特集

BEEAST密着取材_RSSP2

TEXT:桂伸也 PHOTO:ヨコマキミヨ、桂伸也

新たな時代の風雲児となるべく奮闘を続けているロック男子たち。その姿を追う新しい特集「ROCK SAMURAI STORY」。記念すべき第1弾は、「江戸前四重奏」というキャッチフレーズからも本特集にふさわしいサムライ4人組快進のICHIGEKIを、4回のシリーズでお送りする。前回に引き続き、第2回はこの5月に行われた東名阪ワンマンツアーの、東京公演の密着取材を実施、その内容をレポートする。
 
今回の東名阪ツアーの中で、大阪では『大江戸大決戦 大阪単独公演~再現!浪速の乱!~」と称し、アルバム『其の四』の再現プレイを行うという試みを実施。さらに名古屋では『~リベンジ尾張NIGHT~』と銘打ち、セットの構成や普段あまり見られないアコースティックプレイなど多くの試みを盛り込んだステージが展開された。
 
今回取材を行ったステージは、題して『~暴奏shibuyaセッション~』。今回の試みは、NoGoD団長ARTEMAMEGという二人のヴォーカリストのゲスト参加。大阪、名古屋とステージの終盤で発表されたこの組み合わせは、ステージタイトルどおりの強烈なステージが展開されることが予測された。常に攻めの姿勢を見せる彼らだけに、「ワンマンツアーだから」という一つのステップの壁に甘んじず、単にセットをこなすだけでは終わらないことは、多くのファンも予想していたに違いない。そんな彼らのライヴに寄せる思いと、ステージに賭ける意気込みを、会場の入りから出までをしっかりと密着取材することで探ってみた。
 
◆メンバーリスト:
コータ(Vocal)、久雄(Guitar)、(Bass)、佑一(Drums)
◆ゲストミュージシャン:
団長(from NoGoD :Vocal)、MEG(from ARTEMA :Vocal)
 

 
hana
 

1.ライヴ前

 
1.1 搬入
 
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筆者が現場入りしたときは、ちょうどバンドマンやスタッフたちが搬入作業を行っていた時だった。車から荷物をおろし、スタッフと共に談笑しながら搬入作業を行っていた久雄佑一。もちろんステージで強力なパフォーマンスを繰り広げるのも彼らの一面ではあるが、ここに見せたのは、スタッフとの壁を持たない、一人のクルーとしての姿。搬入作業はスムーズに進んでいった。
 
会場に一通りの荷物をおろし、みな一時落ち着いた表情を見せていたが、早くもはケースからベースを取り出しつま弾き始めていた。この4月からKTRブランドとのサポート契約を開始し、新たなベースを手にした彼だったが、本格的にステージでその楽器を使用し始めてまだ間も無いこともあり、自分に楽器をなじませるためにもできるだけ楽器に触っておきたいという心持ちだったのかもしれない。
 
周りを見回したが、唯一コータが見当たらなかった。スタッフに彼の行方を尋ねると「ああ、なんでも自分のマイクを家に忘れて、取りに帰らなきゃとか言っていましたよ(笑)」彼にはよくあることだという。結果的には帰宅はやめて会場のマイクで間に合わせることとしたそうだが、なかなかフロントマンらしい豪快なハプニングだ。その表情はなんでもなかったように、ケロっとしていた。
 
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1.2 セッティング、サウンドチェック
 

 
 
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会場にはライヴ、開演前のピリピリした雰囲気はない、リラックスした空気が流れていた。今回の東名阪ワンマンツアーは、このツアー自体が初の試みである上に、ライヴの質にもワンステップ上を目指したものだった。しかし彼らにとっては、この日も一つの通過点に過ぎなかったのだろう。特にいつもと変わりない表情と平常心で作業を進めていた。
 
ギターのセッティングをしていた久雄は、いつの間にか楽しそうにギターを生音でかき鳴らしていた。根っからのギター少年である彼は、とにかく常にギターを弾くことが楽しくて仕方がないという様子だった。一方で佑一は、入念にドラムセットの準備を行っていた。スタッフと一緒にセットを組み上げ、そして時には走り回ってフロアで聴こえる音を自ら確認する。そこにはドラムに対する親しみだけではない、自分の持ち場に対する責任感のような強い意志も感じられた。
 
