特集

Let The Music Do The Talking 〜テイク11

TEXT:桜坂秋太郎

Photo舞台「人生はショータイム!」に現在出演中のROLLYとコンタクトすることができたので、突発的なショートインタビューを実施。突発的だが紹介したいと思う。日本のロックアーティストの中でも、ダントツで多彩な仕事をこなしているROLLY。ロック活動はもちろん、シャンソンを歌ってみたり、お芝居やドラマに出演したり、超多忙なスケジュールをこなしている。本誌BEEASTでも、ライヴレポートやミュージカルレポートを何度も掲載しているので、読者にはお馴染みのアーティストだろう。
 
もともとすかんちでデビュー後、『笑っていいとも!』にレギュラー出演していたので、全国的に知名度は抜群だ。しかし、たぐいまれなる才能を持ったアーティストという意味では、あまり認知されていないような気もする。事実私の周りのロックファン以外の人は、面白い芸能人という認識だった。表現者としてのROLLYは、ロックのフィールドからすると、ずば抜けている。実際に会ってみると、すごくフランクで優しい。物腰も低く、我々BEEASTのようなメディアに対しても紳士的に話をしてくれる。いつ会っても好印象だ。
 
時間が無い中でのインタビューなので、少々短いのは勘弁してもらうとして、年明けまでスケジュールがびっしり(下段枠を参照)というハードさ。アーティストは、自分の代わりがいない職業。体には気をつけて頑張ってもらいたい。ではインタビューをスタートしよう。

— 舞台『人生はショータイム!』が始まりましたが、簡単に内容を教えてください。

 
PhotoROLLY:昭和の終わり、赤坂に実際にあった世界的に有名なショークラブ「コルドンブルー」の演出家、歌手、ダンサーを取り巻く人々のエンターテインメントに掛けた熱い青春を豪華絢爛なショーを交えて満喫していただく出し物です!
 

— 『人生はショータイム!』で何か新しいチャレンジがあれば教えてください。

 
ROLLY:今までになかった趣向としては、キスシーンがございます(笑)
 

— 保田圭さんをはじめ、他のキャストさんとのコミュニケーションはどのようにされてますか?

 
ROLLY:基本的に日本語でコミュニケーションしておりますが(笑)、皆さん若者なので、なるべく孤立しないように、積極的に話題を振る様にこころがけております。
 

— 前回出演された舞台『イカれた主婦』はロックがお題でした。そのようなモロにロックがテーマの物と、今回の『人生はショータイム!』 のような物は、アーティスト的に何か差がありますか?

 
ROLLY:もちろん私はロックミュージシャンですが、どちらかと言うとミュージカルやジャズ、クラシックを普段聞く事の方が多いので、今回の作品のエンターテインメント感は割としっくりきます。それに、劇中で自作の歌を弾き語りで歌うシーンもありますので、特に何か差がある訳ではないですね。

 

— 『人生はショータイム!』は、スーパーバイザーにプリンセス天功さんをむかえているようですが、差し支えない範囲でその辺を教えてください。

 
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ROLLY:うーん、その部分は秘密ですね。
 

— なるほど(笑)。では話題を変えまして、今年の音楽界のビッグニュースとなっている「すかんち」再々結成の話を聞かせてください。

 
ROLLY:正確には再結成以降解散はしていないのですが、、、不幸にもベース担当のSima-changが不慮の事故により大変な怪我をしてしまい現在復帰に向けてリハビリ中なので、彼女を励まし、経済的にも援助する為に、ベースに佐藤研二THE 卍 / ex MARCHOSIAS VAMP)氏を迎え、ツアーをすることにいたしました。
 

— 結果的に、THE 卍でROLLYさんが一緒にプレイしている佐藤研二さんがサポートということですが、人選的にはスムーズに決まりましたか?

 
ROLLY:スムーズもなにも、Sima-changに代理のベースは誰がよいですか?と打診したところ、佐藤研二氏以外に無し!とのご指名でしたので(笑)

 

— THE 卍は何度か拝見しています。その時のROLLYさんのMCで、 佐藤研二さん特有のSGベースのサウンドとぶつからないように、THE 卍ではシングルコイルのギターを使うことにしたと聞きました。「すかんち」はレスポールのイメージがありますが、その辺のサウンド面はどうでしょうか?

 
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ROLLY:まだ決定はしてませんが、やはりシングルコイルピックアップのギター を使用すると思います。
 

—- 渋谷のライヴハウスに、ROLLYさんの大きなポスターが貼ってありました。ライブハウスとホールでは、どちらが好きですか?

