第十回 「子どもみたいに話そうよ」
なつきのロック解体新書第10回目。
私の通う看護学校の友人で、音楽の話も合い、
なにより気の合う素敵な女性がいる。
その友人の紹介で、先日行われた「東京JAZZ」で、
ハービー・ハンコックと会える!という話になった。
驚くことに彼女はハービーと友だちなのだ!!笑
その時私は、真っ先に自分の持ってるレコードとCDへの
サインをもらうことを考えてしまったのだけど・・。
だって、マイルスのバンドメンバーですよ!?
あんなにすごいバンドを経て、今なお美しい音魂を
世界中に漂わせてる人に会える。想像しただけで
気が狂いそうになった。
そして何にサインしてもらうかって、結構悩みました。
処女航海!?
いや、Man-Child とか、funk時代のハービーも私好きなの。
とか考えちゃうと本当に結構悩んだ。
でも、やはりどのジャケットに欲しいかと立ち返って考えてみると
アレしかなかったの。
「 Speak Like a Child 」
内容も凄いけど、何よりジャケットが大好きなんだもん。
そしてそのアルバムはCDしか持っていない私。
折角だったらレコードにサインが欲しい!!
明日に迫った東京JAZZ!!・・とこの切迫感。
それから、都内にあるJAZZレコード店に片っ端から電話。
「ないですね・・」
「CDだったらあるよ」
「まあ・・たま~に入ってくるんだけどね」
の残念な回答が続き、諦め掛けていた10軒目で、
やっと!!
新宿「HAL’S」で初の「ありますよ」
しかも「オリジナルもあるし、再発のやつも状態いいし」と二枚も!
取り置きよろしくお願いします!と伝え、早速新宿へ。
来店して店長に、
なぜこれを探していたのか?
オリジナル(初版)にこだわるのはなぜか?
なんてことを話しているうちにちょっとした気持ちで、
私、自慢してしまったのです。
「実は、明日ハービーに会えるんです」と。笑
だって!!これを自慢しないで何を自慢するんでしょう。
嬉しい気持ちを我慢できませんでした。
しかし!
そこは生粋のJAZZ好きが集まる、
JAZZの専門店。
話した相手が悪かった。笑
「なかなか会えないで有名な人なんだよ!」
「じゃあ、うちのもサインよろしく!!」となったわけ。笑
そして、しっかりもらってきたというわけ!!
届けに行った日はとても喜んで頂けましたし、
私自身、素敵な出会いにとても感謝しています。
新宿でどんどんJAZZ臭が薄れて行くなかで、もう17年も
お店を続けていらっしゃる。
店内アットホームで居心地良かったな。
「HAL’S」また遊びに行かせていただきます!
※HAL’S:http://www.hals-jazz.com/
ところで、
実際に東京JAZZで、ハービー会えた感想・写真は、私のブログ
http://ameblo.jp/isanatsuki/でご覧ください。
本当に貴重な体験でしたよ。
私が看護の道を志して、その間もずっと音楽が好きで
プレイヤーでいなかったら、会えなかった相手でした。
そして、そこでは「 Speak Like a Child 」
まるで子供のように話すハービー・ハンコックがいました。
それでは、今回の格言はこの方です!!
Avishai Cohen / アヴィシャイ・コーエン
アヴィシャイ・コーエンは、
「東京JAZZ」でハービー・ハンコック&ウェイン・ショーターが
演奏した日に、トランペッターとしてプレイしていたのですが、
演奏はもちろんのこと、その風貌から、かなり気になる存在でした。
ハービー・ハンコック&ウェイン・ショーターを舞台袖で
子供のように食い入って観ていた仲間として意気投合!笑
レッチリのワールドツアーにも参加したことがあるとか!
妹の名前が、私の名前「なつき」に似ているとか!
そして、格言をいただきました。
それがこちら。
「Never Give Up」って、シンプルだけど、なかなか言えない
言葉だと思う。
何か一つのことでいい。諦めてない人、だったり
自分を信じられている人でしょう。
心の強い人。私もそういう人でありたい。
みなさんもそうであると素敵。
それでは、次回のコラムもお楽しみに!!