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![]() 【NEWS】剣舞&津軽三味線&ロックのユニットKAO=S、ブラジルで1万人を熱狂2015年09月17日
「花火祭り」にKAO=Sが出演! ![]() 9月12日(土)ブラジル・サンパウロにあるインテルラゴス・サーキットで開催された、日本とブラジルの外交120周年を祝う記念イベント「花火祭り」にKAO=S(カオス)が出演した。 KAO=Sは山切修二(Guitar & Vocal)、川渕かおり(Performance & Vocal)、寂空(三味線)の3人で2011年に結成。歌・朗読・演舞・剣舞・津軽三味線・ギターなどによって、激しく美しく壮絶なパフォーマンスを繰り広げ”混沌(カオス)”を描き出すトリオユニットとして国内外で注目を集めている。 今回は小林和弘(Percussion/※サポート)を加えた4人編成で出演。三味線、剣舞、ロック・アレンジされた民謡など、モダンと伝統が見事に融合したKAO=Sの世界に多くの観客が魅了された。その模様を、オフィシャルテキスト&フォトを掲載しレポートする。 当日の気温15度、F1が開催される事でも有名な2つの湖に囲まれたインテルラゴス・サーキットは、吐く息も白くなる寒さで、曇り空からは時々小雨が降るイベント日和とは言い難い天候でした。それでも約1万人が開場11時から来場し、焼きそばやたこ焼きなどの出店や、ハローキティのアトラクションなどに足を運び、日本の文化を楽しみました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() KAO=Sは午後3時半にステージに登場、三味線奏者・寂空(ジャック)が演奏する「津軽じょんがら節」でライブの幕を開けました。独特の太く張りのある津軽三味線の音色に、多くの観客が一瞬にして魅了され、ステージ脇の大型ビジョンに映し出される寂空のバチさばきを、食い入る様に見入っていました。しかし、その三味線の音が一転、マーシャル・アンプからディストーションで歪んだ音色に変わり演奏された「Roaring Tokyo」で、観客の反応は一変。ギターとパーカッションが刻む激しいビートに身体を大きく揺らし、手拍子をするなどヒート・アップ。ヴォーカルでパフォーマーの川渕が、紅の和傘をさし登場した瞬間には、どよめきにも近い大きな歓声が上がりました。 川渕が力強く歌うキャッチーなサビの「地割れ」、そして簡単な自己紹介MCを挟んで演奏された、10月末にリリース予定のニューアルバムにも収められる新曲「朔」の後に披露されたのは、ギターでリーダーの山切が歌うKAO=S流アレンジの「荒城の月」。山切のハイトーン・ボーカルに多くの観客が聴き入りました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 続いて衣装を変えて再登場した川渕が披露したのは、同じくニューアルバムに収録される予定の新曲2曲、「幻」そして「黒田節」のカバー。特に「黒田節」を日本の有名な民謡とは知らないブラジルの人々は、寂空がステージ上から促した手拍子に応える等、そのロック・アレンジとエキゾチックなメロディに大盛り上がりでした。 そして最後に披露されたのは、KAO=Sの代名詞でもあるインスト曲の「桜の鬼」。イントロが演奏され始めると、YouTubeなどで事前に楽曲をチェックしていた観客からは、大きな歓声も上がりました。しかし実際に目の前で、川渕の鬼気迫る剣舞パフォーマンスと、繊細かつ力強い演奏繰り広げられると、観客全員が完全に圧倒され、その桁外れの迫力に魅了されました。 ![]() ![]() ![]() ![]() 大歓声のうちに終了したKAO=Sのブラジルでの初ライブ。イベント終了後に、在サンパウロ日本国総領事館で行われたパーティーでもKAO=Sは大絶賛され、「花火祭り」を締めくくった4500発の花火の打ち上げを演出・プロデュースしたデザイナーのコシノ・ジュンコ氏や、中前隆博総領事からもお褒めの言葉を頂きました。 ◆KAO=S 「花火祭り」演奏曲目 Photo:小野ともひで KAO=Sは16日に帰国。メンバーからコメントが届いた。 ◆ブラジルでのイベント「花火まつり」出演を終えて、KAO=Sのコメント 川渕かおり(ボーカル・パフォーマンス) 山切修二(ボーカル・ギター) KAO=Sはこの後、9月22日(火・祝)に神奈川県足柄上郡の「開成町・町制施行60周年記念イベント」等に出演するほか、ニューアルバムが10月末にリリース予定となっている。 ◆KAO=S 公式サイト |