特集

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TEXT & PHOTO:桂伸也、栗林 啓
HEAD PHONES PRESIDENTの新たなチャレンジ~ロックとファッションの融合(Part 1)

「ロックと生きる」BEEAST編集部員による全力特集「Editor’s Note…PASSION」。第12回は桂がお届けする。BEEASTでもたびたび取り上げているバンドHEAD PHONES PRESIDENTが、来たる2013年9月28日に「ロックとファッションの融合」をテーマとしたイベント『FUSE THE SOUL』を開催、新たな取り組みに挑戦する。テーマは、「ロックとファッションの融合」という前衛的なものだ。今回はそのイベントの経緯を掘り下げて取材し、この二つの異なるジャンルのつながりを考察してみたい。Part1では、イベント実施の経緯とその意義、目的を、イベントを前にした彼らの様子から探ってみた。
 
第8回『Editor’s Note…PASSION Mind8(桂伸也)』に登場したHEAD PHONES PRESIDENTは、新たな世界を創造すべく常に様々な要素を積極的に取り込む新感覚のバンドだ。特にボーカリストのAnzaは、シンガーとしての実力だけでなく、ステージのパフォーマンス、そしてファッションのセンスにも類稀なセンスを発揮し大きな注目を浴びている。バンドが持つ、新しい世界への挑戦というポリシーと、Anzaの個性的なセンスが融合した画期的なイベントとして、『FUSE THE SOUL』は開催される予定となっている。
 
ロックとファッションという関係を彼ら自身はどのように捉えているのか?そしてそこから今回のイベント開催までの経緯は?その真意をインタビューによりたどってみた。また、その前哨戦となるイベントとして2013年8月9日に開催されたイベント『FUSE THE SOUL EXTRA』から、客観的に見たロックとファッションというつながりを探った。
 
HEAD PHONES PRESIDENT メンバーリスト:
Anza(Vocal)、Hiro(Guitar)、Narumi(Bass)、Batch(Drums)
 

HEAD PHONES PRESIDENT コメント映像

※映像は、2013/08/09に収録。

 
hana
 

1.インタビュー

 
今回イベントを主催するHEAD PHONES PRESIDENTに、今回のイベント開催の経緯と、彼らの考えるロックとファッションというポイントについての見解を語ってもらった。
 
また、今回は合わせてAnzaのステージ衣装のデザインを行っているデザイナーのRIHOとのインタビューも合わせて行った。AnzaRIHOは昨年、新たなブランド「RAZ-Rabbit」を設立。ファッションの中にロックというテーマを掲げ、新しいファッションの創造に意欲的に取り組んでおり、『FUSE THE SOUL』に参加するブランドの一つとして、ファッション面での活動に深く関わっている。
 
彼らがイベントで目指すもの、そして彼らの世界観の中に求められる要素として、ファッションやロックがどう位置づけられているのか?彼らの話から紐解いていこう。

 

1.1 HEAD PHONES PRESIDENT インタビュー

 

—今回行われるイベント『FUSE THE SOUL』の構想は、なにか以前から考えられていたものなのでしょうか?

 
Anza:そうですね、もともとこの『FUSE THE SOUL』というイベントは、2009年にカナダのDOMENICAというバンドが来日したことに合わせて初めて行ったものでした。
 
そのころはまだ「海外のバンドを日本に呼んだときは必ず日本人のバンドが前座」という形をとられちゃう、みたいな風潮があり(笑)、それを変えていこうと「あくまでヘッドライナーは日本のバンド」という方針のもとで始まったイベントだったんです。だからそのときはオープニングアクトとしてDOMENICAをもってきたという。
 
ただ、『FUSE THE SOUL』というイベントの趣旨は、もともと音楽に限らず、才能がありながらも世にまだ出ていないアーティストさん、ファッションに限らずペインティングやネイル、ヘアメイクとか、いろいろあるものをロックと融合させれば、もっと日本のロックや音楽シーンが広がりを見せていくんじゃないかという気持ちを具現化していこうとしたことが発端でした。
 

—ファッションとの融合というコンセプトに到った経緯とはどのようなものだったのでしょうか?

