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【NEWS】CREA 1st ワンマンライブ 『愛してCREA』 ミニレポート

2014年02月02日

CREA 1st ワンマンライブ 『愛してCREA』
ミニレポート
2014/01/18 @渋谷CLUB CRAWL
TEXT:桂 伸也  

 
2014年01月18日、東京・渋谷CLUB CRAWLにてガールズロックバンドCREAの、初のワンマンライブが行われた。今回はその模様をミニレポートにてお届けしよう。昨年の夏季頃より待望のワンマンライブの開催を発表、ガールズバンドとしては現在、うなぎ登りの人気を博している彼女らは、10月にベーシストが脱退するというハプニングに見舞われた。それでもサポートメンバーの助けを借りながらライブ活動を続けていた。果たして初のワンマンライブ、その行方やいかに…?

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この日は大きく第一部、第二部の2部構成にて行われた。「CREAのワンマンライブへようこそ!行くぞ!」ボーカルのNakiが叫ぶと、フロアからも大きな歓声が上がった。勢い十分のリズムからオープニングナンバーの「LINK」でステージは幕を開けた。一部ではガールズバンドの本命と目されながら、彼女らの前身バンドバンドであるDjungarian Love Starの活動期間を含め、この日を迎えるまでの道のりは長かった。それだけにNakiAikoMikuそれぞれの表情には喜びの笑顔が満ちあふれていた。「BY MY SIDE」「mellow out」をはじめとしたグルーブもパッションも十分の、活きのいいナンバーを続け、会場を沸かせた彼女ら。その動きにしっかりと気持ちをつかまれ、観衆はある時は歓声を上げ、そしてまたある時は拍手、腕を振り上げるなど、会場はCREA一色の光景に。
 
この日は第一部、第二部それぞれでサポートのベーシストがプレイ、前半ではDjungarian Love Starのメンバーだった大貫涼子TOYBOX)がしっかりとサポートを務めた。そして途中スペシャルゲストとして同じく旧バンドメンバーだったギターのMisakoが登場。彼女らのとっておきのナンバー「DAYS」をプレイするという、古くからのファンにはたまらないサプライが披露された。さらにCREA初期にサポートとしてステージに参加していた(スタジオ盤では常に参加)キーボードのm@sumiが登場し「桜の咲く道」「ずっと…」をバラードを披露と、ワンマンならではの趣向も披露された。サビでは力強く響くNakiの声、そこに見られた「歌で伝えたい思い」。その光景は彼女らが「DAYS」で見せた快活さだけでなく、アーティストとして成長したことでその存在を確立しつつあることを示しているようにも感じられた。

 
 

休憩をはさみ場内に流れたNakiのコメントに続き、第二部は始まった。「『今のCREAが一番カッコいい』って、何年たっても言われるバンドになりたい」彼女の言葉の意味をそのままぶつけるように始まった第二部。「デドリー」「悪女なあの子」と、前半のナンバーが明るくポップな雰囲気を見せたのに対し、マイナーキーのシリアスな表情を激しいビートに乗せ、フロアの観衆にぶつけていた彼女ら。その変化を観衆もしっかりと受け止め、第一部同様に元気に彼女らのサウンドを楽しみながらも、さらに曲を聴き入る姿勢を見せていた。
 
後半のサポートベーシストはERYKiLLKiLLS)。前半プレイしていた大貫涼子はどちらかというと軽快なノリを得意としているようにも見えたが、彼女はどちらかというと「危ない光を放つ」とでもいえるような荒々しいサウンドをプレイするスタイル。「今のCREAにはこのサウンド」彼女らの思いには、そんな気持ちがあったに違いないが、それはフロアの観衆の思いも同意していたことだろう。
 
彼女らの楽曲は、変に小難しいギミックなどほとんど感じられない、シンプルなスタイル。しかし彼女らがバンド結成から様々な経験を経た現在、メロディやハーモニー、リズムから伝えようとしている彼女らの思いは、何か強いものとして聴くものに沁みわたらせているにも見えた。それはNakiがはじめに語った「今、カッコいいと思われるバンドになる」という決意の表れだったのかもしれない。そして「Last Dance」に続き、ラストは「Windy」。「まだまだ拳を上げて!暴れていこう!出し切っていこう!」Nakiの叫びが観衆をまた奮い立たせ、大きな盛り上がりの中で彼女らのステージはエンディングを迎えた。

 
 

アンコールの声は、ファンの大合唱による「Windy」の一節。彼女らが登場するまで終わらないメロディが続いた。その声に応じて再び登場したCREAの面々。そしてこの日を迎えるまでの不安だった気持ちと、このステージをやり終えた安堵の気持ち、そして新たなステップに向かう決意の表明とともに、アンコールで披露されたのは、ドライブ感十分の「Last Dance」から「LINK」。「カッコいいバンド」を目指し、Djungarian Love StarからCREAへ。彼女らの活動の道のりも様々なつながり、「LINK」の広がりの連続だった。彼女らの目指すステップ、その先に向かうためのキーワード、それこそ「LINK」。そんな思いを炸裂させるようにプレイを披露し、この日のステージに幕を下ろした。
 
バンド活動としてはファーストステップともいえるワンマンライブを、困難を乗り越えながら見事に完遂したCREA。その先は今まで以上に険しい道のりになることだろうが、困難の上で第一の壁を乗り越えた彼女らの意志は強い。きっとさらに大きな成長を遂げ、観衆を魅了する素敵なライブを繰り広げてくれるに違いない。今後のCREAの動向には要注目だ。

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セットリスト【第一部】
M01. LINK
M02. BY MY SIDE
M03. mellow out
M04. Still Life
M05. my dream inside
M06. ダリア
M07. DAYS
M08. 桜の咲く道
M09. ずっと…
【第二部】
M01. デドリー
M02. 悪女なあの子
M03. after the rain
M04. (新曲)
M05. Drums solo~セッション
M06. Liar Angel
M07. Last Dance
M08. Windy
encore
E01. Last Dance
E02. LINK
 


 
ライブ情報
 
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オフィシャルサイト
http://crea-music.com/