特集

WOMEN'S POWER Vol53

TEXT:桂伸也、八神灰児 PHOTO:万年平男、K

 
先日、「BEEAST太鼓判シリーズ第11弾アーティスト『G∀LMET』」でも紹介したガールズ・デス・メタルバンドG∀LMET。バンド・サウンドとパフォーマンスに対するインパクトの大きさももちろん特筆すべきものだが、バンドの運営を彼女ら自身が自主的に進めているところに驚きがある。今でこそ多くのガールズ・バンドがやはり彼女らのように自分たちで活動を進めているが、自主活動で彼女らほどの人気や知名度を上げているバンドが、果たして今日本でどれ位存在するだろうか?あえて未開の地ともいえるガールズ・デス・メタルというポジションを選択したのは、彼女ら自身の音楽に対する意気込みと覚悟を感じる。
 
そんな彼女らが、昨年秋に初の自主企画イベントを開催した。東京、大阪両所での開催、しかもHEAD PHONES PRESIDENTexist†traceなどのメジャー・アーティストを筆頭に、バラエティに富んだ布陣との対バンは、開催前からファンの間でも大きな話題を呼んだ。ガールズ・ロック・ムーヴメントがにわかに大きな動きを見せようとしている昨今、このイベントも注目のポイントといえよう。今回はそのイベントの模様を振り返ってみよう。
 
hana
 

東京の陣:2012.10.13 (桂伸也、万年平男)

 
昨年はフルアルバムのリリースから北海道や福岡など、普段はなかなか出来ない遠征なども経験しさらにその勢力を伸ばしているG∀LMET。イベントの大きさと共に、その努力の成果もうかがえる。ファンが会場に駆けつけフロアを埋めたオープン。会場の前は長蛇の列が出来、早く会場に入りたいとステージを待ちわびる表情が溢れていた。ステージの前にはG∀LMETのリーダーであるみっき~が前説で登場、一メタル・ファンとしてイベントの開幕を待ちわびている思いをみなに告げ、ファンの期待を一層高まらせていた。

1.GANGLION
 
◆メンバーリスト:
oni(Vocal &Guitar)、sagara(Guitar)、yui(Bass)、vivi(Drums)
 
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このイベントのオープニングを飾ったのは、4人組のGANGLION。第48回のWOMEN’S POWERにも登場したことのある彼女らは、「Metal Diva」というタイトルからすると、様々な音楽的感性と広い世界観を持ったそのサウンドは強い関連を見出せないかもしれない。しかし、骨太でハードなロックを基調とした彼女らのサウンドは、Metalという雰囲気の中でも十分にその存在感をアピールした。昨年11月には初のフルアルバムをリリース、さらにそのツアーと合わせ今年は初のワンマン・ライブを行うという躍進ぶりを見せているGANGLION。心境いちぢるしい彼女らの意気込みは、会場を大いに盛り上げるステージングからも十分に感じられた。onisagaraのギター、yuiのベース、viviのドラムが奏でる非常にピュアなプレイと対照的に、打ち込みを多用したり、展開にも様々な工夫を加えたりと、聴かせどころも満載のバラエティ豊かな楽曲はインパクト十分。インディーズ・ロック・シーンでも顕著な存在感を表している彼女らは、非常に先が楽しみなガールズ・ロック・バンドだ。
 
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◆公式サイト
http://xganglionx.com/
◆セットリスト
M01. 4STEPS TO BE
M02. MELT
M03. Catch your way
M04. OVER THIS WALL
M05. 追憶

2.Mary’s Blood
 
◆メンバーリスト:
EYE(Vocal)、SAKI(Guitar)、RIO(Bass)、MARI(Drums)
 
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WOMEN’S POWER Vol.53でも躍進を見せたMary’s Bloodはこの日の二番手として登場、堂々のライブ・パフォーマンスでまた一段と会場を盛り上げた。ハード&ヘヴィなスタイルを信条とする新メンバーのSAKIRIOのサウンドはMary’s Bloodをよりダークでへヴィな趣のスタイルに変化させた。どちらかというと明快なメロディでキャッチーなイメージをアピールしていた過去のサウンドと比較すると、「Ms.Carrie」を始め、昔からプレイされていた「Red line」にもワイルドなアレンジを加え、よりハードでヘヴィ・メタルらしい色を強め、タフなサウンドに変貌を遂げた彼女ら。堂々としたステージングでこの日のイベント「Metal Diva」というタイトルに相応しい迫力のプレイを披露し、Mary’s Bloodというバンドの存在感を大いに示した。芯にメタル的なスタイルをもちながらも、幅広い音楽性を追及する姿勢を見せる彼女らだけに、今後のどのような変貌振りを見せていくかも大いに注目すべきといえよう。
 
