SABER TIGER

SABER TIGER 下山武徳(Vo) 木下昭仁(Gt) 田中康治(Gt) hibiki(Ba) 水野泰宏(Ds) 1981年結成。「北の凶獣」の異名をとるヘヴィメタルバンド。2018年2月、現体制での7年間の軌跡を収めた4毎組ボックスセット『HALOS AND GLARE - The Complete Trilogy』をEdge Trax／ディスクユニオンより発売。3月『BYSTANDER EFFECT - Expanded Edition』をSliptrick Recordsより全世界50カ国で発売。4月ライヴDVD+2CD『Live: HALOS AND GLARE』を Edge Trax／ディスクユニオンより発売。

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2018年6月2日

SABER TIGER「牙虎見聞録」第7回

現在SABER TIGERは、4カ国全12公演3週間に及ぶ北欧／東欧／ロシアツアーを行っております！このコラムではメンバーによるツアー日記と最新フォトをお届けします！是非お楽しみください！

メンバーによる日替わりツアー日記、第7回はギターの木下昭仁です！

SLIPTRICK RECORDS & GO LOUD AGENCIES presents 『EASTERN EUROPE DEVASTATION TOUR 2018』ツアー日記 vol.7

5月30日スモレンスク A Club

昨日はウクライナからの出国とロシアの入国にとんでもない時間が掛かり、エージェントが手配してくれた貸しアパートメントからはなぜか宿泊を断られ。。。

到着寸前に決まったクルスクのホテルに着いた時には深夜24時半を回っていました（笑）

立派なホテル（名前は読めません！）の2人部屋で、とても快適。皆は近所のスタンドにメシの買い出しに行った様子。私もせっかくなので、寝る前に少しだけホテル近辺をぶらついてからベッドへ・・・

朝食は午前7時からビュッフェ形式！久しぶりにバナナを食べたナァ～。野菜も結構あったしGOODでした。後は何時ものパンとハムとチーズ。コーヒーは残念ながら不味かった（笑）

今日の会場があるスモレンスクまでは、宿泊したホテルから496Km。順調にいって7時間だそうで午前9時に出発！ひたすら走ります。ウクライナとは違い、道が整備されていて順調。

途中、休憩で田舎のマーケットに寄ったのですが、冷蔵庫に入っているのに飲み物が冷えてない！その先のガソリンスタンドの売店でも日本みたいには冷えてなくて、ほとんど「コーラのぬる燗」。トイレも水の流れが悪くて・・・！なかなかです（笑）今日も良く晴れています。まだ一度も雨にあたってないナ。

約8時間半でロシア一本目の会場「A Club」に到着。とても広い「POK的な（コラム第四回を参照）」会場。

今回のツアーでは初めて私の方にもMarshallのキャビネットが。テンションが上がりリハに突入。英語が全く話せないPAエンジニアさんの言葉が判らず・・・！コーラスマイクを立ててもらうのにも一苦労。一応問題無く、何時も通りリハも終わり後は本番！ロシアのメタラーの反応が楽しみであります。

リハ終了後、各会場でプロモーターから提供されるご飯を頂きました。豆（？）のスープにジャガイモと鶏肉とパサパサのパン。。。「美味い！」とまではいきませんが、、、そこそこ美味しかったです。マシンはスープが合わなかった様で、具合が悪くなってあまり食べてません。心配だ。。。

食事後、日本でもよく見る感じの落書きだらけの楽屋にいると、2人組のファンがサインと写真を求めて乱入してきました！嬉しいけど日本じゃあり得ない・・・（笑）とても興奮して喜んでくれました。

本日は前座が1組。屈強な5人組デスメタルバンド。お客さんも大分入ってます。

いよいよ21時半から本番！

前座の演奏が終わり「SABER TIGER」コールが起こり、ホールにはクレイジーなメタラーと綺麗な女性たちがワクワクしながら待っていてくれました。様子見ではなく、本当に楽しみにしてくれていたのが伝わってきて、気合いが入ります。

今日は大きいトラブルも無く、全員でロシアシリーズ第一弾となるステージを堪能できました。素晴らしいライブになりました！

個人的には、、、フットスイッチ（iRig BlueBoard）の電池切れで、1曲目半ばから音色の切り替えができず、バッキング用の音色で最後まで弾ききらなきゃならない状況になり、少し焦りました。ソロも魂を込めないと音が伸びない。。。（笑）が、気を使う事が１つ減ったおかげで、かえって普段より楽しむ事ができた感じ！

お客さんも嬉しそうにヘドバンしたり、エアギターをしたり、演奏に合わせて目をキラキラさせながら拳を振り上げ、ステージ上にパワーを送り続けてくれました！若い人からおじさん世代まで、ロシアン・オーディエンスの楽しみ方には親しみを感じることができました。ここでも日本語の「ありがとう」が聞けましたよ！

もちろんアンコールもいただいて、最後は「Angel Of Wrath」で大盛り上がり。来て良かったと心から思えました。明日からも楽しみです。

ここから1時間程、お客さん達とサイン会＆写真撮影会！熱い酔っぱらいメタラー達にロシアなまりの英語で熱く語られたり、ハグされたり、キスされたり（笑）

ホテルに戻って祝杯をあげよう！とお店を出ると、外にファンが大勢残っていて、車へ移動するときも荷物を持ってくれたり色々手伝ってくれました。そのまま機材を持って行かれるかも・・・と少し心配になりましたが、大丈夫でした（汗）積み込みが終わってからも大変で、また大勢集まって来て写真。。。「HEAVY METAL！」と叫びながら撮影とハグの繰り返しで面白かったです。