 
Anza:私たちは一年ほど前からファッションブランドRAZ-Rabbitを立ち上げたのですが、その活動の中で「いつかファッションショーをやりたい」っていう思いがありました。でも、それを考える中でただファッションショーをやるだけじゃつまらないと思ったので「どうせだったらバンドと絡めて融合させちゃえば?」という案が出てききたんです。それが『FUSE THE SOUL』の根本と合わせて、今回の経緯になりました。
 

—意外にありそうで、なかったタイプのイベントですね。

 
Anza:そうですね。結構こんな感じの、たとえばTOKYO GIRLS COLLECTIONじゃないですけど、歌だけ生でプレイしてファッションショーと融合させるというイベントはあるけど、生バンドとファッションショー、今回はロック限定にしましたけど、そういうものをやったのは今回初めてなんです。
 

—今回のイベントの一番特徴的なところは、やっぱり生演奏という部分ですね。

 
Anza:そう、たとえばファッションショーでもカラオケを流すようなことはよくあるけど、もっと「人間が作っている」というリアル感のようなものを目指したい。それをきっかけに、ファッション好きの人に、音楽やロックに対してより深く興味を持ってもらいたいという思いがあるんです。ファッションが好きな人で音楽好きっていうのが、意外にいるようでいないんですよね。たとえばいかにもギャル系のモデルさんが、AC/DCKISSのロックTシャツを「ファッション」として着るようなことは多いけど、本当にそこに音楽やバンドが存在しているという認識をしている子はそれ程多くはないから、「どうせ着るなら聴いたほう面白くない?」みたいな(笑)
 

—音楽、ロックという面では、当然主催がHEAD PHONES PRESIDENTということもあると思いますが、結構ハードなサウンドのバンドがそろいましたね。

 
Anza:今回はそうなりましたね。今回は趣旨としてロックブランドのファッションとロックとのコラボということなので、全体的にヘヴィな方向でそろえてみました。ただ、実はここ1年ほどいろんなバンドを見に行かせていただいていろんな候補を考えていました。
 
たとえばPOPS風とか、まったくジャンルの違うものを含めて様々なスタイルのバンドを見たんです。またまだお会いできていないバンドさんもいると思うけど、次回はもっと幅を広げて、こういったヘヴィ系だけに限らず考えてみたいと思っています。
 

—ファッションブランドへのお声掛けは、ある意味Anzaさんの独断と偏見というところもあるのでしょうか?(笑)

 
Anza:そうですね、これはもうはっきり言います!「自分の好きなブランド」というところで(笑)。たとえばSEX POTさんっていう、原宿にお店を構えられているブランドは、どちらかというとビジュアルパンク、ただのビジュアル系じゃなくて、そこにすごくパンクの要素を入れていて、私も結構よく着ていたりするんです。RAZ-Rabbitに関しては、まあ自分のブランドということもあるけど…(笑)、そんな感じで、本当に自分が好きなもので、よく着ているものが広まってくれればな、っていう思いは強かったですね。そのブランドさんたちが、そのファッションショーの間で、どういうショーを見せてくれるのもとても興味があったので、お声掛けさせていただきました。
 

—なるほど。質問の視点を少し変えますが、たとえばAnzaさんが考える「ファッション」とはどのようなものでしょう?

 
Anza:そうですね。デザインとして考える部分は、なにか一つだけでもいい、ロックを感じさせるアイテムがあればいいと思うんです。ただ、ロックファッション事情的なところを考えると、去年辺りからドクロマークなんて流行っているけど、それでも日本の音楽は海外の人から見ると、どちらかというとビジュアル系か演歌というか(笑)
 
恰好も「ビジュアル系っぽいファッションやらピアスやら、メイクやらをしているんでしょ?」っていうことを海外公演のときに言われたようなこともあって、「ちょっと待ってよ!私たちだって普通にこういう恰好をしているよ!」って(笑)。そういうところで、まだ日本=ロックはビジュアル系、っていうイメージはかなり強いんじゃないかな、と。私個人としてはそうじゃない、というところを伝えたい。
 
HEAD PHONES PRESIDENTだと私も普段と恰好はまったく違うし、私はどちらかというとDressy(服装が凝った、派手)な感じ。そういう部分を、たとえば自分の好きなバンドのファッションを対象としてルーツをたどれば、また新しいものに出会えるかもしれないと思うんです。私にとっては音楽=ファッションで、そこは切り離せない。本当はHEAD PHONES PRESIDENTでもこういう恰好(インタビュー画像参照)をしてステージに出たいと思うこともあるけど、そこはHEAD PHONES PRESIDENTのイメージもありますし。
 

—そういう意味では男性陣にも、そういうファッションに対する思いはありますでしょうか?

