人生の宿題その2
6月9日はCLUB CITTA’ PRESENTS
柴田直人 生誕60年記念 スペシャル・ライブ
「METAL MAN RISING」にゲスト出演させていただきました。
あくまでも生誕イベントとは言え
柴田直人、清水昭男、田丸勇というメンツでANTHEMの曲を歌うわけなので
私としては脳では生誕イベントと理解していながらも、心はANTHEMモードになってしまうです。
お誘いをいただいた時は「今の自分に歌えるのか?」という不安が大きかったですが、「遂にこの時が、このタイミングで来てくれたか」と、むしろ喜びの方が大きかったです」。
柴田さんが60歳ならば私は54歳、
当たり前のことですが6年後には私も60歳になるわけでして
6年後の自分に向けてケツを蹴り上げるためにも
自分を鍛えてくれた音の洗礼を一度受けておきたい。ということ。
そしてもう一つは
今更ではありますが、突然、脱退してしまいましたので皆さんの前で一度だけでも歌ってみたい。
という願いが叶った。ということも喜びの理由でした。
そしてリハーサル
脱退してから約4年の月日が流れましたが
スタジオで会った3人は相変わらずでもありましたが
もはや自分の記憶にある3人ではなく
更に強靭な音楽集団、戦闘集団になっていた印象でした。
リハーサルは笑いあり、終始和やかに進行。
リラックスさせていただきました。
温かく迎えていただいたこのイベントの「質」を下げないように
こちらは過去のレパートリーと奮闘しました。
当然ですが、一人で練習するより魂のこもった一つ一つの音、それも3人の音が一つの塊となり押し寄せてくるのですから歌は1行目からギリギリ勝負です。
飲み込まれそうになりながらも、溺れそうになりながらも、
「魂」、「信念」、「威厳」という表現があてはまるバンドの音を感じながら歌える、という幸せな気分を噛みしめ歌いました。
ゲストを迎え入れるバンド側からすると、イベントという部分で通常のモードではないのでしょうが、如何なるステージでも一音たりとも手を抜かない。
そういう空気はかつてメンバーとして在籍していた身としては直感でわかるものです。
この瞬間を味わえただけでも幸せでした。
そしてイベント当日を迎えました。
イベント自体はOPから演奏も演出も何もかもが本当に素晴らしく
柴田さんを中心に、メンバー、スタッフ全員の結束の素晴らしさに真のプロフェッショナルを感じました。
そしてオーディエンスに感動しました。
夢のような時間でした。
出来不出来に関しては、時間は戻せませんからどうにもできませんが、、
自分なりの色と自分なりの心意気をこのイベントに添えられるようにパフォーマンスしました。
自分を育ててくれた柴田さんと、その柴田さんが人生を闘いながら
その人生の中で守り続け、そして更に今も挑戦、邁進し続けているバンドANTHEMとファンの方々に感謝の気持ちを歌とパフォーマンスで少しでもお返し出来ていたら本望です。
何もかもが気高くも優しく美しい体験でした。
時間はただ重ねるだけでなく、「どう生きて、どう闘っていくか。」という部分が大切だ。と言うことをステージでの柴田さんの背中から学ばせていただきました。
このようなイベントの参加させていただけたことを心から感謝いたします。
自分自身もこれからの人生をどう生きて、どう闘っていくか。肝に銘じて邁進します。
このコラムのタイトルにあるように「人生の宿題」としては何か一つ成し遂げたのではないかと思います。
本当にありがとうございました。
坂本英三
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