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◆公式サイト
http://marysblood.syncl.jp/
◆セットリスト
M01. Red line
M02. Ms.Carrie
M03. Mary
M04. Tragic Flaw
M05. Blood

3.METALLIC SPIN
 
◆メンバーリスト:
キーフ・リチャード(以下、キーフ:Vocal)、カワイ・トモーゾ(以下、カワイ:Guitar)、
チョパコ・ガーエフ(以下、チョパコ:Bass)、ノーズ(Drums)、アナーキー・ストッキング(以下、アナーキー:Keyboards)

 
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この日登場した唯一の来日アーティスト? METALLIC SPIN。北欧各地より80,90年代のヘヴィ・メタル・サウンドを猛烈にリスペクトするメンバーが集まり結成されたという彼女らは、どことなく80年代のメタル・シーンを履き違えたようなユーモラスな風貌を見せながらも、その外見からは想像も出来ないテクニックとパフォーマンスで観衆を圧倒した。抜群の安定感を誇るカワイ、チョパコのストリングス群と、強烈なビートを叩き出すノーズ、奇抜なパフォーマンスを繰り出しながらもハーモニーで大きな役割を果たすアナーキー、そして絶対的な歌唱力でステージを盛り上げるキーフと、演奏力もパフォーマンスも抜群の5人は、80年代のメタル・ブームを髣髴とさせるナンバーをカバーながら完璧なまでに弾きこなしメタルファンの胸を熱くさせた。途中「I Don’t Know」では御大Ozzy Osbourneの若き日のパフォーマンスのようにキーフがニワトリのヌイグルミを食いちぎり、「Metal Heart」では他の演奏がブレイクするギター・ソロの途中で、ここでもキーフが居眠りをするなど、コミカルなパフォーマンスの中にも芸の細かさを見せる。それを見た観衆は、そのパフォーマンスに対する徹底ぶりへ感服し、盛り上がるほかないといった有様だ。再来日を強く願ったMETALLIC SPIN。また新たな彼女らの登場と活躍に是非期待してみたい。
 
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◆公式サイト
http://www.metallicspin.com
◆セットリスト
M01. The Hellion~Electric Eye(Judas Priest)
M02. I Don’t Know(Ozzy Osborne)
M03. Who’s Crying Now(Journey)
M04. Metal Heart(Accept)
M05. Armed And Ready(M.S.G.)
M06. Run To The Hills(Iron Maiden)

4.exist†trace
 
◆メンバーリスト:
ジョウ(Vocal)、miko(Guitar &Vocal)、乙魅(Guitar)、猶人(Bass)、Mally(Drums)
 
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イベントも後半に差し掛かり、ここからはメジャー・アーティストがさらに会場を盛り上げていく。厳かな「WONDERLAND」のメロディから飛び出したのは、exist†trace。「女だらけのヴィジュアル・ロック・バンド」というキャッチフレーズはもはや昔の肩書き、ヴィジュアル系、ガールズというカテゴライズすら飛び越えて活躍できるほどにその独自性を広げたサウンドで、この日のステージを盛り上げてくれた。昨年リリースされた彼女らのファースト・フルアルバムの流れを汲み、オープニングから「Daybreak~13月の色彩~」へ。ロックらしい激しさと、ワクワクするような躍動感を存分に発揮し、観衆の注意をグイッとステージに引き込む。たった7曲の短いステージだが、「GINGER」を始めとした彼女らのイメージを打ち破るようなナンバーから、最後は白熱必至のキラー・ナンバー「シグナル」へ。ジョウMallyが懸命に吹き鳴らすホイッスルが、観衆の気持ちを前に押し上げ、ロックが持つ躍動感を強力に表現した。
 
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◆公式サイト
http://www.exist-trace.com/
◆セットリスト
M01. WONDERLAND
M02. Daybreak~13月の色彩~
M03. DECIDE
M04. be Naked
M05. GINGER
M06. HONEY
M07. シグナル

