FEATURE2012.09.14

デザインフェスタ Vol.35

TEXT & PHOTO:鈴木亮介

デザインフェスタ。2日間の日程で約3千ブース、1万名以上のアーティストが出展する一大アートイベントだ。プロ・アマ問わず、オリジナル作品を審査無しで誰でも自由に表現できることが支持を集め、1994年の開始以来35回の開催を重ねている。

BEEASTでは前回・Vol.34に引き続き、今回も、全エリアをレポート!次回は11月10日(土)・11日(日)に開催し、いよいよ先週より前売り券の発売が始まった。そこで、「行ってみようかなぁ」と検討している読者の皆さんに、ロックスピリットを持ったアート作品、ライブパフォーマンスなど、その魅力を余すところなくご紹介したい。エリア順に掲載しているので、実際に参加した気分で、東京ビッグサイトの広大な会場を歩き回っているつもりでご高覧いただければ幸いである。
 

次回、デザインフェスタVol.36の招待券をBEEAST読者にプレゼント!応募方法は記事末尾へ!


 


 

【Aエリア】 ファッション・アクセサリー

まずは1階ホールから順に見ていこう。Aエリアでは約400のブースでファッションやアクセサリーに特化した展示が行われている。カラフルなTシャツや、実用的なシルバーアクセサリーなどが多数展示されていて、このブロックだけでも十分、「ウィンドウショッピング」を堪能できる。

 


 

 

◆POISON★BERRY (Yoshiko)
http://poisonberry.shop-pro.jp
https://twitter.com/obake_chan
 
小さい頃から手作りの手芸が好きで、4年ほど前に突然「おばけだ!」と思いついて、こういう作品を作っています。真っ白のおばけだとつまらないので、ボーダーを取り入れました。一つ一つ手作りで表情や色合いが異なるのが特長です。

 

【B、Cエリア】 雑貨

続いてBエリアとCエリアでは数々の雑貨を展示している。和洋入り混じり、色鮮やかなデザインのものが多く、目を楽しませてくれる。中には小学1年生による出展もあった。

 


 

 

◆てんぐアート (畠瀬廉)
http://www.tengart.com/
https://twitter.com/tengart
 
2年前からやっています。和物で何かモチーフがほしいと思った時に、天狗を使っている人はほとんどいないことに気づき、自分も天狗は好きだったので、始めました。調べれば調べるほど、天狗は時代によって全く扱いが異なるので面白いですね。やはりデザインのポイントは鼻です!

 

【Dエリア】 オールジャンル/ショースペース

Dエリアでは、1階と4階とを結ぶエスカレーターに近く、人の行き来が多いという場所を活かし、その場で詩を書いたり壁面にイラストを書いたりといった、ストリートパフォームを行う人が多く見られた。また、ショースペースではミニライブやダンスパフォーマンス、ファッションショーなど様々なステージが代わる代わる展開された。

 


 

 

【番外編】 フードエリア

フードコーナーが非常に充実しているのもデザインフェスタの魅力の一つだ。既設のレストランに加え、1階と4階にそれぞれ露店が数多く並び、4階は屋上に出て食事することもできる。さらに、後述する屋外のライブステージにもおいしい鉄板料理やお酒が充実し、音楽フェスと同様の楽しみ方ができる。

 


 

 

【Eエリア】 写真、工芸など

続いてEエリアでは、写真やフィギュアなどオールジャンルが展示されている。さすがデザインフェスタに出展してくる写真だけあって、たくさんのブースの中に埋もれないように展示方法も各々工夫を凝らしている…と眺めていると、なんと高校の同級生”みっちゃん”を発見!

 


 

 

◆CreatorLinkPlus+ (三橋コータ)
http://ameblo.jp/clpblog/
http://flavors.me/kota_mitsuhashi
 
今回はアートサークルのメンバーとして参加しました。メンバーは20名ほどで、サークルとしてのメリットを活かし、和気あいあい、かつ真剣に取り組んでます。写真は5~6年前から本格的に始めて、最近は人物中心です。対象に事細かに指示を出すのではなく、その人の自然な空気感を撮るよう心がけています。

 

 

【F、Gエリア】 イラスト、絵画

FエリアとGエリアでは、イラストや絵画が所狭しと展示されている。大きな壁面画からポストカードまで大きさはさまざまだが、どの絵にもこだわりが見受けられ、やはり先ほどと同様、このエリアだけで一つの展覧会に来た気分にさせてくれる。

 


 

 

◆PANDA LIFE (soR=ソル)
http://ameblo.jp/shiro-kiiro/
https://twitter.com/tengart
 
元々は油絵のような絵やグラフィック、写真を使った絵の3種類をやっていて、パンダを始めたのは2009年からです。上野動物園から姿を消してしまい、寂しいなぁと思って始めました。パンダの体を全く動かさず、1ポーズで様々なバリエーションの作品を作るのが難しい半面、挑戦しがいがありますね。

 

