演奏

TEXT:鈴木亮介

PhotoJR川崎駅から会場のカルッツかわさきへ向かう道中、印象的だったのがユニコーンのツアーTシャツを着た小学校低~中学年くらいの子どもが母親、ないしは父親に手を引かれて一緒に会場に向かう姿が、一組だけでなく何組も見られたことだ。会場に到着し、入場の列に並ぶファンの姿を見ても、やはり親子連れが多い。その一方では例の映画、”奥田民生になりたいボーイ”の妻夫木聡をそのまま連れてきたような20代男子のひとり列に並ぶ姿も見られるなど、ファン層はさらなる拡がりを見せている。
 
2017年9月にキャリア最高傑作の呼び声高い新譜『サボテンミュージアム』をリリースし、半年ほどのブランクを空けて始動した、MTR&Yバンドで久々となる奥田民生のソロツアー。神奈川・川崎での公演は2005年4月『okuda tamio tour“MTR&Y 05”』以来。ちなみにこのツアーはMTR&Y編成になって初のツアーだ。13年ぶりの川崎、さらには奥田民生の誕生日当日ということもあり、スペシャルなライブになることは間違いない。
 
◆メンバー:
奥田民生(Vocal & Guitar)、小原礼(Bass)、湊雅史(Drums)、斎藤有太(Keyboards)
 

MTRY TOUR_JK
◆『MTRY TOUR 2018』 この日のライブ映像を
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会場に入るや否や、ボードに”号外”が貼られていて驚いた。「15年ぶり日本武道館公演決定!」の奥田民生直筆の文字に驚き、写真に収める人だかり。重大なニュースをライブのMCとかではなく開演前にサラッと発表してしまうのも奥田民生らしい。
 
ステージの背景はファンにはおなじみ、奥田民生2015年に設立した自主レーベル、RCMR(ラーメンカレーミュージックレコード)のスタジオと同じ赤レンガ。そして午後5時、こちらもRCMRのYouTubeチャンネルでおなじみのオープニングSEと同じ音が鳴ると、背景の扉が開き、MTR&Yが登場!4人ともラフな服装。そして、良い笑顔だ。

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奥田民生が軽く水を口に含み、「こんにちは!」と声を上げると、湊雅史がスネアを軽く叩く。ショウの幕開けだ。奥田民生のシンプルなギター単音から、1曲目「MTRY」スタート。ホールが縦に揺れる。新譜(と言っても8カ月前のリリースだが…)『サボテンミュージアム』ファーストトラックからのスタート。「イエーイ!」突き抜けるボーカルに、客席からも無数の拳が挙がる。
 
と、間髪入れずに「イージュー★ライダー」が続く。これはファンにとって予期していなかった展開だろう。というのも奥田民生のソロ活動24年のキャリアの中で、「イージュー★ライダー」と「さすらい」は国民的認知度のある彼の代表曲であり、ツアーのアンコールではそのどちらかが必ず演奏されていたからだ。ただ、記者は前回のソロツアー、3年前にさかのぼるが『秋コレ ~MTR&Y Tour 2015~』の観覧時に、その変化の予兆を感じ取っていた。アンコール2曲目で会心の「御免ライダー」(2002年9月発売『E』収録)が披露され、いったん幕を閉じるとダブルアンコールを求める拍手が起き、最後は「さすらい」で締めていたのだが、場内の空気は「御免ライダー」で締まった、という感触と、やっぱり「さすらい」を聴かずには帰れない、という感触と、半々くらいであったように思えたのだ。
 
私見で恐縮だが、今回のツアーには「『股旅』の超克」という裏テーマを感じた。「イージュー★ライダー」(アルバム版)と「さすらい」がともに収録されているのは1998年3月発売の4thアルバム『股旅』。ちょうど20年前のリリースだ。それから2000年以降に奥田民生は8枚のフルアルバムをリリースしており、2000年代に入ってから作られた曲の方が多くなっている。その間には広島市民球場や厳島神社など、故郷・広島を舞台に前人未到の「ひとり股旅」、すべての楽器演奏とレコーディングを観客の前で行うという実験的な「ひとりカンタビレ」、地球三兄弟サンフジンズなど多方面での共同制作・実演、そしてユニコーン再結成など、もはや90年代の活動が霞むほど常にフロントランナーとして歴史を塗り替え続けているのだ。2015年に自主レーベルRCMRを立ち上げてからはさらにその勢いを加速させ、信じられないほどのペースで楽曲を配信(それもまた「カンタンカンタビレ」として制作過程をYouTube上で余す所なく公開)、キャリア30年戦士とは思えぬほどの”勤労”を見せつけている。
 
