演奏

地獄カルテット MASAKI地獄

TEXT:加藤伸太郎 PHOTO:ヨコマキミヨ

超テクニカルバンド地獄カルテットの個々のメンバーがプロデュースする4ヶ月連続マンスリーライブ『4ヶ月連続ライブ~百鬼夜会~』!本誌BEEASTではそのすべて(4回)をレポートでお届けします。第2弾は2010年12月4日、池袋BLACK HOLEで「MASAKI地獄」開催!MASAKI(Bass)を中心に構成された内容で、ゲストバンドはthe CYCLE

Panther(Guitar)・Joe(Drums)・村井研次郎 (Bass)・Kouzy(Vocal)の4人からなるバンドで、へヴィメタルキッズには説明不要というスーパーバンドです。地獄カルテットとの熱い夜は間違いありません!まずはthe CYCLEのメンバーが登場し、いよいよ開演です。この高まる胸の鼓動がたまりません!

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SEと同時に会場からは黄色い声援!デジタルな同機サウンドとともに「TRASH」。楽器隊の3人で繰り広げられるインストナンバーです。会場は轟音が鳴り響き、ハーモニックマイナー調で攻めたてられるエキゾチックでフックの聞いたフレーズは、一発で虜になるカッコ良さ!そのまま「JASON」が始まると同時にKouzyが登場!さぁいこうか!と勢いに乗るオーディエンスは、髪の毛を振り乱しまくり強烈なヘッドバンギング!

これぞメタルのライブ!Panther村井研次郎の息の合った弦楽器アンサンブルプレイはさすが!重く熱いリフの波に、Joeの複雑なドラミングが映えます!2バスの音などは、体の骨がボキボキと砕かれる勢いで責め立てられます。なのに、ふとJoeの顔を見てみたら、ものすごい笑顔でドラミング!こんなビッグスマイルで凄いフレーズを繰り出されては、オーディエンスは一撃でやられてしまいます!the CYCLEを生で味わう醍醐味の一つです!

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MCでKouzyは「METALは生で聞くのが一番でしょう!!!」と一言。もう本当にその通りです!聴かせるナンバーからノリノリナンバーまで、the CYCLEのバラエティーにとんだ楽曲に、会場も揺れまくり!乱れまくり!です。Joeはドラミングの最中に立ち上がり、何と会場をあおります!これには会場もヒートアップ!ヘッドバンギングが激しさを増して、熱気が凄くなっています!

「Ki-Ki」はエッヂの効いたリフに、スラッシュビートでまくし立てるナンバーですが、サビでは会場後方のオーディエンスまでがコブシを上げて大合唱!ギターソロは、もう指がどう動いてるのか…まったくわからないくらいの超速弾き!会場も伸太郎も圧倒されまくりです!続くMCでは、Kouzyが「NOVさんのファンだ」と公言。地獄カルテットの登場へ、上手く橋渡しをします。グッとくるミドルテンポの「ETERNAL RAIN」の後は、なだれの如くの2曲が続きthe CYCLEのライブは幕を閉じます!

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◆the CYCLE 公式サイト

http://cycle-beat.net/

◆セットリスト
M01. TRASH(Inst)
M02. JASON
M03. KRAZY KRAMER
M04. SALTY DOG
M05. Ki-Ki
M06. AIR FORCE
M07. ETERNAL RAIN
M08. 核ファイター
M09. ラブポーション

◆インフォメーション

2011年01月30日(日)【渋 谷】O-WEST
2011年02月25日(金)【新木場】1stRING
2011年03月06日(日)【新 宿】MARZ
2011年03月19日(日)【大 阪】club MERCURY
2011年03月25日(金)【名古屋】HeartLand STUDIO

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次は地獄カルテットの登場です。メンバーは今夜の主役MASAKI(Bass)と、本誌BEEASTのコラムニストでもお馴染みの“7弦スター”こと小林信一(Guitar)。そしてNOV(Vocal)・GO(Drums)の4人。シンフォニックなSEとともにメンバー登場するやいなや、NOVの熱いシャウトで「愛想くらいの知恵」がスタート!MASAKI小林信一の鬼のユニゾンプレイは、まさに地獄!地獄の鬼も逃げ出すようなサウンドです!GOの重圧かつ激しいビートで、the CYCLEで暖められた会場は一気に沸点まで到達!凄い!

とにかく“攻め倒す”という印象の「言魂の天獄」では、MASAKIがワウペダルをからめてのベースプレイ!MASAKIのベースには何とアームが付いており、まさにこれがMASAKIオリジナルというプレイに、オーディエンスの目は釘付けです!サビでのコール&レスポンスでは、小林信一もギターを弾きながらコブシを高くあげます。これぞライブの醍醐味だぜ!とメモするボールペンを持ちながら、コブシをあげてしまう伸太郎です!

