演奏

The DUST'N'BONEZ

TEXT:Ucchy PHOTO:株本和美

2010年8月15日、お盆だと言うのに昼間の気温は33℃を越えている。うだるような暑さの中電車に乗り込み横浜へ向かう。iPodから流れるのはもちろんThe DUST’N’BONEZ。学生時代は学校を休んでまでLIVEを観に行く程のZIGGY大好き少年であった僕だが、The DUST’N’BONEZのLIVEは今回が初めてなので若干の緊張と興奮を押さえつつ会場の横浜SUNPHONIX HALLへ。

The DUST’N’BONEZは、森重樹一ZIGGY:Vocal)と戸城憲夫 (元ZIGGYLANCE OF THRILLTHE SLUT BANKSBAD SiX BABiES:Bass)、そして坂下たけとも (元SADS:Guitar)と満園英二(元SADS:Drums)の4人だ。このメンバーを見れば熱いLIVEパフォーマンスがステージ上で繰り広げられるのは必至。彼等の音を肌で感じようと会場に駆けつけたのは20代から40代・男女の比率は同じ位と、とても幅広いファン層である。それもやはり彼等のキャリアと実績からなのだろう。

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開演予定時刻より約10分遅れでSEが流れメンバーが次々にステージに登場すると先程までビール片手に和やかな雰囲気だった会場のボルテージは一気に上昇し、歓声が上がる。オープニングナンバーはアルバム『DUST & BONES』でも1曲目を飾る「紫のマイブラッド」。続く「WONDERFUL WORLD」でのフロントマン3人が一本のマイクで歌うパフォーマンスに、オーディエンスも一緒に声を合わせる。この光景はタマラナイ!かっこ良さにシビレル。

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森重樹一は圧倒的なオーラで観る者を魅了し、戸城憲夫Johnny Thundersばりのステージングでベースのストラップが外れるアクシデントも。坂下たけともはステージ狭しと跳ね回りギターをかき鳴らし、満園英二は見た目にも迫力のあるドラミングでグルーヴを生み出す。4人から繰り出される音は絡み合い会場を飲み込む。ステージもさる事ながらオーディエンスも熱い!月並みだが真夏の太陽よりも熱い!!一曲目からずっとメーターは完全にmaxを振り切っている。

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中盤ではそれまでのアップテンポな曲とは一転「風の吹く方へ」。森重樹一がハスキーヴォイスでしっとりと歌い上げる。曲中にドラムの台に腰を下し歌う仕草がとても絵になる。まさにロックンロールシンガーだ。そして続く「GRABBER ECCENTRIC」、「LIBERTY」では坂下たけともの激しいギターリフ、戸城憲夫の歪んだ重低音ベースと満園英二のグルーヴィーなリズムが素晴らしい。森重樹一の歌声とステージングがなお一層オーディエンスを盛り上げる。「倦怠とノスタルジア」「COCKSUCKER BLUES」とマシンガンのごとくノンストップで“ダスボン”SOUNDが押し寄せてくる。

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LIVEも終盤。坂下たけともの歯切れの良いギターカッティングから「愛と夢☆希望の画」が始まる。個人的な事だが、この曲はThe DUST’N’BONEZの曲の中でもお気に入りの一曲だ。優しくもあり、そして力強い森重の歌が希望の画を見せてくれる。ドライブ感のあるリフから始まる「TRICK STAR」の曲中では満園英二がマイクでオーディエンスをあおり、サビでは森重樹一がオーディエンスに向けたマイクに会場が一体となり大合唱となる。そしてラストナンバー「CONFUSION」へ。もっと観たい!

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興奮冷めやらぬ会場ではメンバーがステージを去った後も拍手とアンコールは鳴り止まない。そしてメンバー再登場!戸城憲夫の「今日は早く帰らないと電車が混んじゃうからな!」とのMCに会場には笑いが起こる(※同日にNISSAN スタジアムで、X JAPANのLIVEも開催されていた)。アンコール曲は「ROCK’N’ROLL CIRCUS」、そして「IDIOT」の2曲!会場は更にヒートアップ!なんと、その後も鳴り止まぬ拍手とアンコールに「オマケだからな。オマケ!オマケ!!」とメンバーが再々登場!「黒い雨が」と「踊っても誰かの笛」が演奏され、オーディエンスと一体となった全20曲による熱いステージは幕を閉じる。

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初体験のThe DUST’N’BONEZのLIVEは、オープニングからラストまで大迫力の疾走感。取材で来たことを忘れる程のパワフルなロックンロールショーだった。事実、途中から取材のメモ取りをやめて完全にLIVEにのめり込んでしまった。この後のスケジュール、9月3日の渋谷 La・mamaでのLIVEは既にSOLD OUTとか。これだけ素晴らしいショーを展開するバンドだから、争奪戦が繰り広げられるのもわかる。僕も完全にハマってしまった!The DUST’N’BONEZのLIVEにプライベートで来て騒ぎたい!彼等4人の繰り出す“ダスボン”SOUNDのシャワーを、全身に浴びながら!

◆The DUST’N’BONEZ 公式サイト
http://www.dustnbonez.jp/

◆インフォメーション
2010年09月10日(金)【名古屋】UP SET
2010年09月11日(土)【大 阪】MUSE
2010年09月12日(日)【神 戸】VARIT

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◆セットリスト
M01. 紫のマイブラッド
M02. WONDERFUL WORLD
M03. SILENT SCREAM
M04. 激情
M05. Mr.JB
M06. MY GUILTY PLEASURE
M07. 風の吹く方へ
M08. GRABBER ECCENTRIC
M09. LIBERTY
M10. 倦怠とノスタルジア
M11. COCKSUCKER BLUES
M12. HELLS AROUND
M13. 深海
M14. 愛と夢☆希望の画
M15. TRICK STAR
M16. CONFUSION~失意の空 混乱の海~
M17. ROCK’N’ROLL CIRCUS(encore1)
M18. IDIOT(encore1)
M19. 黒い雨が(encore2)
M20. 踊っても誰かの笛(encore2)


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