BEEASTのコンセプト「ロックと生きる…ライフスタイル応援マガジン」に基づき、昨今の厳しい社会を生き抜くための応援企画。憧れのロックヒーローの神がかり的なプレイを、手を伸ばせば届くかのような距離で感じることにより、青少年時代の熱き目を取り戻し、今を力強く生きるきっかけ作りに貢献したい！というのが本連載「ブレス オブ ヒーロー」の企画趣旨です。
 
今回の第10回は、太田カツが再登場！第6回に登場して、度肝を抜くプレイを魅せつけてくれた太田カツ。再登場を希望する読者リクエストも多く、ご本人に伝えたところ、快諾して頂き、再登場となりました。「ブレス オブ ヒーロー」は、ダイレクトなロックパワーで、明日への活力に貢献したいと考えています。大きな会場のライブの空気とは違って、まさにヒーローの“息吹”を感じることができる、そんな熱い時間をご提供できれば幸いです。
 
天才Yngwie Malmsteenに日本で一番近い男と言われるギターの才能と、作詞・作曲・編曲においても優れたコンポーザーの才能を持つ太田カツ。怒濤の速弾きプレイはもちろん、ブルージーなギターも素晴らしいギタリストです。自身のバンド、ARKSTORMは現在活動お休み中ですが、日本最速と言われるそのプレイを、惜しみなく披露してくれた様子を、ダイジェスト映像と画像にて、お伝えしたいと思います！
 

前回（第6回）のトークに出ていた牛肉パワー（何か勝負する時やライブ前は、必ず牛肉を食べる）の話が今回もあり、サッカー選手の事例を出して、やはりビーフは大切だという結論へ。会場となった渋谷nobの界隈は、昔配達の仕事でよく回っていたとのことで、その当時の渋谷の街の話もたくさんしてくれます。ライブのMCとは違う、ミュージシャンの人間的な話が聞けるのも、「ブレス オブ ヒーロー」の良いところと自負しています。
 
すべての演奏は、まさに圧巻で、天から授かったギターの才能を強く感じます。ギタリストではない来場者にもわかりやすいように、ギターやピックの説明もしてくれます。なぜこういう音が出るのか、なぜこのフレーズが難しいのか、細かい部分も納得です。またスーパーギタリスト数名を挙げて、なぜスーパーなのかも教えてくれます。テクニックだけでなく、解析能力もずば抜けて凄い太田カツ！
 
そして驚くのは機材。素晴らしいギターサウンドを奏でる太田カツの足元にはシンプルなエフェクター、アンプは会場設置の小型ギターアンプから音を出しています。弘法筆を選ばず、家庭用のギターアンプでも、超一流のギタリストにかかれば、しびれるようなサウンドが出ることが衝撃的です。一音一音が抜けてきて、聴く者の心の中にまで届くようなギターフレーズに酔いしれます。日本の宝、ギターヒーロー太田カツに大きな拍手を送り、終演。今回も素晴らしい時間を過ごすことができました。
 

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