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【NEWS】THE IRON MAIDENS 来日直前メッセージ!

2015年06月03日

TIM2
THE IRON MAIDENS NEWS

本家IRON MAIDENが認める世界一のトリビュートバンド、THE IRON MAIDENSから、来日直前のインフォメーションが到着した。IRON MAIDENファンは、6月の来日3公演(大阪・名古屋・東京)を見逃さず、その目で本家が認めたステージをチェックしてほしい!

※このニュースは、オフィシャル提供の情報を掲載しています。

アイアン・メイデンから公認されたトリビュートバンド、
アイアン・メイデンズ、その魅力を徹底解剖!

海外では他人の曲をカヴァーして大ヒットする例はよくあるし、いつも耳にする大ヒット曲が実はリメイクだったとか、そんなに珍しくない話である。しかし、我が国においてのカヴァー曲に対しての反応は、やや過剰だと感じる節がある。昨年ディズニー映画の主題歌を日本語盤のカヴァーした歌手がいたが、あれほどまでにバッシングを受けるのは不気味で仕方がなかった。

名曲に色々なヴァージョンが生まれても不思議ではないし、カヴァーは決して「他人の褌で勝負している」だけの事でもない。オリジナリティーに忠実なものから、独特にアレンジされたものまで、本人なりの解釈や表現が個性に現れ、そんなところこそ名曲カヴァーならではの醍醐味ではないだろか。オリジナルを壊してほしくない意見もよく耳にする。そうかと言って、単にそっくり物真似コピーしているだけではオリジナルを超えられない。カヴァーのイディオムは本来、代役を意味する言葉だが、和製英語としての“コピー”と“カヴァー”はまた別の定義でもある。

ここからが疑題なのだが、それではコピーバンドとトリビュートバンドの違いとは一体なんであろか。恐らく捉え方としてそこに精神性が加わるかどうかが必要不可欠だ。バンドをやっていると上達目的のプロセスとして、自分の尊敬するアーティストや演奏してみたい曲をコピーするのが普通だったりする。しかし、コピーを超越した精神性の陶酔加減が異なる為、その思想はさらにディープなものになっていくのだ。

そのアーティストの楽曲を通して、自らどうトランスフォームさせていくかは、もはや一種の芸術ともいえよう。また、プレイする側に魂がこもっているか、ただコピーの演奏をしているか、当然オーディエンスにも伝わってくることだ。アーティストの馴染みある名曲を口ずさみながら、演奏する側と聴く側が繋がる一体感こそが、トリビュートバンドの大きな魅力のひとつなのかもしれない。

さて、本家アイアン・メイデンのトリビュートバンドとして、01年に結成された女性5人組のアイアン・メイデンズが、間もなく再来日を果たす。BEEASTで何度か取り上げられており、前回の初来日から5年間、さらに世界中から大注目を浴び続けている存在に成長した。今まで「たかがトリビュート」なんて思っている人も多いかもしれないが、彼女達の魅力に迫り、オフステージの素顔にも直撃しよう。


■実力
仮に演奏力がなかったら、アイアン・メイデンのようなスケールが大きく、高い音楽性を再現するのは容易なことではない。しかも、全員女性でありながら、アグレッシヴに太い音を出す。オリジナル・メンバー、リンダ・マクドナルドアイアン・メイデンズでのステージネーム:ニッキ―・マクブレイン)、80年代後半に結成されたロサンゼルス出身のテクニック派ガールズHMバンド、元ファントム・ブルーのドラマーだった。ロサンゼルスでは何度も賞を受賞し、女性のトップ3に数えられるベテラン・ドラマーの彼女は、「よく言われるのが、アイアン・メイデンを好んで聴く女性がいるだけでも珍しいのに、彼らの音楽を演奏する女性達はもっと珍しいから、ライブで是非それを確かめに来てほしいの」という。

ヴォーカリスト、キルスティン・ローゼンバーグ(ステージネーム:ブルース・チッキンソン)は本家フロントマン、ブルース・ディッキンソンを髣髴させるパワフルな唱法で、パフォーマーとしてのクオリティーも高い。一部では最近、舌癌の治療を克服したブルースはここ近年なかなか声が出辛い様子だが、彼女の方が高音をキープしているとの意見も。キルスティンは「女性にロックができないと思っている人たちを驚かすのは楽しいわ(笑)でも、私は決して彼と同じようには真似できないけど、彼の持つ感情を出来るだけ共感しファンの一人としてアイアン・メイデンを理解し、それを表現することの大切さはわかっているつもりよ」と謙遜する。

ベーシスト、ワンダ・オルティズ(ステージネーム:ステフ・ハリス)。スティーブ・ハリスのような早弾きでも、子供の頃からオーケストラでチェロも弾いている為、タイムキープは絶妙な正確さだ。シンフォニーからロックまで熟せる女性ベーシストなんてそこそこいない。ちゃんと音楽の学士号まで修得したほどの才女である。そんなワンダとドラムのリンダのリズムセクションはメリハリが利き、ずっしりと安定した重低音がこのバンドの核となっている。

