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【ピックアップ!】「ヤベェノミクス」、遂に開催!

2013年10月16日

快進のICHIGEKI×exist†trace presents
【ヤベェノミクス】
TEXT&PHOTO:桂 伸也

 

 
先日、BEEASTのニュース「【ピックアップ!】快進のICHIGEKI x exist†traceのイベント『ヤベェノミクス』開幕!」で報じたイベント『快進のICHIGEKI×exist†trace presents【ヤベェノミクス】』が2013年10月11日、遂にスタートした。このイベントは、「ロックを取り戻せ!」をキーワードとして、ロックに信念を貫くバンドが「ロックを取り戻す」ためのマニフェスト(政権公約)を掲げた党首となり、しのぎを削る戦いを展開するというイベント。その模様をミニレポートにてお送りしよう。
 


1.Rie a.k.a. Suzaku
 
トップバッターはRie a.k.a. Suzaku。「心に響くメロディ」をマニフェストとして掲げた彼女は、この日も彼女ならではの珠玉のメロディを披露。手間隙かけた楽曲群はハードロック/ヘヴィメタルをベースとしながらも、メロディのアピールが群を抜いており、かつ近年積極的なライブ活動で培われた自信により、この日トップバッターとして堂々のステージを展開。他党首へのプレッシャーを与えた。

 

 
2.Crying Machine
 
2番手は、大阪の雄、Crying Machine。サウンド、プレイ共に正統派のハードロックを展開する彼ら。だかメンバー1人1人のポテンシャル、テクニックは非常に高い。そのツワモノどもをまとめるボーカリストのHILE(ヒレ)は、ボーカリストとしての実力もパフォーマンスも一級品。ハードロックファンが一度そのパフォーマンスを見れば、「こんなスゴイバンドがあったのか!?」と驚くにちがいない。表舞台に立っていてもおかしくない彼ら。この日も、ステージの熱さと卓越したテクニックで、観衆をしっかり魅了した。

 

 
3.D_Drive
 
Crying Machineに続いた関西からの刺客、D_Drive。メンバー全員が超絶テクニックを持ち合わせた匠(たくみ)であり、その技術を生かしながら彼らの信条である「Driving Rock」を展開するのが、彼らの常套手段。目にもとまらぬフレーズの応酬と、目まぐるしい展開に、観衆もじっとしていられなくなり、要所で入るギターのYukiによるあおりに応じざるを得なくなってしまう状態だ。あくまで自分たちのテクニックを追及し続けるという姿勢は、「ロックを取り戻す」というこの日のテーマの中でも一際光って見えた。

 

 
4.exist†trace
 
「限界の先へ」をマニフェストとして掲げるexist†trace。この『ヤベェノミクス』会期には様々なカラーを披露すると公言した彼女らは、この日は全員が黒を基調としたスタイルで登場。最近はボーカリストジョウとギタリストmikoのツインボーカル体制に、様々なスタイルを試みる前衛的なステージを行う傾向が見られたが、このステージでは元来彼女らがスタイルとして持っていたダークでシリアス、そしてヘヴィなスタイルで戦いを挑んできた。「お前たちの限界を見せてみろ!」そんなジョウの叫びとともに披露された曲「TRUE」は、彼女らのマニフェストをまさにそのまま象徴したものだ。その意気込みは会場全体に伝播し、まさに「限界の先」すら垣間見られた。

 

 
5.快進のICHIGEKI
 
華々しくこの日のトリを務めた快進のICHIGEKI。ステージ前に、他バンドのメンバーが彼らにプレッシャーをかけるように言った。「3歩下がって待っていろ!」まさしく選挙戦という雰囲気を感じさせたエピソードだが、その言葉の裏には彼らが、そして彼らのマニフェストがステージを終えたものたちにもしっかりと大きな存在としてのしかかっていたからにちがいない。ここまで繰り広げられた強烈なステージに臆することなく、登場した4人のメンバー。そこにはプレッシャーどころか大きな自信と信念すら見えた。イベントで見せたライバルの演奏すら、自らのプレイを奮い立たせる原動力とした彼らは、堂々のプレイで「3歩前へ」の公約を見事に成功させ、選挙戦のスタートを堂々のステージで飾った。

 

 


MC
 
演奏の合間にはサブブースにて参加バンドによるMCが行われた。普通の対バンではなかなか見られない光景だが、バンド同士の絆を深め、お互いのスタイルやパフォーマンスを意識するという意味で非常に有意義な時間となった。

 
単なる対バンイベントとは一味も二味もちがうこのイベント。一バンドの演奏が終わるたびに会場の熱気が増し、次の演者の目は鋭くなり、気合いの入ったプレイを見せてくれるという「願ったり叶ったり」のステージが展開された。これこそが彼らの望んだ「ロックを取り戻す」ということなのだろうか?その答えはこのイベントが終わる頃には見えてくることだろう。名古屋、大阪、そして最終戦を残したこのイベント、引き続き要注意だ。


 


快進党、イグジス党の党首によるイベント後の選挙演説

 
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★ライブ情報★
快進のICHIGEKI×exist†trace presents【ヤベェノミクス】

ー第弐回演奏合戦ー
2013年10月18日(金) 【大 阪】心斎橋CLAPPER
open18:00/start18:30 adv¥2,500/day¥3,000
with: D_Drive/ Crying Machine
【チケット発売中!!】
イープラス:http://eplus.jp/
◆チケットバンド予約:あり
【入場】プレイガイド→バンド予約→当日券
【予約引換】17:300
[問] CLAPPER 06-6213-6331

ー第参回演奏合戦ー
2013年10月25日(金) 【愛 知】名古屋ell.FITS ALL
open17:30/start18:00 adv¥2,500/day¥3,000
with: D_Drive/ Crying Machine/ Rie a.k.a. Suzaku
【チケット発売中!!】
チケットぴあ:http://t.pia.jp/
ローソンチケット:http://l-tike.com/
◆チケットバンド予約:あり
【入場】プレイガイド→バンド予約→当日券
【予約引換】17:000
[問] E.L.L 052-201-5004

ー総選挙ー
2013年12月6日(金) 【東 京】渋谷Star Lounge
快進のICHIGEKI VS exist†trace 2MAN
open18:30/start19:00 adv¥3,000/day¥3,500
【チケット発売中!!】
イープラス:http://eplus.jp/
◆チケットバンド予約:あり
【入場】プレイガイド→バンド予約→当日券
【予約引換】18:000
[問] Star lounge 03-6277-5373

■ヤベェノミクス特設WEB SITE
http://www.exist-trace.com/yabe.html
快進のICHIGEKIオフィシャルサイト
http://k-ichigeki.com/
exist†raceオフィシャルサイト
http://www.exist-trace.com/
D_Driveオフィシャルサイト
http://www.geocities.jp/lucky_d_drive/
Crying Machineオフィシャルサイト
http://cryingmachine.com/
Rie a.k.a Suzakuオフィシャルサイト
http://www.poppin.jp/rie_web/