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はさっと自分の機材をステージに置き、皆のセッティングが終わるのを楽屋裏で待っていた。そこにコータが「こんなのを入れてやってみたいんだけど、どうだろう?」とばかりにラップフレーズのアイデアを聴かせていた。「思い立ったらすぐに」というタイプのコータと、それをバンドとして受け入れるに当たりうまく全体をまとめる。ステージを待つこのタイミングで、そんな活発なアイデア交換ができるのも、彼らメンバー間の信頼関係があってのことだろう。
 
やがて楽屋にはMEGが登場した。彼とコータ佑一が軽い打ち合わせを済ませると、いよいよセッティング準備も完了し、サウンドチェックに移った。この日のステージで一発目に行うナンバー「暴奏セッション」で3人が軽く音合わせを行うと、一人ひとり順番にサウンドのチェックを行い始めた。大きな問題は特にない。破天荒ともいうべき独自の世界観をもつ彼らだが、一方でプレイに対して完璧に近い完成度を求める意志も見られ、揺るぎの微塵すらも感じられない彼らのプレイには、ただ驚くばかりだ。その中でのベースの音は今迄よりずっと太い音となり、バンドサウンドに対して大きく厚みを加えていた。
 
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1.3 リハーサル
 

 
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コータの「よろしくお願いします!」というあいさつを起点に、いよいよリハーサルが始まった。軽いウォーミングアップを伴う音出しという感じで、モニターの調整もそれほど手間をかけず手順をスムーズに進めていた。リハーサルは「的なbaby」から始まり、「本音ストリップ」のようなサウンド的にかなりラウドなものを中心に進められた。細かい部分では、「斬り込み戦隊ブシデンジャー」のベースのイントロに続く佑一のスネア音に掛けるエフェクトなど。「ここにリバーブをお願いします。あ、もうちょっと深く…」さらに快進ソルジャー(快進のICHIGEKIの熱曲的なファン達)から募集した詞を組み合わせて作ったという渾身の新曲「ウィークリー夢マンション」と、抑えるべきところをしっかりと抑えてリハーサルを進める。彼ら自身がリハーサルで必要なことを熟知しているため、とても作業がスムーズだ。
 
最初は喉の調子を上げるように、盛んに声を出していたコータだったが、リハーサルが進むにつれお立ち台や柵にあがり、激しいアクションを絡めてきた。その後ろでいつもと変わらぬ調子で音を出し続ける潤、佑一、久雄。様子を見るように始まったリハーサルも、ステージアクションをかなり意識したプレイで「MASAKAレボリューション」へ。とてもキャッチーな曲調とファンの気持ちをグッとつかむ詞で、快進のICHIGEKIのステージの中でもキラーナンバーのひとつとなりつつある曲だ。
 
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一通り4人でのリハーサル作業が終わると、次はゲストとのセッション曲のリハーサルに移った。まずは会場に到着していたMEGとの合わせ。しっかりと登場の場面からプレイの確認を行った。やがて団長も会場に現れ、決め事の確認を随時行っていった。必要な箇所でゲストに対し的確な指示を出すくコータ。ステージで表現したいものをある程度明確に頭の中で描いているからこそできる進行といえよう。その様子に対してゲストに不安そうな表情など全く見られなかったことからも、彼らが思い描いているステージがどこまでしっかりとイメージできていたかがよくわかる。
 
そしてリハーサルも最終段階、アンコール前のラストナンバーとして予定していた「SHURABA音頭」へ。ここではゲスト2名も合わせ総勢でステージを締めくくるパートだが、「ここにこう立って、こんな感じで」と具体的な指示がさっとゲストに出た。やらなければいけない仕事に対しては手際よく作業を進める、ある面アスリート的な性格を彼らは持っている。最後に入場の部分の決めを確認し、「それではよろしくお願いします!」またもコータの一言でリハーサルは締めくくられた。開始は予定より20分程度押していたが、終了は予定だった17:00の10分前だった。
 
