演奏

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TEXT & PHOTO:タカシ ミッシェル

 

デビュー以来、ヒットを連発、一気にアニソン界・ロック界のヒロインへと駆け上がったLiSA
世界中の若者に勇気を与え続ける新世代二刀流ロックヒロインのツアーは全公演ソールドアウト
全てのロックファンに告ぐ「この前代未聞のエネルギッシュなパフォーマンスを、魂で体感せよ!」
LiSA、初のベスト盤!!「LiSA BEST -Day-」「LiSA BEST -Way-」
2018 . 05 . 09 2タイトル 同時Release!! 2011年4月のデビュー以来、LiSA初のベストアルバム!
これまでにLiSAが担当した14曲のアニメテーマソングと2曲のゲーム主題歌を全て収録!(挿入歌は除く)

 
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日本国内のみならず、海外でもその活動が話題となるロックヒロイン・LiSA。
1月9日(火)に配信シングルとしてリリースされた『Thrill, Risk, Heartless』は、配信チャートを席巻、圧巻の「15チャートで1位」を獲得し、話題沸騰中です!
 
数々の大ヒット・アニメ主題歌などを担当し、国内では東名阪アリーナツアーや全国ホールツアー、数々のロックフェスへの出演、海外ではアジアやメキシコなどでのワンマンライブツアー開催などなど…アニソンをロック界・日本国外に“輸出”してきたLiSAが、2011年のデビュー以来、キャリア初のベスト盤をリリースする事が決定しました!
 
今年5月9日(水)に、ベストアルバム「LiSA BEST -Day-」そして「LiSA BEST -Way-」の2タイトルを同時にリリース!2タイトル合わせて28曲(各14曲ずつ)収録される今作には、デビューから7年の間にリリースした14曲のアニメテーマソングと2曲のゲーム主題歌を含む全シングル表題曲(一部カップリング楽曲含む)が収録されることはもちろん、LiSA自身がセレクトした、ライブで人気の高いアルバム収録楽曲も収録、さらにCD初収録となる新曲も収録されます!
 
収録楽曲のシングル・アルバムは、オリコンデイリーCDシングルランキングで全パッケージが最高位TOP10入りを果たしている、正に2010年代を代表するアニソンのマスターピースとなるベスト盤になります!
 
デビュー“7”周年となる今年は、日本国内の日本武道館2days・大阪城ホール2days、シンガポール・香港・台湾などを含む、世界“7”都市をめぐるアジアツアーを開催する事が決定!ベスト盤を引っ提げて世界に日本のアニソンロックを響かせるLiSAの活躍にご期待ください!


「LiSA BEST -Day-」
【初回生産限定盤(CD+BD)】\4,500 + 税 【初回生産限定盤(CD+DVD)】\4,000 + 税
【通常盤(CD)】\3,000 + 税

「LiSA BEST -Way-」
【初回生産限定盤(CD+BD)】\4,500 + 税 【初回生産限定盤(CD+DVD)】\4,000 + 税
【通常盤(CD)】\3,000 + 税

「LiSA BEST -Day- & LiSA BEST -Way-」
【完全数量生産限定盤(2CD + BD + T-shirt)】\11,111 + 税
「LiSA BEST-Day-」通常盤CD + 「LiSA BEST-Way-」通常盤CD
+ ライブ映像Blu-ray + LiSAのロック性とファッションアイコン性を象徴するアイテム、「LiSA BEST -Day- & LiSA BEST -Way-」特製の限定ビッグTシャツ同梱!