そうした過程を経て生まれた最新作、12thアルバム『サボテンミュージアム』は珠玉の名曲揃い。もはやこのアルバム収録曲だけでツアー1本完結するほどのインパクトとバリエーションに富んでいる、そんな作品を引っ提げて、3年前のツアーのセットリストからどう変化していくのか、期待値が日増しに上がる一方であった。そんな中での序盤も序盤、2曲目に「イージュー★ライダー」。これには驚いた。しかもイントロを弾き終えるや否や「はい、歌って!」と観客にシンガロングを求める。こんな展開を10年前、誰が予想できただろうか。
 
1番のサビから奥田民生も歌唱に加わり、2番を途中まで歌い上げると、2番では再びサビを観客に歌わせる。これもファンのツボを突いた、有難い心遣いだ。「ありがとう!川崎~!」まるで終盤のようなテンションで叫ぶと、「さよならー!」と手を振る。えっ、これで終わり?「…さよなら!って、(2曲だけで)終わりたいもんだね、いつかは」と冗談めくと、小原礼の派手な衣装をいじったり、誕生日を祝福するファンの声援にこたえて「52歳から53歳になった気持ちが分かりますか?」といつも通りの民生節。そして、宣誓。「本編は終了しましたので、ここからは長いアンコールを…」

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3曲目は奥田民生のクールなギターから入る「フリー」(2013年11月発売『O.T.Come Home』収録)。小原礼のベースの”胎動”を感じる。続く4曲目は2017年リリースの「エンジン」。間奏では特に、4人が各々自由に弾いていながら同じ歩調でピタッと合致する、MTR&Yの職人業が顕著に感じられる。
 
続く5曲目、夜とも朝とも言えない、ディープな照明に、斎藤有太のミステリアスな音飾が映える。そして、脳天を直撃する中毒性の高いギターリフ。海の波の力強い勢いに、哀愁が混じった不思議なサウンドが、深く深く広がっていく。コアなファンがこぞって愛す「KYAISUIYOKUMASTER」!2006年7月発売シングル「MANY」のカップリングで、Charley Draytonとの共作だ。これぞ広い空間、ホールツアーでの醍醐味。終演後のSNSの反応を見ても、「KYAISUIYOKUMASTER」をホールで聴けたことへの喜びが数々見られた。
 
奥田民生いわく”長いアンコール”は続く。「去年どさくさにまぎれてアルバムを出しまして…いいのができてるはずなんですけど、その中から」と前置きし、6曲目「歩くサボテン」、7曲目「ミュージアム」と続ける。「歩くサボテン」では湊雅史のバスドラが一歩一歩着実に踏みしめて、間奏では小原礼のベースが大きなうねりを表現。一転、「ミュージアム」は陽気なメキシカンサウンド。ベースのボンボン、ドラムのシャンシャン、伸びやかに歌うオルガン。純度の高い音の楽しさが、そこにはある。
 
暗転すると、突如誰かのモノマネを始めたかのような、ダミ声で話し始める奥田民生。「1曲だけで勘弁してください…」と断りを入れて、こちらも新譜収録曲「サケとブルース」を渋さいっぱいに披露。奥田民生いわく「アメ横の魚屋さんのしゃがれた声」が目立つが、改めてライブで体感してみると湊雅史の刻むビートの「複雑な方程式をサラッと感覚的に解いてしまう感じ」に震撼させられる。サラッと、とズシリと来る強靭さが共存しているのだ。
 
そういえば「MTRY」の歌詞は初っ端から「ドラムは今夜も Gでハウってる」と始まる。『サボテンミュージアム』は久々のMTR&Yメンバーでのレコーディング(前作までは奥田民生がひとり、ドラムもベースも入れていた)だったが、リズム隊の気持ち良さに注力したという。このライブで奥田民生の論理を追体験しつつ、われわれファンはやはり、サビで4人が見事に揃うところに、ただただうなるしかない。