5.HEAD PHONES PRESIDENT
 
Anza(Vocals)、Hiro(Guitar)、Narumi(Bass)、Batch(Drums)
 
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この日唯一の男女混合バンドとして登場したHEAD PHONES PRESIDENT。フレッシュなガールズが多く登場したこのイベントの中ではどちらかというとベテランともいえる登場だが、ヘヴィ・メタル界、ラウド・ロック界で大きな地位を獲得した彼らは、そこにいることを特に意識せず彼ららしさを見せることで迫真のステージを披露した。exist†trace同様に昨年ニュー・アルバムをリリースし自身の新たな世界観を広げたHEAD PHONES PRESIDENT。オープニング・ナンバー「Stand In The World」から広大に広がる彼らの世界を目いっぱいに表現し、会場を彼らの立つ空間へといざなう。この日のセットはニュー・アルバムのナンバーを中心に、過去のナンバーを織り交ぜた展開。刺々しさすら感じられるHiroのギターが鳴り響いても、ヘヴィさとグルーヴを兼ね揃えたNarumiBatchのリズムセクションが絡み合うことにより、単に攻撃的なイメージで押しまくるというよりも、人間の内面にある幻想的なイメージを表し観衆を魅了していくような展開を見せる。その異空間の物語登場する主人公のように舞うAnzaのパフォーマンスは、HEAD PHONES PRESIDENTの大きな見せ場の一つ。その抜群のプレイでステージ狭しと躍動し続け、メタルにはうるさいファンにも強くアピールするステージを見せた。
 
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◆公式サイト
http://headphonespresident.com/
◆セットリスト
M01. Stand In The World
M02. My Name Is
M03. Rise And Shine
M04. Enter The Sky
M05. Labyrinth
M06. Where Are You

6.G∀LMET
 
◆メンバーリスト:
みっき~(Vocal)、あやの(Guitar)、アマ(Bass)、idyako(Drums)、髏姫-Ruki- (以下、Ruki :Guitar)
 
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『東京の陣』最終ステージを務めたのは、もちろんG∀LMET。これだけのビッグ・イベントを企画した功績をたたえるもの、彼女らの快進撃を喜び、このステージを待っていた観衆でフロアはいっぱいだ。会場が暗転しオープニングの「Before The Beginning」が盛大な彼女らの登場を演出すると、「Promised Dawn」「Spirit Of Fire」と、ニュー・アルバムの『Dawn Of The Rebellion』からのナンバーで幸先のよいスタートを切った。会場の後ろ側から見るとステージ最前列側はまさに暴動。彼女らのステージを見られ、そしてそのサウンドに身を浸すのが嬉しくてたまらないといった表情のファンが、体をぶつけ合ってその喜びを現わしている。「張り切っていくで~!」「さあ、みんなの声を聴かせてください!」みっき~がフロアにさらに発破をかけると、最前列は蜂の巣を突付いたように振動を続けた。デス・メタルというかつては女人禁制の領域を見事に侵食し始めている彼女ら。そのキュートなパフォーマンスと本格的メタル・サウンドの見事なミス・マッチは、間違いなくこの日最高に吉祥寺SEATAを揺らした。フロアでは観衆がモッシュやクラウド・サーフィングといったメタル・ライブでの最高の楽しみ方を満喫していた。インディーズ・バンドで、しかも関西のバンド、なかなかファンとしては接点を作るのも難しいバンドのライブで、サビやセカンド・メロディを一緒に歌う様が見られるのは大きな驚きだ。怒涛のように駆け抜けたステージをラストは彼女らの定番曲である「Last Words」でしっかりと締められた。
 
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鳴り止まないG∀LMETコールに押され、再びステージに現れた彼女ら。このイベント開催に向けた熱い思いを、この日会場におとずれた観衆への感謝の言葉に込めてみっき~が語る。彼女ら自身が成長したいと願う強い意志と、このイベント開催を行うタイミングなど、いろんな面でこの時期にこのイベントを開催した意味は大きい。最後にプレイされたのは、「Rebirth ~with you」。昨年の新体制スタートの狼煙として発表された、彼女らには特に思い入れの強いナンバーだ。その「生まれ変わった」雄姿を存分に披露するG∀LMETの面々。最高のフィニッシュが決まり、この日のステージに幕が閉じられた。
 