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1.4 オープン準備
 
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オープンまで2時間を切ったが、彼らの様子にそれぞれ大きな変化は見られなかった。思い思いに晩御飯を食したり、メイク等準備を始めたりするメンバーたち。はフロアの隅で自分のベースの弦を張り替えていた。新しいベースの調子はどう、とたずねると、「もっと弾き込んで、自分のプレイに一番スポットが当たる場で、一番いい音が出るようにしたいんですよ」と語った。楽器の鳴りという部分は一概に決まった基準がなく判断が難しいが、己の求める音に対して妥協しない彼らにとっては必要不可欠なこだわりポイントといえるだろう。
 
会場の準備はすっかり整い、いよいよ開場。フロアは程なく多くの観衆で埋められた。観衆の一人が、寄せ書きを求めて声をかけているのが見えた。名古屋公演で佑一がフロアに投げ込んだドラムのヘッドだが、そこに皆からの寄せ書きを入れ、プレゼントしようという心憎いまでの、ファンの配慮。ライヴハウスに入るまでは赤の他人である観衆どうしが、こういったきっかけで繋がりを形成するのも、快進のICHIGEKIのライヴならではといえる。
 
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2.ライヴ

 
2.1 ライヴ本編
 
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快進のICHIGEKIのライヴではすっかりおなじみとなったGUNS N’ ROSESの「Welcome To The Jungle」が会場いっぱいに鳴り響くと、「ついに来たか!?」とばかりに観衆は歓声を上げ、一斉にステージに目を向けた。曲が終わると会場は暗転し、ダークでムーディーなオープニングSEが流れ始める。一瞬SEが止まり、一言が告げられた。「いざ、討ち入り!」その言葉に合わせ、観衆の大きな歓声とともに一人、また一人とメンバーが現れた。暗闇の中、フロアでは久雄のトレードマークに合わせ観衆が用意した何本もの「光る刀」が妖しい光を放ち、ライヴに向けての士気を何倍にも高めた。「快進のICHIGEKI!」SEのラストに流れた一言に合わせて、いよいよステージはスタートした。
 
「渋谷ッ!かかってこい!!」コータの叫びとともに始まったオープニングナンバーは「暴奏セッション」。「暴走」でも「演奏」でもない、初っ端から強力な「暴奏」をフロアにまき散らし、詞通りの「暴れ奏で 暴れ回れ 暴れ狂え」という様相を現実のものとしてきた。そして積極的なコータのリードから冒頭のキメで曲名タイトルを観衆と共に叫んだ「的なbaby」、「拳を突き上げろ!」「今夜は踊ろうぜ!」とはやし立てた「本音ストリップ」と続き、聴くものがじっとしていられないキラーナンバーを連発、最初からガンガンと攻めの姿勢を見せた。そのさまは、まさに「討ち入り」ともいうべき容赦のなさ。
 

 
「Thank you!俺らが快進のICHIGEKIじゃあ!!」猛烈に押しまくった3曲を終えると、キメのひと言をコータが叫んだ。快進のICHIGEKIのライヴは、ある意味ここからが本当のスタートだ。このひと言は、「これがなければ始まらない」とばかりにすっかり彼らのステージでスタイルとして定着した。この日も彼の叫びで、観衆は一斉に大きな歓声を発し、拳を上げた。そしてコータがこのオープニングを迎えられたことに対し感謝の言葉を語ると、続いて「斬り込み戦隊ブシデンジャー」「少年ダイナマイト」「赤色の生命」とプレイを続けた。出だしの押しまくった雰囲気から一転し、ミドルテンポやメッセージ性を重視したナンバーで聴かせることに徹する等、ガラっと雰囲気を変える展開を見せた。
 