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少し間を空けて、「松本伊代のカバー」なんて冗談を挟みつつ、9曲目も『サボテンミュージアム』収録曲の「ゼンブレンタルジャーニー」。湊雅史の4カウントから、4人はそのグルーブをいきなりピークに持っていく。紅の照明が、シリアスな表情をした4人のサムライを照らす。「簡単に~簡単に~」その歌詞の通り、サラッと凄まじいことを成し遂げてしまう。これがMTR&Yのプライドだ。間奏の自由なセッションはこのツアーのお土産。たとえ音を再現できなかったとしても、僕らはいつまでも脳裏にその心地良さを記憶している。アウトロを演奏し終えて音が消えると、一段と大きな拍手が沸き起こる。テンポの速い曲でワーッと盛り上がる90年代のライブとは全く違う拍手の起こり方だ(どちらが良いとかではなくて、どちらも至宝なのだ)。
 
余韻が残る中、「だいぶ前の曲をやろうと思います」との前置きに続いて演奏されたのはスローバラード曲「海猫」。「イージュー★ライダー」、「さすらい」と同じ『股旅』に収録されているが、ライブで脚光を浴びることはあまりなく、ソロ弾き語りでないバンドスタイルでの演奏も久々だ。MTR&Y以前のバックバンドから一貫して鍵盤を弾き続ける斎藤有太が、メランコリックかつ気高い音色でホールを包む。
 
冒頭、「『股旅』の超克」と述べた。この日(アンコール込みで)演奏された90年代リリースの楽曲は、この「海猫」を含めて僅か4曲だけだ。なおかつ、「海猫」の直後に並べたのは最新曲「白から黒」、そして「鈴の雨」(2008年1月発売『Fantastic OT9』収録)。奇しくも10年周期でリリースされたバラードの名曲ラインナップが、進化・深化・真価を感じさせる。
 
穏やかな蒼い照明に、美しい重低音。このバラードパートは曲作りという面、音作りという面からも切り込めそうだが、歌詞の置き方にも注目したい。1998年リリース「海猫」は「何をしに来たの する気なんかあるの」といった脚韻(語尾での押韻)が見られるも、「なおかつ」「またはじまるぜ」といった90年当時の楽曲でよく見られるフレーズも散見する。2008年リリース「鈴の雨」では「めぐる思い出 前を向いて/鈴の雨 雨の影」といった「エ」音の脚韻があり、これらが全て伸ばされて歌唱されることで、雨の鬱蒼とした世界観が作られている。そして2018年リリースの「白から黒」。サビの「夜の夜景(やけえ)、闇を抜け、海に向け、慣れた地形(ちけえ)」部分が「エ」の脚韻を踏み続けていて、ただし伸びすぎないことと、シンプルな音飾と歌詞の発音が一体化することで、軽やかささえも感じられる。さらにはサビ以外の部分でも「待ち遠しい」「ブレーキ」「素敵」「光」といった「イ」音での脚韻があり、言葉と音楽との境目が取っ払われている。つまり、無心で曲の世界観に没入し、体を揺らすことができるのだ。これは「歌詞に特別メッセージ性を込めない」と公言し続ける奥田民生だからこそ到達できた境地と言えるだろう。
 
と、能書きはこのくらいに…「鈴の雨」が終わるとすぐに、暗転の中ヘリコプターのプロペラ音にも似た聴き慣れた音が鳴り始め、客席のあちらこちらからそわそわする空気が流れる。奥田民生もピッチで出番を待つサッカー選手よろしく、体を軽快にアップさせる。「鈴の雨」と同じ『Fantastic OT9』に収録された、2000年代屈指のアップテンポナンバー「イナビカリ」だ!シビれるイントロのギター、ドラムも加わり、そして奥田民生の「イエーイ!」でボルテージは最高潮!無数の拳が挙がる!序盤からステージ前方にせり出てギターソロを聴かせていた奥田民生だが、この曲でもやはり間奏でステージ前にせり出し、ファンを喜ばせる。

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バスドラが力強く波動を起こす。ソロ初期曲としては珍しくライブで重宝される「ルート2」(1995年3月発売『29』収録)だ。快活なフレーズをギター少年よろしく弾き倒すと、そのギターをジャジャーンと爪弾き、高らか掲げて見せる。まさにその出で立ちを表現した「俺のギター」へと続く。ステージの背景には奥田民生が愛用するギターの映像が次々と映し出される。余計なトッピングはしません、素うどんそのままで美味しいですから、と丼をドンと出されたような、そんな稀有な気持ちになる。何も付け足さずに、そのまま美味しい。涙が出るほどに。
 
