「女子高生人気ナンバー1バンド」としてメジャーシーンを駆け抜けてきたseven oops(セブンウップス)が、メンバー全員30歳になるタイミングでバンド名を変え、バンドとしての”第2章”をスタートさせた。2018年11月7日(水)に4thアルバム『songs for
...
』をリリース。2019年1月からは待望のバンドスタイルでの全国ツアーの開催が決まった。
メロディー・メーカーとして大きな役割を果たしていたMICHIRU(Guitar)の脱退と、レコード会社の移籍。それでもバンドは歩みを止めず、年2回のアコースティックスタイルでの全国カフェツアーを行いながら、曲作りも着々と進め、1年9カ月ぶりのオリジナルアルバム『songs for...
』リリースに漕ぎ着けた。
一足早く『songs for...
』を聴かせていただいたが、これまでのファンからすると予想外な楽曲も含め、バンドの大きな前進、広がりを感じるとともに、音楽を心底楽しみ、聴く者皆をも楽しませてきたseven oopsだからこそ到達できる境地なのだとも感じ、納得した。とにかく名盤だ。特に彼らの故郷・沖縄と初めて向き合った「この島で」は、三線の伝統的美を取り入れながらも新しさがあり、沖縄出身ミュージシャンの代表曲の一つに仲間入りする名曲だ。
名盤『songs for...
』が生まれた背景、そして第2章の展望を、バンドの2017年~2018年の歩みとともにメンバーに尋ねた。

左からNANAE(Vocal)、KEITA(Bass)、MAIKO(Drums)。
2004年、高校2年の時に男女4ピースバンド「7!!」として結成。バンド名の由来はボーカルNANAEの名前を「7(ナナ)」と「エッ!!」に分け、それぞれを英語に訳した「seven」「oops」をつなげたもの。
2011年、映画『高校デビュー』主題歌でメジャーデビュー後、人気アニメ『NARUTO-ナルト-疾風伝』や『君と僕。』、『金田一少年の事件簿R』、『四月は君の嘘』や、映画『今日、恋をはじめます』、ドラマ『勇者ヨシヒコと導かれし七人』等のテーマソングに続々と起用される。
地元沖縄ではオリオンビール「オリオンスタイル」やLAWSONのCMに出演・楽曲起用され、人気・知名度ともに上昇中。
NANAEは2014年4月~2016年3月までtvk『saku saku』6代目MCを務め、現在は沖縄の総合不動産会社 琉信ハウジングのCMに出演中。また、MAIKOと二人で沖縄RBCiラジオで毎週日曜に『7!!ナナマイのうさがみそーれー!』にレギュラー出演。MAIKOはFM YOKOHAMA『かりゆし☆らんど』に毎月第1日曜に“美らリポーター”として出演中。
2017年末にギター・MICHIRUが脱退し、2018年よりバンド名表記をseven oopsとする3ピースバンドとして活動。2018年9月から「seven oops Acoustic Tour-NEW! NEW! NEW!-」を開催、会場限定販売CDを発売。11月7日(水)に徳間ジャパンより4th アルバム『songs for
...
』のリリース決定!