LiSA 『Thrill, Risk, Heartless』-YouTube EDiT ver.-


 
LiVE is Smile Always~ASiA TOUR 2018~

■日本国内ライブハウスツアー「LiVE is Smile Always~FUN & FANFARE~」■
2018年04月08日(日)TOYOSU PIT(東京)
2018年04月14日(土)Zepp Nagoya(愛知)
2018年04月15日(日)Zepp Osaka Bayside(大阪)
 
■アジアツアー「LiVE is Smile Always~ASiA TOUR 2018~」■
▼日本国内公演
2018年06月14日(木) 日本武道館
2018年06月15日(金) 日本武道館
2018年06月30日(土) 大阪城ホール
2018年07月01日(日) 大阪城ホール
▼海外公演
2018年07月21日(土)シンガポール
2018年08月11日(土)香港
2018年08月18日(土)台北(台湾)
…AND MORE!

 
 

 
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広島駅に着くと“2017年は秋を忘れたのか”と思えるほど寒かった。ライブ会場HBG(広島文化学園)ホールは広島駅からタクシーで20分ほど南に位置する。近くには平和記念公園や広島市役所などがあり、広島市の文化・ビジネスの中心地に位置するホールである。会場に着くと物販に長蛇の列ができていた。LiSAのコンサートグッズはとてもシャレた物が多く、普段使っていると「これどこで買ったの?」と聞かれた事もあったぐらいだ。
 
フォトブースでは多くの人が入れ代わり立ち代わり記念撮影を行っていたり、物販の列に並んでいたり、開演前から若いエネルギーで活気づいていた。客席に着くと、絵に描いたようなクラシックホールで、ロック・クラシックのみならず、学校の演奏会などでも使用され、様々な広島の音楽をこのホールから発信している事が伺える。そして、ツアーグッズを身にまとった若いオーディエンスがぞくぞくと会場に入ってくる。各所から「観やすい」「距離近いヤバイ!」などと言った声が聞こえてくる。幅広の客席からはどの位置からもステージが非常に観やすく、ステージから最前列までは1メートルないぐらいの近さである。
 
そして開演時間を時計が示す時、ステージ下手から前説の担当者が登場。今回のホールツアーでは、各地の担当イベンターがLiSAの担当となった経緯や、初めて観たときの感想などを前説として語ってくれる。音楽ファンがイベンターと交流する事は珍しい事であるし、イベンターとしても、オーディエンスを前に想いを語れるのは貴重な機会ではないだろうか?そんなwin-winの関係もLiSAプロデュースの気遣いなのかもしれない。

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照明が一瞬光を失い、SEと共に鮮やかなカクテル光線がパレードの始まりを告げる。下手からバンドメンバーが入場、そして今日のヒロインLiSAが登場し満面の笑みで大歓声に応える。キックオフチューンは「Rally Go Round」のっけからハイスピードでアッパーなチューンで会場内を温暖化する。オーディエンスはイントロのハンドクラップから、まるでリハーサルをしたかのような一体感で応える。LiSAも「広島いくよ~!」とコール一閃、オーディエンスのOiOiコールで更に会場のボルテージは上がる。1曲目からハイライトにジャンプしたかのような異様なテンション。そしてギターイントロが曲間を埋めるように奏でられLiSAのライブでは欠かせないラウドロックナンバー「ROCK-mode」へ突っ込む。
 
「広島ナンヤコレ?最初っからパレードやん!」と広島のファンの熱さにさすがのLiSAも驚愕。確かに初っ端からこれだけのリアクションがあるライブは余り記憶にない。「最高に楽しんでいきましょう、ピース!」からポップで踊れるロックナンバー「JUMP!!」。突き抜けるハイトーンで心が軽くなり、LiSAの3・2・1Jumpコールでオーディエンスがジャンプし、身体が軽くなる感覚を味わう。リサッ子達の心から笑みがこぼれるよう。「11月上旬だけど、夏の歌やりますっ!」と宣言し、パンキッシュな「Sailor Spark Operation!」へ。観客は速いテンポに喰らいつき、目一杯応える。
 
