【NEWS】Jason Beckerのドキュメント映画、今秋公開決定

2014年05月29日

不屈のギタリスト、ジェイソン・ベッカーの日に吉報！
映画『Not Dead Yet』が今秋日本公開決定

不治の病と闘いながらも音楽を創り続けているメタルギタリスト、Jason Becker（ジェイソン・ベッカー）の人生を追ったドキュメンタリー映画『Not Dead Yet』（マウンテンゲートプロダクション配給）が2014年11月に日本での公開が決定した。

いわゆる音楽のドキュメンタリーとは異なる本作。主人公のJason Beckerは、日本でも人気のMartin “Marty” Adam Friedman（マーティー・フリードマン）とコンビを組み、17歳にして『カコフォニー』でデビューを果たした伝説のギタリストだ。

20代前半にはVan HalenのボーカリストであるDavid Lee Rothのバンドに大抜擢されるなど華々しい活躍が続くかと思われた矢先、突然ALS（筋萎縮性側索硬化症、別名：ルー・ゲーリッグ病）を発症し、アルバム1枚の参加だけでツアーはキャンセルに。世界的成功を目の前に医師からは余命3～5年と宣告を受けてしまう……。

しかしその後、病気の進行により体の自由を奪われながらも、生きたい、音楽を作りたい、というJason Beckerの不屈の意志を家族・仲間が支え続け、作曲家として現在も創作活動を続けている。

本作にはMartin “Marty” Adam Friedmanを始め、Steve Vai、Joe Satriani、Richie Kotzenなど日本で人気のミュージシャンたちが多数出演。「Full Frame Documentary」「Fil Festival」をはじめ、「Hot Dogs」などの映画祭でも上映され話題をさらった本作が、アメリカ、イギリス、台湾での公開を経ての日本公開がついに実現！本年11月に新宿シネマカリテ他全国で公開されることが決まった。

「初めの計画とは違う人生になってしまったけれど、自分は自分の人生を生き、ただ音楽を作りたいだけ」と語る彼の情熱とひたむきな姿勢は、彼自身のファンやメタルファンのみならず、多くの人に力と影響を与えることだろう。そして、夢を抱きにくい現代において生きる意味を見失いそうになっている人々に、「生きていく」とはどういうことか？　「人生」と「希望」とは何か？　を問いかけている。

さらに、きのう・5月28日はJason Beckerが住んでいるカリフォルニア州リッチモンド市が制定している“ジェイソン・ベッカーの日”とあり、日本のファンにとっては忘れがたい日になるのではないか。まずは、公式サイトの予告動画でジェイソンのチャーミングな映像をご覧いただきたい。