KEITA:ありましたね!色んな「東京」という曲があって、自分も書くとは思っていなかったんですけど…今回アルバムを出せるという話になったときに、前から演奏している「この島で」を絶対最後に持っていこうと決めていて、そこからアルバムのコンセプトを考えたのですが、そこで1曲目は「東京」で始めたいなと思ったんです。
KEITA:「原点回帰」ですね。各々みんな頑張っている場所があるけど、それとは別にふるさとはそれぞれあるし、その原点を大切にしてほしいなという思いです。
KEITA:そうですね。
MAIKO:うん。憧れっていうか。
KEITA:それはもちろんそうなんですけど、たとえば「あ、この曲がヒットするんだ」とか、「こういう曲は全然ヒットしないんだ」という思いもあって、東京って本当によくわからない街だなと思っています。それは自分たちの結果も含めて。
KEITA:そうかもしれません(笑)
MAIKO:まだまだ手探りな段階です。でもその中でも大事にしたいと思ったのは、「3人は常にちゃんと同じ思いでいよう」ということです。4人でいたときは、めっちゃ仲は良かったですけどMICHIRUとそういう話をすることはなかったので。普段から意思確認じゃないですけど、「頑張っていこうな」というのを、各々の中では考えていてもそれを口にすることがなくて、同じ気持ちだろうなって思っていたのが(MICHIRUに脱退を告げられて)違った!という驚きがありました。
MAIKO:あれ以来3人の絆がめっちゃ深まったんですよ。意思確認も増えてきたので、そこは大切にして、どんな状況であろうと、続ける。3人で続けるということを大切にしたいなと思います。それは決まっているんですが…
MAIKO:どんな活動をしていくのかはまだまだ手探りの状況ですが、今年に入ってアコースティックツアーを始めてから、MICHIRUがいなくなったことをきっかけに進化できたなと思います。まだまだですけど、やればできるんだということがわかってきた。NANAEちゃんもピアニカに挑戦したり、私も三線弾いたりカズーで色々やったり、KEITAも春に比べてギターが上達したし。まだまだやれるなって感じたので、これからも色んなことにチャレンジしていこうと思います。
NANAE:前向きな気持ちしかないです。(MICHIRUが)やめたことでさみしい思いや喪失感はありましたが、彼も新たな道に進みたいということで前向きな気持ちで脱退したので、私たちもここから先は前向きな気持ちで色んなことに挑戦したいと思います。
MAIKO:意外とやってみたらしっくりくるんですよね。最初は「えーハーモニカ吹きながら?」なんて言ってましたが(笑)
KEITA:そうです。
KEITA:特にないですね。のびのびと作りました。
KEITA:怒りももちろん込めていますが…これまでいろんな曲を書いてきて、自信曲があったときも、「この曲はじゃあ温めておいてここぞというタイミングで出しましょう」と言われて、僕らとしては「この曲は早く出したい」と話したんですけど、でもそれでずっと温めていたのに、それがさらっと「え?このタイミングで?」という出され方になってしまったことがあって。
KEITA:自分の曲を「使い捨てられた感じ」というのは何回か経験しました。ほかにも、街中で僕たちの楽曲に限らず、本当に良い曲が流れているのにみんなそこに注目していなかったり。人の音楽に対する聴き方が多種多様になっていて、昔より幅広くなっていますが、一方では名曲が生まれづらい。いい曲はいっぱい生まれているけどそれが浸透しづらい世の中なのかなと思います。
KEITA:非常に感じます。
KEITA:うーん…でも、やっぱり自分の思いを曲にところどころ散りばめますけど、最終的に判断するのは聴き手なので。聴き手が聴きやすい楽曲を作るようには心がけています。自己満足にはならないように。
KEITA:あー…気にしたことがないですね。もしかしたら、変わっているかもしれないですね。確かに、昔は読まなかった活字を読むようになったし、バラエティ番組をあんまり見なくなっているし、映画も結構趣味が変わっているかもしれませんね。
KEITA:以前はミュージシャンとの交流が全くなくて、ここ数年沖縄のミュージシャンの方と仲良くさせてもらって…全員先輩なんですけど、BEGINやD-51、かりゆし58といった方々との交流が増えて、そこから刺激を受けていますね。先輩方とお話し、ライブをみていると、まだまだ頑張らないといけないなと思いますね。
MAIKO:うーん…渋谷公会堂でのワンマンライブはなかなか簡単にできることじゃないものを、しかも結成10周年のときにあの大きなステージに立たせていただいて、聴きに来てくれる人がいるのはありがたいことだなぁということと、できなかったことは4人で続けることが叶わなかったということですね。
MAIKO:特に私はあのときはドラムが楽しくなかった時期…逃げ出したかったというか、無駄に考えすぎてる時期で、プレッシャーをすごく感じていました。今だったらあのステージをもっと楽しくできたかなっていう悔しさもあるんですけど、あの渋公というステージに立つことは望んでもなかなかできることではないので、ありがたいことだと思っています。
MAIKO:そうですね!