20秒ほどのインストからクリーンクランチのギター。イントロが印象的な「ANTIHERO」へ。LiSAの小悪魔的なボーカルが実に曲にマッチしている。間髪入れず、短いベースソロから「the end of my world」へ。力の込められたドラムスから「Empty MERMAiD」。オーディエンスを煽り勢いづいた状況から「サイケデリックドラーイブ」とセクシーに囁き「Psychedelic Drive」にエスコート。MC明けからこの曲までは激しい曲で攻めに攻める。そしてファンはそのエネルギーをアドレナリンに変えてゆく。

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先程までのトランス状態を忘れた会場は、プラネタリウムにいるかのような星空に姿を変え、観客は真夜中のような静寂を作り出す。ディレイのかかったギターサウンドが印象的なイントロが、上がりきったテンションを逆流させる。ブルーと白の照明に照らされるLiSA。次の曲は「Blue Moon」。1曲目からとてつもない勢いでぶっ飛ばしてきたところを、幻想的なパワーバラードで、引きを入れた曲構成も見事だ。冬の寒々しさと孤独感を感じるLiSAのボーカル。そして青のペンライトが水面の様に揺らめき、切なさを感じずにいられない。LiSAは冬に作ったこの歌を歌いながら「作った時の季節に戻ったなぁ」と回想していたという。 
 
(イスのある)「ホールなので“せっかくなんで座りますか?」とオーディエンスシッティングを促す。その光景を見たLiSAは「冬っぽい!映画館っぽい!」とステージから見るLANDSCAPEに感嘆。『狼とミサンガ』が観客シッティングで披露される。イントロをLiSAがピアニカで演奏し、ミドルテンポのアコースティックな曲にリラックス&ノスタルジックなムードが漂った。1分ほどのピアノインストから、アコギとピアノバックにオリジナルよりしっとり感を増した「sweet friendship」へ。広島公演から取り入れたというハーモニカ演奏も織り交ぜながら、LiSAは過ぎ去った夏を歌う。
 
ギターのリフが聴こえた瞬間、オーディエンスはオールスタンディングへ!ポップでダンサブルな「say my name の片想い」LiSAのトレードカラーのピンクのペンライトが振られ、LiSAと観客の両想いに会場は優しさと楽しさが踊りだす。そしてベースソロとドラムスに合わせオーディエンスがハンドクラップ。一定のリズムが固まってきた頃合いに、カラフルに電飾されたエレキドラムがステージ前方に運び込まれ歓声が上がる。LiSAがエレキドラムを叩き、それに合わせ観客がリアクションする。エレキドラムが引っ張る形で「Peace Beat Beast」になだれ込む。イントロやコール&レスポンスなど随所にエレキドラムが使われる。
 
そして曲のシメは「ぶち好きよ」で大歓声!ぶちは広島・山口エリアの方言で、「とても」や「すごく」などの意味とのこと。LiSAは“ぶち好きじゃけ”を広島のファンにリクエスト。しばし方言ネタで盛り上がる。地方公演ならでのアットホームな雰囲気だ。LiSAは後半戦への狼煙を上げるかのように「ヒロシマー!ヒロシマー!ヒロシマー!」と3連呼。次のナンバー「だってアタシのヒーロー。」をコール。アップテンポな楽曲にオーディエンスの“フレー!フレー”コールが追撃し、楽曲は勢いを増していく。

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◆LiSA Official Website
http://www.lxixsxa.com/
 

◆Setlist
M01. Rally Go Round
M02. ROCK-mode
M03. JUMP!!
M04. Sailor Spark Operation!
M05. ANTIHERO
M06. the end of my world
M07. Empty MERMAiD
M08. Psychedelic Drive
M09. Blue Moon
M10. 狼とミサンガ
M11. sweet friendship
M12. say my nameの片想い
M13. Peace Beat Beast
M14. だってアタシのヒーロー。
M15. LiTTLE DEViL PARADE
M16. crossing field
M17. Rising Hope
M18. Catch the Moment
M19. そしてパレードは続く
M20. ASH(-encore-)
M21. oath sign(-encore-)
M22. best day, best way(-encore-)

 