 
Batch:いや、僕は特にはないですね(笑)。ウチにいるときは素っ裸だし(笑)
 
Anza:(笑)。でも、彼は動きやすさというところは意識しているんじゃないかな。
 
Hiro:僕は希望的に言えば…レザー製品…(笑)いずれ機を見て、スキあらばレザーを身にまといたいな、と(笑)
 

—Narumiさんはいかがでしょう?今日はまたオシャレな帽子を召してらっしゃいますが(笑)

 
Narumi:(笑)。でもなんだろ?俺がキッズだったころは、外タレのインタビューにある写真とかを見て、「あっ、この人、靴は何をはいてるんだろう?」とか、着ているTシャツを調べたりとか、やっていましたね。
 
だからバンドをやっている奴、バンドをやりながら趣味でスケボーをやっている奴らとか、「バンドも好きだけど、バンド以外の違うものも好き」っていうやつもいるので、そういうところを『FUSE THE SOUL』で、「こういうのも好きでしょ?」「どっちもイケるでしょ?」というところを提示したいと思います。
 
日本だと余りにも音楽を細分化しすぎて、全部を縦割りにし過ぎている。アメリカに行ってアニメフェスに行ったときは、たとえばアニメとメタルが完全に融合しているのに驚きました。アニメの恰好をしているファンがメタルのライブにいたり、逆にアニメファンがメタルTシャツを着ていたりね。
 

—良くも悪くも、垣根のないところですね。

 
Anza:そう、だからこそバンドを育てるんですよ。オーディエンスがそういうものを決め付けない。いいものはウェルカムで、ダメなものはNO!とはっきりたたき付けるんです。その差がなくならない限りは日本のシーンってブランドやジャンルにこだわり続けて、いつまでたっても日本のバンドが向こうでヘッドライナーにはなれない気もしています。ようやく少しずつ日本のバンドもレベルは上がってきているけど、ね。もちろん自由にすべきという意見もあるけど、もう少し日本が発信すべきじゃないか思うんです。アニメなんかはすごく発信しているから音楽も、もっと発信すべきだって。
 

—ではその発信の部分を『FUSE THE SOUL』が担うと。

 
Anza:そうですね、このイベントを大きくして、日本から海外に持っていくということをしたい。その第一歩がこのイベントなんです。今回はファッションというテーマだけど、また来年はどうなるかはわからない。
 

—逆にたとえば今回のイベントで、ファッションという切り口に今後絡んでいくというもくろみもあるのでしょうか?

 
Anza:たとえば個人的に「モデルをお願いしたい」とか言われるケースは結構あるんです。なかなかスケジュールが調整できないので、断らざるを得ない場合が多いのですが。でも最近こういった他分野との融合って、いろいろありますよね。なんでもありだと思うんですよ、ロックとなにか、みたいなところで。
 

—なるほど。話は変わりますが、新たな音源という部分ではいかがでしょう?状況のほうは?

 
Hiro:まあ、正直なかなか難航しているところもあります。曲はある程度作ってはきましたが、やっぱり1人でやるものではないし、4人で作っているので、作業のスピードや曲のテーマをつかむスピードの違いから、どうしても自分がイメージしていたスピードより時間がかかっているのは事実。焦る気持ちも正直あります。でも納得のいかないものを出すというのは絶対にしたくないですからね。
 
Anza:もともと5年周期でアルバムを出すバンドでしたからね(笑)。去年『Stand In The World』を出して一年が過ぎたけど、まさかもうアルバムが出るなんて誰も思っちゃいないんじゃないかと(笑)。ただ、このアルバムですごく開けたと思うので、音に対して追及したいと思うところと、私個人としてはまた新しいことをドンドン取り入れていきたいという思いはあります。
 
「これはHEAD PHONES PRESIDENTじゃないとできない」ということを、『Stand In The World』とは違う形で出していきたい。一曲一曲のこだわりというか。自分たちで言うのもなんですが、やっぱり『Stand In The World』に対しては「スゴイものを作っちゃった」という思いがあるので、それを超えるものを作るのには相当時間がかかると覚悟していますから。まあ、できるとなれば作り上げるのは速いバンドなので、4人が同じフィーリングになるときを見計らって、ね。
 

—現時点での手ごたえはいかがでしょうか?おぼろげながらもなにか「これは!」と見えてきている部分はあるのでしょうか?

 
Hiro:そうですね…今回は制作の効率化を考えて、ベーシックな部分や歌メロなんか、すべてをあらかじめ考えてデモを作るようにしたんです。今まではスタジオに入ってあーだこうだといっていたんですが、どうしても納期がズレていい結果にならない場合が多かったんです。だから今はある程度ベーシックな部分を極力完成させて、方向性をしっかり作ってメンバーに提示した上で進めているんです。
 
だからあとは、スタジオで合わせたときにできるマジックというか、それが感じるようになれば前作を超えるものは作れるともくろんでいるんです。現時点でも及第点はクリアしていると思いますが、そこから先の部分で苦労はしていますね。素材も狙いもいいものになっていると思うけど、それをHEAD PHONES PRESIDENTらしい個性を持ったサウンドにもっと強めていくというところで。
 

—そういう意味では、過程としてほぼ想定どおりの経緯をたどっている感じでしょうか?

