FEATURE丨2015.06.07
大盛りレポ!ロック増量Vol.26 『MEGATON CLUB』初の2DAYS
20年間に渡り、Hard RockやHeavy Metal、そしてJapanese Heavy Metalを愛するロックファンを楽しませているイベント『MEGATON CLUB』。80年代をロックに過ごした方なら、登場しているロックミュージシャンの名前だけで、スペシャルなイベントであることが理解できるだろう。セッションスタイルというのも、このイベントの魅力の一つ。普段、一緒にプレイすることが無いロックミュージシャンが、一夜限りの素晴らしい演奏を聴かせてくれるのだから、これはファンにはたまらない。
今回は、20年間で初という2DAYS形式でイベントが開催された。その様子を、大盛りフォトレポートにて、たっぷりとお届けしよう。本誌の取材陣は、DAY1のみの現場入りとなったため、オフィシャル撮影の画像をミックスした形で構成した。すでに恒例行事として、毎回参加しているファンも多いかもしれないが、本誌の取材はこれが初めて。いつか『MEGATON CLUB』を観てみたいと思っている遠方や海外在住のファンに、少しでも熱気が伝われば幸いだ。
出演者の詳細は記事本編を見てもらうとして、今回の目玉は、あのPRESENCEがオリジナルメンバーで再結成!という事。若い頃、週のほとんどをライブハウスで過ごしていた私だが、当時のPRESENCEと言えば、ルックス・楽曲・演奏の三拍子そろったスターバンドだった。目黒・鹿鳴館のステージを何度観たかわからない。彼らを今、まだ生で観るチャンスがあり、こうしてメディアの発信者として、世界中に散らばったファンへ伝えられることを本当に幸せに思う。
『MEGATON CLUB』はDJ/ナビゲーターが入るイベントだが、田中陽一郎と木曽さんちゅうによる、絶妙な選曲とトークにより、イベントがさらに盛り上がった事は言うまでもない。また、二日目のアフターには、ミート&グリートも開催されたようだ。都内近郊で、まだ『MEGATON CLUB』未体験の方は、次のインフォメーションをチェックして、ぜひ一度会場に足を運んでほしい。

■Yuki(REACTION)・セクション
M1. Joy Ride(REACTION)、M2. Dreamer(LAZY)、M3. Lonesome Knight(REACTION)
竹内光雄(Vocals)/藤本泰司(Guitars)/反町”YUKI”哲之(Bass)/山口”PON”昌人(Drums)/盛山こういち(Keyboards)

























■BLIZARD・セクション
M1. Lady Stardust、M2. Stealer、M3. Blizzard(all BLIZARD)
セイジロウ(Vocals)/ゲンタロウ(Guitars)/黒田朋幸(Guitars)/満園庄太郎(Bass)/高橋“ロジャー”和久(Drums)

























■AION・セクション
M1. Caution、M2. In The Course Of Time、M3. Be Afraid(all AION)
NOV(Vocals)/小林信一(Guitars)/瀧田イサム(Bass)/西田“RYU”竜一(Drums)

























■MAKE-UP・セクション
M1. Salvation Army、M2. Lady Rosie、M3. Runaway From Yesterday(all MAKE-UP)
山田“NoB”信夫(Vocals)/島紀史(Guitars)/甲斐貴之(Bass)/本間大嗣(Drums)、清水賢治(Keyboards)

























■PRESENCE・セクション
M1. Lucy、M2. You Want My Love、M3. Rock Drive、M4. Rock’n Roll(all PRESENCE)
西川“SHIGERU”茂(Vocals)/白田“RUDEE”一秀(Guitars)/恩田“RADY”快人(Bass)/岡本“HIBARI”浩明(Drums)

























■コータ・セクション・セクション
M1. Welcome To The Jungle、M2. Nightrain、M3. Paradise City(all GUNS N’ ROSES)
コータ(Vocals)/森正樹(Guitars)/黒田朋幸(Guitars)/潤(Bass)/山口“PON”昌人(Drums)/清水賢治(Keyboards)








■NOV・セクション
M1. We’re Not Gonna Take It(TWISTED SISTER)、M2. I Wanna Be Somebody(W.A.S.P.)、M3. Cum On Feel The Noize(QUIET RIOT)
NOV(Vocals)/藤本泰司(Guitars)/満園庄太郎(Bass)/岡本唯史(Drums)/清水賢治(Keyboards)







■Nob・セクション
M1. In My Dreams(DOKKEN)、M2. Alone Again(DOKKEN)、M3. Round And Round(RATT)
山田“NoB”信夫(Vocals)/小林信一(Guitars)/甲斐貴之(Bass)/高橋“ロジャー”和久(Drums)/清水賢治(Keyboards)








■セイジロウ・セクション
M1. Red Hot(MÖTLEY CRÜE)、M2. Back For More(RATT)、M3. Lay It Down/(RATT)
セイジロウ(Vocals)/山崎淳(Guitars)/白田一秀(Guitars)/恩田快人(Bass)/西田“RYU”竜一(Drums)/盛山こういち(Keyboards)









■竹内光雄・セクション
M1. No Mercy(L.A. GUNS)、M2. Shake Me(CINDERELLA)、M3. LLive Wire(MÖTLEY CRÜE)
竹内光雄(Vocals)/山崎淳(Guitars)/足立“YOU”祐二(Guitars)/瀧田イサム(Bass)/本間大嗣(Drums)/盛山こういち(Keyboards)







ロックファンは、ロックと生きていくしかないのだ。時間はけして逆戻りしないが、今でも足を運べば、最上級のロックを味わえる事は素晴らしいと思う。歳を重ねる事は悪い事ではない。多感な青春時代に受けたインパクトとは違って、音楽を楽しむ事を知っている世代からこそ、『MEGATON CLUB』を楽しく観る事ができるのかもしれない。これからも25年、30年と継続してほしいイベントだ。