特集

BEEAST太鼓判シリーズ第6弾アーティスト『赤い公園』

TEXT & PHOTO:鈴木亮介

本誌BEEASTが自信を持ってプッシュする太鼓判アーティストの特集!第6弾は赤い公園をお届けします!メンバーは、佐藤千明(Vocal & Keyboard)・津野米咲(Guitar)・藤本ひかり(Bass)・歌川菜穂(Drums)の4人。2010年に1月に高校の軽音楽部の先輩・後輩として出会い、結成。当初は佐藤千明藤本ひかり歌川菜穂の同級生3名によるコピーバンドにサポートギターとして先輩の津野米咲が加入する形でスタートし、現在までこのメンバーで活動を続けています。
 
東京・立川のライブハウス「BABEL」を活動拠点の中心とし、結成から1年の2011年1月には自主制作デモ音源「はじめまして」、同年3月には自主制作ミニ・アルバム「ブレーメンとあるく」を発売。メンバー全員が高校卒業後、ライブ活動を本格化。2011年10月にはカナダツアー「Next Music from TOKYO vol 3」にも参加しました。そして2012年2月、EMIミュージック・ジャパンよりミニ・アルバム『透明なのか黒なのか』をリリースし、メジャー・デビューを果たしました。
 
今回、BEEASTでは赤い公園のメンバー個々へのインタビューを実施。4人それぞれがどのようにして音楽を始め、どのようにして出会い、赤い公園という音楽が生まれたのか。そのルーツに迫ります。また、4人それぞれのあふれんばかりの個性にも注目です!
 

 
hana
 

~佐藤千明 編~
 さとうちあき/Vocal & Keyboard

 
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— 音楽を始めたきっかけを教えてください。

 
佐藤:私は小さい頃、モーニング娘。になりたくて、歌や踊りに興味を持つようになりました。それが音楽を始めたきっかけですね。のちに、現実の厳しさを知るわけですが(笑)。なので、小さい頃はずっとモーニング娘。ばかり聴いていました。あとは仮面ライダーアマゾンも好きでした!
 

— なるほど…で、高校でバンドを組むわけですが、その辺りの経緯を教えてください。

 
佐藤:帰宅部だった私にベースのひかり藤本)が声をかけてくれたのがきっかけですね。今のような楽曲やパフォーマンスは、結成当初から出来あがっていたというわけではなく、当初は真顔・棒立ちでした。まさかこんな事になるなんて…。今後も、皆で自由に出来るように頑張っていきたいです。
 

— ちなみに、結成当初の互いの印象はいかがでしたか?

 
佐藤:ひかり藤本)はベースにめっちゃ真剣に向き合ってる、という印象です。米咲先輩(津野)は、カッコイイ先輩だ…!と思ってました。菜穂歌川)?…誰?って感じですね。
 

— 高校時代を振り返って、どんなことが印象に残っていますか?また、立川をはじめ、皆さんのご出身である多摩地域で「思い出の場所」があれば、教えてください。

 
佐藤:高校時代、良かった思い出は、片思いの先輩がいたことですね。悪い思い出は特にないです!立川と言えば、BABELはもちろんですが、クリスマスの時に友達と立川のシネマ2に映画を見に行ったのも印象的です。
 
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— そして、結成からわずか2年でメジャーデビューを果たすわけですが…まずはメジャーデビューアルバムの2枚について伺えればと思います。『透明なのか黒なのか』『ランドリーで漂白を』この2枚のコンセプトを教えてください。

 
佐藤:黒盤・白盤で対になっています。2つ合わせて聴いてくれると、より楽しめる作品になっていると思います。しかしこの2枚のミニアルバムは、本当に名刺として、皆さんに赤い公園を知ってもらえるCDになったらなと思います。
 

— 赤い公園の持ち味は何でしょう?また、「ガールズバンド」として注目されることをどんな風にとらえていますか。

 
佐藤:持ち味は「天然と確信犯」。ガールズバンドというか、私としてはどちらかというと、アイドルと言ってほしいですね。
 

— 最後に、今後の展望をお聞かせください。

 
佐藤:バンドの見せ方としての方向性がどう変わっていっても、音楽と歌には真剣に進撃に向き合っていきます。
 

~津野米咲 編~
 つのまいさ/Guitar

 
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— 音楽を始めたきっかけを教えてください。

 
津野:贅沢ながら、3~4歳からエレクトーンを習っておりました。ギターは高1からです。両親や兄がたくさんの音楽を聴かせてくれました。幼少期には、Carpenters(カーペンターズ)、小田和正さん、松任谷由実さん、Mr.Children、さらにはチャイコフスキーなどのバレエ音楽も聴いていました。
 

— ご家族から受けた影響も大きいのですね。そんな津野さんから見て、後輩でもある3人のバンドメンバーは結成当初、どんな風に映りましたか?