 
Hiro:そうですね、経緯としては。ただ、その壁というのが想像以上に困難なものだなと(笑)。予想以上に自分との戦い、自分の想像性との戦いというかね。もう亡霊のように『Stand In The World』の曲たちが取り付いているので、そこをどうクリアしていくか、というところですね。だからできたものには「そこをどう乗り越えたか」というところに注目してもらいたいですね。
 
どうしても人間って楽な方向に進みがちなんですよね。「前回はこの方法で上手くいったから、今回も」みたいなやり方にしたくないので、敢えてそこを避けているために今は苦しんでいますが、是非期待してもらいたいと思っています。全貌は見えてきているけど、各楽曲のクオリティを上げるところで苦労しています。
 
Anza:今まで以上に、1人1人の我や色が出ることを要求している感じはあります。「HEAD PHONES PRESIDENTはこうだ」っていう呪縛が今まであったと思うので、そうではなくて1人1人が全部を出して融合していくことが、新しいものになるという感じなので、これからが本当に楽しみですね。そこが新譜のすごく大事になってくる部分だと思っているので。
 

—なるほど。新作、本当に楽しみですね。では最後に、『FUSE THE SOUL』のアピールを含めた、読者へのメッセージをいただければと思います。

 
Narumi:HEAD PHONES PRESIDENTがお勧めするバンドとファッションブランドが目白押しなので、楽しみにしていてください。
 
Batch:がんばります(笑)
 
Hiro:ツアーのシメとなるイベントということもありますし、新曲などを披露する場にもなるかと思いますし、集大成の素晴らしいライブができるようにがんばりたいと思います。あと、僕らがお気に入りのブランドの衣装を着用してステージに上がるので、それも期待していただければと思います。
 
Anza:2013年9月28日の『FUSE THE SOUL』イベントはHEAD PHONES PRESIDENTとしてはもう8年ぶりくらいのイベントです、結構大掛かりなイベントになってしまいましたが(笑)。現在ファッションと音楽の融合イベントというものが数多くある中で、完全な生演奏ロックとロックファッションとの融合、さらに主催の方で当日配られるカードというものがあって、それにより当日お買い物もできるという画期的なイベントになっています。
 
イベント会場では出入りも難しいのでフードも用意しているなど、かなり至れり尽くせりのイベントで、ファイナルでは、全バンドの方にブランドのファッションを着ていただいてウォーキングをしていただくという予定にもなっているので、音楽とファッションそれぞれに興味がある方は是非ともおいでいただければ。これを機に、今後もさらに大きなイベントを行っていきたいと思います!

RAZ-Rabbit(ラズ ラビット)
 
HEAD PHONES PRESIDENTのボーカリストAnzaと、彼女の衣装を製作しているRIHOがコラボレーションし生まれたブランド!2人の感性から生まれる「ROCK」スタイルのカジュアルアイテム!AnzaのイマジネーションとRIHOのスキルより一つ一つ手作りで届けられます。(オフィシャルサイトより抜粋)
オフィシャルサイト:
http://RAZ-Rabbit.com/
(写真はRAZ-Rabbitブランドのアイテムの一つであるシュシュ。また、着用されているTシャツもRIHOのデザインによるもの。)

 

1.2 Anza&RIHO インタビュー

 

—ブランド「RAZ-Rabbit」について教えていただければと思います。このブランドはAnzaさんとRIHOさんが立ち上げたブランドということですが、お二人が出会ったきっかけとはどのようなものだったのでしょうか?

 
Anza:実はRIHOは私たちのマネージャーの娘さんなんですが(笑)、小さいころから裁縫なんかが得意で、学校もデザインの学校にも行って今では私のステージ衣装なども作ってくれるようになっています。もうほとんどの衣装を作ってくれて。いつくらいからだっけ?
 
RIHO:私が中学生のころだったかな?
 

—そうでしたか。それは長いお付き合いですね。Anzaさんの衣装をデザインされる際に、なにかAnzaさんに対して統一して感じるイメージのようなものがあるのでしょうか?

 
RIHO:好きなものが似ているんです。私の書いたデザインはすごく気に入ってもらえるし、逆にお姉ちゃん(Anza)がいうことが、私にはすごくよくわかるんです。彼女が「こういうのがいい」っていう話を聞くと、「ああ、こういう感じかな?」って、すぐイメージできちゃう。
 

—では、逆に「これはないでしょ!?」という違和感がないくらいでしょうか?

