バンドについて!
年末年始とイベント等でバタバタしてしまい、すっかりご無沙汰してしまいました。
先週は、IRON MAIDEN公認のガールズ・メイデン・カヴァーバンド「IRON MAIDENS」の東名阪ツアーにDJとして帯同してきました。移動が疲れたけど、なかなか楽しいツアーだったなあ。
さて今回は僕のやっている『キャットハウス』に出演してるバンドについて書いてみましょう!
僕が相方のDJ Uckyと定期開催しているクラブロックイベント『キャットハウス』は昔はDJオンリーのオールナイトイベントだったのですが、6~7年前からバンドを入れるようになり、それに伴い開催時間もオールナイトからいわゆるライブハウス時間と同じ夕方~終電前までのスタイルに変わっていきました。
で、どんなバンドに出演して貰ってるかと言うと、基本的には現在ライブハウスを中心に活動しているアマチュア~セミプロのハードロック、BAD BOYS R&R系のバンドになります。
時にはプロのミュージシャンがカヴァー等で出演してくれる時もあり、過去に出演したアーティストは、TYOの広瀬’HEESEY’洋一&MAD大内、THE DUST’N’BONEZの戸城憲夫&坂下たけとも、元CATS IN BOOTS・聖飢魔IIの大橋隆志、VooDoo HAWAIIANSの中山加奈子(敬称略)などの皆さんです。
『キャットハウス』に出て貰うバンドを選ぶ基準としては、もちろん自分が気に入ったバンドというのが一番になります。ハードロック・バンドなら何でも良いというわけではないし、アマチュアとは言っても学園祭レベルのバンドでは困ってしまうので、ちゃんとオリジナリティを確立してて(カヴァーバンドは別として)、お客さんを楽しませられるバンドというのが選考基準になります。
それと同時に重要なのは、『キャットハウス』の楽しさを理解してくれるバンドという点です。自分達の出番が終わったら「ハイ、オシマイ!」というのではなく、一緒に酒を飲み、踊って歌ってイベントを共に楽しんでくれるバンドというのは最高だし、こちらとしてもどんどん応援したくなります。
そんな仲間と共に楽しい空間作り、楽しい場を提供し続けたいというのが、僕の狙い?でもあります。
過去に出てくれた主だったバンドを挙げると、バンドを入れ始めたホント最初の頃から出演してくれたDRUNK FUXを始め、BABYLON STAR・OMEGA-DRIPP・CLACK-NASH・THE NINGLERS(仙台)・ROSETTA(札幌)・ROSERIA・LA★69・The B.B.BOOGIE・MOTOR MUSTANG・BAD BOYS RIDE・DIRTRUCKS・100×100(イチマン)・THE LEXなど、どれも個性あるバンドばかりです。
カヴァー・バンドとしてはモトリー・クルーのコピバン、東京ナスティ・ハビッツや、(有)石井商会、VAN HEYSANなども出てくれました。
このコラムのコーナーでも前に書いたように、良い楽曲を持ち、カッコいいライブを見せてくれるバンドに出会うと、「このバンドをもっと色んな人に見て貰いたい!」と思う気持ちが湧いてきます。
例えばDRUNK FUXの「アンジェリーナ」や、BABYLON STARの「RAINBOW」と言った楽曲は、普遍的な魅力を持つナンバーだし(少なくとも自分はそう信じている)、根っからの一ロックファン、一音楽ファンとしては「この良い曲を一人でも多くの人の聴いて貰いたい!」という思いで一杯になります。
もちろん一介のロックDJに出来る事などたかが知れてるのですが。。
少し前に惜しまれつつも解散した北欧のR&Rバンド、The Hellacoptersが最後に出したアルバム「HEAD OFF」はいわゆるカヴァー・アルバムなのですが、その取り上げられた楽曲は、全曲彼らと交流があるあまり有名ではないバンドのナンバーばかりをカヴァーしています。
どの曲もThe Hellacoptersのオリジナルの如く見事に料理されていてとても好きなアルバムなのですが、BURRN!誌2008年5月号のインタビューでVo&Gのニッケ・アンダーソンが、「ただ“有名じゃない”ということだけで、皆の耳に届かない良い音楽がどれだけあるかということを知らせたかった。少なくとも俺達のことは知っているけど、恐らく”彼ら”のことは知らないであろう人達には、知ってもらいたいね。」
と語っていて、関わり方の違いはあれど正にその通り!と思ったものです。これからも流行などとは関係なく、自分が良いと思ったバンドを少しでもサポートして行ければと思います。
※次回2010年2月28日(日)の『キャットハウス』は、15周年記念企画として、ゲストバンドにBRUNET BULLとRED RAWを、そしてゲストDJには、MAD大内(TYO,ex.ANTHEM)を迎えてお送りします!