 
ROLLY:どちらにも長所と短所がありますが、ロックバンドで演奏する場合は小さい場所の方が好きですね。大きなホールではエコーが効きすぎて、演奏しにくいことがあります。大きな場所では、じっくりと歌うリサイタルのような公演の方が興奮します。

 

— 2010年5月に、キャリア20年のベスト盤 『GOLDEN☆BEST』が出ましたが、これからの20年にむけた想いがあれば聞かせてください。

 
ROLLY:毎日一つ一つの仕事を全力でやっておりますので、きっと、またあっという間に20年過ぎると思います。そのとき私が何をやっているか、今はわかりませんが、とても楽しみです。
 

— では最後に、ビースト読者へコメントください!

 
ROLLY:私の目的は人生をかけて、一人でも多くの方にROLLYを好きになってもらうことです。今回この記事を偶然見たあなた様、これも何かの縁です、是非私の事を 好きになってもらえると嬉しいです。どうぞよろしくおねがいします。
 

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ROLLYで思い出すのは、私の幼少時代の友人に“洋楽至上主義者”がいた。一緒にロックを聴き漁った、小さい頃の良き仲間だが、日本のアーティストも好きな私にいつもダメ出しをしていた。ひたすら海外のアーティストを崇拝するような、ちょっと宗教じみた友人だった。時代でいうと、実はこの“洋楽至上主義”は珍しくなく、むしろそれが“洋楽ファン”のスタイルという風潮もあった。邦楽と洋楽の壁は、物凄く厚かったのだ。おそらく80年代後半くらいまで、その壁は存在していた。

 
私からすると、そんな友人の趣向の正反対?にあるようなバンドがすかんちだが、その友人は何と「Led Zeppelin以来の衝撃!」と言ったのだ。すかんちによって、“洋楽至上主義”の看板を外して、日本のロックを聴くようになった。まさに彼にとっては一生忘れられない大事件である。後年、“洋楽至上主義”だった音楽関係者達と知り合ったが、飲む席で「ROLLYにやられた」という言葉を何度も聞いた。ROLLYがそれを狙っていたかどうかは別にして、邦楽と洋楽の壁を崩した事実は、私の中で大きなポイントだ。
 
ロックのフィールドだけでなく、ROLLYが表現者として様々なチャレンジをしていることは、本当に素晴らしいと思う。定期的に舞台やミュージカルへの出演をして、新しいファンも獲得している。NHKのドラマに出ていた時は、さすがに私も驚いた。ロッカーという枠を超え、日本を代表するエンターティナーとして、今後も驚きの活動に期待したい。


 

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◆ROLLY 公式サイト
http://www.rollynet.com/

◆インフォメーション

2010年10月10日(日)【神 戸】神戸夙川学院大学(ゲスト出演)
2010年10月15日(金)【渋 谷】AX(審査員)
2010年10月17日(日)【渋 谷】ベストヒット☆SMA
2010年11月05日(金)【大 阪】knave
2010年11月14日(日)【西川口】LIVE HOUSE Hearts(THE 卍)
2010年11月20日(日)【鹿児島】CAPARVOホール(Rock Rolly)
2010年11月28日(日)【渋 谷】duo music exchange(THE 卍/Rock Rolly:2ステージ)

◆Back to SCANCH! Rock to Shima-chang

2010年12月07日(火)【京 都】MUSE
2010年12月08日(水)【広 島】Namiki Junction
2010年12月10日(金)【福 岡】DRUM SON
2010年12月17日(金)【仙 台】MA.CA.NA
2010年12月19日(日)【札 幌】COLONY
2011年01月07日(金)【名古屋】BOTTOM LINE
2011年01月08日(土)【大 阪】AKASO
2011年01月15日(土)【赤 坂】BLITZ


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お問い合わせ:オフィス・REN
TEL 03-5829-8031
(平日12時〜18時)

企画・製作:株式会社ウェベリック
主催:株式会社テレビ朝日

1980年代・東京六本木にあるショークラブを舞台に、ショーと恋に人生をかけた演出家の姿を描きます。

◆舞台「人生はショータイム!」
会  場:全労済ホール/スペースゼロ(新宿)
日  程:2010年9月30日~10月7日
9/30 (木) 19:00
10/1 (金) 19:00
10/2 (土) 13:00/18:00
10/3 (日) 13:00/18:00
10/4 (月) 休演日
10/5 (火) 19:00
10/6 (水) 14:00/19:00
10/7 (木) 13:00
*ロビー開場は開演の1時間前、客席会場は開演の30分前になります。
*未就学児童の ご入場はご遠慮いただいております。

 
 
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