 
Anza:そう、ないですね。ただ、結構作ってくるものが奇抜、想像を超えるというか(笑)。
 

—RAZ-Rabbitというブランドを立ち上げたきっかけはどのようなものだったのでしょう?

 
Anza:HEAD PHONES PRESIDENTのファンの子が「Anzaさんの衣装が欲しい!」と言ってもらったことがきっかけだったんですよ、作っているRIHOに対して「作ってほしい」って。また、バンドのボーカリストの方からも「作ってほしい」というオファーが来るようになりました。
 
また、彼女には「ドレスを作っていきたい」という明確な夢もありました。だからちゃんと「ブランドを立ち上げよう」という方向に進みました。私も結構自分でデザインすることもあるし、ファッションも好きなので、彼女の持っている才能と、私の思いついたものとの融合が生まれてくれればな、って。ロックファッションとはうたっているけど、今後はロックファッションに限らずいろんなドレスなんかも作っていきたいと思っています、彼女のやりたいことをやりつつ。
 

—RIHOさんはステージ衣装以外にもデザインされることはあるのでしょうか?

 
RIHO:そうですね。服飾の専門学校に通っていたので、普通のものも。ただ、一番多いのは結構Dressy系のもの、それにちょっと奇抜なところをくわえるような恰好ですかね。
 

—普通のデザインと、ロックデザインという部分で、たとえば意識されるところは、デザイナーさんの立場で感じられるところはありますか?

 
RIHO:いや、正直なところ、それはよくわからないです。私が好きなものを書いたら、こうなった、みたいな感じなので。
 

—ではそれはたとえば「これを音楽に乗せたらこんな感じに見えるので」みたいな考え方ではなく、たとえばAnzaさんの衣装であれば「Anzaさんのイメージ」という部分でデザインができていると?

 
RIHO:そうですね。もう彼女とも長い間一緒にいるので、そういうイメージはあると思います。
 
Anza:HEAD PHONES PRESIDENTのすべてのライブを見ているので、もう私がどういう動きをして、どんなパフォーマンスをするのかが、全部わかるんですよ。
 

—それでは絶対的な信頼関係もあるのでしょうね。

 
Anza:もう私は信頼しきっています。私がもし結婚することがあればウェディングドレスを頼もう、というくらいに信頼しきっています(笑)。

 

—たとえば今日のAnzaさんの衣装にはどのようなポイントがあるのでしょうか?

 
RIHO:彼女はとてもスカートのパフォーマンスが多いので、それを一番綺麗に見えて、広がって表現が付くように意識したところ。軽い生地にして綺麗に回るように考えたりとか。
 
Anza:たとえば女性のしなやかな動きとか、レース一つをここにつけるだけでデザインの質が全然上がるとか、「えっ、そんなところに!?」と私は気が付かないようなところにまで行き届いた配慮が彼女にはできるんです。たとえばOzzfestのときにHiroが腰に一つの布切れをつけていたんですけど、そういうところまで配慮を考えていたし。
 

—今回のイベントに関して、主導はHEAD PHONES PRESIDENTではあるものの、ファッションという側面も特徴的なイベントですが、たとえばデザイナーという立場で、このロックとファッションという融合の一幕という部分に感じられるものはありますか?

 
RIHO:そうですね…もともとファッションショーだけであれば経験はありますが、ライブと合わせるというやり方自体が未知の領域(笑)。それはもう期待と不安が半々で「どうなるんだろう」っていう感じではありますが…でもやっぱり期待のほうが大きいですね。RAZとしては初めてのファッションショーだし。今までファンの子にしか知ってもらえてなかったことが、今回はいろんな人に知ってもらえるだろうし。「RAZはこういうブランドだ」っていうものをコンセプトとして掲げてファッションショーをやるっていうところに期待しています。
 

—このイベントをきっかけにどのように自分、あるいはいろんな面の可能性を見いだしていきたいと考えますか?