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◆公式サイト
http://galmethp.web.fc2.com/
◆セットリスト
M01. Promised Dawn
M02. Spirit Of Fire
M03. What’s Mine?
M04. Keep Your Faith
M05. Eternal Rain
M06. Unchained Love
M07. Last Words
encore
E01. Rebirth ~with you

 

大阪の陣:2012.11.11 (八神灰児、K)

 
大阪から誕生し全国に活動の範囲を広げたG∀LMET。彼女らがその歩みと共に作り上げてきた音楽の鎖を、Metal Diva達との競演という形で放つ!筆者は個人的に彼女達の始まりからを知る一人として、実に感慨深く!実に誇らしく!今か今かとイベントの始まりを待ちわびた。各地で艶やかにして激しく、滑らかにして刺激的なロックを奏でてきた彼女達の熱を、生で感じるべくメッターと称されるG∀LMETファン達を筆頭に、江坂MUSEは開場から大盛況!あいにくの空模様でさえ吹き飛ばし、次代を担う彼女達のサウンドは、呼応し競演をかなえた仲間達とのサウンドと共に、魂すらもきっと焦がしてくれるに違いない!集まった大勢のオーディエンス達共に今!我が拳もステージに届けとばかりに挙げられた!!

1.THE GRAIL OF SICS
 
◆メンバーリスト:
KANAME(Vocal)、(Guitar)、SHINYA(Guitar)、夕霧(Bass)、JUNYA(Drums)
 
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トップバッターは、THE GRAIL OF SICSKANAMEの妖艶な雰囲気や衣装を際立たせるかのように、アンサンブル・メンバーは全員が黒ずくめの衣装に身を包み、その様子はさながらDivaを守るボディガードの面々といった様子だ。ビリビリと肌を刺すようなBassやDrumの鳴りが心地よく、時にツイン・ヴォーカルともいえるデス・ヴォイスを放つ勝とメロウで流麗な歌声を届けるKANAMEとの掛け合いにも耳を奪われる。全ての演奏&楽曲間にはSEが取り入れられ、上質なミュージカルにでも魅せられているかのように時間が過ぎていく。ラストの「サイレン」では主催G∀LMETからみっき~が登場!麗しきメロディーにデス・ヴォイスが見事な融合を叶えた!!
 
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◆公式サイト
http://gof6.com//
◆セットリスト
M01. sacrifice
M02. anti virus
M03. 忘却曲線
M04. Queen In the ruin
M05. サイレン

2.DESTROSE
 
◆メンバーリスト:
Marina(Vocal)、Mina隊長(Guitar)、成美(Guitar)、miho(Bass)、Haruna(Drums)
 
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二番手に登場したDESTROSE。彼女らのステージは、ガールズ・メタルの真髄とも言える、楽曲の魅力とメンバーの熱気に集約されている。mihoHarunaが作り上げる躍動感あふれるグルーヴとリズム、Mina隊長&成美の紡ぎだすハードかつ華麗なギター・サウンド。それらに負けず劣らず抜群のシャウトを武器に伸びやかで存在感のあるMarinaのヴォーカル。どこを切り取っても彼女らでしかできない表現力を持ったサウンドの中で、王道と呼ぶに相応しい説得力は大阪のガールズ・メタル・ファンのハートもわしづかみだ!客席では我先にと激しいヘドバン(ヘッド・バンギング)が起こり、まるで打ち寄せる波打ち際の様な力強さを見せる。熱いエールに呼応して負けじとフロント・メンバー全員によるシンクロ・ヘドバンも彼女らの醍醐味。最強の布陣から生み出される水を得た魚の様なグルーヴをまたもここ関西で見せつけたDESTROSE。何度か取材している筆者としては、いつも以上にメンバー同士の絡みを様々な組み合わせで、ステージ上にて確認することもでき、聴きどころに加え見どころも満載の一夜だった!!
 