ここまではほとんどがニューアルバム『其の四』からのナンバーだが、こうして並べて聴いてみると、『ROCK SAMURAI STORY 快進のICHIGEKI(Part1)Side A』で語った「ライヴ感のある作品」という意識がとても強く感じられる。アルバムに集められた楽曲のバランスがとてもよく、そのままプレイしても、いろんな楽曲との組み合わせにしてもとてもスムーズかつ印象的なライヴを展開できる。このパートでは観衆はみな先程までの「暴奏」を止め、しっかりと楽曲に聴き入っていた。
 
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この時プレイされた新曲「ウィークリー夢マンション」は、快進ソルジャーから募った歌詞アイデアをバンドがうまく構成し一つの曲として構成したという、まさにバンドとファンが一緒に作り上げたナンバーだ。「夢」というテーマを元に、一人の応募も取り逃さず歌詞にしたというその歌。「夢を追うことには弊害がある。もしかしたら人に恨まれることがあるかもしれない。でも、夢をかなえるためのプライドを忘れてはいけない、そして夢は必ずかなうということを信じ続けるべきだ」というメッセージと共に、その出来栄えをこのバンドは観衆とともに深く味わった。
 
ここでこの日一人目のゲスト、MEGが登場。「華々しくパラリパッパ」を競演した。「華々しく」「我が道譲るべからず」「ゆえに」という日本語の中でも和的な要素が強い表現を使用していることと、キャッチ―なサビのメロディがとても和的な印象を強く表した曲だが、サビで効果的に叫ばれたMEGの強烈なシャウトと、シャープな動きを見せるパフォーマンスが、コータの滑らかな動きと好対照となり、非常に面白いコントラストを生み出した。和的な快進のICHIGEKIと、洋的なARTEMAという、まさに和洋折衷的な一幕。そこに生じた熱い空気そのままに、盛り上がり必至のナンバー「MASAKAレボリューション」から「ライライライ」と続け、前半のステージを締めくくった。
 
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メンバーは久雄を残して一度ステージから掃け、久雄のギターソロタイムへと移った。ハードロック/へヴィメタルをルーツに持つ久雄だけに、このパートは腕の見せ所と見えたひと時だったが、逆に快進のICHIGEKIならではという表現、ステージでの真意を彼は忘れずそこに表した。超絶テクニックで弾きまくるだけのソロではなく、もの哀しいコードカッティング的フレーズから、徐々に激しく、かつ「泣き」の表情を入れた感情的なフレーズを弾き込み、彼ならではの表現をここで披露。そこからバラードの「四季-喜怒哀楽-」、躍動感のある「大人子守歌」と徐々にステージの雰囲気を盛り上げていった。
 
そしてこの日二人目のゲスト、団長が登場した。快進のICHIGEKIのステージにあやかり、彼の顔に描かれたものは、ゲーム『ドラゴンクエスト』のキャラクターであるスライム。快進のICHIGEKIといえば『ドラゴンクエスト』のキーワードの一つ。ゆえにそこには快進のICHIGEKIというバンドに対する彼の愛情やリスペクトの念が感じられた。そして久雄のギターソロから作られた流れは、団長コータとのデュオ曲「江戸っ恋Honey B」で爆発した。先程のMEGの登場とは対照的に、どちらかというと団長コータと声質的には近い感じで、快進のICHIGEKIの5人目のメンバー的な要素をかもし出し、ステージをさらに盛り上げた。
 
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「いや~団長、スライムなんて安易過ぎで最高(笑)」彼への礼を告げたコータは大阪、名古屋公演を振り返りながらこう言葉を繋げた。「今日は佑一の誕生日。皆もいくつもお互いの誕生日を迎えながらさ、もう10年も同じ目標を追い続けているんだよね。ぶっちゃけ挫折しそうなときもたまにあるんだけど、その度に気付くんだよ。俺たちこんなだからさ、「もうここで歌い続けるしかない」って。明日バンドがなくなってもおかしくない状況は続いているけど、ここで一つ壁を乗り越えれば、また目標に向かって突き進んでいけると俺達は信じています。「ダメだ」と思ったら本当にもうダメなんだよ!そんな中でも、俺達はやっぱり走り続けようと思っています。」
 