 
RIHO:そうですね。こういうイベントをきっかけに、たとえばロックなんかに関しては、衣装提供的なところで、オーダーメイドで作っていけたらと思っているので、アーティストさんとコミュニケーションをとりながら一つの作品を作る、ということをドンドンできればと思っています。
 
HEAD PHONES PRESIDENTを始めとしてバンドをずっと見てきているので、「こういう風にしたら動きやすい」とか、表現力が上がるとかいう部分は、自分にはよくはわかっていると思うし、それはセールスポイントだと思っていますから。
 
Anza:彼女の作るものは世界に一つしかないもので、一つのオーダーで1カ月とか掛かっちゃうものなんです。RAZ
-Rabbitには増産モノの商品もありますが、基本的には彼女の作る、世界に一つしかないものがこのブランドで、それはアーティストにとって着る喜びを感じられるものだと思うんです。そういう人間がこんなに近くにいるという私は本当に幸せなんですが(笑)、それはやっぱりRAZ Rabbitの売りだと思っていますね。
 
hana
 

2.『FUSE THE SOUL EXTRA』(2013/8/9 @新宿MARZ)

 
この日行われたイベントの趣旨は2013年の『FUSE THE SOUL』にオープニングアクトとして出演するバンドをファン投票にて選出するという、いわばバンドコンテストだ。しかしその候補としてHEAD PHONES PRESIDENTが選出し、この日に登場したバンドはどれも強烈な個性を持っており、そのルックス、パフォーマンス、サウンドそれぞれバラエティに富んだ布陣。単なる対バンイベントとも違う展開が見られた。
 
ここにもHEAD PHONES PRESIDENTがとなえる『FUSE THE SOUL』のイベントの理念としている、「垣根を取り外した」という意向がうかがえた。今回は各バンドのステージを、『FUSE THE SOUL』の大きなテーマであるファッションという観点を交え、その様子をレポートする。

2.1 DJ狂犬

 
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この日、会場のオープンからクローズまでハイテンションのトークとゴキゲンなナンバーを提供することでイベントをしっかりと盛り上げてくれたのはDJ狂犬。都内のへヴィロックイベントに多く出没する人物として知る人ぞ知るDJだ。その名に似つかわしくないフレンドリーな雰囲気と、熱いパッションはそばにいるだけでイベントに対する観衆の興味を引き上げ、ワクワクした気持ちにしてくれる。また、DJのプレイではへヴィロックの旨みをよく知ったミックスとDJプレイでイベントをしっかりとバックアップ。へヴィロックライブ、イベントの楽しみを知るカギは、彼からも多く学べるはず。へヴィロックイベントの会場で白い帽子、上下白のシンプルなスタイルを見たら、要チェックだ。
 
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2.2 Around the Nation

 
◆メンバーリスト:
IBUKI(Vocal)、Kira(Guitar)、youske(Bass)、Act(Drums)
 
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女性ボーカルIBUKIを中心とした4人編成のバンド、Around the Nation。ロック然としたスマートかつワイルドなスタイルのメンバーたちは見るからにカッコいい。キャッチーでノリのいいロックナンバーに映える、張りのあるIBUKIのボーカルが特徴だ。まだ結成から間もないバンドではあるが、メンバー個々の実力は十分。ドライブ感十分のリズムの中、IBUKIのマイクスタンドを使ったパフォーマンスやダンサブルな楽曲が多くの観客の注目を集めた。
 
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◆公式サイト
http://around-the-nation.com/
◆セットリスト
M01. Farewel
M02. Angelic Flower
M03. Liar Dance
M04. NORTHERN LIGHT!
M05. ExBrare
2.3 Angers

 
◆メンバーリスト:
sami(Vocal)、sin(Guitar)、shun(Guitar)、440(Bass)、taro(Drums)
 
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ダークで怪しい世界観を表現するゴシックヘヴィロックバンド、Angers。女性ボーカルsamiを中心に、ツインギター、ベース、ドラムの5人編成のバンドだ。samiのスタイルからイメージされる、メルヘンチックかつゴシカルな雰囲気が、観衆を不思議の国へといざなう。彼女のスタイルの特徴は、左目だけにつけられた赤い羽。ダークな色調で統一されたステージの中で、彼女のその部分だけが妖しいワンポイントとなり、バンドの印象をさらに強くしていた。サウンドでは幻想的なSEやエフェクト効果により、独特の世界観を演出。ときに髪を振り乱してのヘッドバンギング、ときに演劇のようなパフォーマンス、さらにトライバルなリズムを取り入れるなど、サウンド、パフォーマンス面でも大胆なアプローチを見せ、強烈なインパクトを観衆に与えていた。
 
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◆公式サイト
http://angers-official.jp/
◆セットリスト
M01. Blind xxx
M02. Hope
M03. Deep-sea
M04. 砂漠
M05. Witch
M06. Sanctuary
2.4 ulma sound junction

 
◆メンバーリスト:
福里シュン(以下、福里 :Guitar)、山里ヨシタカ(以下、山里 :Guitar)、田村ヒサオ(以下、田村 :Bass &Vocal)、加勢本タモツ(以下、加勢本 :Drums)
 