NANAE:もうなくなっちゃったし。
MAIKO:なくなる前にできてよかった。
NANAE:今まで身内や友達同士でライブに来てもらって聴いてもらっていたものが、デビューしてからたくさんの人に聴いてもらえるようになって、さらにアニメの主題歌をやることで海外の人にも聴いてもらえるようになって、そこから4人で海外に行ってライブができたことは私の中では大きくて。
KEITA:そうだね。
NANAE:ものすごくいい刺激にもなったし、世界をまたいで私たちの曲が届いているんだっていうのがすごく自信になったし、海外でライブができたってことはものすごくうれしいことの一つです。できなかったことはMAIKOとも被るんですが、4人で色んな目標があって、紅白に出たいねとか、武道館立ちたいねとか、そういう思いが叶えられなかったのはちょっと悔しいなと思うんですけど…
NANAE:みっちーは脱退してしまったけどseven oopsの活動はずっと続くので、その中で私の目標が達成できていけばいいなと。そのときにまたみっちーを呼んで、ステージを見てもらって、お前らよくやったなって…ぎゃふんと言わせたいじゃないですけど、そういう思いはあります。
NANAE:私は一番最初に行ったインドネシアですね。初めての海外でみんなパスポートも持ってないから、まずそこから始まって。現地でおなかを壊したりとかいろんなことがありましたが、すごく大きなステージだったし、ちゃんと届いてるんだなって。日本語でレスポンスをしてくれる人もいて、単純にすごいな!と思いました。
NANAE:そうですね。
MAIKO:いまだにインドネシアの方からSNSでめっちゃメッセージをもらいます。いまだに来るってすごいなって思います。いつかまた行きたい。
KEITA:どちらも挙げたらきりがないですね。できたことは本当に色んな経験をさせてもらえたし、島から東京、海外、全国色んな所を回らせてもらって、アルバムも3枚出させてもらえたし、ベストアルバムも出せたし、いつも数多く夢見たことを数多く叶えさせてもらえたし。逆に紅白に出ることや武道館、アリーナツアーなど、夢を見続けてきている中でもまだ実現できていないこともあります。その中でも特に印象の強いものを挙げるとしたらMAIKOも言った渋公や、MICHIRUの脱退ですね。
MAIKO:いやー慣れましたね。むしろ楽しいです。わくわくする。
NANAE:沖縄は疲れた時に帰って癒される場所になっていますが、そこを飛び出して色んなところに行けるというのは刺激的です。
4th ALBUM『songs for
...
』・2018年11月07日(水)発売
初回限定盤(CD+DVD)3,611円+税
通常盤(CD)3,000円+税
<収録曲>
M01. 東京
M02. 使い捨てのラブソング
M03. 記憶
M04. Ride on!
M05. モノポリー
M06. いつのまにか
M07. 恋する惑星
M08. 夏のロマンティカ
M09. 青春Days
M10. fun!
M11. この島で
NANAE:そうなんです。あのMICHIRUさんがここで登場します。
KEITA:キーボードのおーちゃん(大坂孝之介)さんもね。
MAIKO:レコーディングはですねぇ…
NANAE:(ため息をつく)
MAIKO:楽しくなかったです!
一同:(笑)
KEITA:今回は一番大変でしたね。
NANAE:いやー大変だったぁ。
MAIKO:何度もこうやってCDを作らせていただいて、レコーディングも経験していますけど、いっちばんキツかったです。
KEITA:制作期間が…短かったのかな?
