演奏

LIZZY BORDEN

TEXT:加藤伸太郎 PHOTO:ヨコマキミヨ

LIZZY BORDEN来日!こんな日が来るとは思ってもいなかった!というファンの声が聞こえる2010年11月07日、渋谷サイクロンに向かうBEEAST取材チーム。今回の来日メンバーは、主役のLIZZY BORDEN(Vocal)の他は、Dario Lorina(Guitar)・A.C. Alexander(Guitar)・Marten Andersson(Bass)・Joey Scott(Drums)です。その他、ダンサーの美しい女性がステージパートナーとして登場します。LIZZY BORDENといえば殺人鬼の名前を付けたアメリカのロックバンドとして、80年代には一般の人にも知られている存在でした。今でも定期的にアメリカではショーをやっているのは知っていましたが、来日してくれるとは!本当にうれしい限りです。

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会場に到着!会場ではファンとの交流“ミート&グリート”の真っ最中。ミート&グリートとは、ライブの前後にアーティストと合って、サインをもらったり写真を一緒に撮ったりする“ファンサービス”のことです!今回は、ここから取材をスタートさせてもらいます!何とリハーサルも公開ということで、普段けして観ることができないリハーサルの様子を、ファンは食い入るように見つめています。これはファンにはたまらなですね。リハーサルを終えると一旦ステージからいなくなり、メンバーからの提案で、浴衣姿での写真撮影大会!驚きです。しかも、メンバー全員浴衣姿なのはいいのですが、 LIZZY BORDENは帯が足りなかったらしく、ガムテープで浴衣がとめられていて、なんともお茶目!そんな楽しいミート&グリートが終了すると、本番へ向けた空気が流れ始めます。

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そしてスタッフの方が会場整備。整備を済ませた後は、いよいよ開場です。なだれ込むようにして、会場はあっという間に鮨詰め状態!オーディエンスの熱気が熱いです。今か今かと待ちわびているオーディエンスは、SEが聞こえると大声援! そしてメンバーとセクシーダンサー二人を従えたLIZZY BORDENが登場!死神の衣装で顔までをすっぽり覆ったいでたちです。その姿を観ただけで、会場は大興奮!LIZZY BORDENの「SCREAM!!!」の掛け声に、会場はもう大絶叫!のっけから凄いです。LIZZY BORDENは、身振り手振りで会場中をあおりまくり!オーディエンスはすでに汗をかいています!

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ツインギターのハーモニーは、これぞ“METAL”と言わんばかりのプレイ!圧倒的なパワーです。途中でLIZZY BORDENは、頭部だけ衣装を脱ぎ捨てます。しかし、顔には恐ろしいマスクが!もう雰囲気満点です。その後、衣装も脱ぎ捨てて、黒づくめの衣装に変身。コスチュームが変わるたびに、オーディエンスから歓声がわきます。「LIVE FOREVER」が始まると、手拍子とともに轟音のドラムの音が響き渡り、LIZZY BORDENはガイコツの頭を振りかざしたり、キスを
するパフォーマンスを繰り広げられます。 「EYES OF A STRANGER」では、切り刻まれるようなワン
コードリフに、LIZZY BORDENのハイトーンボイス!そしてなじみやすいメロディー溢れたこの曲に、オーディエンスも僕も大合唱です!

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「LOVE IS A CRIME」の後は、ベースソロ!スウィープピッキングでの速弾きなども含め、思いっきり弾き倒すそのソロに、会場からは歓喜の声が。素晴らしいソロです。そして戻ってきたLIZZY BORDEN。今度はまた違うマスクで登場です。顔を覆いながら熱唱。 そしてLIZZY BORDENがステージ後方へ行くと、セクシーダンサーが登場しステージのセンターで踊りまくり!その背後から、LIZZY BORDENは斧で彼女を狙って振りかざすも、よけられてしまいます!次にLIZZY BORDENは、彼女の首元へ噛みつくと、大量の血が!(※ステージ用の血糊の類)「THERE WILL BE BLOOD TONIGHT」になると、用意されていた地獄のバケツ(ガイコツをくりぬいた中に血糊)を持ち、歌いながら最前列のオーディエンスの顔を、一人一人赤く染めていきます!

