演奏

ありがとう!俺、加藤 2010

TEXT:鈴木亮介 

本誌BEEASTのスタッフにして、六弦の魔術師こと伸太郎。普段アーティストのレポートなどを書いている伸太郎は、自身もアーティストなのです!(今回はアーティストとして紹介!)彼が待望のニューアルバム『ありがとう!俺、加藤』をリリースするとともに、11月26日にレコ発ライブを新宿Wild Side Tokyoにて敢行!「せっかくだから、記事にしちゃおうか」という編集長の命を受けて、いち伸太郎ファンでもあるスズキが、その模様をレポートさせていただきます!

会場入りすると、既にリハーサルを終えた伸太郎率いる超合金のメンバー、そして伸太郎のために駆け付けた競演アーティストたちがあちらこちらで談笑していました。その後伸太郎はスタッフとともに最後の調整や準備に奔走! 午後6時、いよいよ開演!まずは日頃伸太郎と交友の深いアーティストたちが、オープニングアクトを務めます。

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1組目はピアノとギターを操る弖蔚伽(ていか)。スモークの立ち込める中、ハットに全身黒ずくめのいで立ちで登場!まずはピアノで妖艶な演奏を披露した後、今度はエレキ。スラっと伸びた長身の弖蔚伽のギターが独自の世界観を奏でます。転換中はサイドステージで坂本英3(えーすりー)によるアコギアニソン弾き語り!「筋肉マン」「ガンダム」など伸太郎世代にはたまらない名曲を楽しく熱く演奏。観客を飽きさせません。2組目はnojico。シンガーソングライターnojico橋爪尚紀からなる男女アコギユニット。カントリー調の衣装で登場です。明るく陽気な歌声と、素朴なアコギが魅力です。前半は明るい曲で盛り上げ、最後の曲は「無縁坂」を披露!力強い歌声にグイグイ引き込まれます。

続いて3組目は男性ソロアーティストのGAMI。サポートギタリストを率いて激しいSEで登場!いわゆる「イケメン」による、「イケてる」ハードナンバーの連続です。心地良いヴォーカルの力強さ。「ご飯に合う曲を用意したよ」というGAMIの絶叫が場内に響き渡ります!4組目の登場は男女2人組のユニット、Many chaos tart。ヴォーカルの竹縄麻里江は今回の伸太郎のニューアルバム『ありがとう!俺、加藤』のジャケットをデザインしています。女性ボーカルの時にカッコよく時にかわいい高音ボイスが心地よく響きます。

5組目の登場は男性4人組メタルバンドのCOUNTERBLAST。メンバーは全員20歳という本日最年少バンド!細身の体から想像のつかない極太の演奏とシャウトが魅力。ポテンシャルの高さを感じます。しかしMCでは今どきの好青年にガラリと変わって、爽やかトーク。6組目は伸太郎率いる超合金なのですが、いったん飛ばして7組目に登場の男性メタルバンド、毒伝童伸太郎とは兄弟のように交友の深いバンドです。会場のボルテージが最高潮に達する中、安定感のある演奏とパフォーマンスで、安心して身を委ねられるステージ。会場の熱気を冷まさないどころかさらに盛り上げていきます。

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◆弖蔚伽(ていか) 公式サイト

http://www.geocities.jp/sds_20xx/

◆GAMI 公式サイト

準備中

◆nojico 公式サイト

http://www.nojico.info

◆Many chaos tart 公式サイト

http://www.myspace.com/madanamaenaiyo

◆COUNTERBLAST 公式サイト

http://www.myspace.com/counterblast6

◆毒伝童 公式サイト

http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=dokudendou

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お待たせしました!6組目に登場は超合金伸太郎率いる3人組メタルバンドです!気づけば場内は超満員。すごい熱気!そして、伸太郎の力強いリードで、会場は一体となって腕を挙げています!キラキラ輝いて見えるのは、腕に巻いたアルミホイルだけが理由ではなさそう。冒頭、「超合金のテーマ」「闘魂アントン」と勢いの良い曲が続き、猪木モノマネも披露される一方で、その直後の3曲目にはガラリと変わったメロウな曲調のラブソング「大切な宝物」も披露され、幅の広さを感じます。「夜くらいのにサングラス」で再び会場を熱くし、ラストは「ニューヨークに行きたいか?」と絶叫し、超合金を代表する「アコガレアメリカ」で大爆発!客席との”一体感”を強く感じるステージを展開。

