コラム
魔界通信
木暮“shake”武彦
1984年にREBECCAでデビュー。その後1986年にRED WARRIORSで再デビュー。
ギターヒーローとしての人気を博し、武道館や西武球場などの大型会場で公演を行う。1989年にロサンゼルスに拠点を移し、CASINO DRIVEを結成。1995年の帰国後は、ソロプロジェクトのPSYCHODELICIOUSや、Mt.DELICIOUSにて活動。
直近では、アコースティックスタイルのソロと、Pink Floydのカヴァーバンド、原子神母で活動をしている。

その6「SUMMER TIME」


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梅雨の富士山麓では、湿った空気の中、草は強烈に臭いを発してぐんぐん伸びる、鳥が騒ぎ、虫は宇宙的な音を出して鳴いている。7月中旬には蛍も出てくる。
標高1150メートル、今まさに命が爆発する季節。
 
家の周りには鹿や猪、狐、たぬき、テンやウサギなど色んな奴らがウロウロしている。
 
去年はベランダにやけに太いカラフルな蛇が現れた。
直径10センチ近い山カカシだ。今まで山カカシは何度も見てるが、そんなにでかいやつは初めて見た。2度と遊びに来て欲しくないので、木で床をバンバン叩いて、思いっきり怖い思いをさせて追い立てると、2mの高さのベランダから飛び降りて逃げていった。
 
昨日と今日、スタジオの窓の下にいたのはアナグマだ。
地面をあちこち掘って、おいしいミミズでも探しているのか。

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こんなに可愛い動物なら、いつでも歓迎だ。
写真は昨日撮ったので、今日はなんとか仲良くなれないかと思い、最初は鳥の鳴き真似をしてみた。
 
一瞬作業を止めてチラっと、こっちを見るが、すぐにまた穴掘りを始める。
しばらく続けてみたが、やっぱり穴掘りに夢中だ。
 
今度は歌い出してみると、驚いた様子でこっちを見て、しばらく凝視した後、走って逃げていった。
残念。餌でやれば良かったのかもしれないが、飼うわけにもいかない。
 
 
5月には芝生のように綺麗に刈った庭の草も随分伸びてきた。ほっておけば月に1mのびる草もある。草刈りは音楽の気分転換にはもってこいなのだが、次々とやってくる、色んなライヴの準備で全くやる余裕がない。
 
7月は1日に自分の大事なワンマンライヴ、中旬にレッド・ウォーリアーズの再結成、下旬にはピンクフロイドのトリビュートバンド、原始神母でフジロック、同じ日の夜に自分のソロでも演奏することになっている。 
 
頭の切り替えが大変だが、どれも楽しみだ。
のんびり草刈りは夏休みになってからか。
 
 


■木暮“shake”武彦 Official Website
http://www.psychodelicious.com/
 
■原始神母 Official Website
http://pinkfloydtrips.com/index.html
 
■RED WORRIORS 特設サイト
http://sunrisetokyo.com/special/reds30th/
 
 
 
 
 
 
▼木暮“shake”武彦 with Big Mountain Blue ライブ情報▼
・2017年07月01日(土)@汐留・BLUE MOOD
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木暮”shake”武彦 tour 2017 “惑星にて”
with Big Mountain Blue
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17:00 open/18:00 start
前売¥4,500 当日¥5,000(共に1drink以上別)
KEY:三国義貴 B:山崎洋 Per:丹菊正和 Violin:ARIA Cho:ラブリーレイナ
BLUE MOOD