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石垣島出身の4人からなるプログレッシブヘヴィロックバンド、ulma sound junction。この日登場した、唯一「男性のみ」のメンバーで構成されたバンドだ。皆ラフな普段着そのままの雰囲気で登場したステージの中で、唯一ボーカリスト兼ベーシストの田村のエスニカルなスタイルと両腕のペインティングは、彼らのユニークな雰囲気にアクセントをくわえていた。ミクスチャーバンド、Primusの変態テクニカルベーシストLes Claypoolを彷彿とさせるテクニカルなベースとボーカルを中心に、変拍子を多用した複雑な演奏が次々繰り出され、サウンド面のインパクトでは圧倒的な存在感を示した。また、その独特なリズム感とメロディラインでは彼らのルーツを思い起こさせ、観衆の心を捉えていた。
 
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◆公式サイト
http://ulmasoundjunction.com/
◆セットリスト
M01. Mrs.Shuffle
M02. クリミナル
M03. デラソル
M04. イデア
2.5 6ft.down

 
◆メンバーリスト:
ONNcha(Vocal)、TAKEO(Guitar)、Qoo(Bass)、Taichi(Drums)
 
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女性ボーカルONNchaを擁するヘヴィロックバンド、6ft.down。地をはうようなヘヴィなサウンドになにかを訴えかけてくるようなメロディラインが強烈なインパクトを観衆に与えていた。HEAD PHONES PRESIDENTのファンだというボーカルのONNchaは、そのリスペクトの念を示すかのように、Anzaを彷彿とさせるパフォーマンスでステージを縦横無尽に動き回り、観客を盛り上げていた。ファッションには敢えてシンプルに徹し、サウンドとそこに込めた情熱を際立たせる、という意気込みが垣間見られる彼ら。そこには潔さすら感じられた。HEAD PHONES PRESIDENTに続けとばかりに頭角を現しつつある彼らは、はつらつとしたプレイを披露し終始ステージを盛り上げていた。
 
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◆公式サイト
http://6ftdown.web.fc2.com/
◆セットリスト
M01. Dear..MH
M02. Predecessor
M03. アイムインサイド
M04. Vengeance
M05. Drown In A Whirl
M06. Originals
2.6 HEAD PHONES PRESIDENT

 
◆メンバーリスト:
Anza(Vocal)、Hiro(Guitar)、Narumi(Bass)、Batch(Drums)
 
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いよいよトリとして登場したHEAD PHONES PRESIDENT。彼らの登場は、前出の魅力的な4バンドとはまた違う風格を見せていた。彼らの魅力は、たとえばサウンド、パフォーマンスといった局所的なポイントだけに留まらない。Anzaのパフォーマンスをより魅力的に見せる要素、彼女のボーカルにより深く注意を向ける要素、そして彼女自身をより輝かせて見せる要素として、そのファッションには大きな効力を示しているように見えた。
 
近年のライブでは定番となっているオープニングナンバー「Stand In The World」でステージは幕を開けた。「世界」を思わせるサウンドの広がりの中に、まさに「立っている」Anzaの存在。そのとき彼女のドレスは、彼女の体に自然にフィットし、体の一部となって一人のありのままの人間を示す要素となっていた。一転し、はじけるリズムに舞い、飛び跳ねるAnza。その動きに追従するように滑らかな曲線を描いていくレースのスカート。そこには数式で計算された合理性は見られない。インタビューでデザイナーのRIHOが語った「彼女のイメージを想定した」という強いイマジネーションとひらめき、そして彼女に対する思いの強さが込められているようにも感じられた。
 
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その彼女を強力にバックアップするHiroNarumiBatch。しかしむしろ、彼らの様子からはバックアップしているという強要的な認識もないだろう。Anzaがときに見せるダンサブルなパフォーマンス、ときに表情にまで激情感をたたえたシャウト、そして静かなバラードを叙情的に歌い上げる様まで。彼女の声だけでなく、そのスタイルに彼らには大きく触発され、その受け取った意をプレイに表しているように見えた。Anzaが体全体で表す表情は、そのままバンドのメンバーにインスパイアされ、即ステージのパフォーマンスとサウンドに反映される。その完成されたステージングにはなすすべもないと言わんばかりに、フロアの観衆もそのステージングに酔うように、サウンドに身をゆだねていた。
 
アンコールでは、『FUSE THE SOUL』に向けた思いを語ったAnza。そしてアンコールの最後の曲まで手ぬかりなくきっちりと彼らなりのパフォーマンスをしっかり披露し、『FUSE THE SOUL』、そしてその先に続いていく次へのステップに対して皆に対して大きな期待を抱かせた。
 
