特集

lead_joji13S

TEXT:野村佳緒理 PHOTO:幡原裕治

Photo「完全ライブ主義」で22歳以下のバンドが競い合う、若手バンド発掘コンテスト「JYOJI-ROCK U-22 GRAND PRIX」。8度目の開催となる2013春大会決勝戦が4月7日(日)、吉祥寺ROCK JOINT GBにて開催された。
 
前回の夏大会に引き続き今回も、「優勝者無し」もあり得るという厳しい告知。そんな「本気のライブ」を求める決勝戦に進出したのは、なんと大会始まって以来の最多出場数、30組!U-18レーンでは24組、U-22レーンでは6組の本気のライブの結果、グランプリを手にするのは果たしてどのバンドなのか?午前11時半から10時間を超えて行われた、全30組の熱いバトルをお伝えしたい。なお、今回は過去最高の30組が出場するということで、記事も前後半2本に分けてお届けする。
 
≫後半の記事はこちらへ
 

JYOJI-ROCK U-22 GRAND PRIX
2013年春大会

スケジュール
U-18LANE
12月02日 エントリー開始
01月13日 エントリー終了
01月27日 デモ音源予選通過者発表
03月18日、19日、21日、22日、25日 本選大会
04月07日 決戦大会
U-22LANE
11月04日 エントリー開始
12月25日 エントリー終了
(デモ音源予戦無し、予選ライブを2月に開催し本選出場者決定)
03月18日、19日、21日、22日、25日 本選大会

 
応募資格
ジャンル不問、プロ・アマ・形態(ソロ・バンド)、国籍、性別問わず。掛け持ちエントリー不可。
U-18 LANE
メンバー全員18歳以下。
U-22 LANE
メンバー全員22歳以下。

【賞金/賞品】
U-18 LANE
グランプリ:
楽器券5万円分 + studioLEDAリハーサル15時間無料
準グランプリ:
楽器券3万円分 + studioLEDAリハーサル10時間無料
第3位:
楽器券2万円分 + studioLEDAリハーサル 5時間無料

 
U-22 LANE
グランプリ:
賞金¥100,000
準グランプリ:
賞金¥50,000
第3位:
賞金¥30,000

 
優秀賞 5組
 
ROCK INN吉祥寺賞
 

 
Photo Photo

今回は前回までの倍となる30組が決勝に出場とあって、午前中からのスタートにもかかわらず、司会のMr.チャールズはハイテンションで春大会の幕開けを告げる!全部のバンドの名前を読み上げた後、「Are you feeling good?」「Yeah!」「おうちはー?」、「イエ(家)ー!」のコール&レスポンス!出演バンドも、応援するオーディエンスたちも熱気にみなぎっている。
 
休憩までの前半戦に出場するのは、U-18レーンから11組、U-22レーンから3組の合計14組だ。
 
Photo Photo

トップバッターは敗者復活戦で出演を決めたばかりのBIG WAVE33。緊張を振り払うように、拳を振りかざしてスタート!GLAYの2曲を丁寧に演奏、ギターソロも帽子を投げるパフォーマンスもバッチリ決めて、堂々と男の色気を表現!
 
Photo Photo

続く夢豚(ムートン)は5人編成のガールズバンド。優しいギターの音色にのせたかわいらしい歌声で、1曲目は心に響くメッセージソング。2曲目は季節にぴったりの「春恋」。アップテンポの演奏で会場の雰囲気を明るく盛り上げる!
 
Photo Photo

今回、最年少のSTAR ROAD。なんとこの春から中学生、つまりエントリー時は小学生だったという女の子4人組。アクションも星のイヤリングもお揃いで、2曲目「トリプルスリー」では「ずっと一緒にいてよ」のセリフもカッコ良く決めて、見事なステージング!
 
Photo Photo

弾き語りで一人登場したコバヤシナナコ。天性の透き通った歌声で、1曲目は10代のもろい心の動きを歌いあげ、2曲目「パステル」ではもどかしい恋心を水彩絵の具に託して表現。すでに高校生とは思えない表現力で観客をうならせる。
 
Photo Photo

色違いのツナギで元気良く登場したガールズバンド・HOP☆SCOTH。メリハリある演奏に、耳に残る、伸びの良いボーカル。爽快なパンチの効いたサウンドで存在感を発揮!敗者復活戦から出場を果たした昨年夏大会に続き、成長した姿をアピール!
 