そしてギタリスト、コートニー・コックス(ステージネーム:エイドリアナ・スミス)が奏でるアグレッシヴなギターがメイデン・サウンドの秘密兵器となる。彼女は先月26歳になったばかりだが、前回の来日の時はまだ20歳。だが、キャリアとしては15歳からエイドリアン・ブリューキング・クリムゾン)、ジョージ・リンチドッケン)等の著名ミュージシャンとツアーで経験を積んで来て、18歳でアイアン・メイデンズに加入。今、世界で最も注目されている若手女性ギタリストの一人として取り上げられている。

3年前に参加した、もう一人のギタリスト、ニッキー・ストリングフィールド(ステージネーム:ディヴィーナ・マレー)とのツイン・ギター、最強の戦術部隊を完成させた。彼女はテキサスからロサンゼルスにやってきたこの数年で、有望株のギタリストとしてシェクターとのエンドースメント契約を交わし、目覚ましい急成長を遂げている。

こうしてアイアン・メイデンズは度重なるメンバーチェンジを経て、今まさにキャリア・ピークの熟成期に突入し、来年は結成15周年を迎える。トリビュートバンドでありながら、ここまで息が長く、世界中から出演オファーが現在進行形で舞い込み続けている、という驚異的なバンドだ。その理由を支える根拠として、彼女たちのルックス、演奏力、パフォーマンスの三拍子揃った希少価値のあるバンドだからである。

■実績
ここで有名な武勇伝を紹介しよう。2012年、ブラジル及び南米のプレスやメディアは大規模な調査を行い、アイアン・メイデンズを世界で最も有名なトリビュートバンド、そして世界で最もダウンロードされているバンドとして報道したのだ。女性HMバンドとして初めてヴェネズエラの土を踏み、4万人の聴衆の前でパフォーマンスを繰り広げた。そして、最も驚く功績はそれまでのメタリカの2日間で5,000枚のチケットを販売した記録を打ち破り、なんと12時間で6,000枚を売るスピーディーなチケットセールスを記録した。彼女達は既に本国アメリカ、カナダの他、日本や韓国、インドネシアなどのアジア諸国、ブラジル、ペルーなど南米、メキシコやガテマラ、パナマなど中米、イラクやドバイ(UAE)の中東、スペイン、ギリシャ、ドイツ、オランダ、スイスなどヨーロッパ諸国を制覇している。

そんな彼女たちに注目し、パイステ(シンバル)、ヴィック・ファース(ドラムスティック)、DW(ドラムス)、デジテック(エフェクター)、ダンロップ(ピック)、ダダリオ(ギター弦)、ソルダーノ(ギターアンプ)、ジャクソン(ギター)など、様々な楽器メーカー、さらにはモンスターエナジードリンクやアフェクション・クロージングといったドリンクメーカーやアパレルメーカーからエンドース契約のオファーを受け、業界でも大きな話題が拡大していった。

更にはアメリカの有名な男性誌「プレイボーイ」や「ハスラー」での見開きカラー2ページでの特集記事を皮切りに、「ドラム・マガジン」、「ギターワールド」、「ローリングストーン」などの音楽雑誌、ABCテレビの番組「LIVIN LARGE」、FOX スポーツニュース番組「54321」などのTV 番組、ロサンゼルス・タイムやシカゴ・トリビューンやサンフランシスコ・クロニクルなどの新聞でも取り上げられた。

アメリカを代表する深夜のトーク番組「The Tonight Show」(司会ジェイ・レノ)に出演、ロサンゼルスの有名クラブ、ロキシー・シアターにて収録されたTV 番組「WORLD’S GREATEST TRIBUTE BANDS」に女性バンドとして初出演を果たす。キッスサイプレス・ヒルスヌープ・ドッグバックマン・ターナーオーバードライブダンジグネヴァーモアナイトウィッシュジャッカルグレイト・ホワイトなどのオープニングアクトを務めている。圧巻としかいいようのないアイアン・メイデンズだが、普段はごく普通のアメリカン・ガールズだ。

■メンバー紹介
最後にメンバーのオフステージの素顔や、来日直前のメッセージをお届けしよう。

01Vo:キルスティン・ローゼンバーグ

圧倒的な歌唱力と迫力ある歌声の主は、思いやり深く、優しいハートの持ち主でもある。どんな時でもユーモアを忘れず、明朗な性格はムードメ-カーである。ビーガンのベーカリーに限るが甘いものが大好き。ヴォーカル・コーチはキックススティーヴ・ホワイトマンだった。動物愛護家で、12歳の時から完全なる菜食主義者に。ワシントンDCに以前ビーガンのベーカリーを共同経営していていた。

「今回また日本に行って、沢山見たり聞いたりしたい事は山ほどあるけど、充分な時間はないわね。でもファンの人が教えてくれたウェブサイトのリンクを元に、日本で日本食のビーガンを食べてみたいと思ってるのよ!それかヴィジュアル系にも挑戦してみようかしらね!(笑)後は帰りに空港のカプセルホテルに泊まるのがちょっと楽しみ・・・だけど、他に何かできる時間がないのが本当に残念だわ・・・」

