09. マガイモノ
M10. I’m Lonely Man
M11. Souls
M12. No Standing Still
M13. Hight School Uproar
M14. I Just Can’t Take Anymore
M15. Your Heart
-encore1-
M16. Bite It Back
M17. Streat Rock’n Roller
-encore2-
M18. Baby Come Together
M19. Satisfaction

◆Live Information
・2014年04月04日(土)【東京】羽田 TIAT SKY HALL
開場17:00/開演18:00
 
◆Release Information
・2015年04月01日(水)発売 New LIVE DVD
『BOMBARD ATTACK 44MAGNUM ON TOUR 2014 TOKYO KINEMA CLUB 2014.10.18(sat)』

 
TKBA-1226 ¥8,500(税抜)
発売元:徳間ジャパンコミュニケーションズ
収録内容/DVD2枚組
■DISC1
LIVE DVD:2014年10月18日 キネマ倶楽部 公演
■DISC2
BONUS DVD:80年代バンド初期の未公開秘蔵LIVE映像+BOMBARD ATTACK ENCORE TOURスペシャル映像
※先着購入特典:『未公開映像イメージクリップDVD(本編未収録)』(ご予約者優先・なくなり次第終了)

 

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