そして、感極まったコータの「てめえら!盛り上がる準備は出来ているか!?」という叫びを狼煙(のろし)として上げ、いよいよステージは終演に向けてラストスパートが掛かった。地響きのようなリズムから、サビのワイパーのような腕振りのキメと、観衆との一体感をさらに強める「キラキララ」へと続いた。途中コータのコールから、佑一の超絶ドラムソロが飛び出した。とにかく堅実にリズムのキープと、メロディラインのバックアップに徹している彼の本領発揮とも言える一幕。普段はステージ後方に回ってしまいなかなかその表情すら見えない彼の生き生きした表情がそこに表れた。さらに「絶体絶命の愛の結晶」に続き、終演に向けてのお膳立てを作り上げた。
 
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「おい!涼しい顔している奴ら!一人残らず拳を上げろ!Are You Ready!?」「Yeah!」「Are You Ready!?」「Yeah!」堰を切ったように打ち込まれるビートに合わせ、フロアではたくさんの拳が上がった。感極まったように入るブレイク、そして観衆がそろってその言葉を叫んだ。「音座芸夢、スタート!!」
 
サビで、フロア中にタオルが舞った。これがなくては終われない、彼らの代表曲である「音座芸夢」。まさに「討ち入り」のトドメを指す一撃が、会場に打ち込まれた。そしていよいよクライマックス、世の不条理を一笑に付してしまうような、ポップなナンバー「SHURABA音頭」へ。最後のサビへ向かうブリッジで、ゲストのMEG団長が再び呼び込まれ、最後の狂喜乱舞が始まった。終演を迎えるとともに、観衆、スタッフその他すべての関係者への礼を叫んだコータ。両腕を挙げてアピールした久雄。しっかりと右手で握った拳を観客に向け、感謝の念を告げた。そしてセットの後ろで席から立ち、「俺たちが快進のICHIGEKIだ!」と改めて叫ぶようにドラムを叩く佑一。最後に、快進のICHIGEKIというバンド名を観衆たちとともに叫び、彼らはステージを降りた。
 
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2.2 アンコール
 
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彼らがステージを去っても、観衆はその場を去ろうとしなかった。どこからか、彼らを呼ぶ声が一人、また一人と増えていった。「ICHIGEKI!」「ICHIGEKI!」盛大なアンコールに支えられ、再びステージに現れたメンバー達。コータが改めてこの日、このツアーに対して成功で終わらせられたことに対する礼を告げた。「殿じゃない、コータという一人の人間として、本当にありがとうございます!」その言葉に大きな拍手と歓声が返された。
 
そして最後のひと騒ぎとばかりにコータが観衆に再び叫びを投げかける。「盛り上がる準備はできているか!?」「Yeah!」その反応に応え、予定になかった2ndアンコール「マドンナ」まで怒涛のプレイを展開、この日のステージを締めくくった。またこの日誕生日だったという佑一に、ファンの寄せ書きが入ったドラムヘッドがプレゼントされた。ステージ成功の喜びもひとしおといった光景だ。
 
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hana
 


◆セットリスト:
M01. 暴奏セッション
M02. 的なbaby
M03. 本音ストリップ
M04. 斬り込み戦隊ブシデンジャー
M05. 少年ダイナマイト
M06. 赤色の生命
M07. ウィークリー夢マンション
M08. 華々しくパラリパッパ(with MEG
M09. MASAKAレボリューション
M10. ライライライ
M11. ギターソロ~四季-喜怒哀楽-
M12. 大人子守唄
M13. 江戸っ恋Honey B(with 団長
M14. キラキララ
M15. 絶体絶命の愛の結晶
M16. 音座芸夢
M17. SHURABA音頭(with 団長MEG
-encore-
E01. 共存
E02. ビューティーラバーStyle
E03. ダイヤモンドライヴ
-2nd encore-
E04. マドンナ

 