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◆公式サイト
http://destrose.net/
◆セットリスト
M01. Fenixx
M02. Skykiller
M03. Sword of Avenger
M04. Heart’s Grave
M05. Headless Goddess

3.VRAIN
 
◆メンバーリスト:
HIRO(Vocal &Keyboards)、RODDY(Guitar)、NAOKI(Guitar)、KASSY(Bass)、MIYA(Drums &Seq)
 
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この夜の三番手はVRAIN。セッティングの段階より客席からは各メンバーの名を呼ぶ声援が聞こえ、この関西での認知度と人気の高さが伺える。ひときわエナメル質の占有率が高いメンバー全員のステージ衣装に加え、どこか懐かしくもありながら先鋭的であり、それでいて熱く、反してクールなニュアンスでヒシヒシと伝わってくる…それがVRAINのサウンドだ。その高い演奏力と実力に裏打ちされた堂々たるステージはまさに圧巻。VRAINのメロディアスでありながら力強く説得力のある旋律は、あっという間に会場中に伝播していく。フロント全員での振り付けなど、VRAINのステージングは、会場一丸となって楽曲のキメに合わせた掛け合いジャンプや、イベント日にちなんだ風船を会場へ飛ばすなど、楽しむことに余念がない。ライブ後半にはスペシャルゲストとして関西で活躍するMinstrelixLeo Figaro(Vocal)と共にHIROが圧倒的な歌唱力を見せつけてくれた。
 
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◆公式サイト
http://vrain.jp/
◆セットリスト
M01. No Place To Run
M02. Roaming Eyes
M03. Violent Chase
M04. 熊ん蜂の飛行
M05. BELIEVER

4.ARESZ
 
◆メンバーリスト:
瑠海孤るみこ :Vocal)、翔己しょうい :Bass)、雅己まさみ :Bass)、那都己なつき :Guitar)
 
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続いて登場したのはARESZ。メンバーリストにてお気付きの通り、ARESZはドラムレス(打ち込み)にしてツイン・ベース(6弦 & 4弦)と言う異彩を放つその構成。されど自らを戦闘型重鋼楽団と称するだけあって、そのサウンドもステージもまさに暴れ系バンドの決定版!パワフルから癒やし系まで多彩な歌声を駆使し、痛快な物言いと痛烈なインパクトを誇る瑠海孤。そのMCもまさにマシンガンという形容がぴったりで、関西バンド達よ!かくあるべきだ!と客席から歌舞伎よろしく掛け声を上げたくなるようなモノだった。本イベントより自らをメタル・マザーと位置づけし、瑠海孤と共に、関西メタルシーンでのさらなる活躍とガールズ達の育成を壇上にて約束してくれたARESZ。打ち込みのフレーズが持つ固定概念を打ち砕き、より自由な表現の幅を持つ確かな楽曲とライブパフォーマンス。揺るぎなく信じ抜くことの強さで辿り着いたARESZという独自のサウンドは、間違いなく関西のメタルシーンをこれまでも牽引してきた。小さなことからコツコツと…と何度も客席とのコール&レスポンスを繰り返したこの文言は、こびることなく自らのスタイルを追求し続けたARESZの座右の銘と言えるのかもしれない。
 
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◆公式サイト
http://web.aresz.com/
◆セットリスト
M01. 破壊殺戮洗礼の獄
M02. Jack-o’-lantem
M03. CRACK UNIT
M04. Soldiers of Cause

5.DAZZLE VISION
 
◆メンバーリスト:
Maiko (Vocal)、Takuro(Bass)、John(Guitar)、Haru(Drums)
 
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五番手を担ったのはDAZZLE VISION。女性ながらもデス・ヴォイスを巧みに使いこなすMaikoを有する、男女混合ヘヴィー・ロックバンド、それがDAZZLE VISIONだ。Maikoとその実の兄でもあるTakuroとともに生み出されたたこのバンドは、全米デビューをも果たし海外でも高い評価を得ている実力派だ。1曲目の「セカンド」が始まると、関西のファン達は我先にとヘッド・バンギングの嵐。曲が終わると女性らしいキュートな声で締めるMaiko。客席へも自らダイブしてみせる様なライブ・パフォーマンスと、ラウドにメロウにと多彩なバリエーションを持つ彼女の歌声を支える声帯は、まさにDAZZLE VISIONの主力兵器と言っても過言ではない。いわずもがなバンドとしての実力も申し分ない。バンド・アンサンブルの確かな演奏力に支えられてこそ、Maikoの千変万化するダイナミックな歌唱力と、その爆発力を導き出す計算式は足し算から掛け算に変わる。先行して発売されていたシングルに付属のリストバンドをいくつも身に付け誇らしげに掲げて、DAZZLE VISIONとの時間を楽しんでいる客席のファンの笑顔が本当に印象的だった。昨年5月にニュー・アルバム『SHOCKING LOUD VOICE』をリリース、その動向にますますの注目が集まっており、今後の活躍に最も目が離せないバンドだ。
 