 
津野:私は赤い公園に一番後に入ったのですが、3人は…ちゃんと練習してこない子たちでしたね(笑)。実は赤い公園に入る前、今のメンバーの中にキーボードとしてサポートで入ったことがあるんですよ。
 

— ちなみに、メンバー内で「自分はこれが勝っている」というものはありますか?

 
津野:まつげの濃さです。
 

— 高校時代を振り返って、どんなことが印象に残っていますか?また、立川をはじめ、皆さんのご出身である多摩地域で「思い出の場所」があれば、教えてください。

 
津野:くっそ日焼けしすぎてかゆかったのが悪い意味で印象的ですね。そして、立川バベルはずっとずっとお世話になっています。一時期ドリンクカウンターでバイトしていたこともあります!
 
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— メジャーデビューアルバム『透明なのか黒なのか』『ランドリーで漂白を』の2枚について、コンセプトを教えてください。

 
津野:黒は…己の生体を研究せよ!白は…若者の日々(女子Ver.)…ですね。今の楽曲やパフォーマンスは、結成当初からこういう方向を目指していたというわけではなく、自由気ままのなれの果てです。
 

— 赤い公園の持ち味は何でしょう?また、「ガールズバンド」として注目されることをどんな風にとらえていますか。

 
津野:どこにでもいそうな感じの女の子であること。「ガールズバンド」として注目されることは、うれしいです!ギャルバンギャルバンしてますので。
 

— 最後に、今後の展望をお聞かせください。

 
津野:いい曲書きます。
 

~藤本ひかり 編~
ふじもとひかり/Bass

 
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— 音楽を始めたきっかけを教えてください。

 
藤本:中学生の頃、バンドに興味が出てきたのが始まりです!友人や先輩から影響を受けたのが大きいですね。小さい頃は洋楽とヒップホップが好きで、よく聴いていました!
 

— そして、高校でバンドを組むわけですが、4人は部活で出会ったのですか?

 
藤本:はい。軽音楽部の同期の3人と、1つ上の先輩の津野さんでひょんなことから結成されました。結成当時を振り返ると…津野さんが大人でした。
 

— ちなみに、4人の中で自分が一番勝っていると思うことは何ですか?

 
藤本:寝起きの良さ!ちなみにちーちゃん佐藤)は「身長」、なお歌川)は「眠気の多さ」だそうです(笑)
 

— 高校時代を振り返って、どんなことが印象に残っていますか?また、立川をはじめ、皆さんのご出身である多摩地域で「思い出の場所」があれば、教えてください。

 
藤本:高校時代は通学時間が長かったので、沢山音楽を聴いていました。そして、遅刻が多かったです…。思い出の場所は、小金井公園です。無になりたい時によく行ってました。
 
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— メジャーデビューアルバム『透明なのか黒なのか』『ランドリーで漂白を』の2枚について、コンセプトを教えてください。

 
藤本:黒は、ドロドロになりたい方!白は、漂白されたい方!どうぞ!今の楽曲やパフォーマンスは、「こうしよう」と決めたというよりは、みんなで楽しいことをやっていたらこうなりました。
 

— 赤い公園の持ち味は何でしょう?また、「ガールズバンド」として注目されることをどんな風にとらえていますか。

 
藤本:赤い公園の持ち味はまさに「ガールズバンド」だと思っているので、女として見てもらえてて、嬉しいです。
 

— 最後に、今後の展望をお聞かせください。

 
藤本:フェスに出たいです。切実に!!
 

~歌川菜穂 編~
うたがわなお/Drums

 
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— 音楽を始めたきっかけを教えてください。

 
歌川:小1から小4の時、姉が習っていたエレクトーンを嫌々習っていました。その後、小5、6の時に吹奏楽を教えてくれた大学生の影響で音楽に興味を持ち始めました。その頃特に聴いていた音楽はJ-POPやゲーム音楽全般ですね。
 

— なるほど。ドラムは吹奏楽から入ったのですね。バンドは高校に入ってすぐ始めたのですか?

