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TEXT & PHOTO:岡田真理
記念すべき第一回目に登場してくれるのは、FLOWER ZOMBIEとHAIRSPRAY PSYCHEという二つのバンドでヴォーカルとギターを務めるS.A.T.Oさん。待ち合わせしたのは、ご自宅のある北区内の某駅前。ロッカーならではの赤い髪とヴィヴィッドなピンクのパンツ姿が、小学生のお子さんを持つ普通のママたちとは一味違う雰囲気を醸し出しています!今日は小学校四年生になる娘さんの学校の音楽会にお出掛けとのことで、その帰りにお時間をいただき、お話を聞いてきました。 —まずは、S.A.T.Oさんがロックを始めたきっかけから教えてください。 S.A.T.O:中学一年生の時にクラシックギターに興味を持って、やってみたいと親に相談したら、「クラシックだったらやってもいいよ」と言ってくれたので、近所のヤマハ音楽教室に通って習い始めました。それが、最初に音楽に触れたきっかけです。その後、高校二年生のときに、同級生のやっているバンドにたまたまギターがいなくて、メンバーの一人に誘われるかたちでそのバンドに入りました。ロックをやるようになったのはその時からです。 —もともとロックには興味はあったのですか? S.A.T.O:はい。中学生の頃からDuran Duranとかをよく聴いていましたね。基本的には洋楽ばかりです。邦楽はバンドでコピーをするときに聴く程度で、普段は滅多に聴きませんでした。 —コピーしたバンドというと、たとえば?
—高校を卒業しても、そのままロックは続けられたのですか? S.A.T.O:はい。大学に進学にしてからも続けました。高校の時に組んでいたバンド仲間のつながりで、新たにバンドを組んで。この時もパートはギターで、これもガールズバンドでした。活動の場は、主にライブハウスでしたね。ジャンルはハードロックが中心。このバンドは、活動自体は比較的ゆるくて、休んだり活動したりを繰り返しながら結局5,6年ほど続けました。 —更に大学を卒業して、社会人になってからもバンドを? S.A.T.O:そうですね。大学を卒業して営業職に就いたのですが、お仕事しながらバンドもやっていました。高校時代のバンドのメンバーと一緒にまた違うバンドを結成して。このバンドからヴォーカル兼ギターになりましたね。ちょうどこの時期に結婚もしました。27歳の時です。その二年後に娘が生まれました。 —結婚や出産の際にも、バンド活動は続けられたのですか? S.A.T.O:はい。妊娠7か月までステージに立っていましたよ。8か月のときにレコーディングして、それから少しお休みしましたけど、産んでから6か月後にはもう復帰してライブをやっていました。結婚してからはしばらく仕事をしていなかったので、当時はバンド活動と子育てが中心の生活でしたね。 —どんな状況でも、常にバンド活動だけは欠かさずされていたのですね。
—今のバンドはいつ、どういう経緯で始められたのですか? S.A.T.O:二つともほぼ同時期に始めました。ライブをやるようになったのは、両方とも2008年からですね。FLOWR ZOMBIEは、その前にやっていたバンドをやめたときに、自分でメンバーを募集して結成したバンドです。ジャンルとしてはパンク系で、作詞作曲はすべて私がしています。もう一つのHAIRSPRY PSYCHEは、mixiで知り合った人のライブを見に行って、その場で意気投合して結成しちゃいました。 —バンドのメンバーはどんな方たちですか? S.A.T.O:みんな、ほぼ同世代ですね。だいたい若い頃にバンドを組んでいて、いくつかバンドを経験して…というふうに、私と同じようにずっと音楽に携わってきた人たちで、中にはママさんもいますよ。 —ママ業との両立はどのように? S.A.T.O:今はシングルマザーなので、実家に娘と私の親と住んでいます。ママ業は、家事の部分は母にも手伝ってもらっています。私自身は朝から夕方までテレフォンオペレーターのお仕事をして、休みの日の昼間にライブのリハをやり、土日はライブでステージに立つという感じですね。 —娘さんのロックへの興味はどうでしょうか?
—将来的に、ロッカーになりそうな気配がありそうですね。 S.A.T.O:どうでしょう?私も小さい頃そうでしたが、大人しい子なので…でも、どこかで花開けばいいですけどね。今はサルサとか、漫画とかが好きみたいです。少なからず、音楽とかアート方面には興味があるようですね。休みの日には、一緒に美術館や博物館に行ったりもしますし。あとは料理や食べることも好きみたいです。私の父が料理人だったので、その気質を受け継いだのかもしれません。 —これから何に興味を持つか、楽しみですね。 S.A.T.O:そうですね。私自身も自分でやりたいことをやってきたので、娘にもやりたいことをどんどんやってほしいと思います。おそらく今はまだ、コレと決まったものはないと思いますけど、そのうちやりたいことが出てくると思うし。母親としては、自分がロックをやっているからといってそれを押しつけはしないですし、娘がやりたいことを応援していきたいです。どんなことに興味を持ってくれるか、今から楽しみです。 —ちなみに、ママのライブに娘さんは来るのですか? S.A.T.O:すごく小さな頃に1回だけ来たことはあるのですが、今は来ないですね。私が土日にライブをやるので、せっかくの娘の休みに一緒にいられないこともあります。前に、ライブの当日に娘が熱を出したことがあるのですが、その時はもう娘も大きかったので、とりあえず大丈夫そうだなと確認してからライブ会場に行きました。リハに遅れて行って、本番終わったらすぐに帰らせてもらって…。でも、その時に娘から「バンドと私とどっちが大事なの?!」って言われちゃいましたね(笑)。仕事だったら子供が熱を出したら休めますけど、ライブに穴を開けることはどうしてもできなかったので…。 —やはりママロッカーならではの大変さもありますね。ところで娘さんのお友達の反応ってどんな感じですか?
—ちなみに、赤い髪や個性的なファッションは、他のお母さんや先生から突っ込まれたりしませんか? S.A.T.O:授業参観に行くと見られることはありますけど、今のところ特に突っ込まれていませんよ(笑)。落ち着いた感じのお母さんも多いですが、中には金髪のママもいるので。一昔前では考えられないかもしれませんけどね。 —さて、話は変わりますが、年末にライブを控えているそうですね。 S.A.T.O:はい。今度のライブは、HAIRSPRAY PSYCHEのほうです。12月19日と26日に二週連続で行います。今はまだ完成していないのですが、新曲を披露する予定です。 —年末はお忙しくなりそうですね。クリスマスは娘さんと過ごせそうですか? S.A.T.O:それは大丈夫です!クリスマスには、「私とバンドとどっちが大事なの?」って言われないように(笑)。 —それでは最後に、今後の抱負を聞かせてください。 S.A.T.O:そうですね。これからも今までと同じように、できるかぎり音楽活動は継続していきたいと思います。その一方で、将来は南の島に住みたいなぁなんてことも考えたりしています。フラダンスとか、バンド以外でも興味のあることがたくさんあるので。でもまずは、年末のライブで最高のステージをお見せしたいですね。
S.A.T.Oさんがヴォーカル&ギターを務めるHAIRSPRAY PSYCHEのライブは下記の通り。ぜひライブに足を運んで、ママのパワーを感じてください!
HAIRSPRAY PSYCHE インフォメーション
2009年12月19日(土) 新橋ZZ ■HAIRSPRAY PSYCHE 公式マイスペース ■FLOWER ZOMBIE 公式マイスペース ママはロッカーの記事一覧 |