Photo Photo

Ruciaはわずか10分の持ち時間で全く違う2つの顔を見せる。1曲目は朝のときめきを歌った洒落たサウンドで、心地良い横ノリ。2曲目は一転、本当の自分を求めるリアルな叫びをマイナーなロックテイストで表現、音楽性の豊かさを感じさせる!
 
Photo Photo

「踊れ!」のかけ声で始まったLlttle Kalaidoscopeのステージ。目が腫れて眼帯、携帯を落とす、ギックリ腰といったハプニングにも負けずに、息の合ったスピーディーな演奏、女性ボーカルのブレスが効いたロックな歌いっぷりで一気に会場をヒートアップ!
 
Photo Photo

華麗なSEにのって一人ひとりクールに登場した、洋楽コピーにこだわるOutlow。キレ味ある完成度の高い演奏で、観客が驚くほどのひたむきなシャウト!緊張で足が震えていたなんて信じられないパフォーマンスで観客を圧倒!
 
Photo Photo

9組目のどろっぷ。は男女4人組だ。ドラムに合わせて登場した3人娘の「140センチ代表!」「150センチ代表!」「160センチ代表!」という自己紹介に「かわいー!」の声援が飛ぶ。1曲目は切ないハーモニーの「会いたい」。2曲目はバンド名に合わないドスの効いたロックを存分に発揮!
 
Photo Photo

ここで前回グランプリのリディキュラスラビッシュ登場!「組織票は一票もいりません!」と強気のMC炸裂!その言葉も納得の、まとまった演奏と、オリジナル曲の完成度の高さ。いつの時代にも必要とされる代弁者としてのロックンローラーが今、GBに出現!
 
Photo Photo

The Village Papasはしょっぱなから洗練されたロックサウンドで会場をワンマンライブのように盛り上げる!2曲目「蝶になって宙に舞って」のリピートでは、ボーカルのクセになりそうな声質とスピーディーなサウンドに観客は狂喜乱舞!
 
Photo Photo

ここで前半戦のU-18レーン出場者11組の演奏がすべて終了。ここからはU-22レーンの前半戦、3組の演奏だ。
 
U-22レーンのトップバッターはthe Post。今大会からライブ勝負のみとなったU-22予戦を勝ち抜いたということで、腕前に期待がかかる!その期待を裏切らない広がりのあるアレンジと厚みのある演奏にU-18メンバーたちをはじめ、会場の目が釘づけに!
 
Photo Photo

「音楽が勝ち負けじゃないなんて知ってるさ。だけど誰にも負けたくないじゃんね!」と叫んでFUZZYS登場!スリーピースの小気味良いロックサウンド、キャラの立ったボーカルの真っ直ぐでシンプルなメッセージに、自然に観客の拳が突き上げられる!
 
Photo Photo

前半戦最後の登場となったのはLow Fly Rockets。メンバー全員サラ髪の爽やかなルックス、甘いボーカルで爽やかなラブソングを届ける!「今日という日は1日しかないから盛り上がって思い出をつくろう!」とMCも入り、爽やかな演奏で前半終了!
 
Photo Photo

勝敗の行方がまるで予想できないハイレベルな争い!この後休憩を挟んで16組が登場!どのようなバンドが登場するのか、期待は高まるばかりだ。
 

★後半16組の演奏+ゲストバンド+気になる結果発表の模様は2本目の記事へ!
http://www.beeast69.com/feature/65359

 
Photo Photo

 
◆関連記事
【特集】JYOJI-ROCK U-22 GRAND PRIX 2012年夏大会
http://www.beeast69.com/feature/40088
【特集】JYOJI-ROCK U-22 GRAND PRIX 2012年春大会
http://www.beeast69.com/feature/18049
【特集】JYOJI-ROCK U-22 GRAND PRIX 2010年夏大会
http://www.beeast69.com/feature/122
【特集】JYOJI-ROCK U-22 GRAND PRIX 2010年春大会
http://www.beeast69.com/feature/111
【特集】JYOJI-ROCK U-22 GRAND PRIX 2009年夏大会
http://www.beeast69.com/feature/2518