【ライブスペース】

デザインフェスタの見どころの一つは、やはり野外で轟音を楽しめる、ライブだ。アートの展示というと静寂な空間にひっそりこっそりと展示して、つばを飲み込む音もはばかられるくらいヒソヒソと…なんていうことが多い中にあって、デザインフェスタはとにかく、威勢がよく楽しそうな声があちらこちらから聴こえるのが特長!そんな雰囲気をリードしているのが、ほかならぬ野外ステージだと言えよう。
「芸術は爆発だ!」とは岡本太郎の珠玉の言葉。浅く読解するなと怒られそうだが、とにかく「爆発」したステージが、ここでは楽しめる。
 
 


 


 

 

 

【Hエリア】 雑貨

長いエスカレーターを上ったら、4階だ。こちらも900近いブースに様々なジャンルの作品が並んでいる。まずはHエリア。こちらは1階のCエリアと同様に「雑貨」というカテゴリーになっているが、ファッションアイテムやオリジナルイラストを模したグッズなどが豊富で、若い女性の出展者が多く見られた。

 


 

 

◆ririco:ramu (売り子の皆さん)
http://riricoramu.jimdo.com/
https://twitter.com/riricoramu
 
名古屋を中心に昨年1月から活動を始めて、現在7店舗で販売しています。オーナーのrillieさんは器用な方で、一人で全部作っています。一つひとつ色が違うのも見どころです。ホームパーティーなどでこのツノカチューシャをつけて楽しんでみてください!

 

 

【I、J、Lエリア】 オールジャンル

4階に来て真っ先に目に飛び込んでくるのが、巨大なパネルに現在進行形で描かれている壁画だ。初日の午前に訪れると、まだ白い部分が多いが、”進行形”の部分がこれからどうなっていくのか想像力を膨らませるのも楽しい。そして2日目にもう一度訪れ、完成した作品を見るのも良いだろう。

 


 

 

◆今川咲恵
http://oekakisakie.web.fc2.com/
https://twitter.com/oekakisakie
 
普段はお店のシャッターに絵を描く仕事など、様々活動しています。考え抜いて描くというより、思うままに描いています。デザインフェスタは年1回こうして参加しています。「ボールペン里親制度」もやっているので、私の子どもたち(=ボールペン)をもらってやってください!

 

【Kエリア】 暗いエリア/シアタースペース

デザインフェスタの出展エリアの中で唯一、照明が落とされたエリアだ。その暗さを活かしてステンドグラスをランプで照らしたり、妖怪をモチーフにした作品を展示する人もいれば、中には「ここしか空いてなかったので仕方なく…」という人も。

 


 

 

◆departica (中石美里)
http://jp.myspace.com/1004974080
https://twitter.com/matsuoiori
 
私たちは普段は音大に通っていて、自主制作アルバムを作ったり映像作品を作ったりと、幅広く表現活動をしています。相方の松尾衣織が映像を作れるので、前回はシアタースペースに出展しましたが、今回は初めてブースに出展しました。暗いブースを選んだので間接照明を使って落ち着いた雰囲気を出すようにしました。

 

このほか、Kエリアにはものつくり大学のサークル「MONOMANO」によるワークショップも設けられ、訪れた人がかわいらしいフクロウの人形へ思い思いにペイントし、即席アートを楽しんでいた。

 

 
 

 
 


今回、全ての出展者の話に共通していたのが、各々の創りたい作品を気の向くままに創り、肩ひじ張らずに作品に向き合っているということだ。特別な技術も経験も要らない。ただただ純粋に、各々が楽しめれば…そんな、アートの原点をデザインフェスタの取材で思い出すことができた。そして、こうして1万名もの出展者が一堂に会することは、出展者同士の交流を深め、互いに切磋琢磨できる好機となったに違いない。次回は11月10日、11日の開催だ。今からスケジュールを空けておこう。

 

 
 

 
 

 
 

 
 


◆デザインフェスタ公式サイト
http://www.designfesta.com/

★読者プレゼント★
 
デザインフェスタVol.36の招待券を3組6名様にプレゼント!(締切:10/31)
 
ご応募方法は“BEEASTファンクラブ”の方にお届けする「週刊ビースト瓦版(無料メルマガ)」にて記載いたします。“BEEASTファンクラブ”はコチラの『BEEASTファンクラブ』ページより簡単登録(完全無料)可能!
 
※『ファンクラブ』ページにある登録内容を送信してください。携帯からアクセスされている方はコチラに空メールを送信していただくか、ページ上のQRコードを読み込みの上メールしてください。仮登録の登録画面のメールが届きます。
【重要】携帯電話のドメイン指定受信を設定されている方は、prius-pro.jpのメールを事前に受信できるよう設定してください。

 

◆関連記事
【特集】デザインフェスタVol.34
https://www.beeast69.com/feature/3611
【レポート】L’Arc~en~Ciel 20th L’Anniversary EXHIBITION
https://www.beeast69.com/report/27347
【レポート】Rock ‘N’ 切り絵 大塚翔子
https://www.beeast69.com/theatricals/380