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GOのドラムは叩く姿と音がマッチしていて、何から何までかっこいい!さすが日本を代表するスーパードラマー!こんなに近くでこのドラムサウンドを感じられるなんて、もうライブ“マジ”サイコー!です。さぁそしてMCタイム。楽しみにしていた時間です!あれ?!今日のNOVはちょっと違う。いつもとは違った“カッコイイ”セリフばかりを並べて、次の曲に繋ごうとしています!なのに会場からは笑い声が!メンバーも笑いをこらえています。そうです。先月の「NOV地獄」で、MASAKIは「NOVのMCまで俺がプロデュースします」と宣言!その通りの展開となっています。

続いては「螺旋の民」。ブラストビートのまくし立てに、演奏がはじまると一瞬で地獄に引きずり落とされるのが、地獄カルテットの凄さ!心打つメロディーラインは何度聞いても鳥肌もの。止まらないギターとベースのユニゾンプレイに、超人レベルのギターソロ。地獄に引き込まれるしかない!といった感じです。「君の後ろに僕はいるよ」はミドルナンバーなのに、曲中でNOVが早口でまくし立てるなど、まさに地獄カルテットの独自の世界観が素晴らしいです。

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最高の地獄ワールド!の後は、またきましたMCタイム。ここでMASAKIが、今夜のMCプロデュースを説明すると会場は笑いの渦。NOVは相変わらずぎこちない様子。徐々に自分で鎖をとこうとするNOVに、真横にいる鬼(MASAKI)の管理下にあるため、なかなか地獄から脱出できず。本当にこのMCタイムのやり取りは、のんびりと暖かい空間が生まれて楽しめます。凄いメンバーは、何をやっても凄いのだと感心してしまいます。曲はMASAKIの新曲「沙汰」へ。シンプルなワンコードにチョッパープレイが入り、ノリが抜群に良いナンバーです。

MASAKIが「アニソンは好きかー?!」と会場に問うと、始まったのは「ムーンライト伝説」!地獄バージョンでかなりスピードも速く、地獄のセーラームーンが目に浮かびます!このナンバーでは、超カッコイイ!フライングVのベースを弾くMASAKI。ソロになると、小林信一MASAKIの掛け合いソロ合戦!もうオーディエンスは圧倒されて放心状態。こんなに凄い悶絶プレイを、この距離で観れるとは!何たる幸せ。

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そしてまたMCタイム。やはり想像している通りのMCの流れです。これも地獄カルテットの醍醐味。演奏中は激しくのっていても、MCになるとオーディエンスは笑顔でステージを見つめます。MASAKIからの「小林!踊り得意だろ!ギターおけ!」との指令が。ファンキーなビートで、ステージセンターで踊る小林信一地獄カルテットのライブは楽しすぎます!そして「朝の許しを待ちて」。会場は揺れたり踊ったりと、オーディエンスそれぞれの楽しみ方でライブを味わっています。

「王と王女の晩餐会」のサビでは、NOVに合わせ会場が一つとなり大合唱!今夜一番の声が会場に響き渡ります!背筋がぞくぞくしてたまりません!池袋はいま地獄に染められたぁ!そして最後のMCから、MASAKIの地獄の音頭に合わせ「勇者の孤独」!途中NOVの一声でオーディエンスがジャンプ。地獄カルテットの地獄ライブは完全な形となり、会場はクライマックスへ!燃焼するべく、オーディエンスの渾身のヘッドバンギング!

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◆地獄カルテット 公式サイト

http://zigoku4.com/

◆セットリスト


M01. 愛想くらいの知恵
M02. 言魂の天獄
M03. 螺旋の民
M04. 君の後ろに僕はいるよ
M05. 沙汰
M06. ムーンライト伝説
M07. 朝の許しを待ちて
M08. 王と王女の晩餐会
M09. 勇者の孤独
M10. 罪と罰の戦
-encore-
M11. X (X“エックス” Cover)

◆インフォメーション

2011年01月22日(土)【新 宿】MARZ

2011年02月19日(土)【新 宿】MARZ

2011年02月25日(金)【新木場】1st RING

2011年03月12日(土)【赤 坂】J ROCK CAFE

2011年03月20日(日)【金 沢】van van v4

2011年03月26日(土)【大 阪】Club ALIVE!

2011年03月27日(日)【名古屋】HOLIDAY NAGOYA

2011年04月02日(土)【新 宿】Wild Side Tokyo

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鳴りやまないアンコールでは、the CYCLEのメンバーもステージに登場してファンサービス。凄腕のメタルプレイヤーが揃ってのアンコール。いったいどんなナンバーをやるのか?と思えば、驚き!Xエックス)の「X」をプレイ!これにはもう会場はジャンプ大会!もう止まらない!伸太郎も「MASAKI地獄」を、やばいくらいに楽しんでいます!

地獄カルテットは、本当にライブがお薦めです!この楽しさは生でみるしかありません。まだ地獄未体験の方は、ぜひライブ会場へ!「MASAKI地獄」 の後は「小林地獄」です。『4ヶ月連続ライブ~百鬼夜会~』はまだ2回残っています!それ以外のライブもありますので、公式サイトをチェック!終演後の会場に残った熱気が、めちゃくちゃ熱いです。この熱気こそ気持ちのいいライブの証拠!この地獄熱気を、ぜひとも体感してください!



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