NANAE:いや、短いでしょ(笑)
KEITA:作曲して作詞している途中にレコーディングが始まって、アレンジを詰めたり…全てが同時進行でしたね。終わったらミックスの作業や直し、息つく間もなくツアーが始まって、みたいな感じだったので、今回は本当に大変でしたね(笑)
MAIKO:他のアーティストさんはもっと大変なのかもしれないですけど、前までが結構ゆったりとしたレコーディングをさせてもらっていて、準備期間も長かったんですが、今回はその日の夜中にアレンジが仕上がって、朝からレーディングでドラムを録らなきゃいけないから、睡眠時間を削って覚えようとするんですけど、頭が動かなくなるんですよ。もう思考停止!ダメだ!って言って。その繰り返しですんごいキツくて、実際に逃げ出したときもあったんですけど…
MAIKO:でもやっぱり苦労した分、今までのレコーディングでは得られなかった達成感がすっごくありました。
NANAE:「東京」なんてギリギリまでできてなかったですね。
KEITA:「東京」は制作に2カ月かかりました。あと、一番最後に作ったのが「青春Days」で。
NANAE:あーそうだね。
KEITA:レコーディングが始まっていた8月頃、東京でバンドライブがあったのですが(=8月19日開催の『098 江戸もあい ’18』)まだ曲ができていなくて、アコギを東京に持ってきてホテルで作って、NANAEを呼んで夜中まで歌を録って、急いでアレンジャーさんに投げて…くらいに切羽詰まっていました。
NANAE:8月のライブはD-51、ポニーテールリボンズという沖縄の先輩ミュージシャンとの共演でとても楽しいイベントだったのですが、そこで盛り上がって先輩たちが「じゃあ、テーマソング作ろうぜ」と言いだして…
KEITA:「じゃあKEITA、よろしく!」って(笑)
NANAE:仕事が増えた!でもみんな喜んでたから良かったね。
KEITA:基本的にNANAEと2人でやり取りしてギター1本と歌だけのものを録って、何曲かは自分でアレンジも行ったものをアレンジャーの方に送ってブラッシュアップしてもらったり、ギター1本のものをアレンジャーさんに投げて打ち合わせてして詰めていったりと、プロデュース(全体的な楽曲制作の統括)も自分でやらせてもらいました。
KEITA:やっぱり「東京」ですね。リズムも全然違うしメロディ展開もマイナーから始まって一旦メジャーに行ってマイナーに戻って…
MAIKO:攻めたよね!
KEITA:自分の中には完成型のイメージがあったんですけど、それをNANAEに伝えたりアレンジャーさんに伝えたりする作業にだいぶ時間がかかりました。
NANAE:そうなんですよ。構成がしっかりあれば曲全体のイメージが大体つかめると思うんですけど、構成がよくわからなくて。彼の中ではそれが成立して1曲になっているんですが、全て別の曲に聴こえてしまって。ここに行く?というメロディラインとか、自分の頭の中にないものを入れられると人間って思考停止するんですよね。それでずっとKEITAに「意味がわからない」って2カ月言い続けました。
NANAE:「意味がわからなくてもいいからとりあえずこれを歌ってくれ」と言われたものを、1曲通してではなく「この部分、1フレーズ覚えました、それだけ歌入れます」みたいな作業を繰り返して、それをつなげてアレンジャーさんに出して、返ってきたものが1曲になって、やっとそこで「この曲ってこういうことだったんだ!」ってわかりました。
NANAE:パズルみたいに「このパーツとこのパーツを録ります」って進んでいったので、この曲は仕上がらないんじゃないかと私は思っていました。仕上がったときにはとても格好良かったので、ライブでやるのが楽しみです。
KEITA:これまでのseven oopsという概念に沿った曲も今回入れているのですが、前までの”共通の主人公の女の子”じゃない曲も入れています。以前はみんなが作詞・作曲をやったり、MICHIRUと僕が半々に書いていたので、ルールに沿って主人公は統一していたんですが、今回はMICHIRUの脱退もあったし、僕一人が作詞・作曲を行うということで、そこは割と意識せず、柔軟に書かせてもらいました。
KEITA:そうですね。来年にはバンドスタイルで全国ツアーを回るので、そこでこういった曲を演奏するのも楽しみです。