3.ライヴ後

 
3.1 ファン、関係者との交流
 
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彼らの表情はとても晴れやかだった。「自分たちのプレイが成功した」というアーティスティックな、局所的な視点よりもむしろファンやこの日集まってくれたバンド仲間たちとステージをしっかり楽しむことができたという喜びの余韻にによりそんな表情が表れたようにも見えた。この日訪れたファン、バンド仲間たち一人一人に感謝の辞を告げる彼ら。先程ステージでファンからのプレゼントを受け取った佑一は、またも素敵なプレゼントをファンから受け取り、目いっぱいの喜びを表情にあらわにしていた。そのプレゼントとは、彼のドラムセットを模したケーキ。
 
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3.2 搬出
 
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多くのスタッフがいる中でも、快進のICHIGEKIのメンバーはその中にいることを常に忘れていない。終演を迎え、搬出に向けて多くのスタッフが動く中で一緒に黙々と作業を進めた。いつものライヴと同じように。この機会は一つのステップではあるが、彼らが描いている、未来に向けた道筋を考えると、ほんの小さな通過点に過ぎない。そのことを彼ら自身はしっかりと理解しているようにも見えた。
 
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hana
 
筆者が会場に入ってから出るまで、どこにいても彼らの誰か一人はスタッフたちと作業をしていたように見られた。そんな彼らは、快進ソルジャーとともに曲を作ろうという発想に達し「ウィークリー夢マンション」をつくりあげたこと、さらにライヴの最後に、コータが観衆に向けて「We Are Fuckin’ 快進の!?」「ICHIGEKI!」と掛け合うさまからは、スタッフや関係者、そして多くのファン達がいることで快進のICHIGEKIは存在する、そんな主張をみずからおこなっているようにも見られた。彼が「We Are」という言葉をフロアに投げかけるのは、快進のICHIGEKIコータ久雄佑一の4人だけではないということの表れではないだろうか?
 
ライヴ本編の最後にプレイされた「SHURABA音頭」の歌詞にこのような表現がある。「僕たちが過ごしたあまりにも壮絶な日々は、やがてあっぱれな形となり花を咲かせました。」前回のインタビューで、コータが語った「常に前向きなメッセージを発信していきたい。ただ、前向きなメッセージを発信する中でも、現実をたたきつけてやらないと意味はない」という詞に対するポリシーが見える表現だ。
 
このような自分たちの曲の、一番訴えたいメッセージを強く伝えるために自分たちは何をしなければならないのか?常に彼らは考えている。その考えている過程も、ライヴステージも、彼らにとってある意味では日々毎日が「SHURABA」だが、同時に彼らは「花が咲く」その日を信じて疑わない。快進ソルジャー、バンド仲間たちも同じように信じていることだろう。その日がそう遠くないことを、願わずにはいられない。

 

予告

次回、Part3のSide Aではさらに快進のICHIGEKIの秘密に迫るべく、彼らが使用している機材紹介及び東名阪ワンマンツアーの、大阪/名古屋公演の模様をお送りします。お楽しみに!
 

◆ライヴ情報
 
ザ☆メンテナンス × 快進のICHIGEKI 2MAN SHOW
2013年06月18日(火) 【愛 知】 名古屋ell.SIZE
2013年06月20日(木) 【東 京】 渋谷Star Lounge
2013年06月21日(金) 【宮 城】 仙台HOOK
(※6月21日のスケジュールは、イベント『actsound×Deathperad presents「Subversive-ACTivity」』への出演になります。)

TOKYO GUITAR SHOW2013
2013年06月29日(土)、30日(日) 【東 京】 ベルサール渋谷イベントホール
エマージェンザジャパン2013決勝
2013年07月06日(土) 【東 京】 渋谷O-EAST
水津宏 Birthday EVENT
2013年07月13日(土) 【東 京】 目黒 LIVE STATION
PALOOZA感謝祭~THE42nd.~
2013年07月21日(土) 【千 葉】 柏PALOOZA
水曜日は無料ライブの日
CREA presents [世界で一番熱い夜]

2013年07月24日(水) 【東 京】 渋谷CHELSEA HOTEL
The 7th Music Revolution TOKYO AREA ミュージックランドKEY渋谷店大会 in RUIDO K2
2013年08月06日(火) 【東 京】 渋谷RUIDO K2