 
歌川:最初はひかり藤本)たちとコピバン組んでバンドを始めました。その後ボーカルが抜けて、新たに探してきて入ってもらったのが、ちーちゃん佐藤)です。その後ギターが抜けて、サポートでまいさ津野)が入って、それからオリジナルをやるようになり、赤い公園になりました。特に何かを目指していたということはなく、自然とこういう楽曲や衣装、パフォーマンスなどのスタイルになりました。
 

— ちなみに、結成当初の互いの印象はいかがでしたか?

 
歌川:ひかり藤本)はお嬢様っぽい、って感じですね。津野さんはかっこいー先輩だなぁ、と。ちーちゃん佐藤)は…誰?っていう。
 

— 高校時代を振り返って、どんなことが印象に残っていますか?また、立川をはじめ、皆さんのご出身である多摩地域で「思い出の場所」があれば、教えてください。

 
歌川:良い印象として思い出すのは、高校に入りたての時ですね。何をするにもキラキラしていました。逆に悪い印象は…高3の時ライブをしまくっていて、学校での思い出が少ないこと(笑)。思い出の場所は、やっぱり立川ペンタ(スタジオ)と、立川バベルですね。
 
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— メジャーデビューアルバム『透明なのか黒なのか』『ランドリーで漂白を』の2枚について、コンセプトを教えてください。

 
歌川:お好きな様に聴いて、お好きな様にとらえてもらうのが良いかと思います!
 

— 赤い公園の持ち味は何でしょう?また、「ガールズバンド」として注目されることをどんな風にとらえていますか。

 
歌川:キャラの濃さ!特にヴォーカル、っていうかヴォーカル。やっぱり「ガールズバンド」として注目される以上は、ガールズバンドの代表になりたいです!
 

— 最後に、今後の展望をお聞かせください。

 
歌川:メンバーのボケに対してうまくツッコめるようになる。…で、お願いします!
 
hana
 
4人の話に共通していたのは、赤い公園というバンドの楽曲やパフォーマンスの指向性は自然と決まっていったということ。一見するとタイプも音楽的な好みもバラバラに思える4人ですが、軽音楽部の先輩であり主に楽曲制作を担当する津野米咲がリードしつつも、あれこれときっちり決めずに自然体に臨むことで、4者4様の魅力がうまく引き出され、相乗効果を生んでいるようです。
 
その曲調はポップでありながら、どこか影もあるような、神秘的なもの。個人的には幼少期に聴いた「とおりゃんせ」や、NHKみんなのうたで聴いた「メトロポリタン美術館」などの楽曲に通じるような奥深さを感じます。
 
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そして、赤い公園の持ち味は何と言っても、ライブ!高い演奏力はもちろん、佐藤千明を筆頭にした野性的?とも言えるような荒ぶるパフォーマンス、そして人を食ったようなMCとミニコント。「女優だなぁ」と感じずにはいられません。全国にファンを増やし、今夏は念願の野外フェス出演も果たす4人の今後の飛躍に、ますます期待が高まります!
 

— 最後に…「あなたにとって、赤い公園とは?」

 
佐藤千明:夜も更けた暗闇の中、辺りを静かに、しかし確かに照らし続ける月。
 
津野米咲:まじうける普通の女子4人です。
 
藤本ひかり:人生です!
 
歌川菜穂:劇場
 

◆メジャーデビューミニアルバム 上盤
『透明なのか黒なのか』

2012年02月15日(水)発売

 
◆メジャーデビューミニアルバム 下盤
『ランドリーで漂白を』

2012年05月09日(水)発売

◆赤い公園リリース記念公演
「ランドリーで漂白を」

2012年07月01日(日)【梅 田】Shangri-La
2012年07月21日(土)【代官山】UNIT
 
◆夏フェス出演決定!
2012年08月04日(土) 【茨城・ひたちなか】
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2012
2012年08月07日(火) 【大阪・浪速】
Talking Rock! FES. 2012
2012年08月11日(土) 【神奈川・逗子】
音霊SEA STUDIO 2012
2012年08月19日(日) 【広島・庄原】
SETSTOCK’12 10th Anniversary in Bihoku
2012年08月25日(土) 【福岡】
RockDaze! 2012-challenge-with cross fm
2012年08月29日(水) 【東京・代々木】
スクールズアウトフェスティバル2012
2012年09月02日(日) 【山梨・山中湖】
SWEET LOVE SHOWER 2012
 
◆赤い公園 公式サイト
http://akaiko-en.com/
◆赤い公園 オフィシャルTwitterアカウント
https://twitter.com/#!/akaiko_en

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【レポート】赤い公園など気鋭の4組出演
『Beat Happening! SHIBUYA R&R PANIC! MAX!』
http://www.beeast69.com/report/22145