BEEASTで報じたガールズロッカーのオーディション企画 『ROXYGIRLS AUDITION』。選出されたメンバーにより、新しいプロジェクトとしてガールズバンド「DRUGSTORE」が始動しました！この連載では、スターダムの階段をかけのぼる彼女達の様子を、定期的にレポートしていきます！
DRUGSTOREは、瀬川亜実（以下、あみ :Vocal）、相馬亜美（以下、つぐみん :Guitar）、金子夏姫（以下、なっちゃん :Ｄrums）、才恵加（以下、さえ :Sax &Key）の4人がメンバーです。今回はバンドメンバー全員がそろって行われた初のリハーサルの模様をレポートしましょう。
当面の目標としては、まずDRUGSTOREを知ってもらうための音源制作、そしてライブ。そのためオリジナル楽曲と、バンドのスタイルを見据えた上でコピー曲数曲とオリジナル楽曲を織り交ぜながらリハーサルを進めていくこととなりました。ガールズであるとともに、ロックというポイントを活動の中でどう打ち出していくか？音楽的な経歴も育ちもそれぞれ異なる4人にとっては期待も不安も入り混じった思いが胸にあるのは、想像に難くありません。しかしその思いを一つにすべく、いよいよその第一歩を踏みしめました。
そして、DRUGSTOREには大きな力となる助っ人が登場。その人は、サウンドディレクターの加藤大祐（以下、加藤ディレクター）。かつてビジュアル系ロックバンドΛuciferのメンバーとして活躍した彼は、現在は多くのアーティストへの楽曲提供やプロデュースを幅広く行い、一方ではギタリストとしても精力的に活動している、まさにミュージシャンという立ち位置を知り尽くした方です。その意味ではこれから様々な困難や課題に立ち向かう彼女らにとって、大きな助け舟となることは間違いありません。これからに向けての希望も新たに、リハーサルは始まりました。
手始めに、加藤ディレクターにバンドのまとまりを見せるためにも、楽曲を一つ一つさらっていきました。曲はNANA starring MIKA NAKASHIMAの「GLAMOROUS SKY」や、アニメ「けいおん」の主題歌「Don’t say “lazy”」と、ガールズロックバンドにはもはやスタンダードといえるナンバー。一般に馴染みの強いナンバーが続くだけに、プレイには大きな障害もなくスムーズにリハーサルは進みました。そして要所で入る加藤ディレクターのチェック。指摘部分を確認しながら何度かプレイを続けていくうちに、バンドサウンドとしてさらにまとまりが見えてきた模様。
この日プレイしたナンバーの中で、ユニークな選曲として出てきたのはチェッカーズの「NANA」。リズム的にもメロディ的にも泥臭くブルージーな雰囲気がそれまでの選曲とは異なり、DRUGSTOREのステージでもアクセントを見せてくれそうです。特に途中で入るサックスのソロは、さえの本領発揮ともいえるパート。キメの部分はまだこれから合わせていくところ。
最後はオリジナル楽曲となる「Just a kid」。DRUGSTOREのイメージを強く打ち出した楽曲ですが、ブレイクやキメなども多く、かなり印象は強い感じが見られます。ロックなサウンドを決定づけるつぐみんのギターもガツン！と決まったこのプレイ。あみのボーカルもしっかりとメロディを描きながら、セクシーな雰囲気も感じさせるガールズらしい雰囲気たっぷりです。さらになっちゃんのドラムとさえのキーボードによるリズムとハーモニーはバンドサウンドにしっかりとした土台を築き上げているので、バンド全体としても安定しているようにも見えました。
まだまだ課題も多いようですが、演奏から感じられるスケール感からは、今後見せてくれる完成形の楽しさも感じられました。はたしてバンドはどのように成長していくのか？今後のDRUGSTOREに期待大です！
9月21日に新宿LOFTで行われたTHE LEAPSの対バンライブにさえがゲスト出演。
「東京遊女」「ROCK’N’ROLL」の2曲にサックスでコラボレーションしました。
（ライブの詳細はこちらの記事へ！ 【PHOTOレポ】LADIES FIRST vol.10）
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【連載】ROXYGIRLS AUDITION
http://www.beeast69.com/category/serial/roxy
