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MUSIC PR NEWS2025.10.12

【NEWS】小栗旬、奥津マリリらがメンタルヘルスを語る

ソニー・ミュージックエンタテインメントによるるクリエイターとそのスタッフを心と身体の両面でサポートするプロジェクト「Bside」が、世界精神保健連盟が定める 10 月 10 日の世界メンタルヘルスデーにPodcast 番組「B-side Talk~心の健康ケアしてる?」の公開収録を行い、ゲストに俳優の小栗旬が出演した。

(c)日高奈々子

公開収録には番組の MC を務める小原ブラス奥津マリリフィロソフィーのダンス)に加えて、ゲストに俳優の小栗旬、心療内科医の鈴木裕介氏が登壇。「 #じょうずにやすもう。」をテーマに、休養の重要性、俳優やアーティスト特有のメンタルケア、ストレス対処法、カウンセリングの意義などについて語り合った。以下、ソニー・ミュージックエンタテインメントから発表されたオフィシャルレポートを掲載する。

「B-side Talk ~心の健康ケアしてる?~ 世界メンタルヘルスデー特別編 公開収録レポート」 text by 柴那典
【上手な休み方について】
小原「小栗さんが“休まなければ”と感じるサインはありますか?」
小栗「アウトプットが続いてインプットできない時は自分から『休ませてください』と言います。俳優は一つの作品に入ってやる仕事が多いので、その間の期間に意識的に休みを取ります」
奥津「休むことの考え方は変わりましたか?」
小栗「自分自身も環境もだいぶ変わったと思います。20~30 年前の頃はなかなか『休みたい』と言えず、無理してみんな働いてました。でもコロナ禍以降は体調不良の人間はちゃんと休むべきだということになったし、休みたいと言えない環境ではなくなっていると思いますね」
鈴木「休むことについては、欠勤を意味する『absent』と休養の『rest』は違うということをいつも言っています。活動をしていないことは自分の体力が回
復するということと必ずしもイコールではない。僕の思う『上手な休み方』は、身体が本当に求めているリズムを取り戻すことだと思います」
奥津「鈴木さんは『休みが必要だ』というサインはどのように認識していますか?」
鈴木「普段の状態からの変化を見ます。仕事のミスや誤字脱字が増えたり、いつもは整理されているのに散らかったりする。一番わかりやすいのは目ですね。疲れてくると目があまり開かなくなったり、ピクピクしたりします。攻撃的になったりする人もいますね」
小原「嫌なことをされた時に『大丈夫?』とか『疲れてる?』と聞くとイヤミにとられるかもしれないじゃないですか。どう対処したらいいんですか?」
鈴木「『大丈夫?』と聞くのはあまり功を奏さないです。疲れている時やしんどい時はそれを探られたくないし、うっすらとした対人不信がある。それよりも『寝られてますか?』とか身体の症状を聞くほうがいいでしょう」

【睡眠について】
奥津「小栗さんは眠れてますか?」
小栗「寝られる時と寝られない時はありますけど、できれば僕は 9 時間ぐらい寝たいです。睡眠の質はいい方じゃないと思います。眠りに入るのが苦手で、ずっと考え事をしてしまう」
奥津「お風呂にゆっくりつかったり、手足を温めたり、いろんな方法をやっても眠れないことは私にもあります。考えすぎるのもよくないですよね」
鈴木「眠れずにベッドで 3~4 時間過ごしているんだったら、もうベッドを出た方がいいです。眠くなってから寝床に入るほうがいい。不眠症は『不眠恐怖症』に近いんですね。眠れないことにイライラしてしまう。コントロールを手放すことが重要です」
奥津「小栗さんの寝るためのルーティーンはありますか?」
小栗「全然ないです。でも最近は寝ようと思っても眠れないので、基本的には寝落ちするまで本を読んだりしてますね」
小原「パジャマですか?」
小栗「寝る時の服って重要だと最近よく言われますよね。比較的パジャマをちゃんと着るようにしています」
鈴木「人間は肌触りがいいものを身につけるとリラックスするので、そこも大事ですね」

