The HIGH

hirono(Vo / ex. LOVE MISSILE、Julian)、Matty(B / Rama Amoeba )という日本のモッズシーン、グラムロックシーンで活躍し続ける2人に、Tomoaking(G)とBenny (Dr)が加わり結成された4人組バンド。 2013年4月25日より現体制で活動開始。2014年11月、結成2周年を記念して28日に初ワンマンライブを新宿Red clothにて開催、大成功をおさめる。 2015年6月3日、山森“JEFF”正之(THE COLLECTORS、THE ORANGES)をプロデューサーに迎え、初のフルアルバム『The HIGH』を全国リリース。現在は、都内を中心に、全国各地のライブハウスで活動中。そして約2年ぶり、2017年7月19日にセカンドアルバム『Welcome To The Next World』を全国リリースすることが決定。

« 第18回「カモーン！2020！」第20回「BACK TO THE PAST」 »

2020年3月2日

第19回「The HIGH　絶賛レコーディング中！」

The HIGHリレーコラム、今回はBassをやっておりますMattyでございます。

現在The HIGHは絶賛レコーディング中！！
今年の6月ぐらいに発売を予定してる3rdアルバムを制作中です。

レコーディング前は、いつもプリプロという作業をやって、入念にリハーサルを繰り返し、細かいチェックをしてから本ちゃんレコーディングに！！って感じで始まります。
最終リハーサルの日には、俺の機材周りのリペアも入念にしました。

「敏腕リペアマンのまっつん」

そんなわけで、レコーディングスタートして2日間で12曲のリズム録りを終えました！！

「レコーディングで使用したベース達」

今回のレコーディングでは6本のベースを用意したんやけど、HofnerとELKの組み合わせとJazz BassとAmpegの組み合わせがめっちゃ良かったので、基本その2つのサウンドキャラクターで録音。

「12曲中4曲使用したHofner通称バイオリンベース」

このコラムを書いてる今日は、レコーディング3日目なんやけど、昨日まで録った12曲を改めてさっき聞き返してみたら俺の今までの音楽人生で「今が一番！！」なサウンドを録ることが出来ました！！　

今回のレコーディングが、ここ最近と明らかに違うのは、ちょいと都会の喧騒から離れた場所での“合宿レコーディング”！！

20代の時は博多に住んでいて事務所が東京だったりもして、アルバムを作る時は伊豆で2週間ぐらいかけて合宿レコーディングをやったことはあったけど、ここうん十年ぐらいは都内のレコーディングスタジオでした。

機材をマイカーに積んで高速道路に乗って、好きな音楽聴きながら普段目にしない綺麗な景色を横目にドライブして、スタジオに着いて……。気温は低くても晴天の中、音楽のことだけを考える時間だけがあって、レコーディングに集中出来たのは良かったなぁ。

やっぱり都内に居てスタジオに通っていると、なんかしら現実に戻される瞬間とかもあったりして……。

昔バンドやろうと思った時に、憧れのミュージシャンが、レコーディングで切羽詰まってスタジオに缶詰状態で、髭なんか剃る暇ないぐらい生えまくってて、一生懸命作品を作っている姿に憧れたりもしてたんで、今回まだ髭も剃ってないし、「今、俺そこの位置に来てるんやない？？」って感じでちょっと楽しい（笑)。

ここのレコーディングスタジオは3階にスタジオがあって2階にロビーがあって。そのロビーで昼飯食ったり、レコーディング終了後はスーパーでツマミと酒を買ってきて飲んだり、そのままロビー横の寝室に眠たくなった奴から寝て。みんなのいびきなんかも聞きながら翌朝起きて、またロビーでコーヒー飲んで午前の早い時間からレコーディングスタート！！みたいな日々が、なんとも充実して楽しい。

そんな楽しさやバンドの一体感とかが詰まった今回の3rdアルバムは今年50歳を迎える俺個人としてもとても感慨深い大切なアルバムになると思います。