コラム
もう一つのアニソン文化~EIZO Sakamotoが地球の裏側で見たものは
EIZO Sakamoto
1985年ANTHEMのヴォーカリストとしてメジャーデビュー。抜群の歌唱力でロックシーンにその実力を知らしめた。1996年には衝撃のアニメタルでブレイク、お茶の間にもその存在が広く知れ渡ることになる。2009年よりソロプロジェクトとしてEIZO Japanをスタート。日本国内だけでなく、海外(特に南米・中米)での演奏活動を積極的に行っている。2013年にはアニメタルの再来、哀旋士を結成してさらなる活動の場を広げている。その他、アコースティックの弾き語りによる一人LIVEも、定期的に実施している。

EIZO Sakamoto 第1巻


さかもとえいぞうです。
今回からBEEASTさんでコラムを担当することになりました。

2004年 ”アニメフレンズ”というイベントで初めてブラジルサンパウロを訪れてから、俺のラテンな性格が解放されたのか、完全に南米の虜になってしまい、2008年からはハリー(ハリソン保科)と二人で、メールやSNS(当時はMy Spaceでしたね)を駆使して 南米のプロモーターと交渉しながら、単独で道を切り開き、ライブを行い、現地の仲間を増やしながらブラジル、アルゼンチン、チリ、ペルー、そして中米のコスタリカにもEIZO Sakamotoの足跡を残してきました。

まだまだ夢は始まったばかりですが、その奮闘ぶりをBEEASTさんにコラム形式で掲載させていただけないでしょうか?とお願いしたところ 快諾していただき、今回のコラム掲載の運びとなりました。

今回は 第1回目のコラム。
ちょうどチリでライブを行ってきたので、記憶があるうちに「南米への旅」とは一体どんな感じなのか、「南米でのライブ」とはどんな感じなのかを写真でお伝えできれば幸いです。

今回チリは3度目。
1回目は2008年8月、2回目は2012年1月、今回は2013年6月。

「南米=灼熱」のイメージがありますが、南米の冬はかなり寒いです。
季節は日本の真逆とイメージしていただければわかりやすいでしょう。

1回は真冬、2回目は真夏、今回は冬の入り口。
気温に対応することが地球の裏側でのライブを成功させるための第一歩。特に「寒さ」への対策。

1回目はチリの寒さにいきなり体調を崩した苦い記憶があったので(2回目は夏のチリだったので逆に体調が良くなりましたけどね。笑)今回は6月ですがダウンジャケット持参で。


さぁチリの旅を写真で振り返りましょう

まずは成田~カナダ エアーカナダでカナダトロントへ。
成田空港に着くと いつも心が解放されますね。

12時間くらいのフライトですが、通路側の座席を確保できれば 快適な空の旅は約束されますね。
今回も通路側を確保。幸先良いですね~。
のんびり考え事したり、溜まっていた仕事をしたり、自由に時間を使っています。

トロント空港でのトランジット。
南米へはご存知のように直行便はなく、北米での乗り継ぎがほとんど。

一度だけドバイ経由でしたが、今回はエアーカナダ航空なのでトロントでの乗り継ぎ。
今まで一番多いのが このトロント乗り継ぎ。程よい大きさで快適な空港です。
アメリカに比べ入国審査における緊張感は薄いですね。笑

トロントまでは12時間前後。「長時間のフライト大変ですね。」とよく言われますが
「眠くなれば眠る」。自然に任せていれば体も脳も楽ですよ。だから俺の場合は耳栓もアイマスクもエアー枕も必要ないです。
ともかく自然に任せる。生物の原点でしょう。笑

0037今回 乗り継ぎ時間は6時間。
Wi-Fiさえ繋がっていれば6時間もあっという間ですね。笑

iPhoneひとつあればそこで仕事もできますし。
ということで写真一枚目はトロント空港での私。
ジャージとスターブーツとリュックとiPhone。完璧にリラックスしています。

6時間のトランジットの後、さぁチリのサンティアゴへ。
トロントでは外に出ないので温度は関係ないのですが、気になるのはチリの気温。

こういうときに便利なのがfacebookやtwitter
「チリって今 寒いの?」って投稿すれば現地の人たちが教えてくれる。
便利で素敵な時代ですね。今の時代 受話器を握りしめてダイヤル177する人っているのかなぁ?笑

0055そして10時間ほどでチリはサンティアゴに到着。
現地時間の朝9時30くらい。
確かにヒンヤリしますが 激寒という感じではないですね。と油断をしたので夜の冷え込みには愕然としました。

空港ではイベンターのクラウディアさんと妹さんが迎えに来てくれました。

クラウディアさんとの仕事は今回が初めてですが 何度か日本にも来ていまして、その度に一緒に食事をしていたので 良く知る仲です。

日本語とスペイン語を母国語にする人間同士の会話、一体どのようにコミュニケーションをとるのか?というと それは正に”中学英語”です。笑

お互いネイティブではないので 割と基本に忠実な?わかりやすい英語で話せばコミュニケーションに問題はないです。
あとはお互いの国の言葉でのスラング?ちょっとお下品な言葉を教えあいますね。笑
もちろん男性同士のときですけどね。

0058南米はチリ、アルゼンチン、ペルーとスペイン語ですが 各国ごとに違うものですね。
女性二人と男性二人なので もちろんお下品な言葉はなく品行方正なドライブです。

クラウディアさんの運転でホテルへ。
人の車に乗ると その運転手の運転を分析してしまうのが 元タクシー運転手の性なのか。 笑
今までかなりワイルドで豪快な運転をする人が多かった中、速いのに安全でとても素晴らしいホレボレする運転でした。


