メジャー4枚目、10代最後のミニアルバムを2016年2月にリリースしたたんこぶちんが、その発売記念ワンマンライブを3月に東京、名古屋、大阪、福岡で開催した。そのうち3月13日（日）に行われた東京ワンマンは、彼女たちにとって最大規模となる渋谷CLUB QUATTROが会場となった。
 
一段下がった窪地のようなフロアに大勢の”たんこぶちゃん”（＝ファンの呼称）が密集し、手を挙げ声を上げ踊り狂う様は、沸き立つ鍋のよう。その中に10代～20代と思しき女性ファンの比率が増えているように思う。同性・同世代の共感を集めるたんこぶちんの魅力は、等身大の飾らないステージ。しかしその”等身大”の延長線上に、練られたパフォーマンスだったり確かな演奏力だったりが付加しているから、身近な憧憬の対象として同性・同世代のファンを獲得しているのだろう。
 
ライブは「Bye Bye～君といた春～」「偶然と運命」「さよならbaby」など新譜『TANCOBUCHIN vol.4』収録全曲はもちろん、「Re:GiRL」から「We gonna Rock」までの”アゲメドレー”、ワンマンでは初となるアコースティックスタイルでの「走れメロディー」まで、バラエティに富んだラインナップ。中でも「走れメロディー」はこれまでライブ序盤あるいは終盤に疾走感あふれる演奏で披露されていた曲だけに、アコースティックバージョンでじっくりしっかり聴くと、改めてその楽曲の秀逸さとMADOKA（Vocal & Guitar）の愛すべき柔らかい歌声を存分に堪能することができた。
 
10代最後のワンマン、前向きな展望と期待感に満ちあふれたライブの模様を以下フォトレポートにてお届けする。
 
◆たんこぶちん　メンバー：
MADOKA（Vocal & Guitar）、YURI（Guitar）、NODOKA（Bass）、HONOKA（Drums）、CHIHARU（Keyboard）