演奏

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TEXT & PHOTO:桜坂秋太郎

AA円熟味を増したロックンロールギターを聴かせてくれる松尾宗仁。本誌においても、THE PRODIGAL SONSの演奏レポートは何度か掲載しているが、絆をテーマにした連載「絆フォーエバー:番外編」にも出演していただいた。ZIGGYでスターダムに登りつめた彼は、今でもギラギラした目ヂカラを持っている。少しコワモテなそのルックスから、怖い印象があるかもしれない。しかし、実際は驚くほどにフランクな人柄だ。多くのロックンロールを愛する大人達が、そんな彼のステージを毎回楽しみにしている。かくいう私もそのうちの一人だ。
 
今夜は新橋ZZで「松尾宗仁ソロライブ with ダディ竹千代とおとぼけガールズ」と題したLIVEへお邪魔して、その様子をレポートしたいと思う。カップリングとなっているダディ竹千代とおとぼけガールズは、ダディ竹千代率いる一つの“おとぼけ”ユニットだ。言うまでもないが、日本のコミカルなロックバンドは、1970年代のダディ竹千代&東京おとぼけCATSが老舗だろう。ダディ竹千代は、日本のロック黎明期を引率したロック界の巨匠だ。本誌でも創刊当時にコラム「新橋より愛を込めて〜新サブカルの勧め」を連載していただいた。新橋ZZのオーナーとして、今も現場からロックを盛り上げている。

ダディ竹千代とおとぼけガールズ
 
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A2


T-Rex「20th Century Boy」のお馴染みのギターフレーズから、「20世紀少年~21世紀の精神異常者」で演奏がスタート。そのまま1958年に大ヒットしたEddie Cochranの「サマータイムブルース」おとぼけバージョン!サポートメンバーである某有名ドラマー仮の姿、新橋以知郎のドラムが炸裂!駒沢さっきとのグルーヴィなリズムがたまらない!
 
ロック業界ネタ満載のMCを挟み、後半はダディ竹千代&東京おとぼけCATSのオリジナルナンバーだ。「夕方フレンド」では、愛鍵とまとのドライヤー奏法!電気ドリルの奏法はよく知られているが、ドライヤーは日本で彼女だけという独自の奏法。実に“おとぼけ”らしい!
 
続いてファンキーな「なかよし音頭」。客席もリズムを取って揺れている。曲中のメンバー紹介コーナーは、これまた“おとぼけ”流!各パートの紹介が熱い!ネタバレになるので割愛するが、確かな演奏力と豊富なキャリアから生まれるステージは“さすが”の一言。最後のナンバー「銀座カンカン娘」への導入方法など、普通にはできない芸当だ。
 
ダディ竹千代がオーナーを務める新橋ZZでは、自身の演奏も定期的に行われている。新橋ZZのスケジュールにダディ竹千代の名前を見たら、ぜひ足を運んでほしい。日本のコミカルロックの元祖を、リアルに体験できる貴重な経験となることは間違いない。日本のロックを愛する人なら、その根底に流れるスピリットに、何かを感じるはず。
 
B2


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◆ダディ竹千代とおとぼけガールズ
 
ダディ竹千代(Vocal)
愛鍵とまと(Guitar)
駒沢さっき(Bass)
新橋以知郎(Support Drums)
 
◆新橋ZZ(Owner:ダディ竹千代)
http://www.zzpad.com/


◆セットリスト
M01. 20世紀少年~21世紀の精神異常者
M02. サマータイムブルース
M03. 夕方フレンド
M04. なかよし音頭
M05. 銀座カンカン娘

松尾宗仁
 
C2


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205 206s


ステージの転換が終わり、BGMが途切れる。静寂の中、ステージへ松尾宗仁が一人で登場。初披露となるインストゥルメンタルな新曲「ナッシュビル」を披露。ブルースをベースにしたアコースティックナンバーで、松尾宗仁のギターの色気が満載。こんなに雰囲気のあるインストゥルメンタルは、久しぶりに聴いた気がする。ギターのサウンドも抜群で、次作にインストゥルメンタルのアルバムを要望してしまいそうだ。
 
曲を終えると、今回のバンドメンバーを一人ずつ呼び込む。大好きなピアノを弾いてくれるという紹介から、長年の朋友三国義貴。そしてとてもドラマーには見えない、可愛らしいお嬢さんがステージへ。にょこと紹介された彼女は、松尾宗仁ZIGGY時代の同僚、宮脇“JOE”知史の二番弟子。にょこのドラムで「ROLL ENGINE ROLL」が始まる。松尾宗仁のブルージーなヴォーカルと、三国義貴のソロに惹きこまれる。続いて「Valley Of The Sun」。オルガンサウンドとアコースティックギターの絡みがたまらない。
 
とあるライヴを観て、松尾宗仁が惚れ込んだというチャド[the DRENCH SKUNK]がステージへ。「BLACK DIAMOND SHUFFLE」が始まる。ソウルフルなヴォーカルを聴かせるチャドは、黒人シンガーっぽいという紹介通り、素晴らしきハーモニーでサポートする。MCで「ゆっくりやろう(笑)」と言う松尾宗仁。多めのMCタイムを挟んでから「Room No.1826」と「Baby Sing A Song」。そしてチャドの深みのある歌声と松尾宗仁の化学変化を楽しめる新曲「ここから出て行け!」。無茶苦茶カッコイイ! “シビれる”って表現が最適なナンバーだ。
 
自身の作品の中で最高に好きだという紹介からZIGGYの「LEWIS」へ。チャドの唄う「LEWIS」は新鮮だ。最後は、THE PRODIGAL SONSの「いびつな宝石」と「ハレルヤ」でフィニッシュ。ソロ作品をメインに、プラスαで構成された今夜のセットリストはとても良い。そして新曲2曲が本当に素晴らしい。この新曲2曲だけでも、今日のライヴの価値があると思う。何やら今年は新しい動きもある様子。転がる石のように止まる事のないロックンロールギタリスト、松尾宗仁から目が離せない!
 
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◆松尾宗仁 アコースティック
 
松尾宗仁(Guitar & Vocal)
三国義貴(Keyboard)
にょこ(Drums)
チャド(Vocal)[the DRENCH SKUNK]
 
◆公式サイト
http://www.sounin-matsuo.net/


◆セットリスト
M01. ナッシュビル
M02. ROLL ENGINE ROLL
M03. Valley Of The Sun
M04. BLACK DIAMOND SHUFFLE
M05. Room No.1826
M06. Baby Sing A Song
M07. ここから出て行け!
M08. LEWIS
M09. いびつな宝石
M10. ハレルヤ
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