連載

メタルヘルス

TEXT & PHOTO:桜坂秋太郎
前回のメタルヘルスから「内臓脂肪」について考えるようになりました。内臓脂肪はやはり減らすことが望ましく、そのためには食事と運動が大切であると一般的に言われています。ヘルシーな食事をして、毎日適度な運動をする・・・机上の空論的に理解はできますが、私にはなかなか出来ません。満足感が得られると紹介されている食事で、本当に満足感を得られたことがないし、毎日できるだけ楽したいと考えてしまいます。つり革広告で『無理なく内臓脂肪を解消しましょう』という宣伝を見ましたが「無理なく〜は、無理だろ!」と一人ツッコミをしながら、その宣伝を読んでみました。

お薦めの低エネルギーな食事は「海藻やキノコ、それからこんにゃくを中心にした食事をすると、食物繊維たっぷりで噛みごたもあり、満足感を得られます」・・・微妙!満腹になっても、何か物足りなくて、ポテチとか食べちゃいそう。「低エネルギーな食材を、タッパーウェアに副菜として常備して、外食でも食事のエネルギーコントロールをしましょう」・・・無理!だって普通はお店に持込禁止でしょう。「内臓脂肪」を減らすのは、言うだけは簡単。でも実践は難しいというのが定説なのかもしれません。

脂肪は脂肪でも、魚の脂肪には血栓予防効果があったりしてお勧めのようです。具体的な魚としては、サンマ・アジ・サバ・イワシなどの青魚。これなら回転寿司で意識して食べればok!何とかなりそうです。あとは食物繊維がポイントとか。脂質の酸化を防ぎ、血液を健康な状態にするメリットがあるようです。食物繊維は色々な物に含まれていますが、キャベツなら牛丼屋でも気軽に食べられます。日常の食事から、ちょっと意識するだけで動脈硬化の原因を減らすことができるなら、実践できるかもしれません。信念を持って内臓脂肪を減らすぞ!などというのは、私にはちょっと無理があります。

信念といえば、このバンド以外にありませんね。今回のアルバムは、ジューダス・プリーストの1984年の名盤「DEFENDERS OF THE FAITH」で走ります!説明不要のメタルゴッド、1969年から現在もなお現役の超絶ヘヴィメタルバンドが生んだ大傑作アルバムです。正直もう一枚1982年の名盤「SCREAMING FOR VENGEANCE」を挙げたいところですが、客観的にはこの「DEFENDERS OF THE FAITH」がベスト作品ではないかと思います。これを知らずしてメタル語るなかれ!というのが、世界中のメタルファンの共通認識。

これらの名盤が生まれた80年代、ジューダス・プリーストは5枚のアルバムをリリースしています。約2年に1枚というペースですが、一番充実していた時期とも言えでしょう。それ以前の70年代は初期作品に該当しますが、Sinner・Victim of Changes・The Ripperなど、今でも演奏されるナンバーを生み出しています。逆に90年代は、1990年の「PAINKILLER」を最後に、超人ヴォーカルのロブ・ハルフォードが脱退。低迷期へと突入していきます。

そんな背景から、バンドが一番ノリにノッていた頃のアルバムといえる「DEFENDERS OF THE FAITH」ですが、トータルタイムは38:73ちょうど良い長さ。ジューダス・プリーストの醍醐味は、重戦車のようなリズム隊に、ツインリードギターと凄まじいヴォーカルのコントラスト。90年代以降、ヘヴィメタルも細分化されていきますが、原点はまさにジューダス・プリーストのメタルに他ならず、その後のアーティスト達への影響はとても大きいと断言できます。

1曲目「Freewheel Burning」からいきなり全開!それを知っていたので、あらかじめウォーミングアップで軽く5分程度のウォーキングをしておきました。温まったところで、iPodのスイッチをオン!・・・キターーーーーーーーーーーー!(目薬の宣伝風)カッコいい〜!でも何か走りにくい〜!頑張って走るも、ギターソロ後の“早口言葉”でリズムが狂いまくり。足と腕と頭のリズムが完全にバラバラ!この曲は走るより演奏する方が楽かもしれないと痛感。

その後の「Jawbreaker」は走るのに最高なメタルナンバーです。そしてミドルテンポの「Rock Hard Ride Free」、サビをアクション付きで歌えるほど楽勝。「The Sentinel」は超絶なメタルアンセムですが、その高揚感に合わせて走るとアドレナリンがバンバン出ます。そのままの勢いで走りたいところですが、次の「Love Bites」ではクールダウン。そして私の大好きな「Eat Me Alive」へ。でも実は「Some Heads Are Gonna Roll」のようなナンバーが一番疲れずに走れます。「Night Comes Down」「Heavy Duty」「Defenders of the Faith」は佳曲ですが、前半に比べるとアドレナリンはイマイチ出てきません。

ジューダス・プリーストは、ヘヴィメタルの持つ疾走感とメロディーを堪能できるだけでなく、楽曲のアンサンブルが実に素晴らしいバンドです。K.K.ダウニンググレン・ティプトンは圧巻のツインリードや泣きのソロを披露しつつも、バンドアンサンブルを重視した職人的ギタリスト。最近のリリースは、ロブ・ハルフォードが復帰した2008年のコンセプトアルバム「NOSTRADAMUS」ですが、これはメタルオペラと題して100分を越える組曲となっている実に興味深い作品です。ジューダス・プリーストは、すでに還暦メタルバンドですが、現役のメタルゴッドをまだまだ続けてほしいものです。


【Judas Priest】実施前の体重の数値は68.4kg

【Judas Priest】実施前の体脂肪の数値は25%

【Judas Priest】実施中その1

【Judas Priest】実施中その2

【Judas Priest】最後の一曲が終わりフィナーレ

【Judas Priest】実施後の体重の数値は67.0kg!

【Judas Priest】実施後の体脂肪の数値は24%!
photo

<今回取り上げたアルバム>
Judas Priest「DEFENDERS OF THE FAITH
1.”Freewheel Burning”4:22
2.”Jawbreaker”3:25
3.”Rock Hard Ride Free”5:34
4.”The Sentinel”5:04
5.”Love Bites”4:47
6.”Eat Me Alive”3:34
7.”Some Heads Are Gonna Roll”4:05
8.”Night Comes Down”3:58
9.”Heavy Duty”2:25
10.”Defenders of the Faith”1:30

【Judas Priest 公式サイト】
http://www.judaspriest.com/


 
 
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