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TEXT:野村佳緒理 PHOTO:鈴木亮介
午後7時を少々回り、不意を突くように客電が落ちる。待ちに待った、SHIN(Vocal & Guitar)率いるBLOODの登場だ!SHIN(鈴木慎一郎)は1995年にメジャーデビュー。CRAZEのヴォーカリストとしても名を馳せた。そのSHINが2001年に立ち上げたソロプロジェクトがBLOODだ。6年の活動後、2007年に事実上の活動停止となっていたが、昨年末に9年ぶりに初期メンバーが結集。5年ぶりに発売したニューアルバム『JUDGE』を引っさげての今日のライブだ。
◆セットリスト
M01. JUDGE M02. WILD TRUE DREAM M03. 腐れ外道の汚ねえ吐いた唾 M04. WARUGAKI M05. カヤノソト M06. NEVER SAY NEVER M07. ANOTHER M08. I can’t feel M09. Boogie M10. S.I.C.K M11. LOST M12. dear my friend
何の前触れもなく、3つの細身のシルエットが蒼くたゆたうライトの中にふらっと現れた。そして次の瞬間にはもう、3ピースとは思えない密度の大音響が会場を包み込む。MADBEAVERSの登場だ。互いの呼吸を再確認するかのように黙々とそれぞれの楽器を奏で始める、Kiyoshi(Vocal & Guitar)、EBI(Bass)、JOE(Drums)。薄暗いライブハウスに最初に響き渡るのは「WOLF」のスピーディーなリズムとどこかエキゾティックなメロディライン。Kiyoshiのうめき声にEBIのコーラスが巧い具合に重なる。飾り立てる必要などない。敢えて肩に力を入れることをやめた、大人の男たちのオープニング。淡々と歌い、演奏しているのに、一音一音の強さと一体感がすでに会場を圧倒的に支配している。抜け駆けとも言える高速ドライブの幕開けだ。
◆セットリスト
M01. WOLF M02. GALAXY WAY M03. MAD STAR M04. SHALALA M05. A walk in the sky M06. 太陽のEDGE M07. MORNING GROLY M08. 嵐の夜 M09. ANGELA M10. DAZZLIN M11. BLACK SUNSHINE M12. RISE -encore- E01. SPUNKY
◆MADBEAVERS 公式サイト
http://madbeavers.com/ ◆インフォメーション ・2013年03月08日(金)【名古屋】CLUB UPSET ・2013年03月09日(土)【豊 橋】club.KNOT ・2013年03月24日(日)【代々木】Zher the ZOO ※3/24はワンマン公演
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