ニュース
ロックインフォメーション

【NEWS】Hysteric Lolitaの初ワンマンに黒夢・人時、はたけ、原田喧太ら登場

2016年04月06日

ネオゴシック・ガールズバンド“ヒスロリ”が初ワンマンライブ!
黒夢ベーシスト人時ら豪華ゲストも応援に

hltop

1stアルバム『≠Not equal』を2月3日(水)にリリースしたHysteric Lolitaが、そのアルバムリリースを記念した自身初のワンマンライブを東京・渋谷clubasiaにて開催した。

以下、オフィシャルレポート&フォトでその模様を振り返る。


ファッション雑誌『KERA』によるKERAガールズバンドプロジェクトから誕生し、2014年5月にCDデビューを果たしたHysteric Lolitaが去る4月2日、約2年のキャリアの集大成とも言える初のワンマンライブを渋谷clubasiaで開催した。

ゴシックなムード漂う映像とともにオープニングSE「the Creation=序」をバックにメンバー5人が登場すると、記念すべきこの日を祝うために会場へ詰めかけた300人を超えるファンが大きな歓声を上げた。1曲目の「BLOOM」から「Oi Oi!」と観客を煽りまくり、伸びやかでパワフルな歌声を披露していくボーカルのRani。ボーイッシュなビジュアルでクールな演奏を見せつつ、間奏ではライトハンド奏法も披露したギターのNoa。ブルーのショートカットを振り乱しながら卓越したテクニックを叩きつけていくベースのBasil。キュートなルックスからは想像できないタイトでスキルフルなドラミングでバンドの土台をしっかり支えるドラムのmisaT。ヒスロリが提示する“ネオ・ゴシックロック”サウンドの要となるオルガンをはじめ、多彩な音色で美しいサウンドスケープを描き出していくキーボードのLayra。そんな5人が鳴らす独自の音楽世界は、その場にいる人の心を瞬時に掌握する大きな魅力に溢れている。「REAL」「DISTRESS」「ALIVE」といったキラーチューンを連発することで、会場の熱気は目に見えるほど高まっていった。

素の表情が垣間見える楽しいMCの後は、ヒスロリのブライトサイドとも言える「Ready! It’s all right!」と「Reversi」をプレイ。笑顔を見せながら演奏してみたり、サビでタオルを回して一体感を生み出したりと、ライブという空間をメンバー自身が楽しみ尽くしていることが鮮明に伝わってくる。その後、デビュー曲「絶望のスパイラル」で最初のクライマックスを迎えてライブ前半は終了した。

160402_0437 160402_0843
160402_0877 160402_0885160402_1059 160402_1112
160402_1168 160402_1243

合間にはスペシャルなゲストコーナーが設けられていた。まずは、ヒスロリBasilと、盟友ガールズバンド・CREAHirokaによる青髪ベーシストユニット“青髪シスターズ”がオリジナル曲「It’s a AOGAMI world」と、ボカロ曲のインストカバー「千本桜」を低音ブリブリで披露。続いては、Basilがレクチャーを受けていたというベーシスト・鮫島秀樹(ex.HOUND DOG)とSATSUKI(ex.ZOO)、ギタリストの原田喧太が登場し、ヒスロリとともにZOOの大ヒット曲「YA-YA-YA」を。さらにもう1曲、今度はギターにはたけ(ex.シャ乱Q)を迎え、「Choo Choo TRAIN」をプレイするという豪華すぎるコラボレーションが実現した。大御所アーティストを前に「緊張した!」とメンバーは語っていたが、実に堂々とした圧巻のパフォーマンスを見せたヒスロリ。バンドとしての底力をしっかり見せつけてくれた印象だ。