02Dr:リンダ・マクドナルド

父親はアイルランド系のアメリカ人、母は日本人。姉と兄がいるが、日本で生まれたのは姉だけ。日本食が大好きで、特に可愛い日本のお菓子に目がない。リンダも底抜け明るく、常に笑顔を絶やさない。ファントム・ブルーのオリジナル・メンバーとして、メジャーデビューの経験がある。ドラムの他、犬が大好きでライブがない時は色んな犬のドッグシッターを引き受ける程。また、犬のぬいぐるみはいくらあっても欲しくなるくらいに弱いらしい。中でも日本で売られている犬のぬいぐるみは、アメリカにない可愛さでたまらないのだという。

「今回楽しみにしている事は・・・この前の時に見た場所と違う景色が見たいわ!例えヴァンの窓からの景色でも・・・。和食が大好きで、日本のエスニック料理も食べてみたい!どんなものでもいいわ、寿司、しゃぶしゃぶ、ラーメン屋さん、そしてまた寿司!なんでもいいの、いつもお腹が空いているから(笑)ジャンクフードは東京バナナのチョコ味を日本のミルクティーと一緒に頂く!東京には沢山の家族と、大親友の一人が住んでいて出来るだけ一緒に時間を過ごしたいの。お母さんの故郷である国に、私のバンドメンバーと一緒に行けることも大きな意味があるし。私のおじさんがね、大昔に私の日本語がもっと上達したら日本に招いてくれるって言っていたんだけど、私は日本語の代わりに、いつか音楽で日本に行く機会があると思うって言ったの。で、やっぱり音楽が勝ったわけ!あはは。今回は本家アイアン・メイデンの新しいファンにも会って新しい友達も作りたいな。もっと日本語が上達するように!あ、ちょっと待って!日本の犬と沢山写真が撮りたい(笑)!」

03B:ワンダ・オルティズ

インテリで物静かで堅実家。メンバーの中では最もおとなしいという印象を受けるが、落ち着きがあるために賑やかではないものの、話好きではある。小さい時から音楽に対してストイックに学んできて、9歳の時からアップライトベースを習い始め、11歳の時に学校のジャズバンドでエレキベースを弾き、音楽の学士号も習得。現在オーケストラでもチェロを弾く。好きな食べ物はシーフード。

「日本にいる友達や演奏をすることの他、何か文化に触れられたらいいな。美しい日本を沢山見ることができますように・・・。何だか退屈な意見かもしれないけど、本当にそう思っているの」
 
 
 
04G:コートニー・コックス

12歳の時に初めてメタリカのコンサートを観て、メタルにのめり込んだ。カーク・ハメットから強い影響を受けて以来、古いへヴィーメタル、スピード・メタル、スラッシュ・メタルなど、80年代が一番好きだという。キング・ダイアモンドの大ファンでもあり、10代の時は地元の友達と「クイーン・ダイアモンド」というトリビュートバンドを結成していた。現在、自分の人生は「酒、サインをする、演奏する」と表現している。

「とにかく日本に行ったら、ロックでみんなのことをブッ飛ばしてやる!それからクレイジーなトラブルを起こして・・・・、ああ、いい意味でのよ(笑)でも、今回は私が天使でいるなんて約束はしないわ!」

05G:ニッキー・ストリングフィールド

メンバーの最年少で25歳になったばかり。14歳からギターを始める。最初はニルヴァーナなどを聴いていたが、メタルファンの父親の影響によりアイアン・メイデンメガデスメタリカアヴェンジド・セヴンフォールドといったどんどんヘヴィーな音楽に転向していく。そしてYouTubeなどで自分のプレイを投稿していく内に、テキサスからロサンゼルスに可能性を求めてやってきてアイアン・メイデンズに加わる。

「日本の皆さん、今回私はあなたの美しい国を初めて訪れます!楽しみにしているし、勿論、何か日本酒を試してみたいわ!待ちきれない!」
 
 
 
 
Text by Ginger Suzuki


55■LIVE Information

▼2015年6月10日(水)大阪・梅田クラブクアトロ
開場18:00 開演19:00
料金:¥6,000(税込・スタンディング・整理番号付き)
※ドリンク代別途必要
一般発売日:3月7日(土)

▼2015年6月11日(木)愛知・名古屋BOTTOM LINE
Opening Act:SHOW-WA(as SHOW-YA
開場17:00 開演18:00
料金:¥6,000(税込・スタンディング・整理番号付き)
※ドリンク代別途必要
一般発売日:3月6日(金)

▼2015年6月12日(金)東京・渋谷duo MUSICEXCHANGE
Opening Act:Mary’s Blood/ HATTALLICA(as METALLICA
開場18:00 開演19:00
料金:¥6,000(税込・スタンディング・整理番号付き)
※ドリンク代別途必要
一般発売日:3月6日(金)

※詳細は以下のURL のページでご覧になれます。
http://www.mandicompany.co.jp/pg314.html


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