00610067そしてホテルに到着。

LOS LEONESという街でとてもオシャレな街です。

アパート式のホテルなのでキッチン付き。とても快適です。

スーパーでいろいろ買い込んでいたら やはり28時間の長旅。時差ボケが襲ってきます。

これも想定内なので、自然に任せ その日は一日爆睡することに。

しばらくは午前2時に目が覚めたりしますが、それも自然に任せます。

いつの間にか慣れてくるものです。

 
0076008601172日目はチリのバンドメンバーとリハーサル。

今回は曲数も多いし、初めての曲も多いし、スペイン語で歌う曲もあるし。

メンバーもものすごく真面目な人たちなので夕方まで(途中ランチも挟みましたが)ミッチリ リハーサルしました。
 
 
オレは各国でサポートバンドをしてくれるバンドをEIZO&%$#(国の名前)で呼びます。

なので今回のメンバーはEIZO Chile 2013

そして夜はスタッフとメンバーとレストランでディナー
 
 
3日目はオフ

昼間は天気も良いしサンティアゴの街をブラつこうかと思ったけど、部屋に籠って諸々ライブの準備。
 
 
 
 
0137チリは地下鉄が快適なので地下鉄に乗りレストランへ。
 
 
 
 
 
夜は前回のチリでのライブでギターを弾いてくれたベトとフラン。
 
二人は26歳28歳。


01480149
 
 
オレの趣味でもある乗り鉄。
 
チリの地下鉄はとても清潔感あり安全です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


018101996月22日

4日目はファンミーティングと会場リハーサル。

最近はホテルでメイクを済ませてから会場入り。

まずはファンミーティング。

質疑応答とアコギでのミニライブ。

年齢層が低いので アイドル的な雰囲気を味わえます。笑

「それではせっかくなので歌っていただきましょう~!!」というノリなのですが、もちろんリハーサルもサウンドチェックもないので 正に出たとこ勝負。このスリルがたまりませんね。

弾き語りした曲は「永遠の未来」「ペガサス幻想」。
南米では「ペガサス幻想」が盛り上がらないわけがない。というくらいの地球規模の定番曲。
0248


026202970330そしてそのあとは会場リハーサル。

初めてバンドで歌う、サンボマスター「青春狂奏曲」。

はじめの一歩の「Inner Light」。

FLOWの「Go! Fighting Dreamers」。

そしてスペイン語で歌う「グランプリの鷹」。

不安なので何度も何度も練習に付き合ってもらう。

「明日は炸裂しようぜ!」と誓い合い解散。

いよいよ明日が本番。

緊張というよりは悔いなく楽しもう。という気持ちが強いですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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そして本番当日。
本番まではホテルでのんびり待機。

余裕のある時は早めに会場入りして現地の少年少女を撮りまくるのですが。笑
今回はちょっと不安も多いので ホテルで心の準備をしながら待機。
ホテルに車が迎えにきて会場へ。

会場への移動が観光としても楽しい。
サンティアゴは街の作りがシンプルでわかりやすいので、いろいろ街を見るとわかるのだけど 本当に綺麗な街です。
オシャレなビルが立ち並ぶというより、ともかくゴミが散らかっていない。

05090513ということで街並みを満喫して会場入り。

そしてサウンドチェックもなにもなく”ぶっつけ本番”でライブスタート。

普通のパターンだと現地の通訳の司会者が付くのだが、俺の場合はアニソンイベントというよりはEIZO Sakamoto LIVEなのでMCは日本語、英語、スペイン語。

どれも完璧ではないからボディランゲージも重要なコミュニケーションとなります。

途中にアコギコーナーを交え、結構なボリュームになります。

困るのが 1曲ごとに軽く曲紹介やMC入れるので 後半は ともかく言葉が出てこないですね。笑
 


05790592ということでセットリストです。

■セットリスト
M01. ガッチャマンのうた
M02. Cha-la Head-Cha-la
M03. グランプリの鷹
M04. マジンガーZ
M05. ウィーアー
M06. 燃えてヒーロー
M07. 愛をとりもどせ
M08. Go! Fighting Dreamer
M09. キャンディ キャンディ
M10. キューティーハニー
M11. 薔薇は美しく散る
M12. Butterfly
M13. 世界が終るまでは
M14. We gotta Power
M15. 青春狂奏曲
M16. Inner Light
M17. アコギコーナー
M18. 宇宙戦艦ヤマト
M19. Get Along
M20. 残酷な天使のテーゼ
M21. グランプリの鷹 ED スペイン語Version
M22. ペガサス幻想
M23. Trooper
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お客さんのノリも南米中米の各国の違いがありますが、チリのお客さんは しっかり歌と演奏を聴きますね。

アルゼンチンは アコギで曲間のチューニングの時でも大盛り上がり。笑

バラード系の曲のエンディングの余韻とか関係なく大盛り上がり。笑

06980712チリでは一緒に歌いながらも、聴くところはしっかり聴いて じっくりライブを楽しんでくれますね。

という感じで 3回目のチリでのライブは今回も悔いなく出し切ることができ満足しています。

もちろん反省点も多々ありますが、お客さんの笑顔と歓声を胸に刻み、ライブの余韻に浸りながらホテルに戻りました。

イベンターの方々も 会場の撤収作業があり、夜は打ち上げパーティーということはなくハリーとホテルで軽く労を労い、心地よい疲労と安堵感で 吸い込まれるように眠りにつきました。

そして毎度のことですが、翌日にはまた30時間のフライトが待っているのでした。笑
 


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