【仕事に復帰するときについて】
奥津「復職して仕事に戻る時に不安になってしまう方も多いと思います。鈴木先生はサポートする時にはどんなことを気をつけていますか?」鈴木「まず大前提として、仕事に復帰する時はとても怖いです。休んだことの負い目もあるし、変化に対しての不安もある。社交力が下がっているので、そこのリハビリが大事です。僕は体力、集中力、社交力が 7 割ぐらいに回復したら復職を考えましょうかと提案しています。でも上司や会社の方には、まだ 7 割くらいなので段階的に負荷を徐々に上げるような形にしてくださいと伝えます」
奥津「復帰した方のサポートを先輩がしていただいたら嬉しいんじゃないかと思います」
小原「小栗さんは、新たに業界に入ってきた人や初めましての人にはどう声をかけますか?」
小栗「僕らの仕事はリラックスしていてこそ能力を発揮できる仕事だと思うので。初めての現場で緊張している人がいる時にはなんとかしてこの緊張を取ってあげたいなと思います」
小原「ギャグとか言うんですか?(笑)」
小栗「ギャグはなかなか言えないんで、例えば多めにリハーサルをするよう制作チームに話をしたり、失敗しても大丈夫な現場だということがなるべく伝わるようにしています」
鈴木「失敗が許容される空間だと、一番安心感が生まれるんです。素晴らしいと思います」

【身体をケアする習慣】
小栗「鈴木先生は朝の 10 分にどんなことをしていますか?
鈴木「まずは太陽を見ます。朝に太陽の光を目に入れると、夜に眠気のホルモンが出る。目を覚ますために太陽はとても大事です。あとはゆっくり呼吸します。吐く息を長くする呼吸を 5 分くらいして、身体と会話する時間を作ります」
小原「小栗さんは朝の習慣はありますか?」
小栗「決まったルーティンはあまりないですね。一時期は起きたらすぐに白湯を飲んでいた時期もありましたけれど、最近は冷たい水を飲んだりもしてます。習慣化できないのが問題点ですね」
鈴木「習慣のためには工夫がいるんです。何でもいいんで、自分の身体をケアする習慣を一個作る。そこにくっつけるのがいいですね」

【ストレス対処法】
奥津「日常でストレスを受けた時の対処法はありますか?」
鈴木「ピンチの時に自分を助ける行動とか考え方のパターンのことをコーピングと言うんですが、それをいっぱい作っておくことが大事です。旅行に行くとか、美味しいもの食べるもそうですが、考え方のコーピングもある。認知的コーピングというんですが、嫌なことがあったり、大きな失敗をした時に『まだ 4 章だ』と言ったりする。次があると思うことで、失敗の相対的な価値が下がるんです。こういうものを沢山持っている人はストレス対処が上手だと思います」
小栗「僕は何かが溜まっている時には、何でもいいから汗をかくようにはしてますね。運動が多いですけれど、がむしゃらに走る時もあります」
奥津「私は考えすぎてしまうタイプで『あの時、どうすればよかったんだろう』とか考えて夜眠れなくなっちゃったりするんです。そういう時は、いったん今日付けの結論を決めて、違う方向に思考を変えるようにしています」

【カウンセリングについて】
奥津「B-side ではスタッフやアーティスト、演者さんに対してカウンセリングなどのメンタルケアを始めています。小栗さんはカウンセリングは受けたことはありますか?」
小栗「受けたことはないですが、重要なことだと思います。アーティストや俳優は不安定な状態でいることも多い。気軽に相談できるような環境が生まれていくことには期待しています」
小原「俳優さんはどういうことに行き詰まったりするものなんですか?」
小栗「僕たちは決まりがないというか、しっかりとした学びがあったわけではない。どんどん突き詰めていった結果、戻るべき場所がわからなかったり、初心ってなんだっけ?と、今自分がどこにいるのかよくわからなくなってしまうみたいなことが起きたりするんです。そこを一度まっさらにする作業は必要だと思います。海外にはアクティングコーチがいて、その人がメンターのようになって、俳優さんがエクササイズして普通の自分に戻る作業をしていたりもする。そういう環境があったらいいなと思っています」
奥津「カウンセリングがもっと身近になって、俳優さんの心が楽になるような社会になったらいいなと思いました」
鈴木「カウンセリングがもっと身近なインフラになったらいいと思います。カウンセラーとは、心理学を使って心の問題解決をするプロフェッショナルなんです。
カウンセリングには、寄り添うことと問題解決と、大きく二つの機能があります。人は病むと心がどんどん孤独になっていきますが、寄り添われることによって、ケアされて、回復されていく。心を深く理解してる人に話を聞いてもらったり、問題解決を示唆してもらったりするのは、価値が高いと思います。自分で悩むだけでは到達できないところに導いてくれたり、心のトゲを抜いてもらうだけで、その人の幸福度が上がるし、パフォーマンスも上がると思います」

この公開収録の模様は、10 月末(予定)に「B-side Talk ~心の健康ケアしてる?」にて配信予定です。

Podcast 番組「B-side Talk ~心の健康ケアしてる?」
視聴リンク:https://t.co/BlaLeFOQQ5