 
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そして、各メンバーのソロをフィーチャーしながらのメンバー紹介。最後にLiSAがロングトーンをかまし、「LDP!」と高らかにコールする。会場は「LDP」「LDP」のスーパー大合唱!!ツアータイトルにも使われている「LiTTLE DEViL PARADE」はLittleDevilであるリサファンが全国のリサファンへとリレーしていくということだろう。確かに、シンプルに○○ツアーでは何か一方通行なイメージがしなくもない。何気ない事にも疑問を持ち、LiSAは自分流にアレンジしてゆく。そうした気持ちの積み重ねの一つ一つが、多くのファンを熱狂させる要因なのかもしれない。「LDP」のビックコーラスで締め、LiSAのアンセムとも言える「crossing field」へ。
 
会場の温度が1℃ぐらい上がったように感じられた。高まり続けるテンションは限りを見せない。そして「Rising Hope」と一閃、ライブで爆発的な人気を誇る曲タイトルをスクリームする。決して広くはないお立ち台を目一杯使い倒し、激しく全身をロックしながら歌う。ロックファンを熱狂させる爆発力あるサウンドと、ハイトーンでアニソンならはでの作品世界を表現する。これがLiSA流のオルタナティブ・アニソンだ。次いでピアノだけの演奏をバックに、LiSAは「Catch the Moment」を一言一言噛みしめる様に歌いだす。「歌って!」の一声でオーディエンスとの大合唱となる。殆どの人が歌詞を覚えている事に驚き、またLiSAの音楽がファンの生活の一部としていかに重要なものであるかが伺える。
 
「次、最後の曲です」のコールに悲鳴交じりの歓声が起こる。「そしてパレードは続く」、LiSAはイントロを軽快に踊りながらカズーを演奏する。スカっぽいギターやストリングスを前面に押し出したHAPPYなサウンドに会場全体が笑顔であふれる。「皆さんがこれからを楽しめるように願懸けをしたいと思います」と滋賀公演から行われている、オーディエンスをしゃがませてラストの「さあくりかえせRUN!RUN!RUN!」で全員JUMPするパフォーマンスで本編をしめた。サポートメンバー、LiSAは大歓声に応えながらバックステージというスタート地点へ帰っていく。

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アンコール発生から210秒後…LiSAが再び登場。衣装替えをしたLiSAに“カワイイ”という声援が客席のあちこちから。LiSAは「貫いていること、勝ち取りたい未来がある、みなさんへの曲です」と「ASH」を曲紹介。幻想的なイントロからストリングス、激しい中にも耽美かつスケール感のある曲調で、これからのLiSAの音楽性を暗示するかのようでもある。そのままFate/ZeroのOP主題歌「oath sign」のイントロへブリッジし、大歓声が上がる。ファーストシングルでもあるこの曲でLiSAの虜になった人も多く、ファンにとっても非常に思い入れのある楽曲なのだ。以前はテンポを落とし、観客と共に歌われたこともあったが、今日はオリジナルに忠実なアレンジで披露される。
 
そして本当に本当のラスト「best day, best way」がコールされ、バズーカから金と赤のテープが発射される。フィナーレを飾る花火のようでもあり、声と体を張り続けてきたファンへの祝福のようにも見える。「今回のシングル(ASH)は3曲ともとても大切に作りました。その曲をみんなが育てて、沢山歌って、みんなに寄り添えるような音楽になったらいいな」と思っているという。「広島、ほんとうにありがと~ボーカルLiSAでした!」マイクを通さずに挨拶。LiSAに惜しみない歓声が贈られながら151分のエネルギッシュなショーは幕を閉じた。会場を後にするリサッ子達の満足しきった表情、笑い声などがあちこちで伺える。“やり切った”ファンの素晴らしい声援は今までみたことがないくらい素晴らしいものだった。

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◆関連記事
【レポート】LiSA LiVE is Smile Always~Hi! FiVE~
http://www.beeast69.com/report/156763