そろそろ終盤…だが、『サボテンミュージアム』収録曲からまだまだ名曲が残っている!またしてもクールなギターリフからの入り。16曲目は「いどみたいぜ」。そして17曲目は2010年代に入ってのトップランナー・奥田民生の生き様をそのまま表した「最強のこれから」(2010年9月シングルリリース)。シンプルでゆっくりな入りから、4人の音の一体感と安心感、Bメロに行くとさらにスローダウン、ボーカルの絶叫、そして中盤にギター・ベース・ドラムが音を止め、ピアノの伴奏だけでクールダウン、そしてそこからもう一度立ち上がっていく…このプログレ的ボリューミーな1曲は、ライブの度に「最強」を更新していく。
 
そして、そんな”最強”ロックスターはまだ”上位”に視点を持っている。本編最後もやはり『サボテンミュージアム』収録の「ヘイ上位」。斎藤有太の軽やかな鍵盤に合わせて観客も踊る、踊る。4人の音は自由で伸びやかでいて、クリックの等分とは異なる尺度で、寸分の狂いもなくピタリと合う。最後、余韻を残さずパッと音を鳴らし終える様も快活!盛りだくさんな本編があっという間に終わった。

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アンコールで再登場したMTR&Y、やはり奥田民生の誕生日当日ということで、そわそわしている様子。そこへ、同じ事務所(SMA)の女優、武田梨奈がバースデーケーキを持ってステージに登場。ピアノに合わせて「Happy Birthday」の大合唱が起こる。
 
アンコールは2018年3月にダスキンのCMソングに起用され再びスポットライトを浴びた「愛する人よ」(1994年10月発売シングル「愛のために」のカップリング)。飾らずに、自然体に。そしてアンコールラストは「解体ショー」(2010年8月発売『OTRL』収録)。3年前のツアー『秋コレ ~MTR&Y Tour 2015~』では冒頭1曲目に演奏されたこの曲が、今回は最後に来ようとは。「遅れないでくれ すぐにはじめるよ」なんて歌詞が前回のツアーではトップバッターに相応しい…なんて思っていたが、時折「忘れちゃってくれ 忘れないでくれ」「終わってしまうよ」なんて歌詞も出てきて、別れの歌なのかなという先入観で聴けば確かにそうとも取れそうだ。
 
最後まで自然体に演奏し、扉の向こうへ去っていったMTR&Y。トップアスリートが絶頂期に引退するように、ある日突然いなくなってしまうのかなという気もほんのちょっとだけするが、それ以上に”最強のこれから”はどこまで僕らを連れて行ってくれるのだろうか、という期待もたっぷりと沸き起こる。そうだ、忘れていた。ライブの始まる前に「日本武道館公演決定!」の号外が貼られていた。MTR&Yでの武道館と、ひとり股旅スペシャルの2days。まだまだ今年も楽しいことだらけだ。

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MTRY LIVE AT BUDOKAN
・2018年10月13日(土)【東京】日本武道館
 
ひとり股旅スペシャル@日本武道館
・2018年10月14日(日)【東京】日本武道館
 
・チケット先行予約抽選受付スケジュール
6/8(金)12:00~7/2(月)23:59 ユニコーンファンクラブ 「UCFC ビジーファイブ」先行予約抽選受付
https://www.ucfcbusy5.jp/
7/4(水)12:00~7/10(火)23:59 「SMA☆アーティスト」先行予約抽選受付
http://smam.jp/ot/
budokan

 

◆セットリスト
M01. MTRY
M02. イージュー☆ライダー
M03. フリー
M04. エンジン
M05. KYAISUIYOKU MASTER
M06. 歩くサボテン
M07. ミュージアム
M08. サケとブルース
M09. ゼンブレンタルジャーニー
M10. 海猫
M11. 白から黒
M12. 鈴の雨
M13. イナビカリ
M14. ルート2
M15. 俺のギター
M16. いどみたいぜ
M17. 最強のこれから
M18. ヘイ上位
-encore-
E01. 愛する人よ
E02. 解体ショー
◆奥田民生 オフィシャルサイト
http://www.okudatamio.jp/
◆RCMR オフィシャルサイト
http://rcmr.jp
 
◆リリース情報
『サボテンミュージアム』
・2017年09月06日(水)発売
 RCMR-0007 3,000円(+税)

 
※本記事の写真はオフィシャル提供によるものです。
 撮影:三浦憲治

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