コラム
21st Century Progressive Man
永川敏郎(エガワトシオ)
1980年、プログレッシブロックバンド「ノヴェラ」でデビュー以来、日本を代表するロックキーボードプレイヤーとして活躍。1986年にハードロックバンド「アースシェイカー」に参加。90年代より、自身がリーダーであるプログレッシブロックバンド「ジェラルド」の活動のかたわら、様々なセッションワークをこなす。2016年は、虹伝説、スラングレイド等、ハードロックシーンでのサポート活動を主として活動。 BEEAST主催「プログレの館」でのトーク&ライブを定期的に開催。

Progressive Man 第4話


こんにちは。永川敏郎です。
春らしくなってきましたが、皆様はいかがお過ごしでしょう。

この季節は、毎年のことですが、空気中になんか混ざりものがあるようでイヤな感じですよね。わたくしは花粉症ではありませんが、なんかモヤモヤしていて~。
今年は、わたくし、マスクをつける機会が多いです。風邪防止の役割もあり、保温効果もあり、快適ですね。昔だったら「口裂け女」と呼ばれたかも。「あたし、きれい~?」ww

最近、プログレ関係のアーティストが少々話題になることが多く感じるのはわたくしだけではないハズ。

去年ですが、ピンク・フロイドがリマスターCDをリリースしましたね。1970年代の少々古臭い音源が、2011年の最新技術によって音質、音圧が向上し、古さを感じないで聞くことができるのはホントうれしい限りです。
ピンク・フロイドのアルバムでは、「炎」がわたくしのお気に入りですが、これも良い音で聴けるようになりました。

この春は、多くのプログレ系外タレが来日しますね。まずは、4月に来日のイエス
普通のバンドでは、一度脱退したメンバーが再加入することはありませんが、このイエスはホントびっくりなことに、再加入、再々加入が行われているバンドです。

リック・ウエイクマンというキーボーディストがいますが、1970年代の良い頃のイエスに参加、数枚のアルバムを発表後、惜しまれつつ脱退、数年後に再加入、そんなこと許されるのね~、と思いきや、再び脱退。ホント自由な感じですよ。
その後、加入脱退の繰り返し。なんなんでしょうね。他のパートの人もそんなのがあったりして…。

で、今春来日のイエス、さて、リック・ウエイクマンはいるのでしょうか?
答えは、いません~。ジェフリー・ダウンズという以前イエスにいた人が加入しました。これは意外でした~。

数か月前にリリースされた新譜は、70~80年代風のいい感じのプログレアルバムでした。久々の傑作のような気がしました。「イエスは昔に戻ったな~」と思いきや、クレジットを見れば、ボーカルのジョン・アンダーソンがいません。ジョン・アンダーソンという人はイエスの顔のような人。この人がいないとイエスではないというくらいの中心人物ですが、名前が書かれていません~。歌声はジョンだったのに~。

似た声のボーカリストが加入したようです。これにはビックリ。ホント同じ声でした。
きっとこの先、リック・ウエイクマンとかジョン・アンダーソンとかが再加入したイエスのアルバムも出るんでしょうね。キーボード、キース・エマーソンイエスとかあったら笑うね。ww

UKというプログレバンドが来日します。
6月です。1978年頃、プログレ界でスーパーグループが結成されました。その名も、「UK」。

元どこどこにいた有名人でテクニシャンで人気のある人の集合バンドで、その当時は、プログレバンドが少々低迷し始めた頃でして、このUKは期待大なバンドでしたね。当時はアナログレコードでしたが、1曲目を聞いて、?でした。

イントロの拍子がとれない~。なんて複雑な~、でいて、カッコよくって。キーボード、エディ・ジョブソン。テクニカルで繊細なキーボードフレーズ、見た目もカッコ良くって。人気ありましたね。リック・ウエイクマンとか、キース・エマーソンみたいにごっつい感じではなく、細くて折れそうなイメージの人。やっぱりロックは細身できゃしゃじゃないとね~、って今でも思っていますが、そんなのは昔の話なんでしょうね~。

2012年のロックのイメージは、普通の人、もしくは、骨太な人か~。
「髪の毛長いのは、教祖様だ。」みたいな世間一般のイメージやめてほしいですね~ww

ということで、当時どっぷりUKにハマりました。毎日聞いていました。
今となっては、飽きましたw 聴きすぎたし~。

1979年、UKは初来日したのです。
見に行きましたよ。大阪厚生年金会館~。当時は、わたくし、NOVELAというバンドのデビュー前で、リハーサルの日々でした。のでNOVELAのメンバーと行った記憶があります。

セカンドアルバム発売ツアーだったので、アルバム「Danger Money」の曲を中心にプレイしてくれました。
なかでも印象的だったのが、ドラムス、テリー・ボジオのドラムソロ。両手で叩くフレーズと同じことを両足でプレイ、ありえないでしょ。もしかしたら、足でご飯たべられるんちゃうか~~。w
一緒に行ったNOVELAのドラマー、秋田鋭次郎さんは、「真夏の夜の悪夢だぁ~~」って言ってました。ワロタ。

そんなUKがその時のメンバーで来日します。
UK名義であったり、UKZというバンド名であったり、エディ・ジョブソンはここ数年間で何回か来日していますよね。10年程前は、病気で引退みたいな噂を聞いた記憶がありますが、ここ数年間ですっかり良くなったようで、ファンとしてはうれしい限りです。マニアな意見としましては、ぜひぜひ新譜をリリースしてもらいたいものです。

ただ個人的な見解で言わせていただくと、キーボードの要塞ステージでのプレイが見たいですね。最近は、ステージでは2台くらいのシンセで十分こと足る時代ですが、そこを時代に逆行していただき、いっぱい並べてくれると、われわれマニアは大喜び~。

とは言えわたくし自身、そんなリクエストされても困りますので。

 
今回は、プログレについて熱く語ってみました。
 
「プログレってなに?」っていう方にとってはまるで宇宙語な話ですね、すみません~。ww
 
ジェラルドHP http://sound.jp/gerard/
永川商店ブログ http://blogs.yahoo.co.jp/gerard_toshio_egawa

ではまた、来月。
お元気で~。


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