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◆公式サイト
http://dazzlevision.net/
◆セットリスト
M01. セカンド
M02. OVER
M03. HERE
M04. エボリューション
M05. 新曲
M06. REASON
M07. Like I’m not real
M08. One for all,All for one

6.G∀LMET
 
◆メンバーリスト:
みっき~(Vocal)、あやの(Guitar)、アマ(Bass)、idyako(Drums)、髏姫-Ruki- (以下、Ruki :Guitar)
 
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いよいよイベントも大詰め!満を持しての登場はもちろん主催のG∀LMET!!スタートで会場暗転しただけで大きな歓声が上がったことからも彼女らの人気はすでに確固たるものがある。今回初の主催イベントということでその千秋楽を始まりの場所、大阪で迎える彼女らの思いも迎えるファンの思いもひとしおに違いない。いつもの登場SEから一人、また一人と登場するたびに歓声が大きくなる。スタートから異様なまでの盛り上がりを見せたフロアは、揃いのTシャツを着こなした通称メッター(ギャルメッターの略)達が、この夜に集まったバンドのファンや観衆と共にもみくちゃ状態。デス・ヴォイスを駆使し様々な表現で観衆を魅了するみっき~を中心に、サウンドはあくまで硬派なメタルを貫くスタイル。その融合から生まれる鋼のキュートさがG∀LMETの真骨頂。この夜もその魅力は余すところなく大爆発だ!ガールズという華やかな羽をまとった、デス・メタルという針も振り切る骨太のギャップ。加えてバンドのスタイルとして愛らしいほどのルックスを兼ね備えた彼女らの最強ぶりはこの夜も半端ではなかった。ライブ全編の一時たりとも客席が揺れていない瞬間がない!拳の上がっていない瞬間がない!頭を振っていない瞬間が見られなかったのだ!
 
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アンコールでは彼女らのシンボルマークそのままの姿を有した、G∀LMETを陰で支え束ねる総統も登場。江坂MUSEこれでもかと揺らしながら鳴りやまない歓声と拍手が続いた。そしてG∀LMET初の主催イベントは次回への期待をも大きくはらみながら、その千秋楽は大団円を持って盛大に幕を閉じた。
 
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◆公式サイト
http://galmethp.web.fc2.com/
◆セットリスト
M01. Promised Down
M02. Road to legend
M03. Eternal Rain
M04. Dreamer
M05. What’s Mine?
M06. 記憶喪失
 
encore
E01. Unchained Love
E02. Rebirth

 
hana
 
一昨年、G∀LMETは新ベーシストのアマを迎え心機一転、新体制でのスタートを切った。最終日の11/11はちょうどそのスタートから1年という節目の日だった。この日を、彼女らは自ら「G∀LMETの日」と呼び、彼女ら自身の新たなステップを誓う特別な日として記念すべき一日とした。メンバー脱退という壁にぶつかったときの落胆から這い上がるための努力は並大抵のものではなかったはずだが、逆境を乗り越えこの位置に立った彼女らに、今敵など存在しないのではないかと思えるくらいの強い勢いを感じる。奇しくも同時期に新体制でのスタートを切ったDESTROSEも、彼女らをより理解する仲間として最高のステージを見せてくれた。他のバンドもしかり、よきライバルとしてイベントを盛り上げ、これからまた次のステップに向かうG∀LMETの花道を飾ってくれた。
 
さて、新たな年がやってきた。今年、G∀LMETはどんなことでファン達を驚かせてくれるだろう?またとびきりのサプライズを連発してファンを喜ばせてくれるのは間違いない。そして益々冴えるみっき~のデス・ヴォイスが、みなの気持ちを奮い立たせ、明日への活力を与え続けてくれることだろう。
 

『Dawn Of The Rebellion』
発売日:2012/10/06
GMCD-003/2,625円(税込)

 



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http://www.beeast69.com/feature/2528
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