◆公式サイト
快進のICHIGEKI 公式サイト
http://k-ichigeki.com/
NoGoD 公式サイト
http://www.artpop.org/nogod/
ARTEMA 公式サイト
http://artema-web.com/

ザ☆メンテナンス 公式サイト
http://themaintenance.smg-fire.com/
◆トピックス


 
1.ギターマガジン6月号で、久雄がデモプレイを披露!
ギターマガジン6月号(5/13発売)の付録CDに、久雄のエフェクターサンプル演奏が収録された。内容は、BOSS最新コンパクトエフェクターの特集企画として、各機種の多彩なサンプルサウンドを久雄の演奏により紹介するというもの。是非チェックしてみてほしい。
公式サイト:
http://www.rittor-music.co.jp/magazine/gm/


 
2.ギター&ベースのブランド[KTR]のサポートバンドに選出!
ミュージックランドKEYオリジナルギター&ベースのブランドである[KTR]のサポートバンドに快進のICHIGEKIが選ばれた。[KTR]とはミュージックランドKEY、ハイエンドギター&ベースのメーカーとして有名なCrews Maniac Soundと、こだわりの製品を提供し続けるピックアップメーカーのK&T MODERN VINTAGE GUITARSのコラボレーション。既に久雄はこの楽器をステージでも使用、パンチのある強烈なサウンドを響かせている。彼らのサウンドの源に興味のあるフリークは、是非チェックしてみてほしい。
公式サイト:
http://www.musicland.co.jp/content/ktr/


 
3.『TOKYO GUITAR SHOW 2013』に出演決定!
6月29日、30日にベルサーレ渋谷ガーデンにて行われる『TOKYO GUITAR SHOW 2013』で楽器メーカーRolandのブースにおいて、快進のICHIGEKIのデモンストレーション出演が決定した。『TOKYO GUITAR SHOW』への参加は昨年度に続いて2度目、しかも2日間両日共の出演となる。また、合わせて楽器販売店であるMUSIC LAND KEYのブースにも登場する予定。『EffEXPO ~見て、聞いて、弾いて、学べる、エフェクターの祭典~』への出演等、近年特にプレイヤーとして高い評価を受けている彼らだけに、このイベントも注目すべきポイントだ。
公式サイト:
http://tokyoguitarshow.jp/2013/artist/


 
4.『エマージェンザ・ジャパン2012-2013』の決勝進出が決定!
世界最大のバンドコンテストといわれている『エマージェンザ』。その2012-2013年度の代表を決める『エマージェンザ・ジャパン2012-2013』が開催中。その中に快進のICHIGEKIも参戦し、4/14に行われた予選で見事に決勝進出を決めた。決勝進出者は7/6に渋谷のO-EASTで行われるFinal 大会で決勝戦を行う。O-EAST公演は、快進のICHIGEKIとしてはBEEASTでも以前報じたFLYING CAT presents SUPER ROCK BOMB!~Hard & Soul~以来の出演でもあり、その行方が注目されている。
公式サイト:
http://www.emergenza.net/


 

快進のICHIGEKI『其の四』
通販、ライヴ会場にて発売中
(2013年6月12日より全国流通開始)
MCIC-0003~0004/2,500円(税込)
収録曲:
CD1
M01. 暴奏セッション
M02. 華々しくパラリパッパ
M03. MASAKAレボリューション
M04. キラキララ
M05. 赤色の生命
M06. 欲しがりまshow勝つまでは
M07. Public Enemy#1
M08. 君にBANG!
M09. 斬り込み戦隊ブシデンジャー
M10. 少年ダイナマイト
M11. 本音ストリップ
M12. Public Enemy#2
M13. 居合斬り三重奏
M14. 前を向いて歩こう
M15. SHURABA音頭
 
CD2 -ACOUSTIQUE-
M01. サンキューバイバイ
M02. 大人子守唄
M03. 四季-喜怒哀楽-
M04. ビューティーラバーStyle
M05. 人類デストロイヤー
M06. 乳母車

 

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