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◆公式サイト
http://headphonespresident.com/
◆セットリスト
M01. Stand In The World
M02. My Name Is
M03. Just A Human
M04. Rainy Stars
M05. (新曲)
M06. Rise And Shine
M07. Light to Die
M08. Where Are You
encore
E01. In Scrying

 

◆トピックス


 
8月9日のイベント後、ファン投票にて『FUSE THE SOUL』のオープニングアクトとして出演するバンドは、Around the Nationulma sound junctionの2バンドに決定した。また、先日のBEEASTの『FUSE THE SOUL』開催発表から、さらに強力な出演バンドが決定している。
 
新たに決定したのはGacharic SpinLIGHT BRINGER。既に決まっているバンドともまた違うサウンドと、非常に多彩なカラーを持った強力な布陣がそろった。さらに参加するアパレルメーカー、モデルも注目株が目白押し。そしてイベント全体を締める立て役者として登場するのは、『FUSE THE SOUL EXTRA』でもイベントの盛り上げに大きな貢献をしたDJ狂犬
 
これだけのメンツがそろいながら、盛り上がらぬはずがない。ライブを楽しむもよし、ファッションという観点に注目するもよし、またその融合という新しいポイントに注目することも、非常に有意義なイベントであることは間違いない。このイベント、ロックファンとして見逃す手はない。是非ともチェック!
 
『FUSE THE SOUL』
2013年09月28日(土) 【東 京】新宿BLAZE
Open: 15:00 / Start: 15:30
出演:HEAD PHONES PRESIDENT/fade/exist†trace/Gacharic Spin/LIGHT BRINGER
Opening Acts:ulna sound junction/Around the Nation
DJ:DJ狂犬/DJ!HO★TARU
Apparels:SEX POT ReVeNGe/RAZ/二葉ファッションアカデミー/ROCK★STAR★STONE/ANDROGYNE
Fashion Model:石田美奈子/刀根あゆ/Chiho
Body Jewelry: MARIPOSA
Price: Adv 4,000 yen (Drink fee charged at door)
Info: (問)新宿BLAZE:03-5155-5990
 
『FUSE THE SOUL』 公式Facebookページ:
https://www.facebook.com/FuseTheSoul

 
hana
 
『FUSE THE SOUL EXTRA』の最後に、Anzaは全バンドとDJ狂犬の一同をステージに集め、記念撮影を行った。その一幕は、単に『FUSE THE SOUL』に向けての、オープニングアクトを決めるためのイベントといった儀礼的な雰囲気は感じられない、「皆とこの場にいることが嬉しい」というフレンドリーな空気がステージにあふれていた。そこにはAnzaが語っていた、HEAD PHONES PRESIDENTの「あらゆる垣根を取り払いたい」という理念に通ずるものも感じられた。
 
無数の音楽が発生した現在、音楽というカテゴリーに固執してしまうとオリジナリティや新しい世界を構築することは難しい。かつ新しい世界を構築するとなると、それだけで途方もなく大きな壁にぶち当たったと感じることだろう。しかし、できるところからチャレンジを始めるということはその難しい壁の打破の第一歩ともいえるだろう。その意味でHEAD PHONES PRESIDENTは、彼らの身近にあったファッションというテーマというポイントに着目したことは、彼らのできることからの挑戦であり、妥当な試みであるといえるだろう。
 
ファッションとロックというつながりは、古くから強いつながりを持っていたことは明らかな事実であるが、それを直接語ったり、同列に並べてみたりすることは意外にも少ないのではないだろうか?その意味で二つのカテゴリーが同列に並ぶ今回のイベントは、大きな意義がある。ステージで華麗に舞うAnzaを武器にスケール感豊かな世界観を構築するHEAD PHONES PRESIDENTならではのイベントといえるだろう。
 
次回、Part2では実際に行われるイベントを、密着取材より追っていく予定だ。新しい世界の創造を目指すアーティストたちにとっては、その一場面からでもインスピレーションのヒントが見いだせるにちがいない。お楽しみに!
 

HEAD PHONES PRESIDENT『Ozzfest JAPAN 2013』
2013年5月12日@幕張メッセ

PHOTO:三橋コータ


 
イベント当日、別案件の取材で現地入りしていたBEEASTチーム。空き時間に本誌カメラマンがHEAD PHONES PRESIDENTの撮影を行った。この日のオープニングアクトとして堂々のステージを見せた彼らは、一曲目に披露した「Stand In The World」のタイトルの通り、世界に立つ第一歩を改めてこのステージで示した。


 
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