演奏

TEXT & PHOTO:N-yukano

春の陽気が少しずつ、少しずつ感じられてきた今日この頃…。今宵は東京四谷のライヴハウスOUTBREAKの7周年&PA長沢生誕記念イベント!メタルでトゥーホットなステージを期待したオーディエンスが、続々と集まってくる。四谷という土地で7年間ロックを発信し続けるOUTBREAKと、メタル界の数々のアーティストに絶大な信頼を得ているPA長沢生のダブルなお祝いイベントをレポート!!

   

「ハローエブリバディ!ウィーアーBubble No.7!」という声と共にサングラス姿で登場したのはBubble No.7。メンバーは、Ki☆RA (Guitar)、VolfTank (Bass)、Tatsuya (Drums)、MARO (Vocal & Guitar)。登場とともに、「作品番号081」「Fire Wheels」「作品番号082」とロックなチューンを次々と演奏。全体のグルーヴ感もさることながら、スピード感溢れるギターソロが気持ち良い。「ハローエブリバディー今日出る唯一の外タレ、Bubble No.7だ~!今日は出演するバンドの数だけビール飲んで帰ろうね、あっツイッターでも予告している通り、皆エアギター持ってきたでしょ?え?エアギターは忘れた人の背中にもついているでしょ、さあケースからギターだして!はい、おろして、構えて、昔懐かしのハードロックいっちゃうよ~」と、陽気なトークで会場を盛り上げ、「Breaking NADA」へ と続ける。楽器隊のキメポーズが楽しい。
 
「そろそろエブリバディーも、トゥーホットになったんじゃないかな?昔なつかしアニソントランディショナルなソングをやっちゃうよ~みんな~コール&レスポンスって知っているかい~?難しくないよ、なんでも、イェーイで応えれば良いのさ!」とここでも楽しいトークと共にコール&レスポンスの練習をしたあと「ロックンロールショータイム!」と「Rock’n Roll」の演奏。センスよいフレーズの中にも、まさにRock’n Rollなベタな流れも盛り込まれていた。楽しいステージングに陽気なトークは必聴&必見!
 
 



◆Bubble No.7 公式サイト
http://www.hieda.net/bubble/
◆セットリスト
M01. 作品番号081
M02. Fire Wheels
M03. 作品番号082
M04. Breaking NADA
M05. Rock’n Roll

◆インフォメーション
2012年05月15日(金)【四 谷】アウトブレイク
2012年05月21日(月)【高円寺】CLUB MISSION’S

   

2バンド目はPadavona。メンバーは、DIOKEN (Vocal/RE-ARISE, 虹の騎士ショー)、島紀史 (Guitar/CONCERTO MOON)、湯澤尚史 (Bass/伝承歌劇団)、長田昌之 (Drums/CONCERTO MOON)小気味よいギターリフとドラムで始まったのは「STAND UP AND SHOUT(DIO)」初っぱなから、完成度の高いコピーに、皆ノリノリで身体を揺らし、歓声が起こる。「Padavonaです!なんでPadavonaっていうかわかりますか?わかりませんか、Ronnie James Dioさんの本名がPadavonaさんと申します!え~こんな名前でやっていいのかと僕にはねおそろしいバンド名であります、でもメンバーさんがすごいんで、やらせていただきました!今日はよろしくお願いします!ということで、Dioのカバーということでですね、色んなバンドやっていきたいと思います!次の曲は、Black Sabbath!」歓声とともに始まったのはシンプルでカッコいいギターリフの「NEON KNIGHTS(Black Sabbath)」オーディエンスはメロイックサインの海状態!
 
続いてMCでDIOの生い立ち、DIOへの愛を語り、「MAN ON THE SILVER MOUNTAIN(Rainbow)」を演奏。会場中が熱くなった。そしてメンバー紹介、「鍵盤居ないけどやってみました」とのコメントの後、「皆さん音が聴きたいでしょ~」お~!とのやりとり。「さんざん盛り上げといて、いい曲を演奏しちゃいます。」と、しっとりとしたギターの調べの中始まった曲は「Don’t TALK TO STRANGERS(DIO)」聴き入る観客。そして拍手。「いや、良い曲ですね~、次は最後の曲、皆さん、叫びませんか~?名古屋のお土産と言えば~?ういろう~!」「はい!大きな声で~!」会場全体で「WE ROCK!(DIO)」と叫び演奏が始まる。この一体感!たまらない。拳をあげて身体を 揺らす観衆、演奏後には、盛大な拍手が巻き起る!
 
 



◆Padavona 公式サイト
なし
◆セットリスト
M01. STAND UP AND SHOUT/DIO
M02. NEON KNIGHTS/Black Sabbath
M03. MAN ON THE SILVER MOUNTAIN/Rainbow
M04. Don’t TALK TO STRANGERS/DIO
M05. WE ROCK/DIO

◆Thanx, Ronnie James Dio live !!!
2012年05月20日(金)【吉祥寺】CLUB SEATA

 


 

静かにSEが流れ、いよいよSTAND。メンバーは、山本征史 (Bass & Vocal/ex.Zi:LiE-YA夜叉)、島紀史 (Guitar/CONCERTO MOON)、金光健司 (Drums/和嶋工務店)。一曲目は「STAND」日本語歌詞の力強い歌唱に引き込まれる。続けて「In The Zone」簿冒頭のベース、ギターの掛け合いがカッコいい。「アウトブレイク~ハッピーです!今日は島くんと、PAの長沢さんの共同企画イベントということで、長沢さんの生誕記念祭という事でもあります、おめでとうございます!」と謝辞を述べ、「ネテモサメテモ」跳ねたリズムにラブな歌詞がいい感じ。続いて、「新曲聴いて下さい、Walking Down The Street」歌詞の繰り返しが印象的なナンバーに会場内も盛り上がる。そして「サンクチュアリ」「Into You」と、スピード感溢れる曲にオーディエンスのスウィングがすごい!
 
「今日来てくれた、皆さんに感謝、四谷アウトブレイク、感謝、Bubble No.7感謝、Padavona感謝、最後の曲です」「スパイラル」訴えかけるような声が心の芯に沁み入る。そしてアンコール。丁度良い頃合いで、ステージにメンバーが。「ありがとー!ヘビーメタルが聴きたいかー!」いえーい!というやり取りがありラストナンバー「Metal Manifest」。すらすらと流れるようなギターソロが圧巻なのはもちろんの事、拳を突き上げメタルマニフェスト!と会場が一体となっていったのがとても印象的で、メタルのパワーを感じさせられる夜となる!
 
   


   



◆STAND(山本征史) 公式サイト
http://www.blackcatbone.info/

◆セットリスト
M01. STAND
M02. In The Zone
M03. ネテモサメテモ
M04. Walking Down The Street
M05. サンクチュアリ
M06. Into You
M07. スパイラル
M08. Metal Manifest(encore)

◆インフォメーション
2012年05月03日(木祝)【渋 谷】REX

終演後の感想は、熱い!実に熱い夜だった!って表現しか思い浮かばない。3バンドとも個々に違ったスタイルを聴かせてくれた。そしてPA長沢が生み出すサウンドは、アーティストの才能をオーディエンスの心へ届けてくれる。OUTBREAKがこれからも四谷から熱いロックを発信してくれることは間違いない!帰り道、メタルって良いなあ…そう思わせてくれるイベントだった。