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◆超合金 公式サイト

http://shintarozz.srv7.biz/

◆セットリスト


M01. 超合金のテーマ
M02. 闘魂アントン
M03. 大切な宝物
M04. 夜くらいのにサングラス
M05. アコガレアメリカ

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さあ、そして本日のトリを飾るのはもちろんこの人、ソロアーティストの伸太郎!冒頭、誰もいないステージで、突然何やら怪しげなやり取りの声が。「AKB48推しの伸太郎スタッフが勝手に伸太郎のオープニングSEを変えてしまい、伸太郎が文句を言う…」というラジオドラマのような小芝居の流れた後で、かかったのはやはりAKB48の「会いたかった」!そしてついに本日の主役・伸太郎降臨!登場までやや長いオープニングに戸惑いつつも、待ちに待った伸太郎の登場に超満員の客席からは「会いたかったよ~」と黄色い声が少々、野太い声が7~8割、そして絶叫に変わります!

いつも以上のハイテンションで、とにかく笑顔の伸太郎。まずはおなじみ「トルコ暴走曲」でかまし、「うわさのバンブルビー」で魅せ、Michael AnthonyYngwie Malmsteen、そしてCyndi Lauperのモノマネまで飛び出し!満杯の客席は大興奮!3曲目は、大勝負を前にアドレナリンが出まくりの心境を見事に表現した新曲「出陣」を披露。日本の中心・岐阜から世界へ出陣する六弦侍・伸太郎のテーマ曲とも言える最高にクールな一曲。もちろんニューアルバム『ありがとう!俺、加藤』に収録されています。

そして会場が湧きに沸きまくったところで、今夜は「お客さんにも楽しんでもらおう」と特別な企画が。何と、エアギター大会をこの場で開催!優勝者には伸太郎からギターのプレゼントが!ギターケースは除くということで若干怪しい臭いもしつつ、希望者の中から選ばれたMany chaos tart竹縄麻里江ら3名とともに、「ギター取られたくないんで」と伸太郎も参戦。オーディエンス投票による結果、「ふたりはプリキュア」に合わせて見事なエアギターを披露した毒伝童我意が優勝!贈呈されたのは…やっぱり!エアギター!!

そして一人ツインギターという技を取り入れた「ファンキーダンス」。ラストは心髄にまでギターが染み入る伸太郎の代表曲「MOON」を披露。あれだけ湧き上がっていたオーディエンスも、伸太郎の魂のこもった演奏に、じっと聴き入っています。※この記事にはダイジェスト映像、「超合金」と「伸太郎」の2つが貼り込まれていますので、ぜひ映像もチェックしてください!


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◆伸太郎 公式サイト

http://www.shintarozz.com/

◆セットリスト


M01. トルコ暴走曲
M02. うわさのバンブルビー
M03. 出陣
M04. ファンキーダンス
M05. MOON

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会場内では、あちこちにオレンジ色が。CD購入者や本日の出演者に、伸太郎の実家から届けられたという岐阜県産の“柿”が配られたのです。ちなみに柿の花言葉は「慈愛」「恵み」。誰からも愛される六弦バカ一代・伸太郎の人望があって、今宵の楽しいレコ発イベントが無事成功したのだなと思いました。ギター教室も主宰し、後進の指導にも力を注ぐ伸太郎の活躍から、今後も目が離せません!

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◆インフォメーション(お求めは公式サイトにて)

http://www.shintarozz.com/

◆『ありがとう!俺、加藤』 収録曲


M01. 明日への扉
M02. ファンキーダンス
M03. HIGH ROAD
M04. 本当は恐ろしいさくらさくら
M05. 出陣
M06. 夜
M07. AMAZING GRACE

※本記事の画像はすべて苓カメラマンによる撮影物です。