連載

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CIVILIAN「愛 / 憎」
TEXT:岡本恵里

むき出しのリアルを描き出し、ざくざくと胸を突いてくる。
強い言葉と音でメジャーシーンへの狼煙をあげる。
 
現在放映中の読売テレビ制作・日本テレビ系ドラマ「黒い十人の女」の主題歌として書き下ろされた新曲「愛 / 憎」(アイトゾウ)を、メジャーデビューシングルとして11月23日(水)にリリースするCIVILIAN(シビリアン)は、コヤマヒデカズ(Vocal & Guitar)、純市(Bass)、有田清幸(Drums)によるスリーピースロックバンド。
 
2009年よりLyu:Lyuとして活動を始め、人間のリアルな感情を吐露する独特の世界観を持った楽曲を多数発表してきた彼ら。また、バンドとの活動とは別途、コヤマヒデカズナノウというボカロプロデューサーとしても活動し、ニコニコ動画内で多数の殿堂入り楽曲を輩出している。
 
そして2016年、その全ての活動を包括し、より自由に、より広い表現をすることを目指してバンド名をCIVILIANに改名。今作はそんな彼らの新たなるスタートともいえる記念作、そしてメジャーデビュー作となる。
 
前述のようにドラマの主題歌として既に放映中の「愛 / 憎」は、テレビ東京系「JAPAN COUNTDOWN」11月度エンディングテーマに起用されたことも相まって既に耳にしたこともあるリスナーも多いことだろう。ドラマチックなメロディーとコンパクトで疾走感のある楽曲、人間の愛欲や情念、絶望の中に見える微かな希望を強い言葉で描き出す印象的な歌詞。コヤマヒデカズのハスキーで男らしさとセクシーさを持ち合わせた歌声がスリリングに展開する楽曲と絶妙にマッチし、中毒性のある仕上がりになっている。
 
また表題曲を「動」とするならば、呼応するように「静」の激情を表現した「LOVE / HATE / DRAMA」、そして、コヤマヒデカズがボカロプロデューサー・ナノウ名義でニコニコ動画に投稿してミリオン再生となったナンバーをバンドバージョンにアレンジした「3331」は「毎日にアンコールなどない」という言葉がリフレインする、絶望的な毎日の中でかすかな希望にすがる人間らしい執着を描いた胸に刺さる楽曲。
 
3曲はそれぞれ違ったアプローチながらも1本の芯がすうっと通ったような一貫した世界観の中で構築されており、メジャーデビュー作として、彼らの音楽に触れる入口として相応しい仕上がりになっている。
 
今作は初回限定盤と通常盤の2形態で発売され、初回限定盤には8月に東京・原宿アストロホールで行ったライブの一部が収録されたDVDが付属する。12月には下北沢で『Ai to Zou』と題されたワンマンライブも決定し、年末に向けて「2016MERRY ROCK PARADE」などの大型フェスにも出演が決定しているCIVILIAN。メジャーシーンに強烈な一撃を放った彼らの今後の活動を注視していきたい。
 

 


 
aka_t◆リリース情報
CIVILIAN「愛 / 憎」
・2016年11月23日(水)発売
初回生産限定盤(CD+DVD) SRCL-9240~9241 ¥1,667+税
通常盤(CD) SRCL-9242 ¥1,111+税
<収録曲>
M01. 愛 / 憎
M02. LOVE/HATE/DRAMA
M03. 3331
<DVD>(初回盤のみ)
2016.08.02(Tue.)『Lyu:Lyu INCIDENT619 vol.10″Lyu:Lyu → CIVILIAN』
M01.Bake no kawa
M02.爽やかな逃走
M03.自室内復讐論のライブビデオ

 


 
◆ライブ情報
CIVILIAN ONE MAN LIVE 2016 “Ai to Zou”
・2016年12月16日(金)【東京】下北沢GARDEN
 


 
◆CIVILIAN オフィシャルサイト
http://civi-l-ian.com/
 



 
 
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