ゲストコーナーの後は、衣装チェンジしたヒスロリが再び登場。ヘドバンの嵐となった「Dual Anima」で後半戦へ突入した。「Voice For Voice」では、サウンドプロデュースを手掛けた人時(ex.黒夢)がベーシストとして参加、楽曲の持つパワーを音源以上の広がりを持って力強く放っていく。ミディアムテンポのバラード「snowy road」では、Raniがスタンドマイクで感情のこもったボーカルを響かせる。そして、「月の夜~take me to your side~」が歌われた後には、Noaの軌跡をたどる映像が流された。そう、今年2月のイベントで発表されていたように、Noaはこの日のライブで脱退することになったのだ。「今までの2年間、本当にありがとうございました」と思いをかみしめるように語った本人の言葉の後、本編ラストとなる「誓」を演奏。曲中にある<あの日のボクが信じた未来へもう一度歩き出す>という歌詞は、Noaにとっても、ヒスロリとして活動を続けていく他の4人にとっても意味のあるフレーズとして心に刻まれることになったはずだ。ここからも止まることなく突き進んでいく意志を証明するように、アンコールとなる「革命」「HYSTERIC」まで迷いなく一気に駆け抜けた初ワンマンは大成功となって幕を閉じた。

160402_1288 160402_1307
160402_1417 160402_1496
160402_1579 160402_1685
160402_1703 160402_1720

ライブ終了直後、メンバーたちに感想をもらうことができた。まずはこの日が初であり、最後のワンマンとなったNoaから。

160402_2278「2年間の締めくくりとして、とても楽しく、いい思い出を作ることができました。ありがとうございました。ヒスロリのことはこれからも応援していきます!」Noa

 
そして、他のメンバー4人からのコメントを。彼女たちはすでに次のワンマンへ照準を合わせているようだ。

「ほんとに楽しかったです! ワンマンはまた絶対やりたいし、今度はもっと広いキャパの会場でできるように成長したいと思います」Rani

「今回の初ワンマンで自分の弱点が浮き彫りになったところもあるので、そこを克服して2ndワンマンも後悔しないようにやり切りたいですね」Basil

「スペシャルすぎたゲストコーナーも含め、今日のことはすべて鮮明に記憶に刻まれたので、それを糧にして次回につなげたいと思います」misaT

「始まる前は不安要素がたくさんあったけど、やってみたらとにかく楽しくて、あっという間に時間が過ぎました。2ndワンマンはもっといいライブにします!」Layra
 

さらなる高みを目指し、Hysteric Lolitaはここからも走り続けていく。

◆<Hysteric Lolita 1stワンマンライブ『≠Not equal』>
セットリスト

SE.the Creation = 序
M01. BLOOM
M02. REAL
M03. DISTRESS
M04. ALIVE
M05. Ready! It’s all right!
M06. Reversi
M07. 絶望のスパイラル
M08. It’s a AOGAMI world(青髪シスターズ)
M09. 千本桜(青髪シスターズ)
M10. YA-YA-YA(鮫島秀樹&SATSUKI&原田喧太)
M11. Choo Choo TRAIN(鮫島秀樹&SATSUKI&はたけ)
M12. Dual Anima
M13. Voice For Voice
M14. snowy road
M15. 月の夜~take me to your side~
M16. 誓
-encore-
E01. 革命
E02. HYSTERIC


◆リリース情報
1st Album『≠Not equal』
・2016年02月03日(水)発売
2,593円(+税) UMZT-0187
<収録曲>
M01. the Creation = 序
M02. REAL
M03. Voice For Voice
M04. Hysteric(album ver.)
M05. DISTRESS(album mix)
M06. snowy road
M07. 革命
M08. ALIVE
M09. 月の夜~take me to your side~
M10. Dual Anima(album ver.)
M11. Reversi(album ver.)
M12. Ready! It’s all right!
M13. 絶望のスパイラル(album ver.)
M14. BLOOM


【BEEAST関連記事】
【特集】大盛りレポ!ロック増量 Vol.40 『ASIA Girl’s Rock Fes-KOREA VS JAPAN』
http://www.beeast69.com/feature/146323
【特集】大盛りレポ!ロック増量 Vol.25-1 「tkmk爆女祭vol.0~渋谷編~」
http://www.beeast69.com/feature/129824
【連載】目指せYAON!Cute Girls Live最前線 Section 10 ~今夜オープニングアクト決定(後半)~
http://www.beeast69.com/serial/yaon/126894
【連載】目指せYAON!Cute Girls Live最前線 Section 08~check1.2.3!!~
http://www.beeast69.com/serial/yaon/126224

◆Hysteric Lolita 公式サイト
http://www.hystericlolita.jp/