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もうとにかくLIZZY BORDENは、演出が完璧で素晴らしい!おどろおどろしいのに、誰が見ても興奮するショーに仕立てられたステージ。会場で興奮していない人はいない!と言い切れるほどに、目が釘付けのショー展開です。ツインギターのソロタイムが終わると、「ME AGAINT THE WORLD」。会場からは今日一番の大歓声!目をギョロギョロさせ、会場から獲物を探すかのように
会場をあおり、身振り手振りで怖さを演出。ふとMarten Anderssonを観ると、何と8弦ベース!曲間ではLIZZY BORDENが、また違うマスクに身を包みます。そして、自分の衣装で顔をフッと覆い隠し、元に戻るとさらに違うマスクに!一瞬の出来事に、何が起きたのかわかりません。いったいマスクを何個持ってるのでしょうか!マスクが変わるだけで、もう興奮が止まりません!オーディエンスはコブシを高くあげます!

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その熱狂は「AMERICAN METAL」と引き継がれ、開始とともに再びセクシーダンサー登場。LIZZY BORDENは大きな日本国旗とアメリカ国旗を身にまとって歌います。何度も何度も衣装を変えたり、ダンサーを従えてみたりと、ファンサービスが旺盛すぎるショーに、LIZZY BORDENのプロ根性を感じます。あれもこれも、すべてはオーディエンスを熱狂させるために全力でライブをするLIZZY BORDENに本当脱帽です。僕はその姿にはひたすら感動しています!ラストナンバーの「LONG LIVE ROCK & ROLL」では、“LONG LIVE ROCK & ROLL”の大合唱!もちろん即座にアンコール!見渡す限りのオーディエンスが、もっと観たい!とコールします!

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アンコールにメンバーが登場すると、格好が全員浴衣!最後の最後まで、ファンサービスが旺盛です。このLIZZY BORDENのスタンスに、一度でもライブを観たら感動は間違いなし。アンコールは4曲を披露。「BORN TO BE WILD」で今夜のセットリストを全部消化です!見事なまでに、オーディエンスの精神を絶頂へ導いたLIZZY BORDEN。完璧に繰り広げられたショーは、音楽が素晴らしい!演出が素晴らしい!ひたすら感動の僕。LIZZY BORDEN、生で本物のステージを体験できて幸せです!最高です!

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ライブ終了後も、再びミート&グリートが行われるということで、どこまでもファンを大切にするLIZZY BORDEN。メンバー全員、ステージですべてを出し切り、疲れているはずなのに、ニコニコの笑顔でミート&グリートです!演出の大きな役割を担ったセクシーダンサーまでもが、笑顔でファンサービス。ここまで徹底した姿、もう感動の一言!そして僕も取材を終えて、LIZZY BORDENに感動を伝えようと握手してもらったのですが、「来年もぜひまた会いましょう!」と言ってくれました。超感動です!もう何が何でも来日してもらいたい!こんな素晴らしいライブはなかなかありません。僕は、いや日本のロックファンは待っていますよ!ありがとう!LIZZY BORDEN

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僕自身もバンド活動をしていて、仲間もたくさんいて、ライブというのは数多く体験してます。でもこれほど感動できるライブはなかなかありません。簡単に言えば、エンターテイメントということですが、売れてるとか売れてないとか、そんなことはどうでもよくて、来てくれたすべてのファンに、最高の夜をプレゼントしようとする姿に心から感激でした。僕もステージに立つ時が多いので、今夜学んだLIZZY BORDENの精神を胸に、楽しいステージを展開したいと思います。とにかく“マジ”で、最高でした!

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◆LIZZY BORDEN 公式サイト
http://www.lizzyborden.com/
◆セットリスト
M01 TOMORROW NEVER COMES
M02 RED RUM
M03 VOYEUR(I’M WATCHING YOU)
M04 LIVE FOREVER
M05 EYES OF A STRANGER
M06 LOVE IS A CRIME
M07 BASS SOLO
M08 UNDER YOUR SKIN
M09 THERE WILL BE BLOOD TONIGHT
M10 GUITAR SORO
M11 ME AGAINT THE WORLD
M12 AMERICAN METAL
M13 WA GOT THE POWER
M14 LONG LIVE ROCK & ROLL
M15 DRUM SOLO(ENCORE)
M16 NOTORIOUS(ENCORE)
M17 MASTER OF DISGUISE(ENCORE)
M18 GIVE’EM THE AXE(ENCORE)
M19 BORN TO BE WILD(ENCORE)


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