MAIKO:「夏のロマンティカ」かな。ラテン調が好きで…つらいレコーディングの中でもこの曲はノリやすいので楽しんで叩けました。その印象もあるし、アコースティックライブでもエモく叩けたので、楽しんでもらえるんじゃないかな。
KEITA:僕は冒頭3曲ですね。これまでのseven oopsのイメージを壊すために書いた3曲なので、ライブでやるのは楽しみです。
NANAE:私は「fun!」、「恋する惑星」、「Ride on!」といった春のアコースティックツアーで新曲として披露した曲です。そのツアーに来てくれた人はこの曲をもう覚えていると思うので、それをバンドスタイルで表現したときにまた違う形になるのを楽しんでもらえたらと思います。
MAIKO:弦楽器は音階があるのが大変ですね。周りに三線を弾ける人がいなかったので、これを機会に伝統的な楽器に触れることができる!と思って「この島で」1曲のためだけに三線を練習し始めました。三線の音色って落ち着くし、楽しい。どんどんハマっていって、「弱虫さん(うちなーVer.)」のときに演奏してくださった三線奏者の宜保和也さんのおうちに通って本格的に習っています。民謡と古典までできるようになって、試験を受けられるように。
MAIKO:歌詞の世界観も、今までの活動してきた年月があるからこそ言えるセリフだと思います。色々経験したうえで、「この島で生きていく」。その決意がすごいなって。それを書いてくれたKEITAは絶対沖縄から出ないつもりだぞ!って(笑)
KEITA:この曲はMICHIRUに向けて書いたんです。MICHIRUがバンドを抜けて、沖縄で違う夢に向かって進んでいく…2014年に『STARTLINE』というアルバムを出した頃からMICHIRUが「楽曲に三線を取り入れたい」と話していて(参照:【特集】7!!×MUSE音楽院×BEEAST メジャーアーティストにインタビュー体験しよう!)、当時自分は「タイミング的に今じゃないんじゃないかな」と話していたんですが、MICHIRUが抜けることになって。ずっと「三線を取り入れた曲をやりたい」と言っていたMICHIRUの願いを4人でいるうちに実現させてあげたいという思いでこの曲を作って、2017年の最後のツアーで披露しました。
NANAE:30代になったからこそ説得力がある、みたいなところはありますよね。
MAIKO:最初は憧れしかないから、キラキラした曲が多かったじゃん、当初。でも今では僻んでるような曲とか…「東京、手が届かない」みたいな(笑)。曲としてその中でストーリーを組んで遊んでいるだけかもしれないけど、その部分部分で出てくるワードが「それって経験したから今出る言葉なのかな」っていうのもあって。「青春Days」とかまさにそう。今だから振り返れる過去がある。あの頃は…無邪気にしていたのに…(笑)
MAIKO:本当に、今のseven oopsですね。
NANAE:振り返るきっかけにもなるかもね。曲を聴くことによって今まで忘れていたものもそうだし、初心に帰る気持ち、沖縄を改めて大好きだなという気持ちもそうだし、自分たちの曲で自分たちが元気になれたりとかもするので。すごいいアルバムだなって思います。
NANAE:いつからかなぁ…
MAIKO:最近?
KEITA:沖縄のミュージシャンあるあるだと思うんですけど、10代の若い頃、一時期沖縄を毛嫌いする時期があるんですよね。三線なんてダセーとか。
KEITA:でもデビューして色んな経験をさせていただいて、先輩ミュージシャンの偉大さがわかって、島唄の良さや三線の音色の良さに気づかされて、そこから強い憧れが出てくると思うんですよ。僕の場合は20代後半くらいからですね。もちろん20代前半頃から島唄とかも聴くようになったし、好きだなっていう気持ちはあったんですが、自分たちもやってみたいと思うようになったのは20代後半頃からですね。
KEITA:でも実は一番ロックしてるのは民謡だから。気づかないだけで。
NANAE:確かに。
MAIKO:沖縄を離れて色々やったから客観的に見られたんだろうね。デビューしないでずっと沖縄でバンド活動をやっていたら、もし三線を取り入れたとしてもまた違ったかも。「みんながやっていたからやる」になっていたと思います。
KEITA:ありがとうございます。そうなってくれたらうれしいです。
KEITA:どうですかね?
MAIKO:デビューしてからもずっと沖縄在住を前面に出してきたので、ここから2~3年ぐらい東京に出てやるぞ!ってやってもいいんじゃないかなという気もします。今まで島を出たことがない人間が急に東京に出てつぶれるというケースは多々あるし、そんな中でseven oopsは本当に沖縄が好きだし、リラックスした中で曲を作る方が合っているから…ということで、渡航費もかかるのに事務所が「沖縄在住」の方針をバックアップしてくれたんです。そこをずっと大切にしてもらってきましたが、もう30歳になったし、ブレない自分も持ってきているし、今ここにきても流されることはないかなと。むしろそういうものを自分の中に取り込んで新しく生み出す力が持てている気がするので、東京進出を決めてもいいのかなと思っています。
NANAE:決してそれで沖縄を捨てるとか離れるっていうわけではなくて、その中で沖縄に対する愛もあるし、沖縄の中で色んな活動をしていきたいという思いもあるので、拠点が変わったとしても「思い」は変わらないと思います。
KEITA:特に年齢は気にせず、自然体でいきたいですね。ずっと音楽をやっていくだろうし、たぶんこのメンバーでずっとやっていくのかなと思います。
NANAE:私は死ぬときにあれやっておけばよかった、あれできなかったという思いを残したくないなって30になって思ったので、自分がやりたいことを後悔せずにやっていけるような30代になればいいなと思います。そうなることでseven oopsも前に進んでいける気がするので。後悔せずに、3人で、楽しむっていうことを忘れない、そんなミュージシャンになっていけたらいいなと思います。
MAIKO:これからどんどん年を重ねて環境も変わっていくと思うんですけど、その中でもあえて変わらない3人で行きたいです。な?
NANAE:(笑)
KEITA:お、おう(照)
NANAE:よく言われるんです。3人はいい意味で変わらないねって。それってうれしいことだなって。
MAIKO:その3人が好きっていうファンも多くて。seven oopsの魅力って自分たちではわからないけど、楽曲ももちろんですが、3人の仲良い感じが好きだからってずっと応援してくれる人が多いように思います。根本的に”人間”なのかなって。それが音にも出るし。そういう部分はずっと変わらずにいたいって思います。
4th ALBUM『songs for
...
』・2018年11月07日(水)発売
初回限定盤(CD+DVD)3,611円+税
通常盤(CD)3,000円+税
初回限定盤にのみ収録DVD:アコースティックツアー「seven oops Café Live Tour 2018-again-」@横浜公演の模様を6曲収録
M01.相愛性理論
M02.オレンジ
M03.Ride on!
M04.この島で
M05.恋する惑星
M06.スタートライン


http://7oops.com/
◆ライブ情報
seven oops 4th ALBUM 『songs for
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』リリース記念インストアイベント
・2018年11月09日(金)【神奈川】HMV横浜ワールドポーターズ
・2018年11月10日(土)【千葉】イオンマリンピア屋外コミュニティ広場
・2018年11月10日(土)【千葉】そごう千葉店 本館1階正面入口前広場
・2018年11月11日(日)【東京】タワーレコード池袋店
・2018年11月17日(土)【愛知】イオンモール大高 3F
・2018年11月23日(金祝)【福岡】タワーレコード福岡パルコ店
・2018年11月25日(日)【沖縄】サンエー那覇メインプレイス2F
※参加方法などの詳細はHPへ
とかしきミュージックフェス「音もだち」2018
・2018年11月24日(土)【沖縄】渡嘉敷島阿波連キャンプ場
うぷぷなトークでイケるのかベイビー!?吉田山田のドレミファイル♪ in 小田原
・2018年12月02日(日)【神奈川】小田原ダイナシティ
「seven oops LIVE TOUR 2019 -lives for you!!-」
・2019年01月14日(月祝)【東京】代官山UNIT
・2019年01月20日(日)【大阪】梅田シャングリラ
・2019年01月27日(日)【愛知】名古屋SPADE BOX
・2019年02月16日(土)【福岡】福岡DRUM Be-1
・2019年02月23日(土)【沖縄】那覇 桜坂セントラル
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